探偵はBARにいる3のレビュー・感想・評価
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最高傑作!
ストーリーは確かにどこかで見たような感じかもしれない。
ツッコミどころもある。
でも、それを補って余りある安定感が心地よい。
今回監督が変わってコメディ色が強い。
でも、大泉洋が実に生き生きと演技していて、久々に劇場で笑い声を出した。
今回レーティングが下がって物足りなさを感じる人もいるかもしれないが、シリーズとして脂が乗ってきたように思う。
笑って泣けてアクションもある、これはもう寅さん➕007。
和製ハードボイルドコメディの傑作!
ご長寿シリーズになって欲しい
やはり、たまにはこのシリーズを見たくなる。すごい良かった、とも思うわけではないが、期待値を裏切らないクオリティは毎度ある。結局、ちょっとかっこいい大泉洋をたまに見たいと渇望している頃に、ちょうどやってくるこのシリーズなのだ。
ほとんどのハードボイルド映画の夜景が東京であることに慣れている脳に、札幌の夜景は新鮮(ニッカの看板なんて特にそう)で、その街で躍動する大泉洋がみごとにはまっている。
ストーリーは並。マリが金にがめつくなった理由がそれか!って驚きや、最後のオチにずっこけさせられるとことか、この映画らしいテイストがある。そう、理由がそれって、哀しいよね。でも、マリにとっては命を燃やすほどの値打ちがあったんだよなあ。このへんが上手い、この映画。
安定の面白さ
単純明快なストーリーで安心して観れます。
探偵と高田のナイスコンビ、今回も頑張ってました(笑)
大泉洋と松田龍平はもちろんのこと、リリー・フランキーが良かったです。
本当に上手くて(笑)、いつもながら感心でした。
北川景子は良かったけど
つまらない作品でした。二人とも喧嘩が強すぎることに違和感ありますし、ヤクザから一億円を奪い取ったのに、翌日以降も逃げることなく平然と生活しているなんてあり得ません。
期待以上!😆
期待以上に面白かったです。
大泉洋と松田隆平ナイスコンビです。
北川景子が美しい。。。
リリーフランキーもいい味だしてて好きです。
てか全員よかった!^_^
ストーリーとしても中だるみなく、思っていた展開とも違くて楽しめました!
ユーモアとハードボイルドの程よいミックス
今回、名無しの探偵(大泉洋)のところに舞い込んだ事件は、相棒・高田(松田龍平)の後輩の彼女が失踪したので探してほしいというもの。
行方不明の彼女・麗子(前田敦子)のプライベートを洗うと、高級プライベートモデル事務所に所属していた。
さらに探りを入れると、その事務所は暴力団組織の紐付き・・・
というところから始まる物語で、モデル事務所のオーナー・マリ(北川景子)は、かつて探偵が助けたことのある薄幸な女性だった・・・と展開する。
冒頭、雪原を走る毛ガニ運送のトラックの運転手が何者かに撃たれ、積み荷が奪われるという事件があり、麗子の失踪もそれに絡んでいることは早々に明らかになる。
そして、事件の絵姿もおおよそ映画中盤で察しが付いてしまう。
ということなので、謎解き的な面白さはそれほどでもないが、探偵とマリの関係、真犯人の動機、事件の最終的な決着など、ミステリー要素以上に人間ドラマを深掘りしていて、興味深い。
脚本は、前2作も担当している古沢良太。
ただし、これまではプロデューサーを兼務している須藤泰司との共同だったが、今回はひとりのもよう。
なので、ドラマの深掘り加減は、古沢良太によるものだろう。
監督も、これまでの橋本一から、『疾風ロンド』の吉田照幸に交替しており、程よいユーモアとハードボイルド感覚が巧みにミックスされている。
これならば、引き続き、このシリーズを観たいなぁと思う。
安定のクオリティ
1、2とDVD鑑賞済みで今回。
主演2人は安定の演技。松田龍平の出番ってこんな少ないっけ?
北川景子も、もう少し出演シーンが多かったらなぁ。
内容はハードボイルドさや、クスっと笑うところもあり良かった。
ただ今作もDVDで良かったかな
洋ちゃんカッコよすぎるわー
どうでしょう藩士としては喜ぶべきなのでしょうがどうにも洋ちゃんがカッコよく見れないのです
シリアスな演技の時も″寝てる時は目が開いてるくせに〜″
とか
真面目な格闘シーンでも″ホントはマジギレしてマシンガントークでねじ伏せる方が得意なくせに″た思ってしまう
そんな彼も6歳児の父であり役者人生の方が水曜どうでしょうよりも長いのに未だになれない
それでも『R-14』や『歓喜の歌』を観た時は感動してしまった
とても面白い映画であることは確かです!
