さよならの朝に約束の花をかざろうのレビュー・感想・評価
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結局なんの話……??
概ね高評価なので観てみましたが、酷評してる方々の意見に賛成です。本気で途中で帰りたくなった。
絵と声優さんのお芝居は良かったです。
引きのシーンが不自然に多くも感じて、段々絵のきれいさと音楽でゴリ押ししようとしてるように見えてきましたが。
ストーリーもキャラクターの人数も尺に合ってないから、ダイジェスト映像を見せられてるような感じでした。寿命の長さが違うっていう核になる設定が、そもそも二時間映画向きじゃなかったのかもしれない。
それでも少数のキャラクターに焦点を絞って、かつそのキャラが魅力的だったり、言動が一貫してたりしたらまだ感情移入できたかもしれないのに……。
長命の種族にとっては人間の百年足らずの一生なんてダイジェスト映像並みに一瞬の出来事ですよ、みたいな意図で敢えてそういう作りにしてるのかな?とも思ったのですが、だとしても逆効果ですね。そもそも後半生すっ飛ばしてたから一生を描いてもないし。
結局なんの話だったんだろう。
女ではなく、涙を見せない強い母になり、揺るぎない母性を確立した、とかいう訳でもなく。少なくともそれを明確に描写してるシーンは私には見覚えがないし、印象として最初から最後まで浮世離れした少女だった。
かと言って母ではない一人の女性として、彼を愛した訳でもなく。
息子側から見ても、どちらかと言うとマザコン肯定派な私でも、幼い内はともかくある程度成長してから恋愛感情と親子愛をごっちゃにしてるのはなぁ……。
恋愛だと認めた時点で親子愛を切り捨てるならともかく。
かと言って両立させるでもなく、逃げ出して別の女と一瞬で結婚し。
あるいは定義できないまったく新しい関係を築くでもなく、よくわからないまま疎遠になり。
何がしたかったんだ。
ヤンデレ美少年の役どころもよくわからなかったし、イケメン軍人もブレブレだし。まず軍人のくせに簡単にほだされないで欲しいし、ほだされたならもうちょっと行動しようよ……。
さまざまな親子の形
面白かった~~!!…ってほどじゃないけど、
ばっちり泣いたので、★3.5。
気になる点がけっこうあって…
主題は親子愛・家族愛なので、女性の方が共感しやすい内容だと思います。(一緒に観に行った彼は「う~ん、ふつうだったな。」という感想でした)私自身は子供もいませんし、そもそも結婚もしていませんが、マキアとエリアスを観ていると、自分の子供のころを思い出したり、自分が母親だったら~とか考えたりして、やっぱりこみ上げるものがありました。
男性はなかなか感情移入が難しいのかもしれませんね。
さらに、映像の美しさが感動を助長させてきて。綺麗な景色や壮大な自然を見ると涙が出るのと同じ現象がおきました。綺麗な映像を観れるだけでも映画館に足を運ぶ価値があると思います。(自宅に4Kの大画面テレビを持ちの方を除く)
ここからは気になる点を。
まず、マキアのキャラクター。彼女のうじうじ、おっとりした性格がなんだかもどかしく、少しイライラしてしまいました。かわいいし優しいのはわかるのですが、「子供育てるんでしょ!?うじうじしないで、はきはきしなさいよ!!」って説教したくなるような。まあ、そこが良いところなんでしょうけど。あとは、彼女の声もダメでしたねえ。かん高くてうるさい。ああいう、いかにもかわいい系、萌え系、ロリ系キャラが私には受けいれられませんでした。男性をターゲットに作成されたのかなあ。
久しぶりに泣けました
悪い点は、初めに何が起こっているのか分かりにくい。(後になって段々分かる系)。ドラゴンの尻尾に違和感があった。少年の無邪気さに心を打たれた感じ。主人公の変わらない者であるという象徴としての子供に対する変わらない接し方と少年の変わりゆく様が涙を誘うのだと思う。
惜しい…
ファンタジー要素てんこ盛りで映像も綺麗。これだけで好きな人には入り込めるだろう。
ただしストーリーはファンタジーには欠かせない冒険や戦いなどの要素は薄く、主軸はちょっと難解なラブストーリーというのが今回の作品。
