さよならの朝に約束の花をかざろうのレビュー・感想・評価
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岡田麿里の才能がいかんなく発揮された理想的な監督デビュー作
どれだけ経済格差があろうと、差別があろうと時間の流れ方だけは、人間にとって平等なはずだ。しかし、もしそれが平等でなかったら人は何を感じるだろうか。
これは、驚異的な長命の一族の少女、マキアが母を亡くした赤ん坊を救い、育て上げる物語。シンプルに母の愛の物語であり、時間の流れが違うために起こる、複雑な出会いと別れの物語ともなっている。
飼い犬の老衰のエピソードが、この時の流れの違いを観客に想像させるのに一役かっている。細かいエピソードの配置が絶妙だ。
母の愛の強さは時には残酷でもある。赤ん坊の実の母は死んでも子どもを守った。その結果、赤ん坊を抱きしめたまま死後硬直してしまった。あのままでは赤ん坊は母の強い(強すぎる)愛のせいで死んでしまったかもしれない。その死骸の指を一本ずつ折って赤ん坊を引き剥がす行為は、その母の想い(重い)を引き剥がす行為だろう。こういう残酷さも描かれるからこそ、優しいシーンは一層貴重なものになる。
新しい出会いのために、別れがやってくる。その繰り返しが人生で、そんな人生を多く見つめられることは喜びだ。とても美しい物語だった。
イオリアの民の内面的な幼さ
作画はとても綺麗です。破綻が無く、動きも丁寧に描かれています。背景も美しいです。
一方で、物語に抱く疑問が積み重なってしまい、あまり感動できませんでした。
マキアはとても優しい心の持ち主です。親も知らず、夫もいたことが無い、そんな中で一生懸命に「母親」になろうと努めていました。
けれども...レイリア救出作戦を知って以降の彼女には、母親としての自覚が欠けていると言わざるを得ません。あそこからエリアルとうまくいかなくなったのも、さもありなんです。思春期に差し掛かったから、ではなく、ちゃんとマキアの犯した罪という理由があるんです。
何故か。
彼女は、幼子を連れた長旅は大変だ、家で預かってもいい、と先輩母の立場から言ってくれる子供想いのミドの助言にも関わらず、自己中心的な判断を下します。安全なミドの農場からまだ幼いエリアルを引き離し、危険が待ち受けている場へと連れて行くことにするのです。その理由は、自分がエリアルと離れたくないから。これです...これが未熟な母親の恐ろしいところ。自分の寂しさを埋める為、自分の為なのに、これを子どもの為だと脳内では変換してしまっているのです。
ここから、私はマキアのことが悍ましく見え始めました。
責任が伴うと分かっていて赤子を育てると決めたはず。幼い子どもがいるのなら、幼なじみの救出作戦には参加できないと事情を何らかの手段で仲間に伝達するか、どうしても参加するのなら、子どもはその間だけミドに託すのが、本当に子どもの為を考えた責任ある母親の行動です。
マキアがエリアルの為ではなく自分の為に判断を下してしまっていた証左は、彼女の口から、終盤に出て来ます。
「貴方を想うと、私になれた。貴方のことを考えることは、私のことを考えることだった」
戦争終結後、エリアルとの別れに際して、マキアはそう言いました。
そう...マキアは確かにエリアルを心を尽くして愛した。守ろうと懸命に努力した。でも、それは、エリアルの本当の成長の為ではなく、自分の為だった......。
最後に、マキアが己の犯した罪を自覚できたのかはわかりません。ミドの農場から引き剥がして生活困窮に陥らせ、各地を転々とし、幼いながらも働かざるを得ない身の上にさせ、苦労をかけてしまった。そのことの問題性に気付けたのかどうか...。
確かにマキアは見かけ上の優しさはふんだんに注いでエリアルを育てたので、エリアルは優しい子に育ちましたが、彼の心の奥底では、沢山の葛藤があったと思います。グレることもなく、伴侶に巡りあい、子宝にも恵まれた。エリアルは、良い子です。よく頑張ったと思います。
