劇場公開日 2017年8月26日

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パターソンのレビュー・感想・評価

全210件中、1~20件目を表示

4.5ジャームッシュにしか成しえない特殊な時間と空気の紡ぎ方に見惚れてしまう

2018年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

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牛津厚信

4.0なぜかサイコスリラーの空気をまとっている。

2017年8月31日
PCから投稿

楽しい

怖い

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村山章

4.5彼の呼吸こそ “詩“ である

2025年5月24日
PCから投稿

毎日を規則正しく生きる男

キャメラは彼の感覚の中で
古い街並みや、街ゆく人を
身近に観察、時に俯瞰で映す。

白黒好きの妻に戸惑うも
深く愛する彼の静けさは
言葉よりも、文章よりも
はるかに美しいと感じた。

アダム・ドライバーは
その男になっていた。

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星組

4.0パターソン氏の「PERFECT DAYS」

2025年4月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

日常生活が満ち足りている点では、ヴィム・ヴェンダース監督の
「PERFECT DAYS」と同じ匂いがします。
「パターソン」はジム・ジャームッシュ監督ののPERFECT DAYS」

ニュージャージー州のパターソンに住むパターソン氏は
バスの運転手。
詩を愛し、
美しい妻を愛し、
へちゃむくれの犬(ミニ•ブルドッグ)を飼い、
夜の散歩には黒人ウェーターのいるバーで、ビールを一杯、
犬のマーヴィンは、パターソン氏が妻とキスすると、
必ず吠えます。
夜明けに起きて、シリアルの朝食を摂り、
乗客会話に耳を傾けて、
(パターソン氏は地獄耳・・・な、訳あるか?)
パターソンの街には、双子の兄弟が多くて、
そこかしこに座っていたりします。

事件らしいことは殆ど起こらない。
大事件といえば、
妻がパターソン氏の「詩作」を世に出したがっていて、
コピーをとってね!!
なのにふちゃむくれのマーヴィンがムシャムシャ、
ノートを食べてしまうのです。

日本人のパターソン氏を励ます詩人に永瀬正敏。
「ミステリー・トレイン」から28年の月日が経ちました。

役所広司の満たされた日々も、
パターソン氏の満たされた日々も、
美しいから儚い。
儚いから美しい。

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琥珀糖

2.5誰にでもある日常。もしかして自分の日々も詩的なのか、映画になるのか...

2025年4月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

誰にでもある日常。もしかして自分の日々も詩的なのか、映画になるのか。好き嫌いが分かれるのでは。

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トシ

4.5ジャームッシュが奏でる音楽

2024年12月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この手の、淡々としている、何も起こらない、最終的になんだかよくわからない、まったり系の作品は好みではないと自分では思ってるけど、本作はなかなか良かった。

主人公はパターソンに住むパターソン、韻を踏んだ存在。
ただ繰り返される日常。些細な変化があったりなかったり、普通の人の普通な毎日と同じように、目を凝らして見なければ変化していないのと変わらない毎日。
街で出会った幾人かの詩人。主人公パターソンも詩を書いている。

韻を踏んだ詩とはその内容よりも生み出されるリズムの方が大事だと思う。文字で表現された音のならないメロディ。
それは言わば音楽と同じだと思う。

本作「パターソン」が詩を表現した映画であるなら、それは映像を使った音楽と同じだ。
音楽を聴いて「面白い」と言う人は少ないだろう。大雑把に言って「良い」か「悪い」かだ。
それと同じで本作は、面白いとか面白くないではなく良かったか悪かったかという感覚的な答えしかない。

「パターソン」について面白いか?と問われれば「面白くない」と言うしかない。
しかし、「良かった」という感覚が強く残る。

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つとみ

4.0色々とあって、特にはなくて

2024年9月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

淡々と過ぎていく一週間。そんな毎日の切り抜きなのだが、よく見ると1日として同じ日はなく、日々色々な事が起こる。そんな当たり前の毎日が素晴らしい日々だと教えてくれるような作品。パーフェクトデイズとにた空気感。若い頃見でもわからなかったろうな。。

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Keita

4.0すき

2024年5月21日
スマートフォンから投稿

幸せ

勝手にニコニコしてしまう
台詞回しも絵も人も犬もかわいい

登場人物たちはどんな性格の人なのかな、とか
いまの目線の動きはどんな意味かな、とか
このシーンは何を示唆しているのかな、とか

ゆったりした映画だからこそのびのび観られるなあと思いました。

私はとても好きです

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mui

3.5心の拠り所と愛する人がいれば十分

2024年5月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

主人公パターソンには愛する人がいる。彼は詩を読むのも自分で書くのも好き。そして犬の散歩途中でバーで一杯のビールを飲むのが好き。
これで幸せなのだ。これが幸せなのだ。
PERFECT DAYSはこの映画に影響を受けたのだろうか?

