メッセージのレビュー・感想・評価
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楽しく見ればよかった
宇宙人がタコ、ヒトデ、イカ(墨?)っぽいことに、早々くじけました。知的な作りなのに、やはり宇宙人と言えば未来も過去もイカ、タコなのかと。このレトロな既視感も意図だったり?… 原作は違うのでしょうね。エイリアンに期待し過ぎなければ、面白かったです。
映像だけではむずかし
こりゃ期待はずれ
「パッセンジャー」とは対称的。スゲーつまんなかった
セリフが必要なこと以外しゃべらない感じで全体的に暗い。むかしのヨーロッパ映画かロシア映画かと思っちゃうくらい。とてもハリウッドとは思えない。
ある程度映画の概略は聞いていて、発想がすごいと期待してたのに裏切られた。その発想も非常に分かりにくい、あらかじめ知らないとさらにわからないんじゃないか?
説明不足すぎるんだよな、主人公が言語を解読できるようになる過程もなんで?と思っちゃう
この監督なあ…「ボーダーライン」の時も思ったけど盛り上がりにかけるし地味なんだよな
ブレードランナーだいじょぶなのかね。
言語が思考を作るという仮説から
原作も前に読んだはずだったが、途中で読むのをやめたのか後半の展開が記憶からは無くなっていたので、新鮮な気持ちで視聴
ファーストコンタクトもの、SF界では著名なテッドチャン氏の作品で、
映画はボーダーラインのドゥニビルヌーブ監督
視聴しない理由は無い
雄大な自然に不自然に巨大な被造物というインパクト
加えてリアリティあるファーストコンタクトの描写
宇宙人の文字は想像したとおりの出来映え
視覚効果的に優れた内容でありながら過剰な演出は控えており
極めて効果的に撮影技法を用いた本作
ストーリーはガチSFであり、主人公のロマンスを期待する物では無い
SFで人気のある言語と思考というテーマ
昨今ではゲーム メタルギアソリッドでも扱われ、ある程度の市民権を得ていると思う
本作ではその内容が希有壮大なレベルまで引き上げられ、
これぞまさにSF映画と称するに値する素晴らしい出来映えだった
想定不可能な展開を理論的な伏線でもって為し得た本作はここ数年でも傑出したSF作品と言える
ある意味禅の世界を表したSF
最高に暖かくてロマンチックなSF映画
インターステラー以来だろうか、SF映画を見て暖かな気持ちになれたのは
最初映画館で見たときは、理解が追い付かなかったが、ネット配信で再度鑑賞して、改めてほっこりした気持ちになれた。
これは主人公である言語学者の女性が、異星人とコンタクトをとるために相手と相互理解をしていくことで話が進んでいく。
この映画を初めて見る人は、唐突に挿入される主人公の過去のシーンに戸惑うかもしれない。
しかしである。。。映画の終盤になって、異星人の言語を理解することで、主人公は時間という概念から解放されていくということが明らかになると、過去のシーンはただの回想ではなく、実は過去と未来が混然一体となった景色だということがはっきりと理解されるのだ。
映画の序盤では「言語が文明を作る」といったセリフが出てくるが、例えば英語などの外国語を勉強したことのある人ならば、その意味が実感できるはずだ。
単に英語で考えられるようになるだけでなく、英語的な考え方をするようになるのだ。これが言葉の力である。
私自身の経験から言えば、英語を学習する過程で、色々な物事を構造的に理解する習慣が身に着いた。
端的に言えば、この映画はこの構図を思い切り拡大して世界観を作り上げている。つまり異星人の言語に時間という概念がないならば、それを習得していく過程でその人自身も過去/現在/未来という区切りから解放された世界に入れるということだ。
またこのことによって、この映画は観客にとても大切な教訓を残している。
それは過去の悔恨にとらわれず、同時にないがしろにもせず、また未来を悲観せず、今この瞬間を大切に生きるということだ。最後に助演のジェレミーレナーが「もし未来が見えたら選択を変えるか」という問いに「もっと気持ちを伝えるようにする」と答えていることが、もしかしたら監督の最も伝えたかったことなのかもしれない。
一切の皮肉などない、願いや祈りといったものが込められている、見ている側を暖かな気持ちにさせてくれる、とても貴重なSF映画の1本であることは間違いない。
SF感動ものというジャンルに惹かれた
どうなるのか先が読めない展開は面白い
ただ現代にあっていないテンポ感がすこし間延びを感じた
あえての間を持たせ、余韻や感情を膨らませる効果なんでしょうけど、伝えたいことがシンプルなだけに2時間も引っ張ることあったのかと
各国の国柄や関係性、未知の生命体との接触からの緊迫感ある描写がリアリティあったが、最後は割とシンプルに終わったので物足りなさを感じた
大切なことを伝えたい監督の意思は伝わりました
巧み
誰にでもオススメ出来る面白さではないけど、この浸れる感じドゥニビルヌーブ好きには堪らない。
この監督作は見終わってからが面白い気がする。あれはどう言う意味だったのか?あれとあれが繋がって…結局言いたかった事は…と考えるのが楽しい。
で、今作はと言うと、あれはどう言う意味だったのか?みたいな映像の難解さはなかったし、宇宙人とのコンタクトと突然入ってくる主人公の思い出のようなカットとの繋がりも、なるほど!とは思ったものの、で一体何が言いたかったのだろうか?と言うのが自分の中でまだモヤっとしてる。
宇宙人のあの円形の文字も時間は一方通行ではない。と暗示してるのだろうか?
