パターソンのレビュー・感想・評価

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パターソン

劇場公開日 2017年8月26日
129件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

ジャームッシュにしか成しえない特殊な時間と空気の紡ぎ方に見惚れてしまう ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

今の時代、こんなにオーソドックスでありながら、これほど心動かされる映画が生まれ得るものなのか。俄かには信じがたい偉業を成し遂げたのはこの男、ジャームッシュだ。彼の持ち味であるフフと思わず笑みが漏れるような空気感を湛えつつ、一見地味とも思えるこの作品の世界観を、一瞬の退屈すら感じさせないまま、観客の胸に大切に贈り届ける。ノートに書き留めた詩の一片が日々の心の動きに合わせて徐々に推敲されていく様はまるで「修行」や「道」のよう。その流れる滝のような思考過程を落ち着いた心持ちで観客に追想させてくれる。思えば町の名も、そして主人公の名もパターソン。彼は多くの偉人を輩出した町のいわば化身でもある。バスも壊れ、ノートも失った彼。いつも同じルート、軌道を回り続ける彼が、最後に全く別の世界からやってきた旅人と邂逅を遂げる瞬間が愛おしい。ジャームッシュと永瀬正敏の関係性もまた、これと全く同じなのかもしれない。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2018年4月28日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 知的 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
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なぜかサイコスリラーの空気をまとっている。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

会話が微妙に噛み合わない夫婦。誰にも読まれない詩を書き続ける主人公。夫の仕事中、家のどこかを白黒に塗り続けている妻。ペルシャ系の女性だが夢はカントリーシンガーという奇妙さ。判を押したように繰り返される日常。行く先々に現れる双子たち。

さすがにうがち過ぎだろうと思いながら、この夫婦が崩壊に向かうシュールなサイコスリラー的展開になるなのではないかと終始ハラハラしていた。作家と夫婦と双子のモチーフが重なると、ジャームッシュ版『シャイニング』か!?と考えるのも仕方ないではないか。

いや、もちろん前情報でほのぼのとした日常を描いているとは聞いてはいたが、「それって本当なのか?」と疑わせるに充分なほど、水面下に不穏なものを感じる映画なのだ。ハラハラした。恐ろしかった。そしてそんな不穏さも何食わぬ顔で日常で包んでしまうジャームッシュは、やはり一筋縄でいかない監督だと再認識した。

バッハ。
バッハ。さん / 2017年8月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  楽しい 怖い
  • 鑑賞方法:-
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しみじみ良い映画

基本的に何も起こらないけど、観終わってみるとしみじみ良い映画だと思える作品。
ただ、個人的に好む映画を観るときのクセで、いくつかのシーンで「このあと何かヤバイ事が起きるんじゃないか!?」とハラハラしてしまったw

青空ぷらす
青空ぷらすさん / 2018年5月14日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  笑える 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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あえていうなら私は、不思議な出会いとか運命みたいなものの方が興味深...

あえていうなら私は、不思議な出会いとか運命みたいなものの方が興味深かった。例えば、ストーリー上ではそんなに重要ではないのだろうに、「双子」は何回も出てくる。周りに溢れていたのは意味があってもなくても、大きくても小さくても、そこにあるべきものとして描かれているように感じた。映像に関して詳しくはないけど、映像的な詩みたいなものがあるなら、こういうものの中にあるユーモアや修飾がそれに当たるのではないかと思った。
最後の詩がとても好き

f
fさん / 2018年5月6日 / PCから投稿
  • 評価: -
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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同じ日なんか1日もない

退屈な毎日を退屈たらしめているのは結局、その人自身の観察眼なんだなぁという事を感じた。

大人になれば誰だってある程度決まったリズムで生きていくことになる。

一箇所に留まっているパターソンの生活もまた、単調だけど、彼の目には、昨日と同じものが、同じようには映っていない。様に見えた。

それがとても大切で、乗客の会話、お弁当箱の写真、
見た夢の話、バーの壁の写真、とかとか、たわいもないことの中に新鮮さがやっぱりあって、それをとても愛おしく思う彼の姿に、凄く憧れた。

