劇場公開日 2017年5月13日

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マンチェスター・バイ・ザ・シーのレビュー・感想・評価

全302件中、241~260件目を表示

4.5真冬のマンチェスター。

2017年5月22日
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ラスト雪解けのマンチェスターを願わずにはおれない、心に響く作品でした、是非劇場で。

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HIROKICHI

4.5賞レース席巻も納得の出来。

2017年5月22日
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鑑賞方法:映画館
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shin

4.0美しい風景と映像

2017年5月22日
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鑑賞方法:映画館

街を写す映像が、美しい。その街に対する愛情に溢れている。元妻とのやりとりは。切なくて見ていて苦しくなる。それでも、同じ過ちを繰り返しそうになる、人間の弱さがよく描かれている。リーは一人で抱えて、一人で超えようと苦しんでるけど、それって違う気がするけど。生きていくって残酷。

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ミツバチば~や

4.0消えて欲しい記憶の話

2017年5月21日
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鑑賞方法:映画館

結末、彼の結論がねー、
そうなんですよ。
乗り越えられないことってあるんですよ。
元妻とか兄の元妻とか、
頭では分かっていても心が乗り越えられない。
ひどく共感できる。

故郷の田舎町ではみんな「あのリーか…」
ってなっちゃう。
最初は「あのやんちゃ者のリーか」ってことかと思ってたけど、
きっと「あの事件のリーか」ってこと。
それがまた彼を追い詰めてる。
故郷にいることでそれが和らぐことなく、
逆に強くなってしまう現実。

個人の性格的なものもあるけど、
そういうことってある。
辛いこと、嫌なことを忘れられる人って
凄く羨ましいと思う。
嫌だったこと、一生忘れないんだろうな
と思って生きるのは辛い。
私は忘れられないタイプ。
ふと、出てくるんだよね。
本当消えて無くなって欲しいと思う。
だからせめて普段意識しないように
故郷を出るしかないよね…。
それでも出てくるんだから困ったものだ。

ケイシーアフレック、良かったです。

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son

4.5思い出しただけでも泣けてくる。あの笑顔も泣ける。繊細で丁寧なむかし...

2017年5月21日
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思い出しただけでも泣けてくる。あの笑顔も泣ける。繊細で丁寧なむかしの日本の映画のようだった。押し付けはしないけど感動させてくれる。

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みっき

3.5C・アフレックの覇気の無い演技に惹き込まれる

2017年5月21日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

悲しい

ケイシー・アフレックが演じるリーの死んだような目。便利屋の仕事は型通りにはきっちりこなすが、それ以上は自分の知らぬことと言わんばかりの仕事ぶりや受け答え。酒に酔うとケンカっぱやくなり、バーで人に殴りかかる。過去には普通に幸せそうに暮らす父親としてのリーの映像が入り交じる。一体、この男にどんな悲惨な経験が起きてこんな荒んだ人生を送るようになったのか、序盤はとても惹き込まれた。マット・デイモンではこの味は出なかったかも。強い男のイメージが強すぎて、どこかギラギラしてしまいそう^^;
そして、その事件が明らかになる。う~ん、割と誰にでも降りかかりそうな不幸な事故でちょっと拍子抜け。信頼してた人に裏切られるとか、濡れ衣を着せられてとんでもない罪を被せられるとか、人間不信になるような系統の不幸だと思ってた。それだけケイシー・アフレックの演技がいいという事か。

そして突然亡くなった兄から後見人を託された甥が適度にクズで感情移入出来ない。若い男に特有の自分の都合しか考えない部分とか、女を二股かけて普通に思っている所など。特にリーの街へ移住を求められた時におじさんの仕事は便利屋で、どこでも仕事出来るので自分の都合に合わせておじさんが自分の家に住むようにいうくだり。自分ならこんなこと言われたら顔を真っ赤にしてしまうかもしれない。
そして、リーの妻、ランディの無神経な言動。リーは全ての責任は自分にあるので黙って受け入れるしかない。 本当なら誰にでも起こり得る不注意の事故なので、夫婦でその不幸を乗り越えるべきなのに、彼女は彼を責められるだけ責めて彼の元を去った。 ランディから和解を申し入れる時の言動まで無神経でいろいろとアレだった。

