昼顔のレビュー・感想・評価
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こんなにも人を愛することって出来ていますか
失恋の悲しみなどは多くの人が経験することであると思います。
あなたはこんなにも人を愛することって出来ていますか?
そう問われたような気がしました。
普通は世間体やいろいろなものを壊してしまうかもしれないという考えが自分の思うままに行動することを邪魔します。
しかし、本当に愛していれば自分のしたいように(離れたくない)してしまう・・そんな気持ちが分かったような気がします。
と同時に私にはこういう経験がないのと、これからもないだろうと簡単に推察できる自分が相手に対して失礼なのではないか・・
そんな気がしてなりませんでした。
確かに、さわさんが何もしなければ幸せのままの家庭だったかもしれません。
だからと言って彼女を責める気になり切れない自分がいました。
純愛だと思っていても、この作品を観たら
自分のはそうではないんだ・・と気づかされ
ちょっと複雑な気分になりました。
上戸彩が素敵
不倫は絶対にしないと誓わされた映画だった。どの人物にも感情移入しなかった。強いて言えばオーナーかな?人間の欲がリアルに表されていた。少し醜い。遺物のたくさん血がついた北野先生のTシャツを見たときは涙が出た。
衝撃
友人に連れられ観にいったが、いい意味で期待を裏切られた作品だった。ドラマは一切見たことなかったが、映画からでもだいたいは理解できた。人間の抑えきれない欲望が生々しく、リアルに映し出されていてドラマがあんなにもヒットした理由が分かった気がした。映画のラストも衝撃的で、実際裏切られると人間ってこんなにもおかしくなってしまうのかと考えさせられる映画だった。
大人の上戸彩
オープニングでの説明ナレーションは必要最小限で、ドラマを知らなくても入っていけただろう。
路線バスを使った、紗和と北野が再開(ニアミス)するシーンはよいアイディアで、もどかしい思いを刺激する。
が、その後の本当の再開シーンは安直過ぎた。
元々、人妻の夫がいぬ間の火遊びが純愛に発展するドラマだったが、その後日譚としては、何を描くべきだったのか?
井上由美子さんも、目的が見いだせなかったのではないだろうか。
「裏切ったことがあるから、信じられない」と言う紗和の叫びをテーマに据えた展開でもよかったのではと思う。
すっかり理解を示したかに見えた妻の乃里子が、嫉妬モンスターになってしまう展開は衝撃的ではあるが、これで完全にストーリーは迷走。テーマが見えなくなってしまった。
紗和は乃里子を怨みはしないと言うが、乃里子は永遠に紗和を怨むと言う。
どういう心理戦なのだろうか。
ラストの線路上での悶絶シーンは、上戸彩の体当たり演技が見ごたえだったけれど、意味はあまり伝わらない。
禁じられた悲恋物語に心を締め付けられたかった観客は肩透かしを喰ったのでは?