たかはし
たかはしさん / 2018年4月29日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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パターソン

BDで鑑賞。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」では、退屈さを感じてしまい、自分にはノンフィクション映画が合わないように思えていました。
劇的な展開がなく、淡々と主人公の日常を追体験していく。その中から、作品のテーマや監督の意図を紐解いていく。それが純文学的作品の魅力なのでしょう。しかし、近ごろの似たようなテイストの作品(ムーンライトなど)を観ても、とくに、心が踊ったり、おもしろいとは思えなかったのです。

けれど、パターソンは、そんな作品群の中では、比較的おもしろいと感じました。しかも、物語の展開としては、群を抜いて代わり映えがしないにも関わらず、です。

本筋は、主人公であるパターソンが、自分と同じ名称の片田舎の街でバス運転手として暮らしている、そのとある一週間のお話。
朝、起きて、となりで眠る恋人にキスをする。仕事へ向かい、運転をしながら乗客の話に耳を傾け、時間を見つけては詩をしたためる。夕方には家へもどり、芸術家気取りの恋人の相手をして、夜には犬の散歩に出かけて、行きつけのバーで軽くビールを飲んでから帰宅する。

映画の大半がその繰り返しであり、違いといえば、登場人物たちの会話や、主人公の書く詩の内容くらいで、絵的にはほとんど変わらない展開が続きます。劇的な、驚くような展開は皆無でした。

でも、なぜだか、退屈には感じませんでした。

彩りに乏しい彼の生活が、一見、華やかに思える恋人によって、さらに色を失っていく様が、なんとも切なく、滑稽に思えるのですが、不思議と愛おしくも感じられるのです。

いうなれば、そうーーまさに、詩的と呼ぶにふさわしい作品でした。

ユージーン
ユージーンさん / 2018年4月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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ジムジャームッシュ

恥ずかしながら、この監督の作品はこれが初めてである。名前は知っていたが、鑑賞していなかった。
過去の作品を見てみたい欲求にかられた。
パターソン…佳作である。劇中パターソンが作る詩の、「字」が好きだなぁ。

kimiee
kimieeさん / 2018年4月15日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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うーん

美しい内容だし、退屈ではありません。
10代(30うん年前)に見たジム・ジャームッシュ映画はとてもカッコよく新鮮に思えたが、なんだかマンネリ。
「精神的に自由」がジム・ジャームッシュのテーマに思えるが、表現方法がどうにも80年代のままな気がする。
その時代のストリートカルチャー感覚のままなのか、ジム・ジャームッシュは相当の頑固者か。
はたまたただ私自身がそう言ったうんちくをのたまいそうな人を連想させるものに嫌気がさしただけなのか。
変化を嫌うアナログ好きの人にはいいのかも。
見ていて飽きないし、普通に淡々と進むのは好みなので☆2つ。

lanachama
lanachamaさん / 2018年4月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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なんでもない風景に見入った

なんでもない風景に見入った

saoki_ug
saoki_ugさん / 2018年4月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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「客観視」という目線で気づく、毎日の特別さ。

ある人間のなんてことのない日常をただ客観視するだけ。その中で観る側は様々な変化に気づく。そんなミニマムな方法で、「繰り返しているように思える日常も、意外と変化してるんだよ。焦らなくても大丈夫。」って言ってくれているように感じる。あるメッセージを、描き切るのではなく削ぎ落とす方向の手法で描いた斬新かつある意味とても巧妙な映画だった。

Atsuhito
Atsuhitoさん / 2018年4月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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じんわりいい映画

言葉、仕草、日常の音、映画から聞こえてくる全ての音が幸せで、とっても素敵な作品。

サメちゃん
サメちゃんさん / 2018年3月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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水を少し多めに飲む

