IT イット “それ”が見えたら、終わり。のレビュー・感想・評価
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オレ的キング原作映画ベスト5もあるよ!おっさんは本作を見て、ああ俺もピエロなんだ、と思った。
本を全く読まないオレだが、スティーブン・キングは原作が多く映画化されることもあって、その名前は知っている程度。世間のキング原作映画のベストはだいたいこんな感じらしい。
1位:ショーシャンクの空に
2位:スタンド・バイ・ミー
3位:シャイニング
4位:キャリー
5位:ミザリー
次点:グリーンマイル、ミスト
なるほど、なるほど。真面目だなあ。おれだったらこうかな。
1位:ドリームキャッチャー
2位:キャリー
3位:ペット・セメタリー
4位:ミスト
5位:シャイニング
妙に汚い映画ばかりだな。はっはっは。
キング原作映画はカス監督も撮れば、デ・パルマ、キューブリック、ハックフォード、ダラボン、カスダンなど、超大物監督も撮るという、いろんな意味で「臭う」映画だ。
「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」
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本作、ホラー映画の世界興行では、トップに立った。(R指定ホラー「エクソシスト」を超え、非R指定の「シックスセンス」超え。)
当時とはまた事情が違うだろうが、本作のヒットの要因は、
1.海外人気TV「ストレンジャーシングス」のヒット下
2.SNSという口コミ
3.少年少女もの(ジュブナイルもの)
4.エロくない
で間違いないと思う。もっとざっくり言うと、女子どうしでも観に行ける映画。
「怖いのは観たいが、エロはイヤ。オタクっぽいのもイヤ」
という、ジャンル映画のくせして、既定のファン層を裏切るかのような作風。(原作はそうではないらしいが)
ただ、まあ、「スタンド・バイ・ミー」嫌いで、「ドリームキャッチャー」好きのおっさんとしては、本作物足りないのは仕方ない。
本作の特徴として、「いじめられっ子」の奮闘記ということになるのだが、またそれもヒットの要因と思われるが、「いじめっ子も襲われる」という点にノレない。
そもそも、おっさんにはノスタルジーなんか必要ない。こんなもん、多かれ少なかれ通ってきた道だし、「スタンド・バイ・ミー」なんか、まんま通ってきた道だし、またおっさんになっても「人生の苦難の道」は続くのである。いつだって自分のもつ恐怖と対峙しているのである。
カミさんの顔をみれば、ピエロに見えるし、朝鏡を見れば、目の前には疲れたピエロがいる。会社に行けば、ピエロになり、子供に対しては、ピエロにならないといけないし、大きくなれば、また恐怖のピエロに見えないといけない。
そういった「乗り越える象徴である」ペニー・ワイズが、「恐怖」を知って退治されたことにも本作だけでいうと不満だ。ただ、原作の設定が、実在した連続殺人犯をモデルにしているゆえ、「恐怖の象徴」が前提なのだろうが、それを知らずに観ると、ペニー・ワイズって案外親切じゃね?と思ったりもする。
続編にはその「誰でもピエロ」な展開が待っていることを期待しつつ、おっさんは「愛のある」ピエロで今日も頑張るのである。
追記
