孤狼の血のレビュー・感想・評価
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普通
人情味あふれる感じが、裏目に出ています。
ここまで御涙頂戴なストーリーだと、逆にもっとエンターテイメントに振っても良かったのではないかと思いました。
しかし、自分の思う改善点をどんどん押し付けたら、それこそ「アウトレイジ」まんまになってしまうと気付きました。
娯楽任侠映画です。
気楽に楽しむという点では悪くないと思います。
演技も良かったです。しかし広島弁が、作為的に感じました。(イントネーションではなく、演出として。)
主人公の時計がかっこよかったです。オメガのシーマスター200 通称「プレボンド」
とても似合っていて、キャラクターにもマッチしていると思いました。
原作読破済みです
原作がとても面白かったので、映像化していると知って慌てて見に行きました。
監督が「原作にない下品さ、えぐさ、グロさを足しました」と仰っていましたが、まさにその通りでした。序盤のリンチがまあえげつないこと…(ヤクザ映画初心者の為、そう感じるだけかもしれませんが…)
主人公二人の関係性を初め、色々と関係性や人物が違ったりオリジナルキャラクターがいたりと、映像化するに当たってかなり改変があり、多々戸惑いがありましたが、原作とは違う別物の作品として見れば、これはこれでありかなあという感じ。
ただ事件や人物紹介そのものはかなり端折られ急いで回収されるので、原作を読んでないとわからないのでは?と思う部分もありました。
映画での日岡とガミさんの関係が後半、ある大事件をきっかけに日岡の気持ちの中で本当の師弟関係になってからの、日岡の立ち回りがとてもよかったです。原作には描かれない後半のシーンは見ていてスッキリしました。
ただ、一つどうしても大声で言いたいのですが、原作の日岡は日岡とかいて「ひおかし」と読むのです。映画で「ひおか」と呼ばれるたびに、なぜ「ひおかし」ではなく「ひおか」になったのか、最後まで違和感で気になって仕方ありませんでした。
脚本、ちゃんと原作読んでたのかなあ。うーん…
最後は首取り
バイオレンスさとかカッコ良さとかで比較すると、アウトレイジ(1作目)>本作>アウトレイジ(2・3作目)っていうところかな。
アウトレイジ(1作目)の最後も首が飛ぶシーンがあったけど、今作もやっぱり首が。。。怒りを買いすぎると首取りになるのかな。。。
冒頭から痛いシーンだったので、ちょっと構えて観たけど、その後はそれほどでもなかったので、バイオレンス苦手な人でも観やすいと言えば観やすいのかも。
役所さんの演技はさすが!
次回作も既に決まっているが、役所さんの役は亡くなってしまっているので、桃李君の演技の更なる成長に期待かな。
鮮やか
《仁義なき戦い》っぽい始まりかたなんだよね。こりゃ面白いわっていう。
そこで役所広司がムチャクチャな刑事で出てきて「いや、こりゃ、ムチャクチャだわ」って感じで、コンビ組むのが若くて聡明で真面目な刑事の松坂桃李なんだけど「まあ、こりゃ、確かに文句言うよね」って感じなの。
ムチャクチャさと真面目さを対比させて話が進んでで、真ん中あたりからネタばらしが始まんだよね。これが鮮やか。「そうだったのかあ」って。
役所広司のムチャクチャさも、ただムチャクチャな訳じゃなくて、そうだったのかあって。
物語を通じて松坂桃李が変化してく様子が良く書かれてんの。「なるほど、そりゃ、変わるよね」って納得の変化だし。
役所広司が殺されるのは「まあ、そうなっちゃうよね」と納得。そこから松坂桃李が踏ん張るのがまた良かった。
松坂桃李の内定記録に役所広司がコメントして「ようやった ほめたるわ」でジーンとくるの良かった。憎んでたと思ってた相手だけど、親しみを感じてたんだなあって。だからほめられると嬉しいの。
そしてラストシーンがすごく良かった。煙草くわえて「吸っちょるよ」っていうの綺麗で「松坂桃李いいな」と初めて思った。
演技がうまい俳優さんばかりだから、松坂桃李の演技が今一つなのが目立つんだけど、そこもうまく使い切った白石監督すごいと思ったね。
うう、、
冒頭のシーン、困るわ、、痛いだけじゃなかったー!と頭をガンと殴られます。
その後はまぁまぁなバイオレンスさなので、ストーリーに没頭出来ました。
ヤクザよりヤクザな刑事・上さん。彼の正義は何よりもカタギ。
そんなに珍しい話でもないかな?と思いつつ、役者さん達の演技が素晴らしいです。
ちょーっと上さんが良い人すぎるかな?と思っちゃいました。
やっぱ役所広司すごいわー、日本の宝だわ。
パンチの弱さは、平成テイストの昭和ヤクザ
原作はもっと人情味が溢れる老刑事と若者刑事の物語、仁義なき戦いを意...
原作はもっと人情味が溢れる老刑事と若者刑事の物語、仁義なき戦いを意識しすぎの映画になってしまったが、ポイントである何故老刑事がママを庇ったのか映画では上手く描けていない。それにしても役所はどんな役を演じさせても上手い。
役所広司さんが素晴らしい
役者の力量
バイオレンスと駆け引きの話
正しいヤクザ映画
観た。面白かった。満足。
正直、ヤクザ映画は好きではない。観たからといって、映画館から肩怒らせて出てきた経験もない。そういう高ぶりは、スポーツ映画に任せている、というのが俺なんだけれど、このヤクザ映画は面白かった。ヤクザ映画ではなく警察映画だぞ、と怒られそうだが。
役所広司も松坂桃李もピエール滝も最高の演技、さすがだね~。やるせない感じの中で、底によこたわる真のゆるぎない思いが明らかになり、それが受け継がれる印象、ってところがかっこいいなあと思う。
拷問シーンもこの上なく痛そうだし絶対やられたくない。痛そう度合いでは 伊坂幸太郎原作映画達と並ぶハイレベルでしたが、「まさに切る瞬間」はないので、そこがよかった。予算の関係かもしれないが、スプラッター系に多い単なる残虐映画と こういう映画の境目と思っているので、その点もよかった。スレスレ。
昭和の刑事映画
国家権力には勝てないか⁈
しとしとする映画
任侠物に触れて来なかった20代です、母の付き添いで鑑賞しました。
前情報無しで観たので、松阪桃李さんがヤクザの役なのかな?と思っていたら刑事さんだったんですね!
最初から最後まで、ハラハラドキドキというよりはじわじわ、しとしと、したテンポで進んでいきます。血がブシャーってなる場面や、拷問などに耐えられるなら、全国民にこの世界観を一度味わって欲しい…。
シーンごとにナレーションが入るので、任侠物初見の方でもストーリーは追いやすいです。
主演の演技が素晴らしく、役所さんはやはりすごい人だ…と改めて感じさせられました。一癖ふたくせある役者さんを揃えることで、作品の深みが増しています。いつ見ても真木よう子さんは強い女性が似合いますね。
気になるところとすれば、せっかく昭和後期の呉が舞台なのに、呉の街並みが引きでしか出てこなかったところかな。再現するのはかなり難しいと思いますが、スクリーンで観たかったです。
ここ最近松阪さんの活躍がめざましいですね、シンケンジャーの頃から応援しているのでこれからも期待してます!
面白かったけど疲れた。
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