他にも、日本より宗教が深く生活に浸透していて、お祈りとかきちんとするのに、日本より離婚が多かったり性が乱れていたりする矛盾も感じた。個人主義と宗教が変な形で同居してるんだろうな。

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月野沙漠

5.0うーん、大好きだった。

2017年5月21日
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鑑賞方法:映画館

前情報ゼロで観たけど、うーん、大好きだった。説明的映像は最小限に抑えた上でシーンの繋ぎの“アソビ”の多さ。ケイシー・アフレックはずっと素敵だったし、静かに人間を描く。「どんな映画が好き?」と聞かれたら、今度から今作のような映画と答えよう。

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みな

4.5見終わったあと語り合いたくなる映画

2017年5月21日
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鑑賞方法:映画館

兄の死と残された甥っ子を預かるという問題を軸に前半は静かに日常が流れていきます。そのあまりの平凡さに、いい映画風ではあるもののこのまま見ているのはつらいかもと感じ始めた中盤に大きな動きがあり、否が応でも物語に引込まれていきます。ここの描写は驚くほどの名演出。
そうなると前半のあらゆることが後半へ繋がってゆき、なるほどと納得もあるけど、うっかり見落とした感も半端ない。もう一回見直さなければ的な。
それはさておき、自身の過去からいつまでも立ち直れない主人公と、父を失いながらも日常に適応してゆきつつある甥っ子のコントラストが、これも静かな中にじっくりと描かれてゆきます。そこにはドラマチックな過度な演出は存在せず、自然体な描きが心地よい。
それぞれの心の痛みがじわじわと伝わってくる見ていてつらい面もある作品に、ほんの少しだけの癒やし、救い、赦しが胸にすっと落ちてくる秀逸な演出。
ケイシー・アフレックと甥っ子役、ふたりの心の演技にところどころ目頭が熱くなる素晴らしい作品でした。

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むっしゅ

4.5心地よい余韻

2017年5月21日
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泣ける

単純

難しい

レイトショーで鑑賞。

平凡だけど美しい港町マンチェスター・バイ・ザ・シーに根ざした人々で構成される人間ドラマ。

ケイシー・アフレックの抑制された淡々とした演技が素晴らしかった。

甥っ子のパトリックとの軽妙かつユーモアのあるやりとり。

まるでドキュメンタリーを見ているような淡々とした自然な演出も本当に良かった。

一人の人間の人生を追体験しているようですごく感情移入できました。

ケイシー演じるリーとミシェル・ウィリアムズ演じるランディのやりとりが演技がうますぎて、シリアスな場面なのに逆にユーモラスに感じてしまうほどだった。

そのへんのリアルさも表現しているのが凄いと感じました。

映画が終わった後、なんとなく心がデトックスされたような気分になり、しばらくスマホの電源を入れずにぼーっとしてました。

リーが作中で飲んでいた瓶ビールがどうしても飲みたくなり、コンビニに行ったらなかったので代わりにバドワイザーの缶を買い、リーやパトリックのことを思い出しつつ飲みながら、今夜は眠ることとします。

いい映画でした。 見て良かった。

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masakuroy

4.0美しい街で淡々と

2017年5月21日
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鑑賞方法:映画館

初めから最後まで大きなドラマが展開することなく淡々と物語は進んで行く。
ケイシーアフレックが何故マンチェスターを去ったのか。淡々と描くからこそ兄弟を失った悲しみ父親を失った悲しみ家族を失った強い悲しみが伝わってくる。
音楽も特徴的だ。喋り方も。
どこかグッドウィルハンティングを思わせるような。訥々と語る中に真実があって。
不思議と彼は2000年から年をとっていないように甥と兄弟のように感じられる。
そして久しぶりに映画館で沢山泣いた。

いい映画だ。
映画館で見るのがオススメ。

絵終わったのって感じで終わったけど。
長い映画だったんだ。

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emp

4.52隻の舟は、近づきすぎるとうまく進めない。

2017年5月20日
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天秤座ルネッサンス

5.0優しく心に染みる物語

2017年5月20日
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鑑賞方法:映画館

昨晩鑑賞。観終わった時の余韻が今も続いています。誰しもが心に傷を抱えて生きている。主人公と自分を重ね、涙が溢れて止まりませんでした。全般を通して優しいトーンに包まれていて、登場人物全ての人の幸せを願わずにはいられない、そんな素敵な映画でした。人は1人では生きていけない。改めてそう感じました。ケイシー・アフレックの演技、本当に見事でした。