仕事が決まらずイライラし始めたマキアは、健気に母親の為に布を織っていい子にして帰りを待っていて、明るく出迎えてママを元気づけようとしてくれる幼いエリアルに、「仕事増やさないで」と冷たく言い、「どうして私を困らせるの?!」とヒステリックに叫びます。これは、どんなに疲れていたとしても、親ならば絶対にしてはいけないことです。何故か?だって、ここに来たいと言ったのはエリアルですか?違うでしょう。マキアのわがままですよ。エリアルを一時的に預かると言ってくれたミドの提案を拒み、幼いエリアルを馴染んだ環境から無理やり引き剥がし、どんな時もエリアルと離れたくないという自分の寂しさを紛らわせる為に、エリアルとは何の関係もないイオリアの民のための戦いに連れて行き、結果として生活に困窮する羽目に陥っているのです。エリアルの何の落ち度があるのでしょう?すべてはマキアの自己中心的な判断の結果でしかありません。エリアルの為を本当に考えて、作戦参加の間だけミドに預けていたなら、作戦失敗した後は速やかにミドの農場に戻ってエリアルとの暮らしを再開できたのです。それが、幼いエリアルにとっては、最善の道だったはずですよ、マキア。あなた、周囲の反対を押し切りエリアルを育てると自分で決めた「母親」なのに、自分の欲望を子どもの安全な成長よりも優先させてしまった。マキアはとてもは優しいけれど、根本的なところで子育てを分かっていない。赤ちゃんを大きくするだけじゃない、子どもには心がある。育つのに適した環境が必要。親のエゴのために良い環境から無理やり引き剥がすのは、やってはいけないこと。そして、あなたはその結果生じた鬱憤をエリアルに当てて晴らし、エリアルを、アダルトチルドレンにしてしまった。エリアルは、自分は何も悪いことをしていないのに、寧ろ健気に母親を気遣って背伸びして生きて来たのに、内面的に幼く未熟な母親の実態に気付き、この人は自分が守ってやらないと駄目な弱い人なんだと思ってしまった。
この作品の感想でエリアルのマキアへの態度に疑問を呈している意見が散見されますが、こうしたマキアの犯した罪を前提に考えると、エリアルの苦悩がわかって来るはずです。
マキアは結局、親のいるクリムやレイリアと自分を比べて寂しさを感じていたので、家族を持つことを体験してみたかった。それで、赤ちゃんを育てるという行為をしてみたかった。可愛いもののお世話をすることで、自分の寂しさを癒やしていた。けれども、その可愛いものが、人間社会で育たなければならない心を持った存在だということを、根本的に分かっておらず、自分の所有物のように扱った。そして、その失敗の責任を、幼いエリアルに押し付けた。これが、マキアの犯した罪なのです。
また、レイリア...。この人も、母親としては、駄目でした。
拉致され、無理やり王子の子を孕ませられ、生まれた実子と会わせて貰えなかった。これは本当に可哀想です。
けれども、彼女を見捨てず命がけで救出しようとしてくれる同胞たちが大勢いました。その内、死んだと思っていた幼馴染のクリムが現れ、迎えに来てくれた。その時、彼女はクリムへの感謝の言葉もなく、生きていたことへの感動も無く、ただ自分の幼い感情を吐き出しました。
「あなたが死んだと思って、お腹を痛めて生んだ子どものことだけを考えて生きて来たの」
わかるような気もします。故郷も仲間も実子も奪われ続けて、生きる意味を見出だせず、子供を想うことを生き甲斐にするより他に無かった。彼女の精神は壊れていたのだと思います。
クリムが撃たれても、彼を気遣うでも追いかけるでもなく、うろたえるだけ...彼女にとって、長年の孤独な幽閉生活が、心を壊してしまったのかもしれません。
クリムの方も、想い人のレイリアを長年救えず多くの犠牲を出し、何度も作戦を立て、漸くたどり着いたレイリアから、他人との間に生んだ子の方が大事だと言われてしまい、張り詰めていた糸が切れてしまったのでしょうか...。
でも、私は、クリムに一番共感できました。少なくとも、彼は、一途にレイリアを想い、他の女性と子を作ることもなく、彼女を救出する努力をして来て、実際に成し遂げた。
