ベイビー・ドライバー

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劇場公開日:

ベイビー・ドライバー

解説

「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」などで知られるエドガー・ライト監督が、音楽にのりながら驚異の運転テクニックを発揮する若きドライバーの活躍を描いたオリジナル作品。天才的なドラインビングテクニックで犯罪者の逃走を手助けする「逃がし屋」をしているベイビーは、子どもの頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているが、音楽によって外界から遮断さえることで耳鳴りが消え、驚くべき運転能力を発揮することができる。そのため、こだわりのプレイリストが揃ったiPodが仕事の必需品だった。ある日、運命の女性デボラと出会ったベイビーは、逃がし屋から足を洗うことを決めるが、ベイビーの才能を惜しむ犯罪組織のボスに脅され、無謀な強盗に手を貸すことになる。ベイビー役は、「きっと、星のせいじゃない。」で注目された若手俳優のアンセル・エルゴート。ヒロインとなるデボラを「シンデレラ」のリリー・ジェームズが演じるほか、ケビン・スペイシー、ジェイミー・フォックスといった実力派ベテラン俳優も共演。

2017年製作/113分/G/アメリカ
原題または英題:Baby Driver
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2017年8月19日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第90回 アカデミー賞(2018年)

ノミネート

編集賞  
音響編集賞  
録音賞  

第75回 ゴールデングローブ賞(2018年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) アンセル・エルゴート
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映画評論

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映画レビュー

3.5音と映像が繋がる気持ちよさと、繋がりが生み出す作品独自のテンポ感。

2019年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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すっかん

0.5分かっちゃいたけど、もう無理!エドガー・ライト嫌いのおっさんは本作をこう見てしまった!(ああ、また観てしまったよ)

2017年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

エドガー・ライト 面白かった程度はそこそこの「ショーン・オブ・ザ・デッド」。 他人のふんどしで相撲をとっただけの「ホット・ファズ」。 音楽センスゼロの、ひとつも面白くない「スコット・ピルグリム」。 ホモネタ2人主演の、ライトではない、別監督が撮った傑作「宇宙人ポール」。 唯一の笑いどころのホモネタを封印した暴挙作「ワールズ・エンド」。 ライト監督降板で俄然見る気になり、実際面白かった「アントマン」。 世間の評価とは真反対に、この監督ほど、つまらない作品を作り続けているものもいない。どうみても、一部の評価につられ過ぎ。おいおい、オレもほぼほぼ観ちゃっているじゃないか。 そんな彼がカーアクションを撮ったという。どうやら逃がし屋のドライバーのお話だという。 ああ、はいはい、あの辺のふんどしを履くのか。 「ベイビー・ドライバー」 ・ ・ ・ そもそも気持ち悪い映画オタクが音楽のことを語り、あたかもこの作品を全く新しいモノとして評価している時点で相当信用できなかったが、予感的中。 オープニング。 いきなりリアリティゼロの銀行強盗からスタートする。主人公ベイビーのイヤホンの曲が劇伴となる。これが微妙に画面のアクションとずれてて、気持ち悪いし、やかましい。 エドガー・ライトは「スコット・ピルグリム」の時も思ったが、音楽センスはかなりひどいことをここで確信。 こんな出来損ないのミュージックビデオ。もう、どこが斬新なのか。 君たち、どうかしているな。 序盤のカーアクションも車のCMどまり。まったく勘弁してよ。 テレビの音や手話がBGMとリンクしているのかと思えば、途中でまったく関係なくなるし、いちいちイライラさせる。 もう何がしたいのか。頭痛がひどくなる。 園子温の「TOKYO TRIBE」のほうがよっぽど、ノリがイイ、というお粗末さ。 全編、同じような曲調のモノを垂れ流し、クライマックスは、歌詞とは全くリンクしていない「ブライトン・ロック」というダサさ。アクションも全然三味線ギターとリンクしていない恥ずかしさ。 そのまえの銃撃戦もひどく退屈。 エドガー・ライトの趣味なのか、顔立ちが「スコット・ピルグリム」のマイケル・セラの系統で、これまた気持ち悪い。まあ、それは置いておいても、主人公のキャラ設定がとにかくブレブレなのである。 そもそも耳鳴りの設定が大して意味をなしていない。 本作の唯一の良い点は、終始やかましいので、ポップコーンでなく、せんべいを持ち込んでも他の観客の迷惑にならないぐらいか。 ジェイミーFOXXXXXのダサイ恰好はまだちょっと笑ける。 追記 タランティーノと何が違うのかな、とちょっと考えてみた。パクリとかオマージュとかという意味では両者変わらないかもしれないが、他人のふんどしで相撲をとっている感がライトの方にあるのは、おそらく圧倒的にタランティーノのほうがたくさん映画を観ているからだろう。

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しんざん

4.0アンセル・エルゴートがはまり役

2021年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

カーアクションをまるでミュージカルのように音楽に合わせて撮るという発想は面白い。しかし、やはりキャラクター造形がピカイチの作品だと思っている。主人公のアンセル・エルゴートが演じたベイビーが本当によく作ったなと感心するほどに面白いやつなのだ。凄腕のドライバーで、事故の後遺症の耳鳴りを防ぐために音楽を聞き続けていて、ベビーフェイスの若者だ。行きつけのレストランでウェイトレスに一目惚れし、ゲッタウェイのごとく逃げる計画を立てて、強盗のボスを出し抜いていく。悪党に力を貸しているけど、本心から悪党ではない。そんな主人公を引き立てる脇役の異様な個性派が揃っていてキャラ立ちしている。一人も類型的な人間は出てこない、ぶっ飛んだ個性で生き生きとしていて、観ていて楽しい。 アンセル・エルゴートはこの役のために生まれたんじゃないかと思えるほどにはまっていた。ダンスの心得もあるので、リズム感が良くて、彼のその身体がこの映画の魅力を支えたと思う。

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杉本穂高

5.0快音・快走のミュージックドリブン・ゲッタウェイ

2020年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

通称:ベイビー。天才的なドライビングテクニックを誇る“逃がし屋”の青年。幼いころに遭った事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているが、ひとたび音楽を聴けば華麗なハンドルさばきで追っ手を撒く。ウエイトレスのデボラと出会い、借金も完済し、新しい日々が始まろうとした矢先、再び仕事の依頼が舞い込む。 「アントマン」の監督を降板したエドガー・ライトが、製作会社MRCのアプローチを受けて実現させた完全オリジナル作。サントラのイントロダクションで「Baby drives cars, but music drives Baby」とライト監督が説明するように、ベイビーは音楽に突き動かされ、車を走らせる。ジョン・スペンサー・エクスプロージョンの「ベルボトム」で真っ赤なスバルがアトランタの街を疾走するオープニングは、本作のコンセプトを象徴するシークエンスだ。 ロック、ソウル、ヒップホップとバラエティに富んだ“キラートラック”に、キャラクターたちがシンクロし、ストーリーが引き寄せられていく。ストーリー・ドリブンでもなく、キャラクター・ドリブンでもない。ミュージック・ドリブンという新境地が開拓された。

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