具体的にストーリーの軸になるのが歳を取らないというエルフ的な種族の少女マキアが人間の男の子エリアルを赤ん坊の時拾って育てていくというもの。種族を超越した愛情がテーマとなっている。
先にも言ったように冒険や戦い要素はほとんど無く、エリアルの数奇な人生を、歳を取らないマキア目線で描く。2時間の作品としてはよくまとめてあり、面白く、感動もあった。
しかし。
マキアの母性愛一筋にはたして共感できるか。
エリアルは成長の中で、歳を取らない(可愛いすぎる)少女に対して母親以外の感情が芽生えるが共感できるか。
惜しいのはここ。マキアは普通にほかの誰かを男性として好きになっていいんじゃないかな?と大体の人が感じたのではないだろうか。
感情移入が難しいのが作品を甲乙付けがたいものにしてる最大の要因だろう。
蛇足として。登場人物が多いと指摘する人がいるが、決して多くはないだろうし、要素が多すぎるということも無いため安心してほしい。
未来に残したい名作
歳を取らない女性と人間の男の関係はシンプルなお涙頂戴ネタとして数多の作品で描かれているけど、この作品はそれを更に掘り下げ、多くの人々を巻き込み、重厚で心の深いところに切り込んでくる名作です。数十年に亘る人間としては長い時間と、多くの登場人物の人生を、卓越した作画と演出で描ききっていると思います。ところどころP.A.worksらしい表現があるので、アニオタはそのあたりが鼻につくかもしれませんが、一般人には関係ないでしょう。
確かにみんな大好き泣けるストーリーには違いありませんが、思い出し泣きができるのはそうありません。今朝も鑑賞特典のリーフレットを読んだだけで涙が出てきました。鑑賞にはハンカチとティッシュが必需品です。
しかし悲しい物語ではありません。生きるとは、死んでいくとはどういったものか、半世紀生きても(投稿者)いまいち良くわからないけど一番重要なそれらに、一点の明るい光が差し込むような、残りの人生に希望が持てるようなそんなお話です。
これを名作と呼ばずに何を名作とするのか?劇場で観ないのは一生の損失です。
いま一番大切だと思う人(親でも子でも友達でも恋人でも)と一緒に観ることをおすすめします。
泣ける!(回数を重ねるほどに)
場面転換で数年の時が経つため、物語はめまぐるしく展開し、1時間55分という時間は瞬く間に過ぎて行きました。背景と音楽が素晴らしく、表情一つ一つの細かな変化とリンクし、感情移入してしまいます。
他のレビューでも語られていましたが、一度見ただけでは内容を理解することは難しいかもしれません。このレビュー時ですでに4回鑑賞していますが、ここに来てやっと、音楽や背景をじっくり鑑賞する「余裕」が生まれました。かつ、数回鑑賞すると、色んな矛盾点が払拭できます。ポイントは「何年経っても見た目は変わらない」、普通の人間とのギャップです。歳は重ねたのに、息子・娘と見た目は変わらなくなる。この視点で考えると、色んな意味で感情をえぐられます。
この作品、物語も素晴らしいのですが、背景やシーンと音楽の融合が半端ない!
冒頭のシーンで、レナトが赤目病にかかり、マキアを率いて飛翔するところ。逆光の背景が最高のクオリティーで、そこに音楽が更なる盛り上がりを付け、もう、鳥肌レベルでした!
終盤のシーンでも音楽と映像、そして演技がクロスオーバーし、涙が止まりません。特に「生命と生命」というバックミュージックに載せて、映像と音楽が完全にリンクします。生と死。この演出からラストまで怒涛の感涙シーンが続きます。そして、最後のマキアの一言。涙腺が崩壊しない訳がありません。
エンディングテーマ「ウィアートル」。余韻に浸りながら目を閉じて鑑賞することをお勧めします。クレジットはパンフレットでも確認できますので!映像も曲の終わりまでは変化なしですので!
近くの映画館では、封切時は一日4回上映が、今日現在で1回と興行回数が減っています。名作ゆえに見て欲しく、たどたどしいながらレビューさせていただきました。
「恋愛」が蔓延するエンターテイメント業界。たまには温かな「親子愛」に触れませんか?