微妙な表現が連綿と続く。彼女は美しいが、あまり愛すべき要素を感じさせない。愛らしいが悪さをする飼い犬。毎晩、バー通い。同じようで同じではないが、味気ないこの日常に満ち足りることができるのだろうか。しかし、主人公は、詩人的目線で淡い濃淡で描かれる日常をよく味わって愉しんでいるようでもある。それは実人生を豊かに生きる心得かもしれない。

Kj
Kjさん / 2018年3月21日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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バスの運転手による詩的な7日間

全体を通して、淡々としている。あまり夫婦にも見えないのだが、互いに愛し合っているのだろう。双子がキーワードとなっていて、時折、クスリと笑える作りになっている。平凡な日常を送っている、男性諸君にオススメ。

Kumiko
Kumikoさん / 2018年3月18日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  笑える 単純 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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2回観たくなる

街並みや建物は古くて暗い
毎日 同じことの繰り返し
低収入
ネガ要素が背景にいっぱい
でも2人(マーヴィンも入れて3人かな)は幸せ
互いを、日々を、とても慈しんでいる
なんでだろう?と追い続ける作品
チラッと映る制服に身を包んだ写真から、
元軍人? だから詩を書く? だから日々を大切にする?
といろいろ想像が弾ける

isukee
isukeeさん / 2018年3月18日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:VOD
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しあわせな時間

パターソンのなんてことはない1週間。
夢見がちな奥さんとブサかわの犬。
聞こえてくるバスの乗客の会話もなんてことはないんだけど、くすっと笑える。
映画館で、良い時間を過ごせました。

Y
Yさん / 2018年3月4日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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◉_◉

2人のそれぞれの闇が深くて幸福にみえない、不吉な予感にざわついたまま終わる。
バスの中とつぜん始まる雑談はとても楽しい。

damo
damoさん / 2018年3月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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すンばらしい!!久々に最高傑作を観た! すべてのシーン、セリフ、表...

すンばらしい!!久々に最高傑作を観た!

すべてのシーン、セリフ、表情、光、音楽、笑顔、良いっ!
マーヴィンかわいすぎる!

ナイトオンザプラネットが大人になったような作品。ジャームッシュ監督、いいわ。素敵に歳をとっているのだなー。

まるぼに
まるぼにさん / 2018年3月2日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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何があっても日は上り、日は沈む。

客席からは思い思いのシーンで心地の良い笑いが起きていて作品の穏やかさをより体感することができました。
久々の目黒シネマにぴったりの作品だった。

ゆき
ゆきさん / 2018年2月16日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  笑える 楽しい 単純
  • 鑑賞方法:映画館
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まあまあだった ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 生活のスケッチで構成されており、ストーリー展開が弱くて物語に引き込まれることがなく眠くなる。そこは自然に丁寧に撮られてはいるもののすごく苦手なタイプの映画だった。恋人なのか奥さんなのか、エキセントリックな女性で大変そうだなあと思った。部屋を塗ったりするのを気づいてあげて褒めてあげないといけないのかと思うと極めて気が滅入る。
 主人公が詩人で、バスの出発前に創作していたり、小学生の女の子と詩で交流するところがよかった。そういった面でもっと引き込んでくれれば好きな映画になっていたと思うと残念だ。犬に嫌な事件が起こるのではないかと心配だったが何もなくてよかった。

古泉智浩
古泉智浩さん / 2018年2月13日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  寝られる
  • 鑑賞方法:映画館
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詩も毎日も同じ 272-6

毎朝同じ時間に起きて嫁にキスしてバス運転して犬の散歩してっていうルーティン化した毎日。そんな変わり映えしない日々に幸福を感じる男の一週間を切り取った話。変わり映えしない日々って悪くない、毎日が微妙に違うんだから。って映画。

もやし
もやしさん / 2018年2月11日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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