新感染 ファイナル・エクスプレスのレビュー・感想・評価
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また題名で損してるよ
企画会議で誰かがこの題名を思いつき「うまい!それだ!』と皆が快哉を叫んだと思うと若干腹立たしいが、そんなB級感とは裏腹に、少なくとも自分的にはカサンドラクロスを上回るA級の出来。ゾンビ(でいいのか?)の動きがとてつもなく速く、津波のようにうず高くなって襲いかかって来るところが「考える余裕のない恐怖」を体感させる。昔「手つなぎ鬼ごっこ」で、タッチされて数珠繋ぎになった鬼たちが校庭の端まで追いかけて来た時のパニック感を思い出した。大体こういう映画は予兆みたいなシーンが前半かなりの部分を占めるが、「原因はどこも同じようなもんだからもういいでしょ、その辺は」というバッサリ感も潔くて好印象。父との別れで娘が金切り声で泣き叫ぶシーンは、この手の映画で久々に涙してしまった。あの子演技力すげ〜な。
あえての難点を挙げると、ドンソク兄貴が普通の「乱暴だが良い奴」で終わったことと、最初の感染者がシム・ウンギョンと気づいてしまった事かな…。だってあまりの迫真の演技に「サニー」の憑依シーンが甦り、思わずプッとなってしまって恐怖感マイナスからスタートせねばならなかったのだもの……(制作側に何の責任もありません)
コン・ユ
アニメ監督だからこその映画
実をいえばこの映画を見るのは最初は怖くて見ることができなかった。
その2年後に、見ることとなった。
まぁ生々しいシーンも多々あったが全体的には面白かった。
また同時に初めて韓国映画を見たこととなる。
さて、本題に入るが、今回監督を見れば元々アニメ監督だった。
これが面白いポイントともいえる。
アニメ映画を見ると感情的なシーンが多い。
それが新感染とリンクしている。
ネタバレになってしまうが、ソグが最後娘と生き別れするシーンがある。
これである。
これは個人的意見になるが、このシーンで泣けたと言う人は多かったと思う。
実写ばかり担当してきた監督が映画で感情シーンを入れるとどうしても薄味になってしまう。
これも見終わってから、思ったことだが、最初に感染した女性はソウルステーションの主役であるヘスンではないか、と思った。
バイオハザードも面白いがこれはこれで面白く感じられた。
怒涛の118分、大号泣のクライマックス。
ゾンビ映画はグロい印象が強く避けていましたが、気になって初めて見させて頂きました。
グロ要素は勿論あり悲惨すぎるシーンに目を瞑りたくなる場面も多かったですが、それ以上に次はどうなるんだろう、皆生き残れるのかな、と想像を掻き立てられるような映画でした。
日本語吹き替え版での鑑賞でしたが、俳優さん声優さん共々演技力が素晴らしく惹かれる所が多かったように感じます。
あわよくば、主となって乗客を助けようと必死に動いてくれた方全員が「生存者」として助かってほしかったと思ってしまいますが、そうはいかないのが現実なんだ、と深読みしてしまうほどです。
この映画を見て一番考えさせられたのは、本当の敵はパンデミックでも感染でもなく、同じ「人間」だと言うことです。
極限まで追い詰められた人の心理状態はとても脆く、そこで如何に人の為、愛する人の為となれるかが重要なのだと思い知らされました。
長々書かせて頂きましたが、初めてレビューというものをさせて頂くぐらい多くの人にこの映画を見てほしいと感じる作品でした。
鑑賞の際は、いつもより多くのティッシュをご用意ください。
新感覚ゾンビ映画🧟♀️
物語構成も演出も、お見事❗
レンタルで再観賞。
クライマックスに次ぐクライマックス。
冒頭の列車に乗るまでが緩めだが、いざコトが起きると息つく暇もない。
日本にも『アイアムアヒーロー』というゾンビものの傑作があるが、韓国はエンターテイメント映画全般のレベルが極めて高い。
改めてテレビ画面で観てみると、列車のクラッシュシーンはCGがやや粗い。劇場では感じなかったが。
といっても、映画の面白さは毀損されない。
列車内で最初の感染源となる女の子がシム・ウンギョンだと知って観ても、わからなかった。
彼女を含めて、ゾンビたちの動きが凄い。
どこまでが役者の動きなのだろう。
ゾンビは動きが鈍いからなんとか対処できるのであって、動きが速い上に密室の列車というシチュエーションで、一体どうなるのか先が読めない。
そして、あのエンディングなのだから。
ヨン・サンホ監督は、これが実写映画デビューだというのは驚きだ。
全く、してやられた感じだ!
