テイキング・アース　地球侵略

　宇宙船の造形だけは凄くいい！しかし、それをCG合成した絵が全くダメなので、なんとも評価しにくい作品。南アフリカで作られた映画といえば、『第9地区』とか『チャッピー』などSF作品としても優れているのですが、この作品はまるでそれを目指した学生たちが作ったんじゃないかと思ってしまう代物でありました。

　まずは生物化学兵器によるテロとか言いつつ、その描写が何もない。ただビルが爆発しているだけ。人々が逃げ惑うシーンもちょっとはあるのですが、人数が少なすぎなのです。宇宙人たちの描写もよくわかんないし、地球人グレアムとして成りすましたガンボンもよくわかりません。

　良かったのは主人公キャメロンの母親役だったエレンの雰囲気だけでしょうか。その他の俳優（素人？）の演技が棒読みすぎて嫌になってきます。ロボットや宇宙船模型を作った人はえらいと思うけど、それを全く生かしきれてない作品でした。

ウイルスで地球の人口は激減、このウイルスは感染者を狂暴化させるので大変。
更に悪いことにエイリアンが地球にやってきて人類に憑依する。
そしてややこしいことにエイリアンにも善玉と悪玉がいた。
頑張れ普通の人類！