辛い未来が分かっていてもそこに向かって人生を歩む選択は何を意味するのだろうか?
是非見た方とメッセージを共有したい。(上手くないか…)
たぶん派手なSFを期待ひて観ると何だこれ?と思うのだろうけど、僕にはやってる事は地味なのに飽きさせずに見せる巧さにいつも興奮させられる。
私たちの世界への、人生への、メッセージ
シリアスなドラマやサスペンスに手腕を奮うドゥニ・ヴィルヌーヴがSFに初挑戦。
公開迫る『ブレードランナー2049』を前に肩慣らし…なんかではない!
良質作続くこの絶好調監督にまた一つ秀作が、また一つ才を見せた。
突如、世界各国に飛来した地球外物体。
女性言語学者のルイーズは軍の要請で接触を試みる…。
ワクワクするくらい好奇心そそられる知的SF!
『未知との遭遇』『コンタクト』『インターステラー』…この類いのSFが好きならまず見て損は無い。
冒頭からすでに飛来。でも、まだ“それ”は見せない。
ルイーズが現場に着いて、初めて目の当たりにする。
広い平原の霧の中に浮かぶ、その偉容。幻想的でもある。
“殻”と呼ばれるその中へ。何も無いシンプルなデザインと暗い海底のような雰囲気ながら、そこでは重力など我々の常識は通用しない。
ガラスのような壁の向こうに、朧気に現れた“彼ら”。
これまで見たどの“エイリアン”とのビジュアルとも違う。
音響も秀逸。
難しいとの声が多いが、難しいのは専門的な用語なだけであって、確かに知的ではあるが、展開に難は無い。
自分たちの言語、彼らの発する言語、それらを少しずつ解明していき対話する様も丹念に描かれている。
彼らの発する言語がユニーク。
触手から墨のようなものを出し、それが何かの形になる。
幾ら何でもエイリアンの言語は分からない。
でも、人間の言語だって難しい。
それぞれの国にそれぞれの言葉や文字があって、同じ意味でもそれぞれの国によって違って。
彼らエイリアンからしてみれば、人間の言語の方こそ複雑。
だからこそ、一つ一つ、少しずつ少しずつ、分かり合っていく事が…。
時折挿入される、ルイーズの脳裏にフラッシュバックされる“記憶”。
ファーストシーンもそれで、我々は勝手にそういう悲しい“過去”を抱えた設定と思い込む。
が、それは先入観で、まるで彼らエイリアンが時間の概念など無に等しいのと同じ、意表を突く“記憶”だったとは!
SFではあるが、見返したくなるほど巧みに構築されたドラマ性。
それを支えたエイミー・アダムスもいつもながらさすがの名演。(『マダム・フローレンス!』のメリル・ストリープより、エイミーがノミネートされるべきだった!)
彼らの来訪の目的は…?
彼らが伝えようとしている“メッセージ”とは…?
ちょっと肩透かしのようにも感じたが(時を越えて義理堅い彼らだけど)、そういう事だけじゃない。
我々の理解出来ないもの、常識で計り知れないものは、脅威。
確かにそれは分からんでもない。
でも、先に手を出したら、そこで終わりだ。
まず、対話を。分かり合う事を。
その為に我々には、言葉がある。文字がある。知能や意思の疎通の術がある。
もう一つ。
時間を超越出来たら…?
未来を見る事が出来たら…?
幸福? 安全? 落胆? 絶望?
運命なんて言葉で片付けたくないが、それが悲しい未来であると分かってても、避けては通れないだろう。
例えどんなに不条理でも、それに後悔しないくらい、溢れんばかりの言葉で、想いを、語りたい。伝えたい。
ビジュアル面、SFセンス、巧みなストーリーテリング…。
ドゥニ・ヴィルヌーヴの“メッセージ”を確かに受け取った!
そしてこりゃ本当に『ブレードランナー2049』が楽しみになってきた!
発想はいいのに掘り下げが浅くて残念
SFだけど、大事なこと
ドゥニ
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