「設定は面白い」羊の木 よしこさんの映画レビュー(感想・評価)
設定は面白い
国家の裏のやりとりで仮釈放の殺人犯6人が社会不適合ではないか、ちゃんと更正できるかどうかのために
小さな島に送られる話。
優香はセックス中に首を絞めるプレイをしていたら締めすぎて人を殺してしまう。
人を愛すことを止められない女。
月末のお父さんに一目惚れで、付き合ってしまう。
もう1人は酒乱でお酒を飲むと人が変わってしまい、いびって来ていた職場の人を殺してしまった美容師免許を刑務所で取得した男。
もう1人は元ヤクザだが、カタギになろうと一生懸命なおじいさん。
もう1人は命を大切にする女性。
魚も食べれず、もらった魚を口に埋めてお墓を作ってあげるほど。
死んだカメや、スズメも家の外に埋めてお墓を作る。
この人だけ殺人の理由が言われていないが、動物虐待などをした人を殺したのでしょうか?
もう1人は見るからにチンピラ。
この町に来て1番に他の犯罪者の存在に気づいた男。
この小さな町でヤクの密売をして稼ごうとか言う全然更生してない男。
最後が人当たりは良い背の高い男。
この街では運送業をやりはじめ、月末の好きな人と付き合い出す。
6人が殺人犯というのを知ってるのは市役所の人だけで他の人は知らない。
というのが設定とキャラ設定ですね。
どろろーと言いながら練り歩くシーンが
あまりにも長くて不気味でした。
どろろの目を見てはいけないという言い伝えを守る町の人たち。
どろろの君悪さをきわだ出す設定でした。
どろろ様の崖から2人で落ちると1人は生きて1人は死ぬという言い伝えの話から、出会ったばかりの頃はじゃあ2人で落ちてみよなど冗談を言い合ってた運送業の男と月末。
最後には運送業の男に道連れにされ崖から落ちてしまいます。
運送業の男が先に海から顔を出しましたがどろろ様の重たい顔が落ちて来て死んでしまい、月末がそのあと海から出て来て助かります。
運送業の男は結局人殺しは治らなかったのか、自分に害がある人を次々と殺してました。
はじめての殺しは10代の頃。
その後もこの街でも何度も人を殺してましたね。
目的は何だったのか、わかりかねますが、人は簡単に変われないのでしょうか。
この作品を通して感じたことは、演奏の時間の音がうるさいって印象が強くて、内容としてはそこまで食い入る感じはなかったです。
ラストスパートでどんどん運送業の男の本性が出て来てスピード感があって見てられましたが、流れがゆっくりなストーリーなので、時々飽きてしまうところがあり、4回くらいに分けてようやく見きれました。
つまらなくはないですが、そこまで面白いとも感じませんでした。