羊の木のレビュー・感想・評価
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何だか気持ち悪い。
難解で物足りない感じが残ったかも。
タイトルの意味は?
怖かったです、、、
面白い
吉田大八ワールド炸裂
観賞後もにゃっとする。
原作未読。
序盤の「これから“何か“が起きてしまうのでは」というざわざわ感は良かったんだけどなぁ。いまひとつ勿体無い感じでした。
後半からほぼ松田龍平がメインですが、正直松田龍平以上に不気味に感じたのが優香演じる女性受刑者で、前科持ちとはいえまだ30代の美しい女性が(作中でも「色っぽい女」と言われてたので美人設定でいいんだろう)何の目的も無くわざわざ介助の必要な老人を選んで愛するか?と最後まで疑問だった(特に作中で明かされる事も無いし)
老人にベロッベロにキスされる優香の絵面はインパクトあったけれども。
受刑者を「元殺人者」に限定した意味も特に感じなかったし、もっと二転三転あっても良かったのでは。
冒頭の文、誰が羊で誰が狼だったのか。
韓国で賞とれたのも納得
結論がないことが、結論。
公開直後かつ都心なのもあり、満席。錦戸くん目当ての女の子はもちろん、幅広い客層の印象でした。
人もいいし、魚もうまい。どこにでもありそうな、近所との繋がりが強い・不思議な文化がある地方都市で繰り広げられる、ありそうな近未来のお話。静かで怖いお話。この話どうやって収拾つけるんだろうなと思っていたら、最後は大味でそこだけが心残りですが、正解のない作品、途中まではすごくよかったです。
前科を知って見る月末くんや区役所の人、そして私たち観客と、先入観なく接する街の人たち。前科を知ると何につけてあっち側の人間として見てしまっている自分に気づき、彼らを信じているようで信じきれていない月末くんと見たもの感じたものを信じる街の人々と先入観を持って観ている自分を対比させていく。
罪を告白されたとき映画の中の人はそれぞれの行動をとり、罪を犯した人もそれぞれの道へ進む。この映画はこれ、というものは存在せず、どちらの立場にもなり得てしまいそうな自分の不確かさを感じるだけ。頭をぐるぐるさせたいときにみるのにオススメです。
役者さんは好演で、中でも優香さんの艶かしさ(歯磨き必見)と松田さんのサイコパスさに目を奪われる作品でした。
これでも抑えたけどややネタバレあり。
ポンポンという少ない音数で主人公と共に観客も感じる不穏な空気。街に受け入れる6人の殺人犯のバックボーンは多くは語られない。この人なに?と思っていると次のカットに移っている。だからこそこちらも興味をもち、映画の世界に引きこまれている。そこにはクスっと笑えるシーンもいくつか散りばめられていて。序盤からお見事だよ吉田大八監督!
そう、「桐島、〜」がそれぞれの目線で何度も同じシーンを繰り返し、それぞれが何を見ているのかに気づくと(ほー)となったようにこの映画も登場人物の視線の動きに注目すると俄然面白くなってくる。特に祭りで月末が文を見つけたときの表情、、祭りには行かないって言ったじゃないか、、、
真面目で良い人のはずの月末もいざ自分の父親や好きな人が元犯罪者と関わりだすとホンネが飛び出す。先入観や偏見で人を見ている自分自身のイヤな部分を突かれているようで痛くてヒリヒリする。
メモしたくなるような台詞もたくさんあったな。人は肌で感じたことは云々は、宮腰が手を洗って文に触れるところにつながっていく。宮腰はただ無邪気な人で生い立ちなどを考えると本当に切ない。
誰もがどこかに爆弾を抱えて生きているよね。少なくとも私は自分の爆弾が大きくていつ爆発するかわからない恐怖がある。紙一重、ていうか。人間そういうものじゃないの?
全てを呑み込んだのろろ。目を合わせてはいけない存在だったのに引き上げられて皆が喜び、一緒に写真まで撮っている。街の人はそれを直視して受け入れて、そして生きていくんだね。主題歌のDeath is not the End もボブ・ディランではなく女性ボーカルが入ったカバーを使っているところもポイントだろうなぁ。エンドクレジットが全て海に沈み(通常は下から上に上がっていく)最後に光が射す。死は終わりではない。再生するのだ。
あー早く2回目の鑑賞がしたい!!
みんな人殺しなのに、みんな幸せになってほしいと願った。 人殺しなの...
羊の木
2018-18
予告編で、仰天ニュースやアンビリーバボー的なのを想像して、もはや劇場に入った頃にはパージ的なのを妄想して、期待値を上げすぎました。
見終わったときのこの感覚、なんか似てるのあったなと思ったら、同じ監督の『美しい星』。
あのときも、なんだろうこれ🤔と思い、今回も。
肌に合わない?
