シェイプ・オブ・ウォーターのレビュー・感想・評価
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大人のファンタジー映画
映像も美しく、グロテスクな魚人も人間み溢れる行動が可愛く見えてくる。
主人公達はハッピーエンドだが、協力者である友人たちはどうなったのか…。
まるでグロテスクな表現もあるが、随所に散りばめられたユーモアと、美しい水の表現はまるでディズニー映画のようで、もう一度観たい(=´∀`)
ファンタジーじゃない
良くも悪くも洋画らしい
ストーリーは嫌いじゃない。ストーリーだけだと面白かった。
ただ、愛の形は性行為でしか証明できないのか、自分はそう思いません。愛の表現が好きではないです
ラストシーンは、
ほう、という感じで振り返れば予想は容易なものではありましたね。主人公人魚姫説を聞いて、とても納得しました。
一緒に観た人は初めの5分爆睡してました笑
うーん、これがアカデミー4部門受賞なのかと思うとあまり腑に落ちません…
やっと観ました
シェイプ・オブ・マイ・ハート
今頃も今頃になってしまったけれど、
やあ、アカデミー賞作品賞&監督賞受賞、おめでとうございますです、デル・トロ監督。
『ミミック』の頃から彼のファンだったし、元々『パシフィックリム』のように日本の
サブカルを超リスペクトしてくれてる方なので今回の受賞はホント、素直に嬉しい。
まあ賞を受賞したからといって好みに合うかは人に依る訳だが、今作は個人的にも大満足の4.0判定です。
...
映像美と滑らかなリズム、まずはここである。
クラシカルで暖かみのある琥珀色に彩られた'60年代の風景。
幻想的な碧が印象深い、イライザと“彼”とのロマンスシーン。
デル・トロ監督作品はいつもいつも色遣いが美しいが、
今回の作品では特に琥珀色と深碧色が映えている上、たゆたうような映像
(監督曰く、水をイメージして常にカメラが静止しないよう意識したらしい)
と併せると、もうずっとこの流麗たる映像世界に浸っていたくなるんである。
モノクロテレビで流れるミュージカル映画や、今や見られなくなった華やかな
造りの映画館などノスタルジイを感じさせる小物の数々も利いているし、それこそ
『大アマゾンの半魚人』公開時期に近い年代が物語の舞台な訳だが、その時代の
風景・衣装・意匠も、神秘的で温かくロマンチックな空気に一役買っている。
...
そして魅力的なキャラクター。
脇を固めるキャストも好きだが長大になるので主人公たちだけに絞って書く。
ヒロインのイライザ。いわゆる美人ではないが――
椅子に座ったまま繰り出すタップダンスや窓を滑る雨粒をつうっと指でなぞる場面、
モップや卵で“彼”の興味を引こうとする場面等の、控え目だが愉しそうな笑顔が心に残る。
音楽やリズムを愛し、シャイではあるが剽軽にも振る舞える彼女は可愛らしいし、
言葉を発せられない彼女が必死で相手に気持ちを伝えようとするシーン2つには思わず涙。
そして、“彼”だ。
鋭い爪やヒレは恐ろしげだが、均整の取れたしなやかなフォルムは力強く美しく、時に神々しくすらある。
そのくせ大きく丸い瞳は猫のように表情豊かで、穏やかな時は愛らしくも見えるという絶妙なデザイン。
元居た土地では神のように崇められていたという“彼”。だが畏怖はされても、
イライザのように男女として、一個人としての愛情を注がれたのは初めてだったのかも。
「違う、私達は一緒じゃない」と、終盤でイライザは“彼”を引き離そうとしたけれど
(それは“彼”の為を想って絞り出した言葉だったけれど)、
棲む世界が違っても、同じ種ですらなくても、言葉も利けないままにこの世界に放り込まれた立場は同じ。
音楽や、ダンスや、茹で卵が好きなのも、ずっと寂しい想いを抱えて生きていたのも、
お互いに言葉も要らずに心を通せられることも、そしてなにより、心を通わせたいと願っていることも。
それならたとえ姿形は違っても、心の形は同じ。
ラスト、イライザは人魚になって幸せになったのか、それともあれは
画家がそう願って想像したハッピーエンドだったのかは分からない。だけど、
口の利けない人魚姫なら、言葉も要らずに想いの通じる相手と出逢えて幸福だったのは疑いようもない。
...