もし、彼が絶望感を堪え、レイリアの心の壊れてしまっていたことを察し、
「わかった。二人でメドメルを迎えに行こう。ここを出て、3人で暮らそう。」
とレイリアに言っていたなら、違った未来があったかもしれません。レイリアは彼の手を取ったかもしれません。
けれど、クリムも長年の苦労がたたって、心が疲弊しており、そんな気遣いをすることができませんでした。ただレイリアにとって自分のことが大切でなかったと思い知らされた絶望感に呑まれ、心中という行動に出てしまいました。
彼も、幼かった...。
けれども、最終的に彼はその責任を自らの身できちんと取り、他の者に迷惑を掛けなかった。そこは彼の良いところです。
さて、それほどまでに切願した実子との再会を果たしたレイリアですが、実子メドメルに「誰?」と言われたことに戸惑い、私があなたの母よと自ら名乗り出て抱きしめてあげることも出来ず、ふと舞い上がった風に煽られてマキアの言葉を思い出し、突然母親としての責任も実子への想いも全てをかなぐり捨てて、高い塔から身を投げます。
「私は、飛べる!」
たぶん、レイリアは精神疾患にかかってしまっていたのだと思います。子どもに会いたかったのも、もしかしてメドメルならば一目見ただけで自分を「お母様!」と呼んで抱き締めて愛してくれると期待していたのかもしれません。けれど、現実は、赤子の時に引き離されたメドメルにとってレイリアは一目見ただけで母親と判断することなどできるはずもなく、最初は「誰?」と言われてしまった。それでも、賢いメドメルは、次第にレイリアを母だと認識出来ました。でも、レイリアにとっては最初のこそが全てでした。そこはクリムと似ていたのかもしれません。もう今生に意味は無いと悟り、自由な世界へと、全てを捨てて飛び立つことにした。自害の意志も無かったのではないでしょうか。ただこの世から解放されたかった。
マキア、クリム、レイリア...彼らは美しく儚い少年少女のような見た目をしていますので、観客側もついつい、甘い目で見てしまいがちです。
ですが、見た目に騙されずよく考えてみると、彼は作品の終盤では30代〜40代くらいの年齢なんです。そうすると、彼らが同年齢の人間と比べると内面的に随分と幼く未熟なのだとわかります。
恐らく、超長寿のイオリアは、内面的な成長も人間と比べるとかなりゆっくりと進行するようになっているのかもしれません。数百年の寿命とのことなので、100年で人間の10年分くらいの精神的成長になるのではないかなと思います。
だから、寂しさを埋める為に子どもを欲し、自分だけを見て愛して欲しいと願い、周囲の反応が自分の思い通りでないと全てを捨てたくなってしまう...。
そう考えると、彼らの突飛で幼稚な言動にも、まぁ仕方ないのかな...と思えて来る気もしますが...。
だからこそ、安易に外の世界と交わってはいけないと言った長老の言葉にも正しさがあると私は思いました。寿命が違うだけでなく、内面的な成長が驚くほどに遅々としか進まないということは、人間と所帯を持っても、子どもや伴侶に大きな負担を掛けてしまうことになるのです。そうすると、ただ寿命の面で取り残されるということだけではなく、内面的な幼さが原因で、人間社会の中で孤立してしまうという結果も見えてくるので、長い時を生きた長老の語った「本当の孤独」とは、即ち社会の中で孤立してしまうことを指していたのではないでしょうか...。
メドメル。彼女は本当に可哀想です。父からも祖父からも忌み嫌われ、母とは会えず、恐らくマキアたちやエリアルたちが送ったような同年代の友達や兄弟姉妹と遊ぶ幼少期もなく、幼い頃から死んだような目で街を見下ろし、一切の意思決定にも参加していないのに敗戦国の支配者としての責任をこれから担うこととなり、それを受け入れている時に、突然現れた母親が、自分を目にするなり目の前で身投げをし、「あなたのことは忘れるわ!あなたも忘れて!ヒビオルには書かない!ほんの小さなほころびよ!」と言われてしまった...。
あまりにも悲しすぎる人生です。
彼女を愛して守ってくれる人はいるんでしょうか?