永遠の少女上戸彩はこのドラマで女優開眼し、私生活でも結婚・出産を経験して、本作では色香を感じさせているに至った。
乃理子
乃理子の立場で映画を見た。沙和と北野が別れてから3年間、乃理子は関係の修復に努力したはず何事もなかったかの様に会話し苦手だって料理をして。それでも二人は簡単に時を戻してしまう…前よりも強く。乃理子もそんな二人を見て観念したと思う。「あぁもう無理なんだな…」って。頭ではね…。でも車の中で自分を見つめる北野の瞳を見て理性がぶっとんじゃったんだ。やっぱり好きなんだって。沙和の「幸せになろうなんて思っていない。彼と少しでも長くいたい」って言うセリフ。それは乃理子だって同じ。幸せじゃなくても良かったんだ。ただ一緒にいられれば…
結果つまらない。
夫婦でも片方が心が離れてしまったなら仕方がない。
一生一緒にいるつもりで結婚したけど、
長い年月を経て、気持ちが変わることをここまで否定しなくても…。
やはりハッピーエンドとまではいかないけど、
もう少し終わり方に工夫が欲しかったなー
北野先生&さわちゃんは懺悔の気持ちを忘れずに日々を過ごし、
色々乗り越えた暁に
なんとか周りにも認めて貰えるようになり、
のりこは自立し、今よりもさらなる高みを目指し素敵な女性になる、とか。
結局、終わりがダークだと、あまり印象に残らないものです。
指輪は、さわちゃんにあげるべき。
ムゴイ…。これが不倫の制裁かぁ…
見る前から衝撃のラストと言われて、ノリコが死んで二人が罪悪感から一緒にならないかと思ってた。
けど、もっと惨かったな… 確かに不倫は不倫。サワがあざとく見えるのも仕方ない、けど思わずサワが泣いたところで泣いてしまった。
また、ノリコの視点から見たらほんとに悪いことしてないのに気の毒とも思える。所詮、男の人って目移りしちゃうの? ならばどんな素敵な恋愛結婚をしても同じ…
ノリコ視点で一番辛かったのは、二人が何もしなくても強く思いあってるって分かってしまったとき。
そのほうが単なる肉体関係より、よっぽど辛い。苦しい。
既婚者として色々考えてしまいました…
後味良くない…
禁断の恋をテーマにした作品の結末って、結局こうゆう終わり方しかないのかなって後味の良くない気持ちになりました。
不倫は良くないよって、ハッピーエンドにはならないのかもしれないけど、せめて指輪だけは彩ちゃんに見つけて欲しかったです。
ただ彩ちゃんと伊藤さんの演技は圧巻で素晴らしかったです。
モヤモヤ感が、残った
ドラマから始まり、最終回からずっと気になってて、映画をすっごく楽しみにしてたのに…
観終わった後、モヤモヤ感でしばらく座ったままだった。現実?を求めてるんじゃない。ワクワク感やドキドキ感、キュンキュンしたくて…で、エンディングは気持ち良く、良かったな〜で帰りたかった。あそこまで指輪に固執させてるなら、ラストは見つけさせて、これから強く生きる上戸彩で締めて欲しかった。酷評?の皆さんのコメントに同感。
妻に内緒で観てきました
考えさせられた映画。
ドラマの時から大ファンで見ていました。
さわちゃんと北野先生はしてはいけない恋をしてしまった…。だけどこんなにも人を愛することが出来たのはお互い強くひかれるものがあったのでしょう。全てを犠牲にしても傷つけてもつけられても一緒に居たいという気持ちが。ふたりのステキな笑顔を見るとほっこりしてしまいました。
のりこさんの気持ちも怖いほどわかります。
愛する人が例え自分を愛してくれていなくても、側に居てくれるだけでいいという想い。
だけど……そんな人が隣にいなくなってしまう恐怖と寂しさ…独占欲が強くなってしまう気持ち。
いろいろなことを考えさせられた映画です。
言葉も一つ一つとても意味があることで。
蛍も海もステキな映像、音楽もとってもステキ。
出会う順番が早かったらって…思うこともあるかもしれません。
だけどこの広い世界で出会えた事が奇跡だって思います。
結婚して、人を愛することはいけないことだけど映画の中のふたりには笑顔でいて欲しかったです。
2回映画を観に行きましたが、昼顔ロスはまだとれません。
心の中がぽっかり穴が開いてます。
地元が出たのもとっても嬉しいです。
完結してしまったのかなぁ…?
2017-44
ドラマは毎週見てハマってたんですが、映画館で見るほどでもないかなーと最初は見るつもりありませんでした。
が、仕事おわりの会員割引デーで、見たい映画が全て間に合わず、なら昼顔見よーっていう軽い気持ちで。
見るつもりなかったので、結構前にネタバレも読んでた上での鑑賞ですが、それでも映画館で見てよかったなぁと思いました!