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akiakinder

5.0喪失感も大きな罪も抱えて生きていくしかない。

2017年5月20日
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背負ってしまった大きな大きな罪。

抱えきれないほどの喪失体験。

それでも、生きていくしかない。

生かされた。生きることを選んだ。

寿命を全うするんだ。

確かなぬくもりを感じて、思い返して、生きていくしかないんだ。

港町マンチェスター。

高倉健主演作を思わせる透明で、静かな風景。

最後に街を離れるラストも素晴らしい。

生きていればいい。

まずは生きることだ。

幼い、あとから来る者のために。

大切な人たちのために。

生きていればいい。

観終わって、不思議ですが心が軽くなりました。

素晴らしい大傑作なのだと思います。

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エク

5.0「乗り越えられない」と言えること

2017年5月20日
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鑑賞方法:映画館

兄の急死によって一人残された甥・パトリックの後見人となった主人公のリー。
他人と関わりを断ち、ただ生きてるだけの日々。
パトリックの面倒を見る事で否応なくまた他人と関わりを持たざるをえなくなる。
その中でリーの辛い過去の出来事が姿をあらわす。
それは閉じ込めて心の奥深くにしまい込まなければ耐えられない、直視なんてできない辛い過去だった。
初めはお互い自分の主張ばかり繰り返す二人。
そんな中でリーはパトリックの、パトリックはリーの癒せない傷を見つける。
リーはパトリックの面倒を見るうちに辛い過去の出来事に直視し、それを自分には「乗り越えられない」とパトリックに話す。
直視できず見ないようにしてしまい込んでいたものを、自分の傷として認める事がようやくできたのだ。
だからといって劇的に快復する事なんてない。
傷は傷のままで、乗り越えられない過去は乗り越えられないままで、生きていくしかない。
でもそれでも生きていこうとするリーの姿と淡々と見えるラストの場面が重なった。

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やっち

4.5

2017年5月20日
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71本目。
全体的に抑え目な感じが、日常を感じるし作品の良さを引き出してると思う。
間が絶妙。

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ひで

3.0取り残された人間の悲しみ

2017年5月20日
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第89回アカデミー賞にて脚本賞、主演男優賞を受賞した作品。

個人的に脚本がそこまで素晴らしいとは感じませんでした

主人公を演じたケイシー・アフレックのキャラは最初観ていて好きではありませんでした。でも観ていくうちに主人公の過去が余々に明かされ、彼の取り返しのつかない問題を知る。
償うことも忘れることもできず、その事を一生抱えて生きていくしかない。
もう自分に幸せなどいらないというかのように生きる
マンチェスターの風景ひとつひとつが彼の心の痛みを表しているようにも思える。

ケイシー・アフレックの演技はとても良く今後またスクリーンで観れることを期待します。

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マーシー

3.0愛の遺言

2017年5月19日
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everglaze

4.0登場人物ひとりひとりが丁寧に描かれ、心が共鳴しあう人間ドラマ

2017年5月19日
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悲しい

幸せ

やはりマット・デイモンは、"ハリウッドの良心"である。これがアカデミー作品賞でも誰も文句は言わなかっただろう。しかし本作の原案者マット・デイモンは、プロデューサーに身を引き、信頼するハリウッドの才能たちに、このダイヤの原石を託した。おそらく「ジェイソン・ボーン」(2016)や「オデッセイ」(2016)などの超大作に忙しかったから。

作家性の高いアーティストは、一芸に長けた不器用な人が多い。しかし自分の作品を完成させるためには、経済性も必要だ。マットが完璧な"ジェイソン・ボーン"になるのも、ベン・アフレックが超マッチョな"バットマン"になるのも、一流の作家だからであり、真のマルチプレーヤーなのである。我々は、この2人の一流が提示するものに、敬意を払わなければならない。

