オペレーション・クロマイト
劇場公開日:2017年9月23日
解説
「新しき世界」のイ・ジョンジェらのほか、「96時間」「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソンも出演し、朝鮮戦争の局面を一変させた、ダグラス・マッカーサーの指揮による「クロマイト作戦(仁川上陸作戦)」を描いた韓国製戦争アクション。1950年、南への侵攻を進めた北朝鮮はソウルを陥落し、朝鮮半島の大部分を支配下に収めた。連合国軍最高司令官マッカーサーは劣勢となった戦局を打開するため、仁川(インチョン)への上陸作戦を計画。周囲から猛反対を受けた無謀な作戦を成功へと導くには、諜報部隊として北朝鮮軍に潜入したチャン・ハスク大尉にかかっていた。マッカーサー司令官役をニーソンが演じた。監督は「戦火の中へ」「サヨナライツカ」「私の頭の中の消しゴム」などで知られるイ・ジェハン。
2016年製作/110分/韓国
原題:Operation Chromite
配給:クロックワークス
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2022年9月1日
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監督
イ・ジェハン(サヨナライツカ等)監督による2016年製作の韓国映画。
原題:Operation Chromite、配給:クロックワークス。
銃撃シーンに予想を大きく上回る迫力があって、感心させられた。また、邦画戦争映画の様に主人公のラブシーンとかが無い点はありがたかった(母と会わずに済ませるシーンはあったが)。世界における歴史的事件として重要なはずだが、朝鮮戦争のことを自分は殆ど何も知らないことを知り、愕然とさせられた。
大統領に逆らってまで仁川上陸作戦を実行したマッカーサー(リーアム・ニーソンが好演)が英雄的に描かれている。実際、成功すれば敵兵を分断できるが大きなリスクもあり、よくぞこの作戦を実施したと感心させられる部分は大。改めてマッカーサーという人物の価値を教えられた気がした。
映画で獅子奮迅の活躍をする主人公である諜報員チャン・ハスク(イ・ジョンジェ)が実在したかは確認できなかったが、仁川港付近の情報収集にあたった韓国兵が存在したことは史実らしい。一方、敵側北朝鮮の仁川守備責任者(イ・ボムスが熱演)の残酷ぶりやタフさが強調されていて、印象にも残った。同じ民族ながら、敬意のかけらも全く無く、悪そのものに描かれていたことには一種の感慨を覚えた。統一を願う人間も多い様だが、東西ドイツとは、歴史が異なることを再認識させられた。
製作チョン・テウォン、脚本イ・ジェハン、イ・マニ(長沙里9.15等)、撮影パク・ジャンヒョク、編集スティーブ・M・チョー、音楽イ・ドンジュン。
イ・ジョンジェ(チャン・ハクス)、イ・ボムス(リム・ゲジン)、リーアム・ニーソン(ダグラス・マッカーサー)、チン・セヨン(ハン・チェソン)、
パク・チョルミン(ナム・ギソン)、キム・ヒジン(リュ・ジャンチュン)、キム・ビョンオク(チェ・ソクチュン)、チョン・ジュノ(ソ・ジンチョル)、パク・ソンウン(パク・ナムチョル)、ジョン・グライス。
韓国映画贔屓ではないけど、やっぱり韓国映画のエンタメとしての完成度高いですね。正直、ポスターと邦画のタイトルのダサさに、おい、本当に面白いのかとレビューを何度も確認してしまいました。だってマッカーサー見た瞬間に、明らかにB級に感じてしまったんだもの。
しかし、見始めればマッカーサーはおまけで、南韓国軍のスパイが敵陣に潜入するというスリリングかつシンプルな内容。いつもは倍速で見るところ、普通に等倍速で見た。
話も史実をもとにしており、展開もスリリング。なんどもウィキペディアで実際の歴史を調べたし、映画をきっかけに南北分断と朝鮮戦争や人民裁判などを調べた。
ただそれだけではなく、映画として演出が良かった。悪いやつは悪そうに、かっこいいときはかっこよく、きれいなときはきれいに。とても演出がよく、見ていて、面白かった。それが自然になっていたのが良かった。さすがこのジャンルはお手の物という感じ。
ただ海外部分の演出がチープに感じたように思う。あと看護師可愛すぎ。好き。
またこうした映画を見ると、現代でも全然戦争の火種は消えていないと感じた。しかしながら当時と違うのはもうイデオロギー戦争ではなくなっているということである。作中で「理念は血よりも濃い。みんなが幸せになる世界をつくる」とあったが、インターネット全盛期ではそうしたものが完全に崩壊し、権威主義的な統制勝負でしかなくなっている。そうなると攻める側に目的意識が喪失しやすくなっていそうだなと思った。
2020年7月21日
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鑑賞方法:VOD
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前半のスパイ中にバレるかバレないかのドキドキ感はヤバイ。
「もうやめて〜」と叫びたくなる。
後半は国のために命を捧げる男達にみいる。
仁川上陸の背景に、内部工作があったんだと、初めて知った。
確かに、国連軍が釜山から押し上がらずに、仁川から上陸して行ったのは、謎だけど、
やっぱ簡単にはいかなかったんだな。
あんな、一対一の敵みたいなのは脚色だろうが、
仁川上陸に命をかけた、命を国に捧げるってのは、カッコいいというか、、、
韓半島が赤化統一せずに分断はしてるけど、韓国が発展して韓国映画をみれるのは、この人達のおかげだな。と想った。
2018年11月24日
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