夜は短し歩けよ乙女のレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女

劇場公開日 2017年4月7日
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天才・湯浅監督が描く“京都”の濃密さ。

原作者は奈良の出身で京大卒。本作の舞台も京都であり、実在の地名や店がゴロゴロ登場する中、イマジネーションが暴れ回るアニメならではの表現がさく裂する。大傑作『MIND GAME』の監督ならではの荒唐無稽なエネルギーがたまらない。

もうひとつ、地域限定の話で申し訳ないが、こんなにも“京都”を感じる映画を初めて観た。これは自分が京都の左京区近辺で育ったから感じることで、京都以外の人には面妖なファンタジーの町にしか見えないかも知れないが。

ただ主人公の移動する距離感、キャラの動きの方向感覚、さりげない町の景色、遠景に見える山の稜線、そういったものがものすごくしっくりくるのだ。ムチャクチャなことばかり起きる話だが、街そのものにすごく説得力がある。

基本、京大近辺で進行する話なので京都市の右京区の人にさえピンとこないかも知れないコアな土着感が、この迷宮世界を二倍三倍愉快なものにしてくれた。稀有なご当地映画としても評価したい。

バッハ。
バッハ。さん / 2017年4月28日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  笑える 楽しい 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
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賢明な脚本 大胆なアニメーション

人の繋がり、とりわけ「ご縁」がテーマ。人の偶然の結びつきを肯定的に意味付ける考え方が「ご縁」であり、縁で繋がっている限りどんな虚しくおもえた時間も意味を持っているとして、全ての人と、人同士の関係を肯定していく。黒髪の乙女は、飲酒、古本市、などをきっかけに、様々な人たちの間を渡り歩き、人の繋がりの尊さを知って、孤独や空虚さに悲しむ人たちを肯定してゆく。
 そして最後は先輩のもとを訪れ、最上級の繋がりともいえる、恋愛にたどり着く。

————————

 乙女の姉が言うように、作中の男は皆「腐れ外道かド阿保」。
 先輩は、性欲や社会的流れに流されるし、「ナカメ作戦」や絵本、劇への飛び入りなど人為的な縁を作ろうとする、言ってみれば外道かつ阿保ですが、最後は自らの醜い側面に打ち勝ち、純粋な恋愛に目覚める。その様は感動的でした。脳内で葛藤しているにすぎない視覚的には地味なはずのシーンを、脳内会議やジョニーの暴走など、大胆な視覚化でダイナミックに誇張して見せてくれます。ジョニーは恐らく、暴走する性欲のアレゴリー。彼が扉を破って飛び出す場面は、その勢いにあっと驚きました。男の滑稽な側面をこんなに凄まじいビジュアルで見れることには驚くべきです。

原作小説を読みましたが、原作からの改変はとてもいい。とりわけ四章の話を一夜にまとめることで、夜という時間が持つ感覚を一層強化しているのは素晴らしいと思います。
 寝れば何事もなく一瞬で過ぎる夜。しかし外を歩けば、「魅惑の大人世界」想像以上に長くて濃い時間に感じるのです。特に若者にとって、夜とは最も身近な非日常でしょう。奇想天外なことが起こるのも、夜の非日常な感覚と重なって納得がいきますし、それどころか、より夜のシズル感が醸し出されています。その感覚自体もこの映画の魅力の一つになっています。
 また、竜巻、汽車などの要素により強い意味や伏線としての役割が与えられているのは見事です。風邪が伝染するルートもしっかり描かれていて、注意して見ると納得がいきます。細かい要素の組み替えも原作からの良いアレンジに思います。

視覚的には、さすがの湯浅さん、アニメーション表現は素晴らしく、期待以上でした。
 李白の船(電車とも言ってる。どっち?)の光が建物の隙間から差し込んで、動いていくカットなんか素晴らしいです。
 でかい鯉を背負ってたり。鍋のカエルやヘビの幻覚であったり。七色の吹き流しなんかは、小説の時点でなんだそれって面白がれますが、視覚化されたことで一層その光景のヘンテコ具合が楽しみやすくなっています。
 お酒やラムネなど、飲料類の描き方にはひと工夫があります。光っている感じ、そして偽電気ブランのボヨンとした物質感。
 それから、原作でメタファーとして書かれたところが、そのまま画になっているところも新鮮に見えます。例えば、古本市を海底に例えた表現を、アニメーションで辺りに水が満ちていくように描いて見せるなど、思わず感嘆してしまう大胆さでした。
 一つ一つの表現ははっきりしているのでつい挙げてしまいましたが、あまりに多く良いアイディアがあるため言い尽くせません。

ラスト、無音の効果でグッときました。喫茶店で、環境音、足音の順で音が消え、「…何かのご縁。」とセリフが終わり、無音の間。私は上手い無音使いに弱いようです。
 正直脚本のディテールに好きじゃないところはあるのですが、終わりが良かったから良い印象ばかり残ったという感じです。