PV見て思った第一直感とは違った展開に
PVを見て直感で思っていたのは、超長生きする女性が主人公で、彼女を守る騎士が居て、騎士は寿命で離別し、新しい騎士が現れて、また離別し、を繰り返すのかなと思っていました。
看取るときに花をたむけるのかなと。
ゲームヴィーナス&ブレイブスみたいに何百年も戦い続けて、騎士が次々犠牲になっていって・・・みたいなのを想定していました。
が、違いました。
悪い軍に故郷が襲撃されます。
故郷を離れて赤ちゃんを育てて引越しを繰り返し転々とします。
子育てしながら心の交流をしてます。
赤ちゃんは少年・青年になり独り立ちします。
悪い大国の兵力の要の戦略的な竜が病気で死んでいって、弱くなったとき、
大砲を作って巻き返しを図った他国連合軍が攻めてきます。
悪い国は滅びます。
そんな大まかな話の中で、
心って分かり合えない・分かり合える・相手を思ってるようで自分勝手、などのシーンがあります。
助けられなかった命・心
助けることができた命・心
話の終わりのほうでは、たくさんの兵隊は助からなかったけど、助けることができた命・心もあった。
僕は、
主人公の周りの人が次々死ぬ気がしたけど、
主人公のすぐそばで心の交流できた人がほとんど生き残ったのが
予想外で
それで泣かなかった。
もし死なれていたら、誰かに助けてほしくて泣いちゃったと思うけど。
概ね良いが、尺にとらわれず作って欲しかった
マキアたち親子のストーリーはよく描かれていて良かった。
個人的にはレイリアやクリムのストーリーをもっと掘り下げて欲しかった。特にレイリアは捕らわれ、結婚させられ、子供を産まされとマキアたちに引けを取らないくらい苦労をしたことと思うし、娘(姫)と初めて顔を合わせてすぐにお別れ、忘れてくださいってのも寂しい。
映画ではなく、普通にアニメでやって一つ一つのストーリー深くしても良かったように思う。
人々の出会いと別れ
この物語のメインは恋愛と言うより、母の愛、人々の出会いと別れの方が相応しいと思う。その気持ちは誰でも感じれる、分かると思う。
人は元々一人ぼっちだから、人と人の出会いはいつも一人ぼっちと一人ぼっちの出会いと思う。
映画の中に、長く生きるの設定は、"人生は人と人の別れの可能性が高すぎだ"この別れを強調したいかもしれない。
元々、人々生きる時間の長さが違って、その間に、誰が誰のそばにずーっといれるのが難しくて 人生はいつも誰かとの出会いと別れと言う事だと思う。
この映画を見た後、身周りの人たちをもっと大切にしたくなる。
色々と考えさせられる作品
長寿と短命でのカップリング作品は今までいくつか見てきましたが、
そこに親子愛を入れたのはあまりなかったので衝撃的でした。
この作品のテーマは「命と別れ」です。
寿命の長い生き物と短い生き物がいる。
故に、必ず来る別れを恐れ、出会いを拒む宿命を背負った種族の話です。
主人公はそんな悲しい宿命を背負った両親を持たない少女、マキア。
あることがきっかけでマキアは物語の途中赤ん坊を拾います。
赤ん坊をエリアルと名付け、エリアルは夫を失った優しい一家の助けを借りながら、マキアの元で成長していきます。
そんな中マキアは初めて身近で死に触れ、いつしか来るエリアルとの別れを思い、長老の「人を愛せば本当の独りぼっちになってしまう」という言葉を理解します。
そして様々な事があり、長い月日が流れ、マキアはエリアルに最期の別れを告げます。
しかし、別れとは悲しく辛いものですが、恐れるものではない事を知り、マキアは新たな"別れ"を求めて旅立ちます。
映画はその後イオルフの復興が映されて終わりのです。
母子家庭の自分には、マキアの母親としての苦難や苦労などがとても心に響き、人の一生についてとても考えさせられました。
子供としての立場と母親としての立場を両方味わったようで、上映中、知り合いと見ているにも関わらず最後は抑えきれず涙を流し、帰宅後ひと眠りしてまた泣きました。
今まで、人が作った何かで人生が変わるなんてないだろうと考えていたのですが、この作品を見て、考え方がとても変わりました。
中でも、「どうして時は進むんだ」というクリムの言葉がとても心に残り、今生きている当たり前の日常はとても素晴らしい事だという当然のことに気付き、これからの生き方などを深く考えされられた作品でした。
見てよかったです。
ずっと感動
映画が始まってから最後の最後までずっと感動してました。美しい映像に載せた詩的な前半、感情が揺れ動く中盤、そして激動の終盤。ストーリー展開はちょっと粗いけれど母親の“愛”が心にしみる!