彼女のこれからが、どうか、誰かに愛され、誰かと結ばれ、あたたかい家庭を築けるようなものでありますように。
最後にそれだけを願ってしまいました。
ご都合主義も甚だしい
序盤で戦争孤児の赤ん坊を自分の物だと言って(?)連れていってしまうところから、もはや違和感の始まり。
なぜか故郷に帰ろうとしない。同種族のハーフの人がその場にいるのに何も教えてくれない始末。子供の為と思いきや仲間の織物を見つけ、助ける為なのか王都へ引っ越し。ならさっさと故郷に帰っておけば…
その仲間が子供を孕んでいるからと帰るのを拒否したのに理由無しにそのまま王都に何年も棲みつく。一定の知り合いと次々と再会。国の人口は3桁ぐらいなんですか?
大事にしていた織物をむやみに引っ張って取り唖然…。金具に繊維を引っ掛けていたんですけど?その織物も充分届く高さなのに息子にかけさせるという。時が経ったらなぜかもっと高い所にかかっていたけど。
戦争中の真っ只中、最前線で主人公があちこちに行けてしまうし、息子とその嫁ともサクサク偶然会える。その戦争、20人対20人ぐらいなんですか?街に住んでるのは50人ぐらいなんですか?
母と息子のシーンを綺麗に撮りたいが為か、負傷兵がわざわざ集められた場所なのに、1人だけ離れた川沿いにセッティング。敗戦した最前線の兵士が定時だからと言わんばかりにサクッと帰宅。
一度も会えなかった娘との邂逅→たいした会話もせずに唐突にほぼ自殺のように飛び降りる狂乱の母。普通の娘ならトラウマになるでしょ…。んでなぜそんなに急いで去ったのか分からず仕舞いだし龍に乗る意味も無し。
息子の死に際に母参上。それほぼ死神だよ。来るタイミング遅すぎ。
あの花的に感動させようとするラストやタイトル。「約束」だの「花」だの「朝」だの何のテーマにもなってない。しかもその約束は少しも守れていないという。守らなくてもいいぐらいの約束でもあるんだけど、それをタイトルに含んじゃうの?
脚本など作家としては優秀だろうけど、まさに「初」監督作品という感じで、ゲド戦記みたいなものを感じた。宮崎吾朗は次のコクリコ坂からで大きく前進できたし、監督をやるなら次の作品で決まるのかも。
ファンタジックな世界観と風景の映像が美しい。 長命の種族が一人の人...
