バッカス・レディ

韓国は売春防止法が日本よりも緩く、ネットでの情報だと、合法にする動きまであるようだ。それは他国だから内政干渉はしないが、男性である僕が言うのもおかしいかもしれないが、到底受け入れられる内容でない。
日本人で良かったとしばらくぶりで思った。
この映画を見て、30年くらい前に明洞の安宿に泊まった事を思い出した。タバコの吸い殻が放置されていて、しかも、部屋には色んな残留物までもがあった。どうやら、日本の◯ブホテルだったようで、即刻ホテルを変えた事を思い出した。漢江橋が落ちた年で、1994年の事のようだ。今でも、こんなところなのだろうか。
色々な問題を映画の中でも扱っているが、先ずは早く戦争を止めるべきなのでしょうね。
兎も角、殺人幇助と言うよりも殺人をやらねばならない状況には全く見えない。

　コレは韓国の社会問題なのか？高齢者による売春、需要もあるんだなあ、、、生きていくためにという言葉があったが、空き缶拾いとどちらがいいのか、難しい選択ですね。
　自殺請負人みたいなことになって、結局は逮捕。食事付き，寝るところもあり、最後も看取ってくれる、コレでよかったのか？
　自分の死に際を考えてしまう映画。最近ユンヨジョンさんの作品を観る事が多いけれど、良い女優さんですね。大楠道代さんに雰囲気が似ている。

主人公はお婆さんだが売春婦、とても善人で、他人が困っていると放っておけない。
見知らぬ子を引き取ったりするが、常連客から安楽死を頼まれてしまい・・・。
これで良かった、と言うのがせつない。

Don’t call me granny. My vagina is still young!”

バッカスと言えば、韓国を代表する滋養強壮ドリンクで知らなければ朝鮮からの潜りともされている。それにレディをつければ話が異なる。
韓国ソウル市の公園で実際に現在でも行われている高齢者の女性売春婦をバッカスハルモ二と呼ばれ,今でも警察は定期的に取り締まりを行っていて、８０歳の女性も検挙されている。
この映画のすごいところは、このような内容なら日本の映画人なら直ぐにお涙頂戴のシナリオにすり替えるが、女優も含めて顔色変えずに演技をしていて終わり方も"え～ッ"というシンプルなもので拍子抜けするほど意外性がある。