ゴッホ 最期の手紙のレビュー・感想・評価
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油絵のアニメがすごかった
改めてゴッホを知れる映画
ゴッホタッチの
アニメーションミステリー映画
ざっくりとしたストーリーは、
ゴッホが自殺前に書いた弟宛の
最期の手紙を郵便局員である
父に頼まれて主人公が届けるお話。
テオに手紙を届けようとするものの
テオもすでに自殺していた…
誰かに手紙を託すべく
ゴッホが死前過ごしていた街に向かい
彼の主治医を会いにいく。
その街でゴッホと関わった人々を通して
彼の死の真相に迫っていく。
ゴッホの人生を改めて知れるのが、
この映画の魅力だと思う。
ゴッホは28才で画家になり
弟のテオの支援をうけながら
創作活動をしていた。
そして37才の若さで
この世を去ることになる…。
自殺で…。
今でこそその名を知らない人はいない程
歴史に残る画家だが、
当時は1枚しか絵が売れなかった。
鬱病で孤独な人だと思っていたが、
彼は愛にあふれていた事を知った。
弟の息子をかわいがっていたし
弟にも毎日手紙を書いていた。
そして、きっと
主治医の娘と恋仲だった…。
意外だったのが几帳面だったという事。
公務員のように決められた時間
毎日絵を描いたらしい。
芸術家特有の産み出す苦悩と戦って
病んでいたと思っていたが、
彼の作品を見ていると
精神世界からあふれでたパッションを、
絵にぶつけているような気がする。
2時間で描きあげるらしいので、
溢れんばかりの表現したい事が
あったように思える。
実際にゴッホの絵を見た事があるが、
強い魂がそのにあり
吸い込まれていくような気がするのだ。
才能に年歴は関係ないのだな…
そして経験年数も。
ゴッホ作品の肖像画に命が吹きまれ、しゃべり始める
おおっ、ゴッホの油絵が動く!デジタル・ペイントツールの進化がもたらした新しいアートである。
"油絵風アニメーション"とでも呼ぶべきか。125名の画家が描いた"ゴッホタッチの油彩画"は実に62,450枚。それを1秒に12枚ずつ取り込んでアニメ化している。
俳優が演じた実写映像を下絵としているので、身も蓋もない言い方をすれば、プログラミングで自動化することが可能だったりもする。しかし、そんな描画ニーズがそうそうあるわけでもないので、やはりその発想の斬新さと、気の遠くなるような作業は驚異的である。
絵画に詳しくなくとも、作品「ひまわり」くらいは知っている。本アニメは、37歳という若さで自殺した印象派の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホの、死の謎に迫るサスペンスドラマである。
ゴッホの死は、"自殺"とされているが、"本当に自殺だったのか"や、"その理由は何か"など説明がつかない謎が多くある。一方で、死の直前までゴッホに関わっていた人物たちは多く、その証言や回想、書簡などを集めたものが出版されているくらいだ。
なので映画は、複数ある死因の説のうち、有力なひとつを結論として位置づけ、それを映画の主人公が突き止めていく恰好になっている。面白いアイデアである。
ゴッホの作品は、わずか10年の活動期間の間に、デッサンやスケッチまで含めて2,100枚以上もあり、それらの中には「アルマン・ルーラン」、「マルグリット・ガシェ」、「タンギー爺さん」など晩年のゴッホと付き合っていた関係者の肖像画が多い。ファンなら、よく知っている絵画に命が吹き込まれたかのごとく、その肖像画が動き、しゃべり始めるのがミソだ。
ゴッホ初心者だったとしても、この映画によって紹介される登場人物が、ゴッホ作品の肖像画になっているので、作品の名前も覚えるし、親しみも湧く。
ちなみにファン・ゴッホ美術館との共同展覧会「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が上野にある東京都美術館で開催中。TOHOシネマズ上野も、ちょうどグランドオープンしたばかりなので、本作と合わせて楽しむのも一興である。
(2017/11/5 /TOHOシネマズ上野/ビスタ+スタンダード/字幕:松浦美奈)
ゴッホの絵が動く、うねる
ゴッホ 最期の手紙
2017年103本目の劇場鑑賞。
吹き替え版で鑑賞。
というか吹き替え版しかやってませんでした。
天才画家フィンセント・ファン・ゴッホの謎に包まれた死の真相に迫るミステリー・ドラマにして、
全編“動く油絵”のみで構成された異色のアート・アニメーション。
一人の青年が画家ゴッホの死の謎を解くという、
ドキュメンタリー風のストップモーションアニメーションです。
特筆すべきは、
ゴッホタッチで描かれた油絵数万枚で構成されているという点です。
この映画を完成させるために100名以上の画家が製作に携わったそうです。
ビジュアル的にとても新鮮です。
現代のシーンと回想シーンの構成なんですが、
現代のシーンはゴッホタッチでカラフルな油絵。
回想シーンはゴッホタッチというよりは写実系の白黒の油絵。
という感じに、
メリハリのあるビジュアル構成になっています。
殆どが会話シーンで構成されていて淡々と話が進みます。
特に盛り上がりも無かったりするので、ストーリー的な面白さに関しての期待は禁物だと思います。
映像はインパクトあるのでアート系映画が好きな方にはお勧めです。
ゴッホの絵画でお馴染み人物も多数登場するので、
ゴッホファンの方は楽しめるかと思います。
ゴッホの死の謎に迫る
興味深かった
絵がすごすぎて
にわかゴッホファンでも充分楽しめる
この作品が狂気
闇の中
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