ファンタジックな世界観と風景の映像が美しい。
長命の種族が一人の人間の一生に関わり別れていく切ないストーリー。
もっと童話的な話かと思ったが国々の対立や戦争なんかもあって割とシリアス。
120分の映画ではなく、アニメシリーズにして各々のキャラクターのエピソードをもっと掘り下げて詳しく描写したものが観たい。
子どもを持った人ならわかる無償の愛。
ただ主人公がベソベソしててどうも好きになれなかった。
せっかくならアニメで…
ストーリーが好きな感じでした。
ただいつの間にか時間めっちゃ経ってる!?みたいなシーンが
数回あって追いつくのが一瞬遅れる感じがあったりしました。
マキアとエリアルの生活、想い、周りの人達のストーリーも
せっかくだからアニメ化して細かく描いてほしい。
終わり良ければ総て良しな感じに描かれて途中腑に落ちない部分がある。
絵も綺麗だし、感動する素敵なストーリーだと思ったので
気になる方は観ても損はないと思います。
私はこの監督の作品が全体的に好きなので、高評価です(笑)
うーむ・・・
なんて素敵な物語
最後泣いた泣いた。映画のタイトルはイマイチだし設定もよくある御涙頂戴ものかな、と思ってたけど親子の絆と仲間の絆をかなりギュッと詰め込んだいいお話で、親子関係に悩める人にとっては響かざるを得ない内容だったと思う。
長寿のイオルフたちの塔の島、王の住むメザーナ、製鉄の街、古代生物?世界観もとても素敵だった。名前難しかったけど、Netflixで字幕付きで見たから全部名前付きで助かった。
歳を取らない種族の少女が普通の赤ん坊を拾って母親として育てる。やがて見た目の年齢も逆転していき息子も離れていく。仲間もバラバラになり、それぞれが苦悩を抱える。人を愛してはいけない、愛するとひとりになると育てられる。
母として息子を守ろうと一生懸命頑張る姿、そんな中で息子からの愛で救われる姿、反抗し始める中、まだ成長途中ながら息子を独り立ちさせる覚悟と、その後一人で生きていく覚悟。一方では初めて会えた娘を容赦なく置いていく母親もいて、親の愛はこうあるべしと説教くさくなることもなく、無駄にずっと見守るといった調和もなく。最後子供が生まれて、この子もやがて誰かを愛する、というセリフは待てよ、それはどうかなと思ったけど。親子も色々、そんなことを言ってくれたのかなとも思う。
私には子供はいないけど親とのきずなを思うとなんだか胸が締め付けられる思いだった。離れていいのか、いけないのか。どうするのが正解なのか。ある視点からは正解に見えないことでも、一つの解なのかもしれない。そういうことを考えさせられる映画でした。
不老の民が子どもを育てる話
成長しない親が子を育てる難しさを描いている泣ける話。別れを告げる一族が悲しいだけじゃない別れを告げるまで。
オリジナルの話であるにも関わらず世界観をつかむのに難あり。登場人物の背景が薄い。キャラが多いが重要なのは三人。不老の民と対比するように出されるレナトと言われる生物の扱いが雑。
胸揺さぶられたんだけど....
イオルフ=映画鑑賞者という構図が生む没入感
見るまではよくある中世風ファンタジーかなと思って正直舐めてました。
まずこの映画には本当にたくさんのテーマがある。イオルフと呼ばれる長命の種族と、人間との関わり合いを通して繰り返し描写される、「生と死」というメインテーマとは別に、主人公マキアとその養子的存在エリアルとの「母子愛」を筆頭に「自由」、「成長」、「戦争」などのサブテーマが副次的に描写され、それらが最後には、長命の主人公たちの人生の一部=ヒビオルとして収束していく。
ここで長命の主人公たちイオルフが、映画鑑賞者と重なる。時が止まった種族イオルフと同じ目線で鑑賞者は、エリアルの成長を見守り、出会いと別れを経験していく。御伽話の世界で汚れを知らなかったイオルフたちが、危機に直面することで、過酷な現実世界を生き抜き、様々な経験を重ねて、また元の御伽話の存在へ戻っていくというプロセス(=ヒビオル)は、まさに鑑賞者の映画体験を体現している。
それぞれのテーマ自体は、非常に普遍的で擦られつくしたものだと思うが、このイオルフを介した映画体験によって、観る人のヒビオルに刻まれる、そんな映画だと思う。
タイトルなし(ネタバレ)
心が叫びたがっているんだ、みたいな
上辺だけのハートフルストーリーとか
新海誠や細田守作品みたいな綺麗な映像と音楽で
なんか壮大っぽいけど身近な感情に訴えかけてくる
みたいなが好きな人には向いてそう
勝手に悲劇のヒロインぶって
自分を大事にしてくれる人の気持ち蔑ろにして
自分だけが可哀想みたいな感じが受け付けなかった
「さようなら
私のことは忘れて 私も忘れるわ
城での暮らしのこと、この朝のことは
ヒビオルには書かない
長い長い記憶の中で忘れるの
私は忘れ去る
ほんのちょっとのほころびよ」
自分の出生のこと
ほんの少しのほころびとか言われる
子供の気持ち考えられないのか
身勝手もいいとこ母親失格
お前にとっては長い長い人生の一瞬でも
娘にとっては長い長い永遠の一生なんだよ
父親にも国にも疎まれて
母にも捨てられて
それでもこれから滅びゆく国家の姫として扱われる
そんな娘を置いて、
クソみたいな捨て台詞吐いて、感傷に浸って
いいご身分ですね最低だよ
容姿は変わらなくても年月生きてれば
考える力は養われるでしょ?