JI
JIさん / 2018年7月25日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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飲みたくなる

お、置いてかれる…!
ってくらい物語の進み方が独特で
戸惑いながら見ましたが物語中のお酒が出てくるシーンの鮮やかな描写には思わず見とれました。

非日常感を味わえるので週末にはピッタリ。
明日からの休みどう楽しもうか…!
とワクワクできる作品です。

ちなみに物語中に出てくる偽電気ブランは
BAR moonwalkで飲むことができます。
このお店ではこの作品にまつわるオリジナルカクテルが飲めて楽しいですよ☺️

偽電気ブランとラタタタムは…本当に美味しい🤤
是非1度飲んでみては😌

ヨネキチ
ヨネキチさん / 2018年7月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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時間の無駄だった

主人公らしき男がストーカー
こういうのが喜ばれると思ってるのだろうか
作者は受け入れられると思っているのか大衆を馬鹿にしている

田村たかし
田村たかしさん / 2018年7月3日 / PCから投稿
  • 評価: -
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:映画館
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観る人を選ぶ映画

好きな人は好きなんやろなぁって感じ。

内容は無い。

フィル
フィルさん / 2018年7月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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わからない。

『夜は短し歩けよ乙女』(2017)

悪いが正直な感想なので仕方がない。浮ついたような、なんだかわからない映画だった。こういう感じは滅多にない。原作はどういうものなのだろう。この映画からはあまり興味を得られないが。
これだけだと悪いので、偶然を装って恋した相手に何度も出没するのは、そういう方法があるのかも知れないとは思った。ちょっと、ながら作業をしながら観てしまったのもあるのだろうか。だとしたら申し訳ない。でも、わかりやすければそういうこともないような気もする。

Takehiro
Takehiroさん / 2018年6月30日 / PCから投稿
  • 評価: 0.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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レビュー

まさに森見&湯浅コンビ味が存分に楽しめる作品。アニメ『四畳半神話大系』がお好きならドンピシャです🤣日本アニメのひとつのジャンルと言っても過言ではなく、短めなのでなんとなく観るにも良いです🇯🇵

ニックネーム
ニックネームさん / 2018年6月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:VOD
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何故 星野源?

ちゃんとオーディション受かったなら文句無いが
他にもゲスト声優がチラホラ 要らんねん

独特の京都世界観は 見て苦にはならないが
アニメファンと言うより サブカル狙いか
シナリオ自体は普通かな?

ミリオン残党
ミリオン残党さん / 2018年6月9日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  楽しい 知的 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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かわいらしい

正直、中身はさほど印象に残っていなく、忘れていってしまいそうだが、
シンプルにアニメーションが可愛くキレイで、良かった。

ぼーん
ぼーんさん / 2018年5月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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やっぱ原作が好き

最初はこれはこれでありだなぁ!って見てたんですけど、ゲリラ演劇のあたりから ん〜このミュージカル風は好きじゃないって感じました。
でも原作を忠実に再現してほしいとかでなければ楽しく見れると思います!あの濃密な原作をよく映画にまとめられたなぁと感心してしまいました!

それにしても
羽貫さん×甲斐田さんはぴったりだし
飛び抜けて新妻さん歌うますぎwww

もっち
もっちさん / 2018年5月16日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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産廃かつ苦行!!

サイケデリックな色合いの絵柄が特徴で目を引き、日本の飲み屋街の活気や本屋の良さを感じました。内容自体は観ている人を楽しませたいというよりは俺の脚本センス良くね?という独り善がりな印象で、キャラクターに共感したり明日への活力を貰うという事はありませんでした。それでもまあ許せるかな…と思っていましたが、中盤唐突に下手糞なミュージカルが始まって、これが寒すぎる上にとにかくしつこくて不快でした。主人公は声もキャラもモブ過ぎます。饒舌な台詞が厄介で、どうでも良いショボい人生観を作品の所々で感じて切なくなりました。

アンジェロ
アンジェロさん / 2018年5月16日 / PCから投稿
  • 評価: 0.5
  • 印象:  難しい 寝られる
  • 鑑賞方法:VOD
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期待したのだが

原作・森見登美彦、監督・湯浅政明「四畳半神話大系」を観てこれもみてみたくなった。小説は未読。

コマ切れエピソードでも四畳半のように連続アニメなら違和感なくと言うか、よりスリリングに展開したが、一本の映画としては筋が分断されすぎていたように感じた。正直に言うと期待ハズレ。

幻想の京都&キャンパスライフという点でも四畳半の方が格段に上でしたな。過去作品との比較は好きではないが、そこを期待して観たわけで。

男の理想像的な黒髪の乙女も先輩の拗らせ具合もいささか中途半端。最後の爽やかな着地だけは良かった。

散歩男
散歩男さん / 2018年5月15日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  幸せ
  • 鑑賞方法:VOD
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限られた時間内で濃密な原作を可能な限り映像化

