「裏を探れば…。」哭声 コクソン 雨雲模様さんの映画レビュー(感想・評価)
裏を探れば…。
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この映画を見て率直に思ったことは、物事を決めつけないで冷静に見極めようということだろうか。
・毒キノコを活用した健康療法による被害
・日本人が来るようになり不可解な出来事頻発
・高額な祈祷代金
外部からの情報があまり入らない隔離された限界集落ならば、事件が連続して起きても応援を呼ぶにしても辿り着くのが難しいような場所ならば、自分達の知恵や憶測で解決していくしかないというのが根底にあるのでは?
悪霊を殺すための、高額な祈祷代金も普通に考えたら対象となる人物が死んでいるということなら殺すじゃなく除霊になる。何でそんなに高い?という話だし、村で唯一の祈祷師だから信用していいということなのか。案の定、霊視に間違いがあったという洒落にならないオチ。
隔離された限界集落ほど、新しい技術であったり、外国人に対し、強い警戒心を抱き、何かトラブルが起きた際にはきちんとした原因追求もなくキメツケにより解決しようとする。
エンドでは、日本人の正体が実は祈祷師で、村に現れた悪霊と対峙していたというが、違う見方もできる。
あの女性の正体は、祈祷師だったのでは?
目が届き難い限界集落を少しでも無くしたいのか、或いは宗教の信仰人数を増やしたいのか、何かしらの目論見があって現れ村に禍を齎すようになったのならば、あの女性の背後にはとてつもなく巨大な組織がついていることになる。
日本人の祈祷師も、助けに行った祈祷師も、ウラを探れば3人はグルかもしれない。
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