もちろん、子役の演技や「大作感のある」カメラや演出は素晴らしいし、設定を80年代に合わせているのもおっさんとしては観易くていい。ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、XTCなどの楽曲も楽しいが、オーケストラなスコアがまた80年代っぽくって良かった。
あの怪物は子供と大人の狭間で揺れ動く思春期の心を食いちぎるあの魔物
S.キングの代表作にして最も映像化が難しいとされてきた本作を、まさかこれほど鮮やかに描き切るとは。キャリー・フクナガの名が脚本家として残っていることからも、これまで企画に携わってきた才能らが少しずつブラッシュアップさせてきた面も大きいと見た。
それにしてもよく言われるように、本作は陰と陽を使い分けるかのようにキングの『スタンド・バイ・ミー』的な側面と、ストレートな恐怖を感じさせる展開の数々を併せ持つ。さらにそのバランスに亀裂を生じさせるが如く、ホラー物における最恐キャラともおぼしきペニー・ワイズを、あの粘着的な発声法と驚異的な動きで具現化し得たことは大きな功績だ。ビル・スカルスガルドの怪遠はホラー映画史に刻まれるレベルのもの。どんな特殊効果にも増して、彼がその表現力や体の動き一つでもたらしたものはあまりに大きい。大人になった主人公らとペニー・ワイズとのさらなる対決を描く続編も楽しみだ。
通過儀礼をモチーフにした青春ホラー
ホラー映画としての恐怖感もさることながら、青春映画としての完成度が高い。原作者スティーブン・キングの恐怖要素とジュブナイル小説の要素がバランスよく合わさった作品で、ホラーが苦手な人でも鑑賞可能なのではないか。
ルーザーズ・クラブ(負け犬クラブ)と銘打った少年たちのグループが街を恐怖に陥れる超常的な怪物、ペニー・ワイズに勇気を持って立ち向かい成長していく姿に恐怖よりも爽やかな感動が勝る。ペニー・ワイズは、どもりやぜん息など様々なコンプレックスを抱えた少年少女たちの、克服しなければならないものの象徴であり、通過儀礼をモチーフにしたホラー作品といえるだろう。
前回映像化されたのは1990年、作品上での設定同様27年後に公開されたというのもニクい演出だ。
良くも悪くも今様のホラーということか
米国ではホラー映画として異例の大ヒットとのこと。元々欧米文化圏にピエロ恐怖症というものがあって、そうした部分を刺激する要素と、CGと派手な音響を駆使した盛り沢山な今どきの映像体験がうまく当たったということか。
気になったのは、ITの高すぎる特殊能力。相手の子供の怖がるモノに姿を変えるのは、まあありだ。心に直接働きかけて、相手に幻想を見させるのならそう難易度は高くない。だが、ある子にとって恐ろしい姿が、別の子にも見えるのはやりすぎ。魔法使いか悪魔みたいな存在になってしまう。
もともとS・キングの小説には想像力豊かに恐怖を描く魅力があるのだから、ばかでかい音で驚かせる凡庸な演出に頼ってほしくなかった。
ただ、ペニーワイズ役のビル・スカルスガルドの端正な顔立ちは凄みがあった。あと、眼球をぐるっと動かして斜視のようになるシーン、あれはCGじゃなくて自分で動かしているそう。なんという能力!
まあ普通くらい
特にそこまで面白くもないから続編見る気にならなくて
多分一生見ないでしょうね! オリジナルのイットの🤡のイメージが強くて ビルスカルガルドの🤡が一切受け付けなくて怖さがゼロで マクドナルドの🤡のほうが8兆倍怖いです👋
思ってたのと違ったけど面白かった!ピエロ怖っ。 けどそれよりグーニ...
