スプリットのレビュー・感想・評価
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単独作として通用するようにリアリティを追求して欲しかった
三部作の真ん中とは言え、続作へと続く演出はラストシーン後の数秒間か…
マカヴォイの演技は素晴らしいし、サイコ映画として単独作で通用する脚本だと思う。それだけにリアリティのない不死身の表現をした事が残念でならない。
ジェームズマカボイすごすぎない?
【解離性同一性障害をリアルに描いたシャマランワールド、復活作】
ー M・ナイト・シャマラン監督の無茶な要求を飲み、期待を裏切らない怪演を見せたジェームズ・マカヴォイに喝采である。ー
ジェームズ・マカヴォイ演じるケビン・ウェンディ・クラムに隠された多重人格の数々。(余りに多すぎて、記憶にある人格だけ記載)
・デニス(暴力的かつ潔癖症)
・パトリシア(洗練された女性だが、狂気も併せ持つ)
・ヘドウィグ(低学年小学生:黄色い衣装を身に纏う)
・ビースト(24番目の圧倒的なパワーを持つもはや人間性がない進化?した生物)
低迷していたM・ナイト・シャマラン監督作品を久しぶりに観る。
面白い。
今作後、2009年発表の「アンブレイカブル」と今作を合体させた「ミスター・ガラス」を2019年に公開する。
<ケビンに誘拐されたケイシーを演じた”アニヤ・テイラー=ジョイ”の演技も印象的だった作品>
<2017年5月12日 劇場にて鑑賞>
マカヴォイの演技を最大限楽しめる
とにかくジェームズマカヴォイの演技が凄まじかったです。表情や動作の演じ分け。見ていて飽きませんでした。最後の方はもはやジェームズマカヴォイなのかすらわからない。ちなみに私はデニスが好きです。
独特のカメラワークにも目を引かれました。螺旋階段を真上から撮ったり、オシャレです。
ホラーというかスリラーなのかな…とグロやら痛そうなのが苦手な私は怖々と見始めたのですが、個人的にはそこまで怖くもグロくもなかったように思います。ホラー苦手な方でも多分大丈夫かと。
男の謎が解明されていくミステリー的要素がおもしろかったですし、心理戦のような部分も楽しめました。ケイシーの成長話としても見られましたね。
マカヴォイが演じた男もはっきりと悪とは言えないような、考えさせられるところもありました。見た目は完全なる悪でしたけども。
案外色々な見方ができる作品だったのではないかと思います。
そしてラスト。公開当時はファンの方みんなびっくりしたんじゃないでしょうか。次回作もそのうちに観たいと思います。
演技は見ものだけど作品は印象に残らず
多重人格の演技は見応えあり。
でも監禁物の怖さはなかったなぁ。
なぜ、誘拐は2人だったのか。
1人じゃダメなの?結果3人だし。
最後に殺すのを辞めた理由もあの傷じゃあ説得力不足。
あと、生き残った子が最後に叔父さんを警察に突き出すとか、殺すとかないの??と思ってしまった。
前知識なかったのでラストシーンには驚きましたが。
ミスターガラスに期待。
ジェームズマカヴォイ、驚異の23変幻??
23の人格を有する人物に誘拐されてしまった女子高生3人を描くホラースリラー作品。
ジェームズマカヴォイの怪演が大きく取り上げられた今作。
潔癖症の男性、お洒落な女性、陽気な子ども、モンスターのような力を持つ危険な人格などをさすがに23の人格全てを披露した訳ではないが衣装と合わせ、見事に演じ切った今作によって若かりし頃のプロフェッサーXの印象に加え、危ない変な人の名誉を欲しいがままにした、彼の代表作になるのではなかろうか笑。
またラストシーンにもあったように今作の監督、Mナイトシャマランが2000年に監督した「アンブレイカブル」と今作が同じ世界観を共有しているため、まさかの16年越しの続編でMナイトシャマランユニバースが誕生し、2019年にはその2作の続編にあたる作品が公開されるということで、サミュエル叔父貴とブルースウィルスが合流してくる豪華な顔ぶれになるようだ。
「アンブレイカブル」がかなり異色なヒーロー映画として括られているため、今作とどのようにコラボしていくのかとても楽しみである。
スポットライトは誰に?