及第点
オールドスクールな独白ベースのハードボイルドスタイルであることも含め、シリーズに求められるレベルは確実にクリアしている。そういう意味では、邦画としては充分に及第点。
しかし、動機が弱い。そこが一作目を超えられない理由か。北川景子は頑張ったと思うんだけどね。
1作目には及ばないが安定している
高田の後輩の彼女が突然姿を消した。ありふれた依頼を暇つぶしで調査しているうちに事件は暴力団へと繋がっていき…。
シリーズ3作目。面白さのピークが個人的に中盤で来てしまったがシリーズとしての安定感は健在で苦味の少し残るラストもこの探偵らしさがあって好き。
最後のオチを見落としなく
ハードボイルドではあるが人情話という日本独特の探偵もの、今回は非常にテンポも良く飽きさせることなく見せてもらった。是非見なくちゃならない映画ではないが、退屈しのぎにはいい映画であった。今回のゲストの北川景子も結婚してからケンがなくなり美しさが増した感じだ。相棒の田中がニュージーランド留学でこれでコンビ解消かと思ってエインドロール見ないで帰った人、最後にオチがあったのにかわいそう。
見てて共感できないのが本当に辛い
「他人にはどうでもいいことでも本人にとっては重要なことがある」
そのために命を燃やせるかをテーマにしている本作。
まず、ヒロインのマリは本当に他人にとってどうでもいい事の為に多くの人を巻き込んだ挙句2人も殺してしており、全く共感できない。
凶行に至った動機の部分がほぼ描写されていないせいで動機の軽さと犯行の重さがミスマッチ過ぎて、頭のおかしい女にしか見えない。
マリが命をかけて金を残したかったのが他人の娘。
ただ誕生日がマリが流産した日と同じっていうだけ。
その子もその母親も、そこまでマリを慕っている様子もない。
最後の場面ではその娘に「こわい」といわれ、その母親には「あんなことをする人だったなんて」と言われる始末。
こんなことのために2人も殺したり、危ない橋を渡ったのか?という疑問しか湧いて来ない。
劇中のモルヒネを所持しているシーンから末期ガンであることを匂わせてはいるものの、それにしても理解不能すぎる。
映画の言いたいことは
「こんなクソみたいな理由で命を燃やす(笑)馬鹿女もいるんだよ〜〜〜」
これだけ。
命を燃やすっていうのもね。
人殺して金を奪って寄付することが命を燃やすことなのか?馬鹿か?
美談でもなんでもない、後味の悪いゴミ作品。
これから鑑賞しようと思っているならやめておいた方が無難。
アクションが凄いとかほざいてるゴミレビューも散見されるが、現代映画のアクションの質を知らない老害が書いてるだけで、口が裂けてもすごい!と言えるような出来ではない。
原作ありきで語ってる、エアレビュワーの方が多いんじゃないか?
監督は変わっても、これがこのシリーズの味だっ!というのは変えないストーリー展開がいいからこの作品は好き
4年ぶりとなる私も現在住んでいる札幌を舞台にしたススキノ探偵シリーズ映像化第3作目。
変更したのは前2作の監督だった橋本一監督から、NHK朝ドラ「あまちゃん」の演出や映画「疾風ロンド」「サラリーマンNEO劇場版(笑)」を監督した吉田照幸監督にバトンタッチをしたぐらいで、脚本は今作もドラマ「リーガルハイ」映画「ミックス」などでおなじみ吉沢良太さん。
キャストも前2作の変更なしのレギュラーメンバーとヒロインゲストに北川景子さん、前田敦子さん。悪役にリリーフランキーさんが登場してくれました。
監督は変わっても気が向けば依頼は受け美女には弱い探偵の物語シリーズの味は一切変わらず今回も美女に振り回されるけど、ぐっと切ない人生ドラマといえるでしょう。
依頼人を必ず守ろうと行動する探偵のご存じ大泉洋さんの演技はかっこよかったです。
探偵の相棒を演じる松田龍平さんも今回もかっこよかったです。格闘は強いけど今回の作品は自分を上回る相手が登場するので果たしてどうなるかが見どころかもしれませんな。
探偵と相棒の面白い掛け合いも、今回もいい。シリーズの中では一番面白かったかもしれません。
レギュラーメンバーの中では今回は探偵行きつけの喫茶店「モンデ」の看板娘、峰子は結構セリフが多いのでご注目。まさかあの人のファンだったとは驚きでした。
過去作を観ている人には相変わらず探偵は変わんないなと思わせるほど今回も、謎めいたヒロインの行動に振り回される探偵ドラマ。男性のみなさんは女性の気持ちを知れるちょっとした勉強にもなれる作品かもしれません。