脳の発達具合も容姿同様なの?
傍にいられなかったとしても実の子、
血は繋がって居なくても必死に育てた子、
それらを置いていけるとか…引く
共に老いることはできずとも、
大事な人に自分が居なくなる悲しみを与えずに済む
大切な人の最期まで見ることができる
その最期までの時間、自分は健康に過ごせて
たくさん思い出を作ることができるのに
別れが辛いので先に去ります?とか。
一生自分だけ愛してろ。
別れは寂しいし痛いし辛いし悲しいけど
一緒に生きてくれようとする人たちがいるなかで、
独りよがりがすぎて反吐が出る
助けに来た元恋人の思想も気持ち悪いし、
やっぱり精神の発達も止まってしまう
って設定ないと飲み込みにくい話だった
いくら追われる存在で人に異質と見られようが
お世話になった人に挨拶しに行くくらいの
礼儀とかもあってほしかったし
主人公に育てられた息子も
本当にいい歳してガキすぎて驚愕
実の親じゃなかろうと
年月と共に容姿が変わらなかろうと
育ての親であることには何も変わらないのに
なんだあれ…?
見た目変わらないからって恋愛感情?か性欲か
分からないけど家族ではない異性に対する感情
抱くとかやばすぎるだろ…怖いわ…
思春期特有の色々や反抗期はあるだろうけど
母子二人で生活して
あんな身近で必死に自分を育ててくれてる母親
見ててあれはさすがに…
気持ち悪すぎるし色々成長足りなさすぎる…
途中までは純粋に見ていられたのに
息子が成長してからのところからしんどかった
感動してる人はなにに感動してるのか聞きたい
泣かずにはいられなかった。
先日、『アリスとテレスのまぼろし工場』を劇場で鑑賞し、物凄く衝撃を受けたので自宅でNetflixにて本作を鑑賞。
1人の小さくて大きい母親の物語でした。
私達も生きていく上で出会いと別れは付き物ですが、その別れを必ず悲しいものだと思わずに生きていこうと思えました。
みんなおんなじ髪金が居並んでは、相関関係の理解が難航
『獣の奏者』と『人魚姫』と『ポーの一族』足して、0.05で掛けて、3で割った様なお話です。
少なくとも、●親●姦にならなくて良かったです。また、何で黒髪が登場しないのか?それが物凄く気になった。日本のアニメなのに、何故黒髪が登場しないのか?そう言った細かい所に脱亜入欧の日々が続く。少なくとも、昭和の時代までは黒髪の美しさがまだ残っていたと思う。余りそんな事にナショナリズムを盛り込みたくないが、物語の進行にみんなおんなじ髪金が居並んでは、相関関係の理解が難航する。どうせなら
『よつばと』見たく、瞳を緑にするとかね。
美しい
絵も話も美しくて見入ってしまった。
寿命の長さの違うもの同士の話。
普通の少女がいきなり母親になり、悩み成長する姿は
種族関係ない。
ただ、自分より子どもが先に死んでしまう。
そんな恐ろしく辛い出来事を、マキアは受け入れる運命を選ぶ。
ファンタジー世界での冒険のその後はどうなるの?という疑問に答える話でもある。
最後に、レイリアが娘を置いて行ってしまう、というのが腑に落ちなくて星マイナス1.
