スペクトル

戦火燃ゆる紛争地帯で突如謎の第三勢力によって兵士が殺され始める。

異常な殺され方をした兵士、姿の見えない殺人者。

正体は何なのか、戦車ですら単騎で破壊する相手にどうやって対応すればよいのか、それを探っていくSFホラー的作品。

なのだが、怪物の対処法が分かると作風が一転「世界侵略：ロサンゼルス決戦」になる。

それだけならまだいいが、戦闘シーンの作風が紋切り型でどこかで見た事ある感じにまとまっており、「コンビニで買ってきたスパイシーカレーをスプーンで食べてたら、底から伸びたパスタが出てきて食べ方に困る」みたいな気持ちになる作品。

設定や世界観にとてもワクワクするだけに非常に惜しい作品。

未知過ぎてお手上げな敵の対処法が、主人公お手製武器
それも小隊分を手作りでサクっと作り上げる
もちろんテスト運用なんてない
敵の正体も意味不明だし、全てにご都合主義が蔓延していた感想

ただ発電所に街並み等のセットが素晴らしかった
評価点はそれだけ

『禁断の惑星』を思い出した。
うぁ〜まさに禁断の惑星の答えのような話だ。スゲ～。
ボーズ・アインシュタイン凝縮体♥
『非常に多くの原子 （ボース粒子）が互いに引きあう力により量子力学的な 波動性をもった同じ状態を取った状態』

マサロフ発電所での大量の電力が必要との事。それを踏まえて、
実際のモル◯バはヨーロッパでは永世中立国であったが、今はNATOに加盟申請中。従って、この段階での米軍の介入があったことや、内戦に付いてはあり得ない。
しかし、この映画の数年後、ザポリ◯ジャの発電所が問題になっている。

些か、プロパガンダ映画とも受け取れるが、傑作なSFもどきの映画である。出鱈目でも、科学にこだわっている。
良い面の皮はモルド◯だせ。モ◯ドバは古代ローマ人の国。

正体不明の敵を天才科学者が解明して勝利するという、もはやSFミステリー系の伝統的なパターン。途中でちょっと飽きてしまった