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Kei6

4.0生活から詩が立ち現れる

2024年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

勤務中にふと気になった会話、家やバーでのやり取り、何気ない生活全体が詩歌の創作になり、そして詩歌が生活になる。細部が全体と照応しながらパターソンと共に刻一刻と変貌し、詩と生活が紡がれる。

みんなこーいう映像を撮りたいけど、ほぼ全員が失敗している中でジャームッシュは、映像体験が翼を得て羽ばたいていく、そんな夢のような映画をつくってくれた。

ひとりひとりが異なった想像を膨らませ、そして大切にしたくなる作品だと思います。

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ジャパニーズ先住民

4.5同じような1日でも「昨日とは違う今日」を生きている

2024年4月30日
PCから投稿

パターソンが「詩人」であるということが、この映画の重要なところ。

バスの運転手であり、淡々と日々の仕事をこなすパターソンは、傍目からは単調な毎日の繰り返しに見えます。

しかし、彼にとっては毎日目に映るもの全てが詩作のヒントとなっていて、自己表現することに大きな喜びを感じているところが、とても素敵です。

同じように通勤し、仕事をしても、決して同じ毎日ではない。

そう感じられることは、本当に幸せなことです。

妻ローラはアーティスト肌(センス微妙)(料理下手)ですが、美しく、優しく、愛情にあふれていて、二人のやりとりもほのぼのとしています。

奥さん最高じゃないの、詩のノートも大切だけど、こんな奥さんがいるならオールオッケーだよパターソン… と言いたくなりました。

彼のような「詩人の視点」があれば、新しい詩はまた生まれるだろうという、希望の芽を感じるラスト。本当に素敵な映画でした。

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ほりもぐ

4.0大きな川の流れのような、カットの組み合わせ

2023年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

何気ない日常がゆっくり流れていく。時折、突拍子もないことがおきたり、哀しいことが起きたり、うれしいことが起きたりする。それも日常の流れの中に埋もれていく。大きな川の流れのようにすすんでいく。まるで詩のようにじんわりくる。
カット割り、カットとカットの間、挟まる静止画。特に何か特別な出来事、大げさなセリフがなくても映画は成り立つもの。脚本にしてしまえば、静かなプロットだけにみえるが、それを映像として組み合わせていくと、すごく深い印象に残るという実例を示した映画。映画だからこそ、揺さぶられるという意味では映像でつたえるということのお手本のような映画。
最後辺りのシーンで、永瀬正敏が出演しているが、欧米人のカットの流れの中に突如出てくる日本人ってそこに居るだけで存在感ある。英語の音が違う。インパクトあるんだぁって、監督も敢えて日本人を使った演出をした理由がなんとなくわかる気もした。

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菜野 灯

5.0たまらなく好きな作品

2023年1月30日
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淡々とバスドライバーの日常が描かれるが、彼はいつも詩人の目で物事を観ている。俗っぽい妻との会話はおかしくもありほほえましくもある。犬の散歩のあとはいつものバーで一杯。平凡に見える日常にも事件があって、朴訥なパターソン がたまらなく好きだ。カイロ・レンで有名なアダムだが、この映画ですっかり彼のファンになった。

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lumos97

5.0毎日が新しい

2022年11月14日
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23

3.5偶然の出会い

2022年9月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

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みきねこ

4.0インスピレーションとイマジネーション

2022年4月16日
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鑑賞方法:VOD

怖い

幸せ

公園の横の路上でじっとしている
せまい道なのに人が行き交う
まだ明るい、帰る人、ジョギング、散歩
いく人か行き交う
やがて公園に灯がともる
いつもと変わらぬはずなのにその瞬間を見ると特別のように思えてならない