二人の共通の友人となった画家は“彼”に向かって呟いた。
「今の時代に合っていないんだ、我々は遺物だな。」
世間から忘れられ、弾き出され、傷付いたからこそ、同じように傷付いた者の
気持ちを理解して優しくなれる。アウトサイダーに向けたこの優しい視線こそが
まさしくデル・トロ監督の“味”であり、そして本作の堪らなく美しい点だと感じる。
<2018.03.01鑑賞>
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余談1:
アカデミー賞作品賞&監督賞受賞について。
個人的には、脚本の妙や役者のアンサンブルといった点では対抗馬
『スリー・ビルボード』の方が上手だったと感じたが、映像表現や美術面、
またクラシカルで落ち着いた味わいといった異なる魅力が本作にはある。
最近とみに思うのだが、同一競技ならともかくジャンルも作風も全く違う映像作品を横に並べて
「さァさ選びねェッ!」と決めるって割と酷な話。カレーとラーメンどっちが好き? てやんでェ!
どっちも食わせろィッ!って言う話ですよ(ジャンキーな食生活してるのかしらとか言うな)。
最近は『その年のベスト作品を知る』ではなく『面白い可能性のある作品を
まとめて知る』というスタンスでアカデミー賞を楽しませてもらってますです。
余談2:
「手を洗うタイミングで男が知れる……」じゃないよ!
カッコつけてないで手ェ洗いなさいよッ! バッチい!
個人の自由
記憶に残ったのは。
トランプ政権の在り方も有るのだろうが、こうしたファンタジックな寓話...
トランプ政権の在り方も有るのだろうが、こうしたファンタジックな寓話が今アメリカで絶賛される意味が今一理解出来ない。惹かれ合う二人?だがやはり種の違いによる現実に悩み苦しみながらそれをどう克服して行くのかを見たかった。
愛。
どこか欠如していたり、コミュニケーション下手で、高圧的な人に虐げられがちな人間の真ん中の部分を描いた作品なんだろうなぁ。
主人公の自慰行為はリアリティを出すために必須だったと聞いたけど、そんなにリアリティはないよね、あの表現は…(・∀・)
色々突っ込みどころ満載だけど、愛はいろんなモノを超越する!
最後に、主人公の人魚さんは一度も名前を呼ばれてない。名前なんてただの記号で存在だけあればいい、ってことなのかな。
やらかしやがった of the year!
設定は昔でも、現代にも通じる差別と業の物語。
ヒロインの女優とは思えない地味っぷりが後半になると芥子の花の様に毒を孕むのは「あーこういう事のためなのかな?」と思うほどで、あの怪物の肩越しの表情にはゾクッとした。
結局、怪物に名前は付けられなかったけど、世界に二人だけだったら名前なんか意味を持たないのかも?
……と、せっかく素晴らしい大人のファンタジーだったのにポスターやチラシを作った連中のアホ加減に愕然とした。
クライマックス「イヤイヤ!きっとハッピーエンドだ!イライザは生きてる!」とドキドキ見てたら「え?このシーン?え?は?ポスターの?え?オチをポスターにしたの?公式がネタバレ?」と一気に冷静に。
アホですか?センスを疑うわ!
この作品で宣伝に携わった人は全員、二度と作品のプロモーションに触るな!
切に、切にお願いします!
アカデミー賞!?
オープニングきれいで良かった 音楽がシーンの切り替わりの時も上手く...
サリー・ホーキンスのお尻
冒頭からいきなりの全裸、見事なサリー・ホーキンスのお尻!
まさかの自慰行為…
ヌード、オナニー、ファック(これは品がなかった。いらない)、えげつない言葉と、これまでのギレルモ作品とは毛色が違うアダルトなファンタジーであることに驚いた。
それはともかく『パンズ・ラビリンス』は超えられなかった…
『パンズ〜』では、ファシズムの暴虐で暗黒な現実世界と、そこから現実逃避するために夢想に耽る少女の幻想世界の対比を、ダークなムードで包んだ見事なお伽噺であった。
『シェイプ〜』も冷戦下という時代設定の中、支配し服従させる側と社会的弱者の明確な構図の上で物語が展開するのだが、全体を包むマッタリと柔らかいオーラと、どことなくコミカルなテイストが、作品の重みを軽減させてしまっている感が否めないのがちょっと残念だった。
グロい
迷作の誕生である。
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