思ってたのと違ったけど面白かった!ピエロ怖っ。
けどそれよりグーニーズ感、スタンドバイミー感が良かった。ピエロvs少年達。
怖いよりちょい笑えるホラーで楽しかったです。
2回目鑑賞 2019/10/22
恐怖に立ち向かう物語
少年たちの日常の会話や雰囲気が
『スタンドバイミー』を彷彿させる。
仲間たちと恐怖の存在に立ち向かう成長物語。
視聴者を怖がらせるような描写ではなく、
少年たちが怖がっている状況を見るような作り方。
ほんのり恋愛要素もあって素敵な作品。
デリー街の悪夢。 ”それ”の”これ”が”あれ”だったら”それ”だったんだけどねぇ…。
静かな街デリーを襲う謎の怪物ペニーワイズの恐怖を描いたジュブナイル・ホラー『ITイット』二部作の前編。
舞台は1989年。児童の失踪が相次ぐデリーの街で姿を消した弟を探す少年ビルとその友人たちは、街を襲う怪異の存在を知ることになる…。
原作は『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』で知られる、小説家スティーヴン・キング。
弟を探す吃音の少年、ビル・デンブロウを演じるのは『ヴィンセントが教えてくれたこと』『アロハ』のジェイデン・リーバハー(現ジェイデン・マーテル)。
いじめを受ける孤独な少女、ベバリー・マーシュを演じるのは小役時代のソフィア・リリス。
口が悪いビルの友人、リッチー・トージアを演じるのは『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のフィン・ウルフハード。
街を襲うピエロの怪物、ペニーワイズを演じるのは『シンプル・シモン』『アトミック・ブロンド』のビル・スカルスガルド。
全世界興行収入7億ドル以上。これはホラー映画というジャンルに限って言えば史上No. 1の大ヒットという事になる。製作費の20倍近くを稼ぎ出した、まさにモンスター級の怪物映画である。
原作はスティーヴン・キングが1986年に発表した小説『IT』。1990年に放送されたテレビドラマ『IT/イット』に続き、映像化されるのは今回で2度目となる。
原作もテレビドラマも未見の状態での鑑賞。
80年代を舞台にしたホラー映画ということで、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(2016-)の2匹目のどじょうを狙った作品のように思えるが、企画自体はそれよりもずっと前から始動していた模様。
この物語が映像化されるのは前回のドラマ版から数えて実に27年振りのこととなるわけだが、これはペニーワイズが27年に一度蘇るという設定を受けてのこと。こういうのはなかなか洒落が効いていて好き😊
『ストレンジャー・シングス』の大ブームとペニーワイズの復活が重なったというのは偶然なのだろうが、結果としてこれがこの作品の超絶大ヒットにつながったのだろう。フィン・ウルフハードくんには”ハリウッドの神木隆之介”という称号を与えたい。
”死者を探す冒険に出かける”というプロットは、1986年に公開されたキング原作の映画『スタンド・バイ・ミー』と一緒。はっきり言って、本作は『スタンド・バイ・ミー』にホラー要素を付け足しただけの映画であるとも言える。
みんな大好き『スタンド・バイ・ミー』。そこにホラー要素が付け足されるなんてそんなもん面白いに決まってるじゃん!!…と思っていたんだけど。
何ちゅーか、カレー炒飯みたいな映画というか…。「やっぱカレーと炒飯は別々に食った方が美味くね?」みたいな映画でしたねぇ…。
前半はめちゃくちゃ良い!!✨
LOSERSクラブという『スタンド・バイ・ミー』そのまんまな陰キャ4人組と、ひょんなことから彼らとつるむことになる爪弾き者の3人。この負け犬7人が互いの傷を舐め合いながら、次第に友情を深めていく様子はまさにジュブナイル映画の王道ど真ん中。
萌える木々、煌めく水面、疾走する自転車。家庭でも学校でも窮屈な生活を送る少年少女たちが同じ境遇の仲間と出会うことで傷を癒やし、世界と戦う覚悟を決める。これこれこれだよ俺の好きな青春映画はっ!!って感じでめちゃくちゃアガった!!👍✨
正直7人はちょっと多いかな?5人くらいでいいんじゃないかな?と思わないこともないんだけど、まあ友達は多い方が良いですからね。