日常は、当たり前のように過ぎて
でも、それはぎりぎりの境目のように思えます
もしも悪い方へ行ったなら、それは日常とかけ離れた非日常になるぎりぎりのの境目

今は今しかない、

今を大切にしなければ

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カルヴェロ

4.5共演の女性の可愛らしさにつきる

2022年4月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

映画館は渋谷と有楽町で見た。何回見ても寝てしまうが、何故か面白いと思う。なんでだろう。
共演の女性の可愛らしさにつきる。それだけかもしれないが、何度見ても良いなぁ。
但し、バス運転手にとって日曜日は安息日ではないと僕は思うが。何か意味があるのか。

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マサシ

4.5こんなこと言ってる自分の感性が偏屈なのは承知の上で…

2022年2月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

ジム・ジャームッシュ監督の作品を見るのはたぶん初めて。
今公開中の『ちょっと思い出しただけ』をきっかけに見ることになりました。

冴えない自宅でのDVD鑑賞だったため、少しだけ、没入し切れなさが残りましたが、それでも作品の磁力が凄くて参りました。

詩心があろうがなかろうが、「そうか、人生って詩なんだ」
ということをごく自然に悟らされるように、不思議なくらい素直に導かれてしまう。

妻が夢で見た双子の話を聞いてからは、街の至るところに双子がいる。人間の感性そのものがファンタジーなのだよ、という象徴のように。
UFOや幽霊、などというとトンデモ話のように受け取られてしまいそうですが、それらも含めて、ご先祖さまやタタリというものへの信仰も、それを信じる人にとっては、科学的検証が可能な存在として実在するかどうか、はあまり意味がありません。脳科学や心理学的要因で説明できる事象だとしても、目撃した本人や信仰を待つ人にとっては、実態のある現実なのです。神話や古典の世界もその当時の人にとってはほとんどリアルな現実として受け止められていたはずです(でなければ、平将門の首塚も道真を祀った北野天満宮もなかった!)。

話があらぬ方向にいってしまいましたが、今の現実社会では、絆とか繋がりとかを大事にしよう‼️と多くのメディアが言ってる一方で、特に若者に対しては、偏差値やTOEICによる個々人への格付競争で生き残ることを社会的に(つまり大人たちが)要請しています。経済環境に恵まれなければ、競争の機会すら与えられません。

この映画の雰囲気からすると、そんな俗っぽくて安直な社会批判的テーマを訴えているとは思えませんが、この夫婦の生き方、スタイルからは、世の中の見え方や世の中との付き合い方について、一度〝自分の感性〟に軸足を置いてみたらどう?
と優しく語っているように見えました。

などと書いてしまいましたが、そんな理屈っぽく訳の分からない解釈をするより、フワッとした感じのまま、詩ってそういう感じで生まれるものなのか、と穏やかに受け止めるほうが気持ちいいと思います。

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グレシャムの法則

4.0ミスタールーティーン

2022年1月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

繰り返しの日常だからこそ、見える景色がある

パターソン市で生まれその町で過ごしているパターソンという名の男のとりとめもない1週間のおはなし。
朝妻にキスをして起き、仕事であるバスを運転する。そして帰りに詩を書き、夜ご飯をたべたあと、愛犬と散歩をし、一杯だけ飲んで帰ってくる。

パターソンには、何気ないもの一つ一つが美しく見えているか。詩を書く人は世界をどう見えているのか。
きっと決まりきった繰り返しの日常だからこそ、よく観察し、変化があれば敏感になる。変化に気づくことができるんだろう。それを詩にしてるのかな。

おだやかに流れる日常なんだけども、ところどころ不気味な要素も感じてしまった。まず妻の存在。ほんとにこの男にこの妻なのか?詩では書いているけどこの妻のことを本当に愛しているのか。趣味もセンスも対極で、一緒にいてどこかそんそわしてるパターソンを見ると、この妻がパターソンにとってどういう存在なのか分からなくなってくる。
次に犬。何か家の中で不穏な空気が流れると必ず犬目線になる。この犬はなにかすべてを知っている把握しているかのような佇まいだ。ノートを破いたのもなにか意味があるんじゃないかと疑いたくなってしまった。

最後に双子の存在。最初に妻の夢で双子こ話が出て以降、随所に双子が現れる。バスの乗客。バーの客。それは話を聞いてしまったからつい目につくようになってしまったのか。それとも何か呪い的な?まさかね。

一見するとある男の何気ない日常を描いている作品だが、日常を愛でる男の感性とそれを取り巻く不思議な周囲の環境を丁寧にかつ斬新に描き出したものだなと。

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ひろみちゃん

5.0詩人は、名乗ろうが名乗らかろうが詩人である

2021年9月24日
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猫柴
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