誕生日パーティー後、3人の少女が見知らぬ男性に誘拐される。少女3人はある場所に閉じ込められるが、、この男にはある秘密が、、、。
多重人格という内容は早々体験出来るものでも無いし、面倒な内容だ。男には23人もの人格があるらしいが、脚本は良く勉強して作られていると思う。ただやっぱり2時間ぐらいの映画だと5〜6人程の人格出演が精一杯。
しかし、「ただ多重人格者が少女3人を拉致した事件」「24人のビリー・ミリガン似」だけでは、シャマラン監督は作品は作らないとは感じていたが、やはりキーワードになるのは24人目の人格「ビースト」。
フィクションを現実に絡ませるのが上手いシャマランだが、今までは単発で続きが無い様な作品が多いのに対し、これは序章。
この1作で終わらせない様なラストや作りは高感が持てるし、続く「ミスター・ガラス」の様に自分の方向性を変えていったのは、この頃監督の身の周りに何か変化が起きた様にしか思えなかった。
演技は素晴らしいけど
シャマランは割と観てると思いますが、期待しない方が良いんだろうという事は分かってるつもりです。
でもジェームズマカボイ主演の時点で、「いつコメカミに中指当てて難しい顔するんだろ」と、にわかファンの癖にX-MENネタを期待するという、雑な期待して観てしまいました。
多重人格という難しい役を、素晴らしい演技でやりきってます。
が、発端からその過程、結末まで、何故彼女たちを誘拐しなくてはならなかったのか、という事は一切不明瞭。
途中、彼のPCから各人格の動画が出て来る時にスゴイワクワクしたが肩透かし。
最後に出てきた人格も、急に理性を取り戻したりするのでそんなに怖くない。最後書き換えるなら、ケイシーも別人格が出て来て対決するとか出来なかったのかな。
全てがラストのあのおじさんの発言の為だけに進んでいた事には、歓喜よりも悪態をついてしまった。
「サイン」くらいから思ってましたが、シャマラン映画はアニメでやった方がスッキリするかもしれない。
文句は言いながらも、シャマランは今後も観るでしょう。
いつものテンション
次回作に期待!
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自宅にて鑑賞。オープニングからいびつで異常な状況に放り込まれる。シンプルでク-ルなタイトルコール。終始、テンションを保ち続ける見せ方は流石だが、何よりも“ケビン・ウェンデル・クラム”のJ.マカヴォイの圧倒的な演技力に尽きる。どこか儚げ乍ら芯の強さも感じさせる“ケイシー・クック”のA.テイラー=ジョイも佳い。そして幾らネタバレ全開でも書くのが躊躇われるラスト。よく聴くとエンドロールで流れるナンバーは、監督のフィルモグラフィーにあるあの作品と同じである。監督の過去作を観ておく事を強くお薦めする。65/100点。
・本作を形成する潜在的なモチーフとして、精神疾患発症の要因の一つとも云われるネグレクト、DV、セクハラ等と云った現代的な社会問題がコミットされている。
・23に新たな一つを加えた24の人格と云うスペックが提示されるが、登場するのは半分以下でエンドロール時には8つのみに留まっている。そして解離性同一性障害(DID・多重人格障害)の最新研究結果の拡大解釈から、メンタル面だけでなく肉体的にも壁をよじ登ったり、弾丸のダメージが低減化したり、まるでスーパーマンの如く超人的に変貌するのは如何なものか。
・パソコン上に表示されるQuickTimeのファイル名は──「1_Barry」、「2_Jade」、「3_Orwell」、「4_Kevin」、「5_Heinrich」、「6_Norma」、「7_Goddard」、「8_Dennis」、「9_Hedwig」、「10_Bernice」、「11_Patricia」、「12_Polly」、「13_Luke」、「14_Rakel」、「15_Felida」、「16_Ansel」、「17_Jalin」、「18_Kat」、「19_B.T」、「20_Samuel」、「21_MaryReynolds」、「22_Ian」、「23_Mr.Pritchard」の23個である。
・オープニングのタイトルコール時、及び最後のスタッフロールは肝である人格の数──6列×4行=24(23+1)分割で表示されている。亦、オープニングクレジットやタイトルロゴのタイポグラフィはフォントの違いこそあれ、『10 クローバーフィールド・レーン('16)』のデザイン処理を想起した。
・本作の"Casey Cooke"は、『アンブレイカブル('00)』の"David Dunn"同様、『スパイダーマン('62~)』の"Peter Parker"、『超人ハルク('62~)』の"Bruce Banner"、『デアデビル('64~)』の"Matt Murdock"、『ファンタスティック・フォー('61~)』の"Reed Richards"、『スーパーマン('38~)』の"Lois Lane"・"Lex Luthor"等と同じくファーストネームとファミリーネームのイニシャルが揃っている。
・これ迄と同様、監督は本作でもB.バックリー演じるドクター“カレン・フレッチャー”のオフィスが在るマンションのファストフードを愛するコンシェルジュ“ジャイ”として自作に顔を出している。
・本作製作時から構想に有ったと云う続篇は、本作の興行的成功(監督としては五作目となる一億ドル越えのヒット)を受け"Glass"と云う仮題で、'19年1月18日リリースを目指し、現在製作中であると'17年4月26日にTwitterで明かした。この続篇のキャスト陣は、J.マカヴォイ、B.ウィリス、S.L.ジャクソン、A.テイラー=ジョイの続投が予定されている。
・鑑賞日:2017年10月1日(日)
前作を見た方が良い
やばい傑作
じわりじわり
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