街の歴史を調べることで異常な”何か”が存在していることに気がつく、というのもめっちゃ興奮する展開。図書館にある古い文献を調べる、というのは割とホラー映画あるあるだけど、こういうのスゲー好きなんです。個人的なフェティッシュなのかもしれない。今回もそれが見られてとっても嬉しかったです😆
この子供達が友情を結び、事件を解明するために一致団結するというところまでは面白かったのだが、いざペニーワイズが暴れ回り始めると途端に冷めてしまった。
というのも、せっかく”殺人ピエロ”というこの世で最も不気味な存在を扱っているのに、このペニーワイズの見た目があんまり怖くないんですよね。もっとリアルなピエロ、それこそマクドナルドのマスコットキャラのドナルドみたいな普通のピエロの方が100倍怖い。
それとペニーワイズは『エイリアン』シリーズのゼノモーフみたいな、いかにも「私はモンスターです!」みたいな口をしてたけど、こういうのは見せないから怖いのであって、「どうだぁ!!怖いだろう!!」みたいな感じで見させられると逆に怖さが減ってしまう。
怖がらせ方も一辺倒な感じがしてイマイチ。『シャイニング』(1980)のオマージュだと思われる血の洪水とか悪くない描写もあるんだけど、基本はゾンビみたいなヤツを使ってビビらせるという手法。せっかくそれぞれが最も怖いと思うものを具現化させる能力があるんだから、それをもっと活かした怖がらせ方をして欲しかった。
恐怖の権化のような存在であるはずなのに、同じキング作品でいえば『シャイニング』のジャック・ニコルソンの方が断然パワフルでエキセントリック。メイクしてないのにね。
下水道から「ハァイ、ジョージィ🎈」なんて言いながらニコルソンがあの満面の笑顔を覗かせたらと思うと…😨…まぁ実際にその絵を見させられたら怖いを通り越して爆笑しちゃうと思うけど。
はっきり言って、ペニーワイズよりもそれぞれの家庭環境の方が1億倍くらい怖い。屠殺を強いる祖父、狂気的に過保護な母親、そして娘に性的虐待を行う父親など、まさに毒親の見本市のような作品である。
それだけでなく、ビルに対する父親の冷たい態度や、いじめを見て見ぬふりして通りすぎる通行人など、大人の無関心さが嫌というほど描かれているのもこの映画の特徴。とにかく7人を取り巻く世界の息苦しさったらなく、子供達には1秒でも早くこんな街からは出て行って欲しいと願いたくなる。
大人たちの方がペニーワイズよりも断然恐ろしい存在なので、言ってしまえば別にペニーちゃんがいなくてもホラー映画として普通に成立しているのです。出てきたら出てきたで大して怖くないし、割と本気でこの作品におけるペニーワイズの存在意義がよくわからん。
これならスーパーナチュラル要素を取っ払った、この子供達が大人やいじめられっ子という現実の恐怖と戦いそれを克服するという映画の方が見たかった。
少年少女の心情の機微、例えば女の子の身体に興味津々なのにそれを誤魔化す男子たちとか、そういう青春要素は良かったのだがストーリーが進むにつれてそこもだんだん雑になる。
特に気になったのはビルとベバリー、そして太っちょの少年ベンとの三角関係。
匿名で詩を認めるベンと、その詩をビルのものだと勘違いしてしまうベバリー。最終的にその勘違いは解けるのだが、結局ベバリーといい感じになるのはビル。
いやおかしくね!?あの展開なら普通カップルになるのはベバリーとベンだろっ!!
デブとギャルのカップルなんて許されないということなのかおいっ!!😡
一番気になったのはいじめっ子のヘンリー。正直こいつのやっていることはいじめとかそういう域を超えている。「身体に俺の名前を彫ってやる」って、『北斗の拳』のモヒカンかお前はっ💦…まぁそこは良いんですけどね。
実は彼も抑圧的な父親の影響で歪んでしまったのだということが、ストーリーが進むにつれて見えてくる。ナイフを無くしてしまいめちゃくちゃ動揺するシーンとかめっちゃ良かったですよね。
ペニーワイズの手中に落ち、自らの手で父親を殺めてしまうという衝撃的な展開。これからどうなっちゃうの!?と思っていたのに、割と彼の末路は雑。えっそれでいいの?
というか、そうなると黒人少年のマイクは色々と面倒な事になっちゃわない?まさか続編は法定劇?
