さよならの朝に約束の花をかざろうのレビュー・感想・評価
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評価が分かれるでしょう
感動はします。ですが、みなさんが言うほど、絶対に泣ける!!という作品ではありません。
現に、私は泣けませんでした。一つのコンテンツとしては楽しめましたけれど。
脚本を書いたのが女性ということもあって、かなり女性的な作品です。現時点で母親の方、また近い将来母親になる方はかなり感情移入ができ、間違いなく感動できるでしょう。
男性でも、自身の母親や妻、子供と重ねると感動できるかもしれません。
しかし展開が早く、無理やりつなげてる感が否めないところも少しあります。ついていけない方もいるかも…。
また、人によっては嫌悪感が湧くような表現、描写があるのも確かですので、ある程度調べてから行ったほうがいいと思います。
気がついたら号泣していました
序盤は作画が凄く綺麗だなと思って見ていましたが、
中盤のクライマックスシーンから一気に涙が溢れてきて、終盤のエンディングまでずっと涙が絶えることはありませんでした。
あまりにも泣きすぎてお腹が痛くなって手が痺れる程でした。
本当に子供の頃に戻ったかのように訳も分からず泣いていて、こんなに泣いたのは何年振りだろうと思う程でした。
ここまで感動して幸せになれる作品に出会えて良かったです。
また、2回3回と見に行こうかと思います。
良くも悪くも「マリー」節
「長命種と短命種の、生の尺度の違い」をテーマとした作品は悲劇ものや感慨ものとしてはポピュラーですね。本作もその路線を踏まえつつ、母と子の物語を加え、より普遍的なテーマを描こうとしています。
ありがちな男女の恋愛ものとせず、最後まで「母と子」という視座で描ききった点は良かったと思います。普遍的であるからこそ胸に迫るものが確かにあります。映像も音楽も素晴らしく、劇場でこそ見る価値あり。特に、背景の奥行き感と背景動画(CG含め)が秀逸。
基本的に見て損はない作品ですが、やや展開が早すぎて、分かり辛い部分も。
本作は個人的なテーマを描いている割に、背後のお話が大掛かりなんですね。イオルフの民が離散したり、人間世界の大きな戦争を描いたり・・かなり展開が激しいのですが、マキアと成長していくエリアルの人生を追いかけるため、碌な説明が無いままに、どんどん時代が進みます。何がどうなっているのか、キャラクターを取り巻く背景をきちんと把握出来ないままに、次々と新しい展開へと進むため、ちょっとモヤモヤして気持ち悪い。
中盤、マキアの動きがキビキビとしてきた(それを作画でちゃんと見せる)酒場のシーンで、彼女の「働く母親」としての経験が積み上がっている様を表現する演出はとても良い。それなのに、終盤になるにつれ台詞による説明過多が目立ってきます。脚本家出身の監督さんだからでしょうか?「とにかく台詞によって伏線を回収したい、そして綺麗に締まる台詞をキャラクターに言わせるぞ!」という欲のようなものが垣間見えますね。もう少し映像に委ねつつ、視聴者に解釈の余地を残しても良かったかも?
個人的には、岡田麿里さんの初監督作品という事なので、荒削りでもいいのでもっと伸び伸びとした映画を作って欲しかった気もします。岡田麿里さんは監督をやってない(脚本家の)時の方が伸び伸びと無茶をしていたので、そういう意味では逆になっており面白いですが笑
雰囲気で押し流しただけの駄作
かなり批判的なことを書くので、嫌な人は読み飛ばして下さい
まず設定が意味不明過ぎて最初置いてけぼり感が半端ない
シーンの繋ぎもちゃんと説明されて無くて、何がどうしてそうなったのかひたすら分かりづらい
なのに後半は感動の押し売りでやたらと冗長
そこいらんからもっと説明に回せ
あと只々キャラを不幸な目に合わせて、泣かせてやろうとしてるのが無性に鼻につく。
そのくせ悪役は最後まで結末が書かれなくてすっごくモヤモヤする。
キャラの心情も意味不明
あんだけ娘に会わせてって頼んでおいてあの別れってどういうこと⁉︎
あとあの黒い騎士の団長は結局何なの⁉︎いい人なの?悪い人なの?中途半端
あとエリアル?だっけ?