それは、湿った息遣いとか。
涙が混じった溜め息とか。
優美な日本の風景とか。
そういうのは、うちにあるでかいテレビでも、伝わらない。
空気が震えて耳に伝わる感じ。
主人公の心情とは裏腹に快晴な空の広さ。
それはやっぱり劇場でないと。
そして上戸彩の演技、こんなに上手かったっけ。
最初に、北野先生に再会できた!ってわかったときの笑顔の表現とか、こっちまで1人映画館でニコニコしちゃいましたよ😊きも。
貞子vs伽椰子の意味も、めっちゃわかった笑
久しぶりに最高の映画!
正直観に行く前は不倫物のドラマの続きで邦画ということで全く期待してなかったんですが、結果ボロ泣きしてしまいましたw
不倫のやるせない恋愛というテーマに対してのラストの着地点も納得のいくものでしたし、何より製作者の映画に対する誠実さと熱意を感じた映画でした。ありえない展開や一貫性のないキャラクターの思考などは一切なく、全て「ありえる」と思える事だけで作られたストーリーでとても感情移入することが出来、ハラハラドキドキさせられました。
演技も音楽も良かったし本当に最高!観終わってからこんなに長く映画のことを考えるのも久しぶりでした。
一個だけ嫌だったのはラストの薬指のホタルの件。「それはありえない」と思い少し冷めてしまいましたが、ほぼほぼ満点な作品でした。
純愛のホラー映画
様々な目線で描かれていた
ドラマ見てました。
ドラマでは上戸彩目線になっていて、結ばれて欲しいと思ってしまってた
映画では、奥さまの気持ちが一番辛かった
自分のとこには戻ってこない夫ならこのまま自分の夫である間にと考える気持ち
サワより、奥さまの愛情の方が増してたように感じた
二人はあまりに身勝手過ぎた
籍が抜けてない内から一緒に住むなんて
奥さまが普通の精神じゃいれなくて当たり前
浮気相手に夫を今後は名前で呼ぶことを許されない?
よく、そんなこと言えたなぁサワは!
あの段階では離婚成立してないのに
あの事故で誰も奥さまを責める人はいない
北野先生の親ですら、奥さまを責められないと感じた
不倫している人がいたら見た方がいいと思った
ドラマとはまた全然違う感じで描かれている、というか
映画はサワが開き直りすぎて、ドラマのように旦那さんへの罪悪感かなくなってる分
好きなんだから仕方ないみたいな態度が腹立った
全く奥さまの気持ちを考えない言動がドラマとは全く違ってた
これだから日本映画は…残念
途中までは良かった。
特に再会シーン。それとホタルをふたりの間のキーワードにしたところ。
ところが終盤に向かうにつれて
おかしな方向に…
そして結末はもう最悪。
何のコンプライアンス⁈と腹が立って仕方がなかった。
不倫より殺人の方がダメだろう。
自立した女性なら自分から去る男のことなど
固執しないはず。本当に愛する人なら
その人の幸せを願うはず。
もはや自分のために男を引きとどめていることを
はっきりと登場人物のセリフにするなりして
言わせるべきだった。
これだから日本映画はダメだ。
不倫は恋じゃない?はっ⁈
中年男性が若い女と欲望だけのために
付き合っているわけじゃない。
たまたま出会う順番が違っただけだろう…。
たった一度の人生、愛する人と人生を共にしたいと願うことが、なぜいけないのか。
人を傷つけるから?人が生きていく上で
全く他人を傷つけずに
生きることはできないのに。
愛してもない人と生活を共にすること、ただ法律にしばられて鬱々とした気持ちで生きることは
苦しいし、幸せではない。
幸せな人生を送りたいと望むことが
なぜいけないのか。
この映画のせいで傑作だったドラマ版が
一気に色あせてしまった。
残念であるし、後味が悪い。
今思うと昼顔というタイトルは
このストーリーには合わなかった。
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