正当防衛とは言え父親の頭をカチ割ったベバリー。彼女の法的なあれこれも何だかあやふやだったし、そもそも下水道で見つかった大量の遺体を警察やマスコミはどう扱ったのかなど、説明されていないところで気になる点はめっちゃある。それは続編で明らかにされるのかも知れないが、少なくともこの一作だけを観た感想としては何とも歯切れが悪いな…と思わざるを得ない。
架空の都市を舞台にした、恐怖を操る連続殺人モンスターもの、という点では『エルム街の悪夢』(1984)を思い出させる。実際キングも『エルム街』から着想を得てこの小説を書いたんじゃないの?とか邪推したくなるほど、この2作における怪物の倒し方は割と似ている。ビビらなきゃ勝ち。
倒し方は似ているんだけど、その描写の仕方が丁寧かつスマートだったのは残念ながら『エルム街』の方か。
本作はどう考えても敵の本拠地に乗り込むには準備不足だったし、倒し方に気付くロジックもいい加減。そもそも倒し方もなんか親父狩りにしか見えなかったしね。
前半のジュブナイル展開は丁寧かつ瑞々しくとても好みだったのだが、後半のモンスターホラー展開は今ひとつ。ペニーワイズくんには是非ジャック・ニコルソンに弟子入りし、怖がらせるとはどういう事なのかを伝授してもらって欲しい。
軽快なストレンジャーシングス
思っていたホラーではなかった 冒頭の有名な子供が排水溝でピエロと遭遇するシーンを見て、想像を覆された もはやピエロというよりモンスター
心理的なホラーは少なく物理的に攻めてくる怪物映画で見やすかった その分グロい表現もある
毒親に侵されている子供たちが”それ”と協力し対峙する 飲み込まれてしまった子供たちの犠牲の上で闘うという決断をするのが熱く、やられっぱなしのホラーではないのがまた良い
土台にあるのは青春映画なので、いわゆるいじめられっこやのけ者たちが奮い立つというものなので青春ものとしても楽しめるし、ヒロインもかわいいのでホラー苦手でも見やすい
ヒロインと心を通じ合う同じ転校生のおデブちゃんがとてもいいキャラしているが、結局最後結ばれず退場していくのは現実世界でもあるような切なさもありリアリティがあった
二部構成で作られているので後半も楽しみ
ストーリー展開、キャラ描写、恐怖演出など、どれもがありがちで、その描き方も雑。
「スタンド・バイ・ミー」のホラー版を狙っているのか、思春期の悩みや家庭問題などを抱えた少年少女たちが町で起こる不気味な失踪事件を解決する、と言う設定は意外とホラーにはありそうで無いし、町を覆う不穏な雰囲気は悪くないので期待して見始めたが、結果、時間の無駄に終わった。
思春期の複雑な少年少女たちの関係性や心情の変化などを丁寧に描くべきなのに、時間が長い割りに、ひとり一人のキャラやドラマが薄っぺらく(いじめられている、性的暴力、持病持ち)、そうした悩みやトラウマと"IT"の「恐怖を糧として力を蓄える」という設定が上手くリンクしていないので、ただ漫然と襲ったり脅かしたりしているだけに見えてしまう。
しかも悪魔や悪霊的?な超常の存在にも関わらず、小学生の物理攻撃でどつき回されているのを見ていると、これはコントだったのかもと思わざるを得ない(笑)。
最後の見どころであるはずの井戸の中での対決も、終始、暗くて何をやってるのか見づらいからイライラさせられた。わざわざこんなとこで「明かりの無い井戸の中は暗い」なんてリアリティを出す必要は無いのよ。まずは観客の見やすさを優先すべし。暗けりゃ怖いって訳じゃないんすよ。
結局、あのおデブ君は蚊帳の外に置かれ、たいして交流も無かった主人公の少年だけとキスして終わると言うNTRラスト(笑)。そこに至る「過程」が何も描けてないから違和感しか無い。なんで一人だけを優遇するかな?青春前夜の子供らしく、みんなで円陣組んだシーンで爽やかに終わらせれば良いじゃん。ホラーやミステリーに中途半端に恋愛要素なんか入れる必要ナシ!いれるならちゃんとキャラのドラマを描くべき!それが出来ていない作品は駄作です。
面白い
ノブさんが言ってる通り、スタンドマイミーの導入部がすき。
弟がピエロに攫われる所からはじます。
かなり怖かった印象で、ラストのスーパー8のオマージュのシーン、ずっと何処で見たんだろと思っていて今日解決。
もうこの映画は最高傑作と言ってもいいと思う。2も個人的には嫌いでは無かった。
ドキドキワクワク!!