あいつもあいつで頭おかしい
別れるなら別れるでちゃんと心理描写してくれ
あのヨルフ?の男は何で生きてたの?
ちゃんと描けや!!
最後の戦いは結局主人公は何しに行ったの⁉︎
死にに来たの⁈
戦争するならあの竜使えや!
ただの空飛ぶタクシーじゃん
御都合主義のオンパレードでキャラが舞台装置としてしか機能してない
全然感情移入できない
設定もその場その場で取ってつけたような感じ
軽くて薄っぺらいなろうラノベみたい
見終わった後、ひたすら首を傾げることしかできなかった
良かったのは映像の綺麗さと音楽くらい
久々の胸糞映画でした
時間を無駄にしたわ
素晴らしい映画だった
20本目
思っていた内容と違っていて最初はあれ?と思った。
しかし、ストーリーが進んでいくうちにどんどん引き込まれていって、最後の方では感動しました!
良い意味で裏切られた感じです!
観て良かったです!
恋愛モノではなくて良いです!
子育てに悩み疲れているお母さんに見てほしい作品です。
ヒロインがかなり精神的に弱いので、感情移入すると少し疲れるかもしれません。
キャラの「成長を見守る感じ」で鑑賞するのをオススメします。
不老長寿と人間のチープな恋愛モノだろうと期待していませんでしたが、ラスト2シーンほど泣きそうになりました。
人間の見た目の変化で月日の流れを感じさせるストーリーになっていて、恐らく80年分くらい。
単純だけどテーマがぶれることなく「良い」と思わせるところまできちんと描かれています。
強者による理不尽な略奪や殺しなどがあるためか重く長い感じですが、目を逸らしたくなる描写はなく、きれいにまとまっています。
難点を挙げるとするなら、不老長寿の人々の顔が同じに見えます。
髪型と声優で判断する感じで、「姫は幼馴染みの娘だよね?」ラストのほうでヒロインが髪型を変えたときも「ヒロインのほうだよね?」ってなりました。
エンドロールの後にイラストが用意されているので、席を立たずに最後まで見て欲しいです!
友達、恋人、家族と見ても「いい話だったね」「あれはどうなってたのかな?」など鑑賞後に会話ができる作品だと感じました。
やられた
誰だって新しい映画を見る前にこんなことを思う筈で、この作品は果たして自分の中の「十年に一度」になってくれるだろうか・・・みたいな、「映画なんてアニメなんて何の役にも立たない!」なんて思っている人でも、映画を見る前は、心のどこかでは、恋する乙女のような、そんな微かな期待を抱いている。
それで、これがわたしにとっての十年に一度だった。
ぶっちゃけて言ってしまいます。
これが私にとってのアニメのオールタイムベストで
私の「ヒビオル」です。
ソフトではなくて、劇場でそんな作品に出会えたことが初めてで
本当に嬉しかった。
隣のお姉さんの、その隣のお姉さんの、さらにその隣のおじさまの、真後ろのカップルの、通路を挟んで隣のお兄さんの、聞こえてくる、掠れた息遣い。
そんな映画体験、1800円
ちょっと残念
事前知識少なめで観に行ったため、世界観と子育てに初めのうちは入り込めないかなと不安でしたが、文句のない映像美と素晴らしい音楽、そして声優たちの安心できる布陣に徐々に見入っていきました。日本のアニメのクオリティの高さにはいつもながら感心です。
主人公マキアとエリアルの主軸のストーリーは、生と死、愛情、繋がりがしっかりと描かれ感動的で胸を打つ。数カ所で落涙。「あの花」「ここさけ」の脚本家ならではの運びです。
しかしレイリアとクリムに関わる展開は人物描写があいまいで違和感あり。国の攻防の理由付けも弱く陛下や王子などの悪さが出ていないため感情の移しどころが掴めないし、イゾルのポジションも無駄遣いになってしまっている。全体を大きく描こうと広げすぎたのか上手く収拾されていないように感じる。そこが残念なところ。
