孤狼の血のレビュー・感想・評価
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監督の力
駒
邦画界の頂点にいる俳優の本気は凄い!
初日レイトは、昭和世代な同世代の人でほぼ満席・・・スクリーンの選択誤ったな東宝シネマズ西宮/
暴力・任侠映画は、素人や新米俳優でもそれなりに演じられるとよく言われますが・・・・
現在日本の俳優さんの中で、この円熟味ある凄みと旨みを出せるのは、役所さんと渡辺謙さんだけ!!
中井貴一・佐藤浩市さんではなく、この役を役所さんにオファー出したのが、凄いし受けたのも凄い。
仁義なきシリーズや初めの頃の極妻全盛な時代に育った者には、単純明確な鳥肌モノの作品でした。
アウトレイジは、主演・監督がコメディアンだし、他の強面俳優陣もどこか楽しんで演じてるような気がしましたが・・・・
この作品は、そんな部分は一切なく全員背筋がピン!と演じる本気!!!
(ピエールさんは、両作品でおいしい役やってましたが^^;)
主演俳優の格が違いすぎるので、比べるのは失礼ですね。
このところ主演作が続く、松坂桃李もこの世代でトップに躍り出たって感じの成長を感じた。続編があるなら同じ役で是非続投して欲しい。
東映の本気って事で、冒頭からR15な凄まじいバイオレンスでしたが・・・
欲を言えば真木よう子やMEGUMIが、R18なフルヌードで、度肝を抜くようなXXシーンの演出と、耳に残るインパクトあるBGMがあれば文句なしの☆5つでした。
待ちに待った
おもしろい
どことなく滑稽で爽やか
予告から、東映お得意の『仁義なき戦い』シリーズ路線や、北野武の『アウトレイジ』シリーズなどのヤクザ映画かなと思って観に行きましたが、そうではなく警察映画でした。
目をそむけたくなるほど残忍な拷問・暴力シーンがある一方、どこか滑稽でもあり、またさわやかな印象もある、不思議な作品でした。
主人公は役所広司演じるヤクザと癒着した悪徳刑事なのですが、自分には松坂桃李の演じる若手刑事の成長物語に見えました。
-_-b 役所スゴ演技
アウトレイジなんかと比べてはいけない映画。
松坂、役所のゲキ演技、脇を固める役者の好演で素晴らしい作品になっている。リリーが加われば5点だった。
ヤクザの世界の抗争がこんなにも過激なのかと怖くなりました。
これ以上なのでしょうね。役所が組同士の抗争を回避するのに躍起になっているのに最後はその組に命を奪われるとは、、、、因果なものです。松坂がぶっちぎれて取る行動も見ものです。
白石作品 『凶悪』『サニー32』『日本で一番悪い奴ら』どの作品も良いですね!秋の作品も楽しみにしてます。
ちょっと残酷、でも、面白い
かなり面白い
ヤクザ映画かな〜と思って来てみたら警察側視点で、かなり面白い。しかし、役所広司があまりにもリアリティたっぷりで、松坂桃李もホント上手いので、ヤクザの皆様が霞んで見えた。チンピラ風味の竹野内豊は面白かったけど。
きっと東映ヤクザ映画へのオマージュたっぷりなんだろうけど、あまりちゃんと観ていないので…
白石和彌監督は『日本で一番悪い奴ら』でもヤクザと警察の相関図を描いていたけど、整理が上手くて分かりやすい。
出演者の皆様は、広島弁をかなり練習されていたのだろう、違和感があるところは少なかった。なんといっても役所さんはスゴい。個人的に笑ったのは「はぶてるなや〜」という台詞。
あとまったく知らなかったのだけど、阿部純子ちゃんという子がスゴい可愛くて良かった。
ただのヤクザ映画では無かった
東映任侠映画 復活
最初からグロくて、目を背けたくなる場面から入り、一気に裏社会の世界に、自分も引きずりこまれた感じでした。
役所さんは、スクリーンにアップされるだけでも、その存在感は十分に伝わります。それに加えて、あの凄味と迫力の演技は、『渇き』の時の狂気に満ちた元警官役に、人間臭さも加わり、やっぱり「凄い」の一言でした。
この原作が女性というのも驚き。柚月裕子氏は先日の本屋大賞にも『盤上の向日葵』がノミネートされた人気推理作家さん。しかし、ここまで任侠の世界感と警察の裏を暴く小説を書くには、それなりの際どい取材もしたのでしょう。
白石監督は、原作となるレトロな昭和の世界観を見事に描いてました。観ているだけで痛さまで伝わる演出でした。
松坂桃李君も正義をふりかざす若僧刑事役から、大上の後を継ぐ裏社会を知る刑事になっていく変容振りを見事に演じていました。
次作が楽しみ
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