同じ原作者スティーブン・キングの『スタンドバイミー』にホラー要素マシマシにしました的な映画と言ったら安易過ぎるでしょうか?
ペニーワイズの存在感、圧迫感に久し振りにドキドキしました。
ただPCでAmazonPrimeから鑑賞したせいか、画面が暗過ぎてよく見えない場面がいくつかあり、ちゃんと見えたらもっと怖かったかも…とは思いました。
あとベバリーちゃんのキュートさが際立っていて、『キック・アス』で初めてクロエ・グレース・モレッツを見た時を思い出しました。
演じたソフィア・リリスは個人的に今後も注目したい女優さんです。
ピエロの恐怖がトラウマになる!?
オリジナルは子供のころ観てしまい、ピエロがトラウマになってしまった作品で、非常に懐かしい思い出です。
オープニングから、予告でもおなじみの排水溝から"ピエロ"のペニーワイズ登場からの、がぶりシーンでいきなり盛り上げます。もしかしたらこのシーンが一番衝撃だったのかもしれない。一気に手を食いちぎってしまう残酷度なのです。これはオリジナルでも有名なシーンで、オリジナルもこのシーンが明らかに一番怖かった…。
そして、ITの素晴らしいところは、単なるホラーではないところ。同じスティーブン・キング原作の『スタンドバイミー』を思い出させる子供達の友情といじめっ子に対抗していく強さを観れる映画です。
この作品で一番注目しないといけないのは、もちろん"ピエロ"のペニーワイズです。演じる役者はビル・スカルスガルドで、父親、兄2人も映画俳優で妹はモデルという芸能一家。今注目の191cmと長身な俳優なので、さすがに長身なペニーワイズは貫禄があり怖かったですね。
CGなんかも多彩に使ったりと現代味あふれるリメイクでしたが、がっかりするほどでもなく合格点な出来栄えではないでしょうか。
ホラーなジュブナイル映画なんだね
有名なので知ってはいましたが、全く事前情報なく見ました。ジュブナイル系なんだね。
学校の怪談を思い出す感じ。少年少女でなんとかしようとするのが展開的に無理やりすぎて、終始なんで君たち戦ってんの?って感じでした。
不良な少年もただただ最後まで猟奇的だし、あっけなく死ぬし、あまり意味のある人物に見えないです。
なんだかんだで共闘する、って展開の方が個人的には好き。ただ単に、悪い奴が悪いまま。無意味なキャラすぎる。かわいそう。
あと少女が殺し?てたのはノーカンなのか?正当防衛だからセーフ?救急車は呼ばないの?
ピエロの正体も謎で、当然人間ではないけど、非科学的な謎の存在で、ほぼなんでもあり。それにしては単純な子どもたちのタコ殴りに負けるという。こいつは何?超自然的存在?
映画としては大人たちの理不尽さの象徴みたいな存在ではあるが、その辺りの描き方が物足りないので、すっきりしないですね。2時間半もあるのに!
正直、面白いとは思いませんでした。
子どもたちの家庭環境は何一つ改善してない。何も解決してない。何がしたいんだこの映画!
続編は見ないかな。
2作目で補完されることを願います
本格ホラーかと思って身構えていたら、学校の怪談的な妖怪退治モノなんですね。
怪物も殴られるし、取引してくるし。
それよりもスタンド・バイ・ミー的な、それぞれの不幸やコンプレックスを克服していく様が素敵に感じましたが、どうも2つの要素が融合しきれていない感じが。
2作目で補完されることを願います。
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