羊の木のレビュー・感想・評価
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こわい
山上たつひこ。ちょっと驚いたりして…
悪くないけど
ヒューマン・ミステリーなのか?
アンニュイな木村文乃だけは良い
色々気になったけど大八先生かあ
期待したような事は何も起きず!!
何かが起きそうな雰囲気を醸し出して進行しますが、結局期待したような事は何も起きず、裏切られました。序盤で「人が良く魚も美味い」を連呼するので、インスマス的な怪異を期待しましたが、伏線でも何でもありませんでした。受刑者も様々な方がいて良いと思いますが、みんな暗いノリで描写も薄く均一で、誰かが作ったRPGツクールのようで深みがありませんでした。
生け贄の子羊を欲しがるから、殺人事件が起きたのです。
タイトルが羊の木ですから、キリスト教の思想が反映されている映画だと思います。生け贄を欲しがったのは、誰か?恐らく地方住民でしょう。罪人が住民に受け入れられる為には、生け贄の子羊が必要だとメッセージが込められているようです。しかし、生け贄を欲しがるから、殺人事件が起きたのだと思います。事件予知が学問として早く確立され合法化されるべきだと思います。地方住民の不平不満に気付いていれば、早くに事件予知が可能だった。現場100回!罪を憎んで人を憎まず!再犯を繰り返す背景に有る問題とは何か?大切なのは人を公正させる高度なテクニックとインテリジェンスなのです。
エロ全開の優香が最高!!
タイトルの意味
木村文乃のギター♪
予備知識を持たずに鑑賞したため、原作が山上たつひこ、いがらしみきお(作画)であることに驚いてしまいました。山上たつひこと言えば、こまわり君の「死刑!」で有名なギャグ漫画『がきデカ』で大ブレイクして、次々とマニアックな変態ぶりを描く作風で知られる御仁だ。いがらしみきおもギャグ4コマ漫画の大御所であり、予想のつかない展開に大いに笑わせてもらった経験があります。何と言っても彼らの若い頃のコミックは何冊も所有しており、懐かしい気もします。
また、山上たつひこは出身は違うが金沢に住んでいるらしく、改築される前の寂れた金沢駅を哀愁のある田舎都市として描いて、そうした都会嫌いの性格が作風にも現れているような感じを受ける。今作では魚津市がメインのロケであり、寂れた田舎町の風景をことなく愛している山上氏の情熱さえ感じられるのです。映画では雪の風景がまったくありませんが、とても雪深い都市であり、10数年前の大雪の際には5時間ほど足止めを食らったという苦い経験も懐かしいものです。
この魚深市に元殺人犯の仮釈放中の男女6人を住民として受け入れる政府の極秘プロジェクトが市役所職員の月末(錦戸亮)に知らされる。元受刑者の更生の場として10年間住むことを義務付け、同時に過疎対策として発案されたものだった。住居も職も与えられた彼らは、市民に溶け込み始めたのだが、いつか何かを起こすのではないかと月末は不安でしょうがない。その中でも宮腰(松田龍平)が月末を“ともだち”としてしきりに接近してきて、月末のやっているバンドにも参加しようとギターを始めたのだ。やがて、実家に戻ってきてバンドメンバーに加わった石田文(木村文乃)にも接近して、彼らは付き合うようになる。月末にとっても彼女は気になる存在だったためショックを隠せない・・・
6人の元殺人犯、杉山(北村一輝)、太田(優香)、栗本(市川実日子)、福元(水澤紳吾)、大野(田中泯)はそれぞれ個性的で、杉山以外はもう完全に犯罪とは関わりたくない様子が窺える。そんなある日、宮腰を探している男性が町に現れ、状況が変化する。元犯罪者たちは更生という目標を持つ者、再犯に手を染める者とがあるものだが、宮腰だけが悪い方向へと運命が動き出すのだ。
優香がかなりエロかったという印象もありますが、なぜだかサイケデリックでアバンギャルドな3人編成のバンドが印象的。ギターを弾く木村文乃がカッコよく見えるのです。また、町の秘祭として“のろろ祭り”という強烈なインパクトのある御神体も記憶に残りそうだが、この魚を形どった造形は山上たつひこっぽさが出ていました。誰が再犯を犯すのかという謎めいたプロット以外は、元囚人の負い目と世間体を気にする姿が見事に描かれていたと思います。栗本が拾った皿にも描かれていた羊の木。元囚人というのが羊であり、ずっとその過去に縛られ続けているように思え、息苦しい生活を続けなければならないと、閉塞感だらけの映像に苦しくなりそうですが、新たな殺人を描くことで閉塞感は解消された気がします。
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