日々織る自身と周りの人たちとの人生
圧倒的な映像美とわくわくする世界観にあっという間にひきこまれました。
誰かといることで、より孤独を強めてしまうことを憂いて時を止めひとりでいるよりは、やっぱり誰かを愛し未来を考えるほうがいいよねっていう物語です。
流れた涙をたんぽぽの綿毛が飛んでいく表現にしたのがとても素敵でした。
大事な子供を大切に育てる母親とその息子を描いた感動の話でもありました。
主人公とヒロインの家族思いを描いており家族としての育て方とか母親に対して何ができるのか真剣に考えさせられる話でもあったためファミリームービーとロードムービーでもあります
初めて見た瞬間に僕が思ったことがこの作品で事態という流れを通して生きる存在でもある人たちを描いて居りますが激動の戦いの中で生きて帰る決心をしている兵隊とリーダーが主人公の村を破壊してしまいますがそんな中主人公が出会った赤ん坊とともに大切に育てようと決心する中で
主人公がちなみに主人公の名前がエリアルという名前でもありますヒロインがマキアです。
マキアとエリアルが様々な困難がありながらも誰かを守りたいという決心から成長していく姿を描いた話でもあり。
成長していく中で母親として育てて北思い出と大切な時間を共に家族として何ができるのか真剣に考えてゆく中でエリアルとマキアが本当の家族として別れを告げるまでの何年間を描いた話でもあり。
最後に決断した二人の運命とエリアルとマキアが伝えたかった本当の言葉に涙が止まらなくなるぐらいにボロ泣き状態になってしまうぐらいにすごく感動してしまいました。
どれだけ母親としても必ず旅立ちの日が来てしまうのと必ず親子としても育て上げた時間は決して忘れられない思い出でもあるかと思います。
エリアルが母親に対して反抗期になってしまう気持ちもわかりますし。マキアも母親として怒る気持ちもすごくわかってしまうぐらいに
家族ってこんなにも愛されているんだなって感じてしまいました。
物語が進んでいくうちに次々とわかる村を壊した敵と共通する仲間の裏切りとかを知りながらマキアも苦しみを味わっていきますがそれでもエリアルのためなら生きていきたいという思いから
少しでもエリアルのためにバイトとかで稼ぐのですがそれでも戦争がある中で時代が変わっていく世界でどんな困難があろうとも挫折してもあきらめない存在から二人の家族がどうなるのかもすごく気になっています。
そして幼いころに出会ったエリアルの親友とエリアルのいとこでもある子供たちとともにマキアがどう育ててきたのかその真実を知った瞬間に涙する場面が増えるのでそこも見逃さずに見てほしいと思いました。
主題歌はウィアトールという曲名ですがこの曲がね歌詞がめちゃめちゃいい曲に出来上がっておりまして聴いた瞬間にかなり涙がこみあげてくるかのようにすごく伝えたいことがたくさんあることを感じてしまうぐらいに。
ひたすら泣いてばかりでいましたね。マジでそれぐらいに好きな曲でもあり曲としての映画の思いとかシーンを思い出すぐらいに感動する作品になっておりました。
ウィアトールという曲名がいいタイトル曲になっていてそれを考えてくれたアーティストさんに感謝しかないぐらいにありがとうの気持ちが溢れましたね。
マキアとエリアルの家族の物語でもあるしその先で愛してよかったというキャッチコピーにもすごくインパクトを与えるかのように凄く涙するぐらいに出来上がった作品を見れてよかったです!
それぐらいに好きな作品でもあるため何回見ても思い出すぐらいな作品にもなっております
皆様にも是非とも見てください!
まじでオススメする作品になっております!
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