点(2017)

劇場公開日:

点(2017)

解説

俳優の山田孝之が、2017年9月メジャーデビューの新人ガールズバンド「yonige」とタッグを組んだショートフィルム。「愚行録」で長編映画デビューを果たした石川慶監督が、「yonige」のデビューアルバム「girls like girls」のリード曲「ワンルーム」の歌詞で描かれている世界観、物語から着想を得てオリジナル脚本を執筆し、メガホンをとった。山田演じる主人公の理容師が、幼なじみの元恋人と再会したことから、揺れ動く2人の心を描く。ある夏の日、理容師の高志が田舎町で営む床屋に、高志の高校時代の恋人で幼なじみのともえが訪れ、2人は14年ぶりに再会する。結婚式を間近に控えたともえは、うなじの毛を剃ってほしいと頼み、高志は少し戸惑いながらも、ともえを店の中へ招き入れるが……。

2017年製作/26分/日本
配給:S・D・P
劇場公開日:2017年9月23日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
石川慶
製作
鈴木竜馬
企画協力
山田孝之
牛丸ありさ
ごっきん
エグゼクティブプロデューサー
立道智史
岩倉達哉
アーティストマネジメント
鈴木健太郎
貞廣菜穂
プロデューサー
熊谷喜一
撮影
鈴木慎二
照明
金子康博
録音
小林武史
美術
仲前智治
スタイリスト
小林身和子
ヘアメイク
梶谷奈津子
編集
和田剛
音楽
小田切大
音響効果
梅本佳夏
助監督
地良田浩之
制作主任
大西望
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映画レビュー

5.0トモエの心の揺らぎ

2024年12月5日
PCから投稿

タイトルになっている点とは、ホクロのことだろうか? このホクロは過去への回帰点であり、トモエとタカシの高校時代へと記憶へと誘う。 心が揺れ動いているのはトモエで、つまりこの物語はトモエの心の揺らぎを描いたものだろう。 母の言葉にもあるように、最後の晴れ着というのは、30代最後を意味しているのだろう。 トモエは独身で、不倫相手の都合いいようになっている自分に辟易している。 友人の結婚式に着る着物のために、うなじを剃りに出掛けた先が、タカシの床屋だった。 もう10年以上会ってなかった高校時代の彼氏 トモエはもう一度前髪を切ってもらう。 そこには過去との決別と、もう失敗しないという決意があったのだろう。 トモエの家の鏡と同じステッカーが、彼のトイレの鏡にもあの時と同じで貼ってあった。 その一部が剥がれ、時間の経過を思わせる。 「じゃあ」という言葉に残された余白 少しぱっつんぱっつんになった前髪は、当時を彷彿とさせたのだろう。 自転車で帰る彼女の表情は別れの時のこわばりが取れて、前向きになってエンドロールを迎える。 点とはホクロであり過去でもあったが、同時に今のこの時点を指している。 一旦過去に戻ってリセットされた気持ちは、この時点から明るくなってゆく。 トモエはまた新しい自分自身を見つけていくのだろう。 不倫を終わらせ、心の不安定さから解放されるのだろう。 とてもいい作品だった。

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R41

5.0観終わってから判ったのだが、 この映画は「愚行録」、「ある男」を撮った石川慶監督の作品だった。 どちらも妻夫木聡が主演していて印象的な映画だった。 この映画も短いが印象的な映画だった。

2024年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

動画配信で映画「点(2017)」を見た。 2017年製作/26分/日本 配給:S・D・P 劇場公開日:2017年9月23日 山田孝之(高志) 中村ゆり(ともえ) 上映時間がわずか26分の映画だとは知らなかった。 ともえは実家に帰っていた。 友人の結婚式に出席するためだった。 そのために首筋の産毛を剃ってもらうために 理容店を訪れる。 そこは高校の同級生の高志の店だった。 高志は6年前に亡くなった父親の店を継いだのだった。 ともえを見た時に、 固まってしまう高志。 ともえは終始ぎこちない笑顔だったが、 高志に好意を持っているのは明らかだった。 ともえのスマホが鳴る。 不倫相手だろうか、 男からのメール。 鏡の前に座るともえ。 準備をする高志。 またともえのスマホが鳴る。 通話するために店の外に出るともえ。 戻ってきたともえの髪を剃り始める高志。 ふたりの会話は続き、 この男女が高校生の時に付き合っていたことが判る。 調髪が終わり、 自転車に乗って走り出したともえは笑顔だった。 観終わってから判ったのだが、 この映画は「愚行録」、「ある男」を撮った石川慶監督の作品だった。 どちらも妻夫木聡が主演していて印象的な映画だった。 この映画も短いが印象的な映画だった。 オレは中村ゆりの泣きそうな笑顔が好きだなあ。 満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

3.0サクッと30分以内26分ショートムービー

2023年6月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

萌える

監督と脚本は『愚行録』『蜜蜂と遠雷』『Arc アーク』『ある男』の石川慶 ほぼ2時間いや90分でもしんどい けど30分以内なら観たい そんなときたまにある Google検索したらこの作品を見つけた 真夏の田舎 古びた理容店 女性客は店主の幼馴染で元恋人 上京しカメラアシスタントをやっていたが挫折して田舎に戻ってきた 店主も上京したのだがやはり挫折し田舎に戻ってきて店を継いだようだ 2人の微妙な関係から醸し出すギクシャクしたやりとりが良い ショートムービーのお相手役に中村ゆりというチョイスが絶妙だね 山田花子じゃないけど汗ばむ美女はちょっとエロい そんな前髪でいいのかよ プロでしょ 仕事どころじゃなかったのかな エンドロールあとにも続きあり 現代にタイムスリップした縄文人かと思うほど山田は毛深い

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野川新栄

4.0なんだか好きな作品です。

Mさん
2023年5月10日
Androidアプリから投稿

状況は、会話から想像するしかなく。なのになんとなくよい。 役者さんはすごい!

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共感した! 3件)
M