つまらなくはないけど、いまいちエンジンかかりませんでした。
おじさんのラブシーン好きですよね。
あと、ポンポン、とかパシーンっていう音楽(伝わります?)。
錦戸くんは、いい意味でジャニーズ感を消してて演技よかった。
北村一輝、優香、松田龍平、うまい。
クリーニング屋のおばちゃんがすごくいい人。
わたしが理解できたことは、
目つき悪くて人付き合いを嫌う人より、
お酒で人格変わる人よりも怖いのは、
愛想いいけど、何考えてるのかよくわかんない人が、聞いてることをワンテンポ置いてから答える瞬間だってことでした。
大八ワールドもう一歩~受けの演技とジャニーズとアニメ~
大八ワールドもう一歩~受けの演技とジャニーズとアニメ~
投稿内容 「羊の木」44点。
「桐島、部活やめるってよ」「神の月」「クヒオ大佐」「美しい星」などの作品で知られる「吉田大八」監督は、
いつも「キャスト」に恵まれています(後にブレークした人を含めて)。
つまり「テーマ(題材)」が面白い、目の付け所がいいのです。今回も同様です。
ところがどの作品も「いいんです」が、
「もう一歩」、こころが動きません。盛り上がりに欠けるように感じてしまいます。
主役(?)は「松田龍平」と感じさせます。
独特の個性である、「普通とは違う」雰囲気に「いつ切れるか」的コワくて不気味さを漂わせます。一番印象に残ります。
他の五人もいいです。同じように感じます。
特に「優香」は、結婚して吹っ切れたのでしょうか?
今までとは違う「汚れ役」で、これからもっと乱れていくんでしょうか?
「市川実日子」も雰囲気が決まってきました。美しさで売っていないのが武器でしょうか?
「北村一輝」もご存知の通りです。まさしくはまり役です。
それぞれに個性的で「いつ切れるか」を漂わせ、観衆に「不安」と「緊張感」を与えます。
それがこの作品の一番の「見どころ」でしょう。
それら全てを「受け」て立つ主役の「錦戸亮」を抜擢した理由は、「普通」でしょう。「普通」の役者で、「普通」の公務員役で。それゆえ目立ちません。印象に残りません。
その「普通」の人と、
「いつ切れるか」という「普通とは違う」人との
「ギャップ」を描くのがもう一つの「見どころ」でしょう。
舞台で活躍の(映画とは言っていません)「三谷幸喜」の描く、その「ギャップ」を笑いにするのではなく、「シビア(厳正)」に描きます。
それは「不安」「緊張感」を生み出すためです。
なるほど。納得し、成功してるように思います。
さらに、「笑い(ユーモア)」も入れてもいいのでは?
「ギャップ」は笑いを必然的に引き起こします。それらの人々の交流において。
さらに笑いが「不安」「緊張感」を「より際立たせ」ます。
「ヒューマンサスペンス(宣伝コピーにあります)」がより深くなるのでは。
で、その主役の「普通」の魅力がわかりません。
監督・スタッフは絶賛しているそうですが、どこがいいんですか?
魅力どころか存在もあまりなかったような。
何かしました?奮闘というほどのことをしました?
話を聞いて「ええー」だけでは?トラブル対策で走りまわりました?
それがいい?
最後は少しそれらしいですが、「友達」ということで巻き込まれただけでは。
そもそも「受けの演技」の良さがわかりません。
まさか「ジャニーズ」で決めた?
また「製作」に「藤島ジュリーK」の名がありましたが。
この人「ジャニーズ事務所」の副社長で、
「ジェイ・ストーム(ジャニーズの嵐?)」の社長ですね。
いつも「ジャニーズ」の出演映画に名がありますが。
ほとんどが「作品」をダメにしていますが。
(これについてはまた別の機会にします)。
タイトルの意味の説明がもう少し必要では?
でないと、ラストが生きないのでは?
大昔の「大魔神怒る」みたいでした。何となく予想が…。
原作の「テーマ(題材)」の「アイデア」がいいです。
「不能犯」同様で「アニメ」界は「アイデア」の宝庫です。
映画化したいのもわかります。
ただその「二次元」世界を「三次元」にする「力量」が今の映画界において不足しているのでは。
「アニメ」よりも、単純に「いろいろな力量(お金も含めて)」が必要では。
「君の名は。」以来の、数々の「アニメの劣悪実写化」現象は必然です。もったいない。
「心揺さぶる衝撃と希望のヒューマン・サスペンス(宣伝コピー)」とまでこころが動きません。盛り上がりません。
吉田大八監督!いつもです。
どうして?わかりません。
くれぐれも、「駄作・迷作」ではないのです。
「もう一歩」です。悪しからず🍀
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