あの濃密すぎてどこが印象に残ったのか感想を書くのさえ難しいオモチロイ原作小説を、限られた時間内でどうやって映像化するのか気になっていたものの、機会がなくてなかなか見られず。最近、ようやく見ることができた。
他の方も書いている通り、やはり1夜の出来ごとにするにはあまりにも無理がありすぎており、相当に無茶な脚本となっている。とはいえ、原作の濃密さを70%は映像化することに成功しており、面白さも損なっていないのは、監督の優秀さからくるものか。
同スタッフによる四畳半神話体大系が限られた原作の世界観を可能な限りテレビシリーズという時間内で大きく膨らませられるかに挑戦し成功した作品ならば、本作はその逆と言えるかもしれない。

Ko Fu
Ko Fuさん / 2018年5月12日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  笑える 楽しい 単純
  • 鑑賞方法:VOD
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すごく好き

原作が大好きだったけど公開期間に見に行けず、レンタルショップで見かけた時思い出して借りました。
森見さんの作風は元々好きでしたが、映画の雰囲気がその空気を大切にしていてとても嬉しかったです。
ただこれは映画版夜は短し、と言うより「夜は短し歩けよ乙女」という映画だと思います。
原作とは別で、この雰囲気で映画化されたならと見に行ったら違うかも。
逆に前知識なしでこの雰囲気も知らず見に行くのも…この監督が好きとか森見さんの空気が好きとかって人にはすごく合うと思います。
ともかく私は大好きな映画でした。何度も見たいです

びわ
びわさん / 2018年4月18日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  楽しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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これはこれでありかも…

大学の後輩の女の子に恋する男のファンタジー映画。
原作の雰囲気をあまり損なわずに、独特のタッチで描いていたのは好印象。最後にアジカンの曲が流れるのも納得だった。
でも原作と違う展開になる箇所は嫌だったな。あれは原作の方がよかった(学園祭の話
)。
それにしても後輩の女の子が魅力的に見えないのは原作通りだった。面白くて変な女の子としての魅力はあるんだけど。少し残念。

kenshuchu
kenshuchuさん / 2018年4月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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あっという間の

夜のお祭り。
この監督の表現はあまり好きじゃないんだな
アジカンの主題歌はあんまり合わなかったけど
劇中歌として使ってほしかった

てん
てんさん / 2018年4月6日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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鑑賞後の爽快感は格別。

主人公の声を演じた星野源さんがファンで出会ったこの作品。
前半は少し退屈で、ボーッと観ていましたが、後半に入るにつれ話がリズム良く展開していき、面白かったです。皆さんの声も全く違和感なく、ストーリーも綺麗に完結して心地よかったです。

MYST1203
MYST1203さん / 2018年3月26日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  笑える 楽しい 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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特別な思い入れのある作品

よくもまあ、こんなブッとんだ作品を映像できたものだな、と感心しました。

原作読んでても何がどうなってるんだかイメージがしにくかったのに、それを映画でみたら「なんじゃこりゃ?」のつるべ打ちで、始終ドラッキーな映像に拍手喝采です。ブラボー!

私は原作は、ファンタジーのフワッとした開放感と、言葉のリズムが心地よい作品だと思っていたけど、映画でもその心地よさはあって、とても嬉しかった。湯浅政明監督、スゴイです!!

原作知らない人が見たらビックリするんだろうなぁ〜(笑)

サケビオース
サケビオースさん / 2018年3月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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先斗町の夜を酒と共に駆ける乙女

エスカルゴにバヤリースオレンジを合わせる愚挙
聖人君子などはほんの一握り、残るは腐れ外道かド阿呆か、そうでなければ腐れ外道でありかつド阿呆です。
200yen bar moon walkに赤玉スイートワイン
春画におかしな踊りと前半は楽しかったが、学園祭からみるみる失速。ミュージカルシーンがヘボ過ぎて痛い。
どんどん世界が小さくなっていき正に四畳半。
原作もTVアニメも見てないせいか京都大学生しか楽しめないんじゃないの!?という僻み根性が発現してしまった。
星野源が星野源。
このキャラデザインと声優で、忘却のサチコをアニメ化希望

e
eさん / 2018年3月12日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  楽しい 笑える
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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恋する男の心情

京都の大学生が同じサークルの後輩女子に恋してしまう。
偶然を装ってたまたま出会う作戦もいよいよ終わりに近づき、今夜はいよいよ、となるのだが・・・。
恋する男の心情がよく出ていて、面白いような・・・。

いやよセブン
いやよセブンさん / 2018年3月6日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  笑える 楽しい 単純
  • 鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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