新型コロナウィルス騒ぎの今、自分勝手な人間性を描いていて、予言書的な映画だと思う。
運転士さんの仕事ぶりに◎
大満足。
韓国のゾンビ映画
ソウルのファンドマネージャーとして働く主人公。
仕事に追われ家族そっちのけ。妻とは別居中。
娘がいるもなかなか相手に出来ないが
翌朝、高速鉄道で妻に会いに行くことにする。
しかし車内でパンデミック発生。
冒頭から既に怪しい雰囲気。
最近では珍しくなくなった走るゾンビ。
感染力も早い。
グロさはそんなに無い。
わんさか湧いてくるゾンビの数は結構迫力がある。
助け合う者もいれば
他人の命を捨ててでも自分だけ切り抜けようとする者。
老若男女、登場人物の年齢層も幅広い。
自分のことばかり考えてる主人公も
他人に助けられたり
娘との会話で次第に自分を見つめ直していく展開。
ラストはかなり切ない。
残された希望という感じで妊婦と子どもが助かる。
前半の子どもの歌が最後に生きてくるとは…
なかなか良かった。
かなり見応えがあった。
バイオ系
犠牲になるのは当然なのだ。それは親だからだ。
圧巻
うーむこれは、良作としか言いようがない。
今だから見るゾンビ映画その2
ゾンビ映画。バイオハザードに続き、今だから見てみる。
感染者がどんどん増えて暴れまわる。危機に際して登場人物それぞれの生き方があらわになる。
自分を犠牲にして妻と妻のおなかにいる子どもを守る夫。どうあっても自分は生き延びようとする男。感染してしまっても姉をいたわる妹。娘を守るために、感染した自分を始末する男。
生きようとどんなにあがいても、数百人はいたであろう高速鉄道KTX101号の乗客で、生き残ったのは若い妊婦と少女の二人だけだった。ゾンビとアクションと、ベタと言えるわかりやすいドラマ。常々ベタは最強だと思っているが、そういう意味でよい物語。
主人公の娘である10才ぐらいの少女スアンの印象は不思議だった。
始めのうちは無表情でかわいいと思えなかったのだが、父が危機に立ち向かう姿を見て心の距離が近くなったのか、父に自分の気持ちを話すようになり、父との関係がよくなるのとともに、かわいらしく見えてきた。監督が意図したものなのだろうが。
前評判こそ良かったものの…
期待値を上げすぎたのだろうか?
実際に見てみるといまいちピンとこなかった。
ゾンビ系パンデミック物として、『電車』というシチュエーションは斬新だったかもしれない。
だがそれだけだ。
最近の韓国映画は良作が多く、邦画にはない尖った個性と他を寄せ付けないエネルギーに溢れた作品がいくつもある。
しかし本作は韓国映画でありながら、悪い意味で大衆向けの邦画にありがちな"ダメ演出"に陥っている。
ご都合主義なストーリー。
無意味に多用されるスローモーション。
意外性のないベタで平易な人間ドラマ。
泣いて下さいと言わんばかりの音楽演出。
なにもかもクドく、リアリティに欠ける。
更に問題なのはこの作品、肝心のゾンビが全く怖くないことだろう。
ゴア表現もほぼ全くないので、怖がるべきゾンビの集団が"カラコンつけてメイクした役者"にしか見えない。
これでは全部台無しだ。
ゾンビ系パンデミック物ならアイアムアヒーロー。
電車シチュエーション物ならスノーピアサーに軍配が上がるだろう。
期待しただけに残念だ。
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