サブストーリーまで演出しきれないのなら、マキアとエリアルにラングを含めたストーリーを最前面に押し出しても良かったのかなと。
まぁ不満もありますが、冒頭に書いたように映像・音楽・声優でかなり楽しめました。
観ないと後悔するところでした。
CMから気になっていて、歌や背景、内容など、そこそこ感動するんだろうなって思って軽い気持ちで観に行きました。
シンプルに言ってしまうと最高でした。
私が観てきた映画の中で一番泣きました。
後半もう泣きすぎて前がぼやけて…^^;
少年の成長、子供から大人まで詳しく描かれていて、逆に主人公は最初おどおどしていたのに少年に出逢って変わって育てていく、自身も育っていく。
でも主人公はある族で見た目は変わらない…自分が育てた少年は自分を越えていき、大きくなって…最後の方の別れは本当に立派な【母親】で。優しくて儚くて美しくて。
自分がちゃんと本当の母親になれているか分からなかったと感じていた主人公は、最後の方にきちんと家族を持って守れる人が出来た、愛する人ができた、そう感じたと思います。きっとちゃんと育てられたと感じたと思います。
だからもう、この子は離れても大丈夫だと。
もうここまでが【母親】の役目だった。
本当に素敵でした。
周りの描写も感動しました。
恋仲の存在がいるにも関わらず強制的に婚約させられて、子供を産んだのに、自分の子供に会わせてくれない、本当の独りぼっちを感じていた女の子。
でもそちらも最後には子供にきちんと会えて、さよならを伝えた。
もし、あの時、子供も母親に会えていなかったら結局何も変わらず同じように「独りぼっち」だったのでしょう。
でも、飛べた。高く高く。飛べた。
凄くすごく言葉では伝えきれないほど美しくて…。
主人公も他のキャラクターも感情豊かに描写されていて、本物の愛とはこういうことなのだと知りました。
現実はこんなに美しい世界はあまり無いけれど愛があるだけでこんなにもキラキラして輝いて見えるものなのですね。
独りぼっちが独りぼっちと出逢った。
素敵なことです。
何だかんだあっても最後にはしっかりさよならを飾るんですよね。
人生を変えてくれるような作品です。
ファンタジーで異次元の作品はあまり想像出来なかったけれど主人公目線になって考えていたら涙が止まりませんでした。
次の日、目が腫れているほど泣きました。
タオル、ティッシュ必須です。
この作品が沢山の方の眼に写るように。
沢山の方々に観てもらえるように。
みんなに愛を知ってもらいたいです。
本当に素敵でした。
ありがとうございます。
口コミ拡散希望
湯水に如く金を使った「空海」などという下らん映画を先に見しまってモヤモヤさせられたあと本作を観て心が洗われるような気がした。確かにファンタジーであるため架空の世界に直ぐには入り込むことは出来なかったが、徐々にその世界観に没入することが出来た。時間の流れに取り残された一族の物語であり「ポーの一族」の世界観に通じるものを感じたが、その透明感は素晴らしかった。このような世界観はいくらVFXを使っても表現することは出来ずアニメならではのものである。所詮日本は映画に金は掛けられないのであれば、オリンピックのようにオールジャパンでアニメ文化に全力をそそぐべきである。大した映画宣伝もしていないようなので、「この世界の片隅で」のように口コミ拡散希望である。
ファンタジー。
こうなるしかないなー、というファンタジーストーリーだけど新鮮なネタでした。キャラもメカも街並みも綺麗だし幻想的。母親の愛情、というのともちょっと違う気がするけどラストは感動したな。けどやっぱり自然な順番でないと常に別れだなー。
個人的に胃にくる良い作品でした
勧善懲悪ものが好きで、登場人物には幸せになってほしいと思っている者が書いているレビューということを踏まえて見ていただければ幸いです。
主人公のマキア視点ではとても良いストーリーだったと思います。