時間がたてばたつほど、「いい映画だったなぁ〜」って思えます。
あと、主人公が魅力的。
2018年ワースト映画No.1
評価:★☆☆☆☆ 10点
映画館で『さよならの朝に約束の花をかざろう』鑑賞。
映画館で鑑賞する予定はなかったのですが、評価が物凄く高く、新海誠監督が絶賛していたということで、観に行ってきました。1つの意見として読んで頂ける嬉しいです。
感想としては、びっくりするくらいつまらなかったです。20話くらいあるストーリーを2時間にまとめたような作品で、全く好きになれない世界観、登場人物、物語で2018年のワースト作品です。
まず、世界観について国、種族、造語の固有名詞が多く、何の説明もなく物語が進んでいきます。私の理解力がないだけかもしれませんが、もう少し説明があっても良かったのかなと思います。
次に登場人物が一番酷いです。無駄にキャラが多く、そして尺が足りず、描き込む不足で、誰1人感情移入が出来なかった。泣かないんじゃないの? 守られてばかりだから離れるの? 弟必要だったのか、結局、恋愛はないの? 拉致しておいて、そして発砲、そしていつ捕まったの? 娘にあいたいと言って、飛んだ! そういえば、あの人はどうなったの?の意味不明の連続でそれぞれの行動原理が謎、謎、謎でした。
物語も本当に酷すぎます。バラバラの点を強引に引っ張ってくっつけたようで、風呂敷を広げたなら、広げたままにして続編など製作する流れにしても良いのに、頑張って回収しようとするから全てが雑に感じてしまいました。
親子の物語なのだから、親子の絆がわかる描写を増やしていけば良いのに青年時代からは常に機嫌が悪く、回想で少し仲の良かった部分を映すだけで、そこに愛があるとは全く感じられなかったです。
さらに細かいこというと、時間軸についての不親切さ、小声で話してるはずなのに遠くの人に聞こえていたり、子どもを産むのにズボンを履いていたり、戦争で負けたのに家に帰れたり、突っ込みどころしかない作品でした。
良かった点は映像の綺麗さと、音楽と声優さん達の素晴らしさだけ。
監督の頭の中では凄く面白い世界観、登場人物、物語が出来上がっていたのだと思いますが、その交通整理が全く出来ていませんでした。
改めて説明なしで、一瞬で鑑賞者を世界観に没入させるジブリ作品の偉大さがわかる作品です。
純粋に駄作なので、映画館に行く価値はないと思うし、この映画を観る時間ももったいないと思ってしまうので私はオススメしませんが、ここの評価は高いし、私の隣の席の方は号泣していたので、人それぞれでオススメかもしれません。
まあまあ
演出は上手いです。さすが売れっ子監督さん。泣けました。
ただ、肝心の構成がいまいち…。上映時間が115分しかないため仕方ないのでしょうが、何があったの?というほど時間が飛びます。さらに飛んだ時間分の説明等ないので見終わった後にもやもやした気分になりました。正確にはキャラクターの一人のセリフにあったんですが、その部分映像化せず端折っちゃうんだ…っていうのが素直な感想でした
あとあと、"約束の花をかざろう"だけど花の描写そんなになかったです。終始印象に残ってるのは織物ですね。透ける織物の描写は美しく、映像のクオリティは高いなと思いました。
既視感の寄せ集めでチープ感が拭えない
前情報無しで鑑賞させていただきました。
感動の押し売り
どこかで見たようなシーンと感動的な音楽で「泣き所」をわざとらしく作っているように感じました。演出が過剰だったりして、私には逆効果でした。
登場人物に感情移入が出来ない
尺、描写不足感がありました。人物を掘り下げることが出来ず、惜しいキャラクターになっていたり、私の理解力もありますが時折ハテナマークが浮かんでしまうシーンがありました。
固有名詞で混乱してしまったので先に軽く予習しておけばもっと世界に没入できたのかもしれません。
映像、音楽について
映像はとても綺麗でしたがCGを使っている場面は少し違和感を覚えました(ほとんど無いレベル)。
音楽はあまり記憶に残りませんでしたが、雰囲気に合ったよいものだったと思います。
全体を通して
もう少し手を加えられたらもっともっと面白くなるような惜しい作品だと思いました。
前半が退屈。後半は物語が一気に動き出しますが尺が足らず強引な展開と感じてしまいます。本当に惜しい作品です。
全250件中、121~140件目を表示