そして、この作品を観てぜひ札幌を好きになっていただければ嬉しいかもしれません。
ちなみに、今回もどこかに原作者ご本人も出ますし、北海道の皆様はご存じのオクラホマもどこかに出るので探してみましょう。(笑)
"いつもの定食"でいい。昭和レトロな国民的娯楽シリーズになってほしい
大ヒットした前2作(2011/2013)から4年のブランクを経たのは、主人公2人の忙しさ、あるいは須藤プロデューサーの異動や橋本監督の東映退社・独立の影響なのかも知れないが、何はともあれ、人気シリーズの最新作である。
続投する人気脚本家・古沢(こさわ)良太の魅力のひとつは、凸凹コンビ構造にある。「デート〜恋とはどんなものかしら〜」では杏と長谷川博己、公開中の「ミックス。」やドラマ「リーガルハイ」シリーズではそれぞれ新垣結衣と瑛太、また新垣と堺雅人の掛け合いの妙が楽しめる。
もちろん本作では"大泉洋×松田龍平"であり、3作目にして、原作小説「ススキノ探偵」シリーズ(東直己・著)に拠らないオリジナルストーリーを、古沢良太が書き下ろすことで、ボケツッコミに磨きがかかってきた。まさに大泉洋×松田龍平×古沢良太(脚本)による映画的な調和である。
併せて、第1・2作の橋本一監督に代わり、今回から、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013)の吉田照幸監督になったことで、次なるフェイズに向かうのかもしれない。アクションシーンがスローモーションと早回しを組み合わせた、ガイ·リッチー的なアプローチを試している。
そもそも本シリーズは、オールドファッションドな昭和レトロクラシックを意識している。
そのひとつは、東映が70~80年代に送り出したハードボイルドシリーズ。それは松田優作を主演とした"遊戯シリーズ"や"大藪春彦作品"(「野獣死すべし」、「甦る金狼」)などだが、むしろ同時期にテレビ放送された「探偵物語」のコミカルな松田優作を強くリスペクトしている。もちろん長男·松田龍平のキャスティングも意図されたもので、"まほろシリーズ"の"仰天春彦"的なハチャメチャさはないものの、期待に応える"血筋"を垣間見られる。
さらに、松田龍平演じる助手の高田が運転する、光岡自動車のコンパクトセダン "Viewt"(ビュート)も、レトロクラシカルである。これは光岡自動車のパイク・カー(改造車)の原点が、"ルパン三世"の愛車だったメルセデスベンツ·SSKのレプリカをモチーフにした、"ラ・セード"だったりするところから、ルパン三世と次元大介コンビの関係性をも想起させる。
また、日本映画に国民的娯楽シリーズというものが無くなって久しい。やはり正月には、「男はつらいよ」のような、"安寧な心の拠りどころ"が得られる人情喜劇があるのはいい。
"葛飾柴又"ならぬ、"札幌ススキノ"を舞台にして、お馴染みの地元民に囲まれて、毎回マドンナが入れ替わる。本作には「男はつらいよ」に似た魅力が詰まっている。
第1作目が小雪、第2作は尾野真千子、そして今回のマドンナは、北川景子と前田敦子である。松竹の「男はつらいよ」が、東映の"やくざ映画"のパロディとして始まったように、本作も昭和映画のパロディとして開き直っている。
そして何といっても、毎回楽しみなのは、主題歌だったりする。もちろんこれも"昭和レトロ"だ。1作目は、鈴木慶一とムーンライダーズの「スカンピン」(1977年)。そして第2作目は、ジャックスの「時計をとめて」(1968年)を、カルメン・マキがカバーした。このマニアっぷりは、何なんだ(笑)。
今回は、はちみつぱいの「大道芸人」で映画が始まり、エンドロールは「大寒町」(1974年ライブ版)で締めくくられる。
♪大寒町にロマンは沈む。星に乗って銀河を渡ろう。
かわいいあの娘と踊った場所は、いまじゃあ場末のビリヤード♪
・・・歌詞が心に滲みる。
いわゆる"3部作"は、掃いて捨てるほどある。何も仕掛けはいらない。"いつもの定食"で構わないので5作、10作と続いてほしいシリーズである。
(2017/12/1 /TOHOシネマズ日本橋/ビスタ)
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