始めは一人ぼっちからくる寂しさから赤ちゃんを抱き上げ、次第に母とは何かを知り、最後には愛を知るというよく練り上げられた作品だと思いました。
また、マキアとエリアルの関係について、幼少期、青年期、壮年期と短い時間ながらも上手く表現をしていたと思います。
作画も素晴らしく、P.A.WORKSらしい背景や人物がとても繊細に描かれていました。全体的に薄い表現が多く、滑らかさがありました。あ、でも頬のむっちり感はありました、最高でした。
あと、月日が経つにつれてマキアの容姿がちゃんと少しずつ成長していたのが良かったです。
主人公を軸としたこの作品は個人的にとても素晴らしいものでした。
ひとつだけ気になったのがマキアの髪の色の変化ですね。マキアの髪がなぜ金から茶になったかが分からないというレビューをいくつか見ました。恐らく金髪ではイオルフの民だと分かってしまうのでミドが染めてくれたというものを、途中の髪染める道具の1カットで表現しようとしていたと思う(もしかしたらもう1カット別のがあったかも)のですが、ちょっと説明的にはきついのではないかなぁと思いました。
さて、ここから個人的に胃が痛む話です。
今作、個人的にレイリアが裏主人公的な立ち位置だと思っています。
マキアと対になるような、はつらつとした性格で活発的な少女であり、パンフレットも2人で構成されています。
ただ、この子を軸としたストーリーと見ると、メザーテに捕らえられ望まぬ子を孕まされ、救出に来た一族の男は全て殺されたと伝えられ、一縷の望みの娘には合えず、愛していた人は狂い落ちるという壮絶なストーリーを歩んでいます。最後には吹っ切れた描写はしているものの、ちょっと可哀想すぎじゃあありませんかね・・・・・・
しかも最後の吹っ切れるシーンがちょっと説明不足というか行動原理の理由付けが弱いというか、いやまぁ時間尺的にしょうがない部分もあるのでしょうが、なんというかストーリーの為に不幸にさせられた少女感がものすごいありました。
ただ、妊娠後からクリムが助けに来る王城までの感情や思考はとても真に迫るもので、ここでの女性らしい感情や母親としての感情表現はとてもすごかったと思います。
個人的にはこの子にはもっと救いがあるような終わりをして欲しかったです。失ったものがあまりにも大きいような気がしてなりません。
あともう一つの不満が、王国側のやっつけ的な行動でしょうか。こんだけ壮絶なことを起こしといて物語終盤で裏口からするするっと逃げ延びていることに胸糞悪さを感じます。
まぁ国王というものはこういう風に逃げ延びているのかも知れませんが、正直、水路で後ろから家臣にぶった切られてのたれ死んで欲しかったです。※個人の感想です。
マキアを軸として物語を見れば、とても素晴らしい作品だと思います。
愛とは何か、母とは何か、を考えることが出来る作品ではないでしょうか。
以上となります。
まるで史劇の如く
文芸映画であるかと錯覚する美しさ。
美しい少女達は出てくるが、いわゆる萌えとは一線を画した登場人物たちは皆がそれぞれ異なる存在感があり、その世界観や生活を感じさせてくれる。
時代や場所が次々に変わっていくので、多少の難しさを感じる人も居るかも知れないが、殆どにおいては自然と理解できる過不足無い情報量のバランスは絶妙です。
他人の子に無償の愛を注ぐのも、自身の子に訳あり愛を注げなかったのも、どちらも愛あふれる母であった事に涙する。
1点気になるのは、この監督の特徴とは思うけど、タイトルはもう少し親しみやすいものにして欲しかったかな。
レイトショーだったことも有るだろうけど、アニメもしくは実写化映画で数十人は居た劇場を上映終了までシーンとさせるぐらい観客を飲み込んだ作品ははじめてだ。素晴らしい作品に拍手と感謝。
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