さて、前置きが長すぎた。その脚本を仕上げたのは、マーティン・スコセッシの「ギャング・オブ・ニューヨーク」(2002)の脚本にも参加しているケネス・ロナーガン。ロナーガンはそのまま監督も務めた。

…独り身のリー・チャンドラーのもとに電話で、兄のジョーが心臓発作で亡くなったと知らせが入った。急いで生まれ故郷に戻り、葬儀の準備にかかったリーは、弁護士から自分が16歳になるジョーの息子の後見人に指名されていることを告げられる。リーは思春期の甥を養育できるかどうかという不安だけでなく、彼の深い心のキズに向き合うことにあった。

状況に関して説明的な表現はまったくなく、シーンの一端からじわじわと主人公のリー・チャンドラーが置かれている問題が炙り出されていく。リーはとてつもない人生の破綻に直面しているのだ(見てからのお楽しみ)。

この手の作品は、主人公の問題だけにフォーカスしがちだ。しかし本作は、登場人物ひとりひとりが抱える人生の問題も、丁寧に描かれている。セリフの一言一言が腑に落ちる。

各人の状況が、その行動(しぐさ)、言葉、表情、反応で浮き彫りにされていく。世代も性別も家族関係も異なるからこそ、皆にあって当たり前の問題が省略されず、並列に展開され見事に共鳴しあっている。

主演のリー役は、ベン・アフレックの弟、ケイシー・アフレックだ。ケイシーは本作でついにアカデミー主演男優賞を勝ち取った。兄弟で実力派であることを見事に示している。マッチョな兄よりイケメンだし。

また甥のパトリック役を演じたルーカス・ヘッジズの今どきのティーンエイジャー像も深い。父の死に向き合いながら、ある事情で所在の分からない離れた母親とメールを交わしているパトリック。学校では女の子にモテる彼は、そんな中にあってもガールフレンドの親の目を盗んで彼女とエッチすることに執心している。養育者となった叔父へ気遣いをしつつ、自分の心のバランスを取るパトリックも、この物語の重要なプレイヤーである。もちろん、このルーカス・ヘッジズも助演男優賞にノミネートされた。

心象を象徴する、隠喩シーンが各所に散りばめられている。"事故現場で、脚部折り畳み式の担架が、救急車のドア前でなかなか収容できない"シーン、"深夜、冷蔵庫のドアにパトリックが頭をぶつけるシーン"、ちょっとした演出なのだが、そういった細かいことがピリリと効いている。

じんわりと、そしてしっかりと心揺さぶられる。ぜひ見てほしい人間ドラマである。

(2014/5/17 /新宿武蔵野館/ビスタ/字幕:稲田嵯裕里)

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Naguy

3.5かすかな、かすかな心の動き

2017年5月19日
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泣ける

悲しい

幸せ

オープニング。マンチェスター・バイ・ザ・シーの風景が映し出されるのを観て、私、この映画は間違いないな、と確信しましたね。海がね、もう本当美しいんですよ。こんな風に海が撮れるなんて、その実力をまざまざと証明しているように思えましたね。

それに、出演のケイシー・アフレックとミシェル・ウィリアムズ。この二人、私大好きなんですね。彼らの出演作で嫌いだった映画ってないですよ、実際。

しかし、静かな映画でしたね。静かで、かすかなこころの動きを、たしかな演出で描き出していたように思います。ケイシー・アフレックのつぶやくようなかすれ声が、この男の悲しさを表現します。ミシェル・ウィリアムズの乱れたウェービーな髪と、ストレートのボブの髪との対比が、彼女の中で何かが決定的に変わったことを印象付けます。

多くは語れません。しかし、たしかにこの映画には本当のこころの動きが映し出されていて、そのかすかさに触れることが、そのかすかさのリアルさを感じることが、この映画の体験だったように思います。

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チャーリー

4.5よかった

2017年5月19日
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ひたすら地味な描写が続き、テーマも暗い内容なので退屈に思う人もいると思うが、所々笑えるやり取りがあり、どんなに絶望的な状況でも悲しみと笑いは表裏一体なのだと実感。

映画自体には大きなカタルシスはないが、俳優陣の演技が素晴らしくまた観たいと思わせる映画だ。

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うんこたれぞう