ブレードランナー 2049のレビュー・感想・評価
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かなり映画してる作品
映像は評価する。
ここ最近見た中では間違いなくトップ。
でもそれだけ。
160分の長編なだけに疲れる。
所々このシーン必要か?って思う場面もありました。
どう考えても2時間以内でまとめられるのではないかと思う。
大作だけに期待しすぎた。
いつになったら面白くなるんだろうって考えてたらエンドロールが流れはじめたw
アクションシーンが30分も無かっただろうし、盛り上がりにも欠ける。
感想を聞かれたら(映像は)良い映画だけど退屈で長いと答える。
続編もリピート鑑賞必須!
優れた映画を観た時に感じる「幸せ」を心の底から味わう事ができた。
エンドロール時にはその余韻で涙が止まらなかった。
1作目にあった近未来へのワクワク感を感じさせるアートなビジュアルと音響、SF映画としての深みは今作にそのまま受け継がれさらに進化させる事に成功している。
これは映画館のデカいスクリーンと大音量のサウンドで鑑賞してこそ味わえるものであり、こーした要素もまさにこれぞ映画だよなと痛感した。
ストーリー展開もシンプルでありながら演出に深みがあり、長尺作品でありながらじっくり感情移入できラストまで引き込まれっぱなしだった。
続編の本作でも前作同様「謎」な部分が提供され、これまた何度も観ていろんな妄想をいだかせてくれる魅力も満載だ。
1作目はSF映画の超名作であったわけで、その続編の監督をやるというのは相当なプレッシャーがあったと思われるが、それを乗り越えてこのクオリティを出せたドゥニビルヌーブ監督はリドリースコットの後ろ盾があったとはいえ、見事としか言いようがない。
映画を好きでよかった、「ブレードランナー」と出逢えてよかったなと、つくづく思わずにはいられない。
映像美にやられました
子供の頃に観た、あの独特の世界観に再び会えました。
でもあんな世界はじっさいに来ないでほしい…
エンターテインメントとして楽しむだけにしたいです。
ライアン・ゴズリングは哀しく孤独な役が似合うなぁ〜
JOE & JOI
前作の30年後、人間と新型レプリカントが共存する世界で、旧型のレプリカントを排除するブレードランナーであり自身もレプリカントである主人公の話。
前作をオマージュする様なギミックはやっぱり嬉しいし刺さる。
ホログラムの彼女にハマったり、自身の存在や成り立ちに迫って行く哀しさや酬われなさ、30年後の現在の真実と現実に迫るストーリーはなかなか良かったけれど、一つ一つのシーンがちんたら長い上にムダなカットも多いし中弛みも酷く、クドくてテンポが悪くてとにかく冗長。
半分の時間で収めても充分通用するし、そうしてくれたら良かったのに。
ストーリーは悪くないけれど内容の割にダルいし長過ぎる。
長くて詰め込めば大作という勘違いのスノッブさん向けの典型みたいな感じかな。
35年たっても問題は残ったまま
レプリカントでも魂を持てるか?
電気羊にも魂はあるかもしれない?
否人間には魂はないかもしれない?
現実とは人間、非人間の区別がつかないこと 不確実で 決定不能なこと。実は人間が作ったモノ(工業製品や建築さえも)に、魂があるのかもしれない。まさか、そんな現実はない・・・・
そんな混沌がP.K.Dickの問題提起だと思っています。
続編は中たるみかもしれませんが
ラストの語りかけは、35年たっても
問題は残ったまま。
ブレランの2次創作としてなら
旧作ブレードランナーの設定を使ったスピンアウト的な物語としてなら新たなSF映画として見応えは充分にある。
しかしどうしても年数が空きすぎている分、続編として観ようとすると空気感も世界観も変わりすぎていて思い出補正から逃れられない。
35年も先の物語なのでスチームパンクには存在した有機的カオスな匂いや湿度が感じられず前作の哲学的でアーティスティックな物語から一変、普通のSF作品になった印象。
ただ前作を観ていれば楽しめる要素はたくさんあり、懐かしい部分も多々あった。
VRとレプリカントの融合などSF的演出には見応えはあったが長丁場な割に物語の描かれ方はあまり目新しいものでもなくアニメや漫画などに既に存在するような内容だった。
10年に1本の作品。
本日から封切です。
どうしても仕事の関係でレイトショーになったのですけど、おじさん(僕もおじさんなのですけど・・もっとおじさん【おじいちゃん?】が多くて場内がイビキだらけだったのはきつかった)が多かったですねぇ。
で・・まずは、観終わったホヤホヤの感想を率直に!!
「ドルビーアトモスで劇場で観るべき10年・・いや20年に1本の作品です!とはいえ・・SFなので観る人を選ぶ作品かも」
というのが率直な感想ですね。
誰にでも薦められるかどうかは難しいとこです。
設定がかなり細かくて、前作から25年後?の世界という設定なのでその空白の25年を自分なりに補完しなきゃいけないし・・
というか前作はいったい何年前の作品なの?ってくらいに記憶も朧げです。
ただ・・僕も「ブレードランナー」はわりと好きな作品なので何回も観てるのですけど「ディレクターズカット版」とか「最終版」とか・・なんかいろいろ出てて全部のバージョンを観たわけでもないんですよねぇ~
なので・・記憶も曖昧だったのですけど。。
観てるうちに段々と思い出してきて・・段々と記憶が鮮明になっていったのでなんというか凄い映画だと思いました。
う~ん・・
うまく表現できるといいのですけど
例えば、ず~~っと生まれた場所を離れて都会で仕事をしながら生活していくうちに、都会の生活に慣れていき道などもどんどん覚えてきて20年も住んでるとその都会が自分の生まれたとこ以上に記憶の定着がされるのですが・・いざ、実家に帰るとちゃんと忘れてたはずの道などもしっかり覚えてたりして。。
そんな不思議な感覚になりました。
ちょっとダラダラと感想を書いてしまいましたが。
ほんとに、この脚本を書き上げるのは凄く大変だったと思います。綿密に練られた設定や脚本、世界観を丁寧に紡がれて
全てのかかわったスタッフの愛情と熱意で出来上がってる
最高の作品でした。
どこを切り取っても、とても写実的で光と影の使い方がリドリースコット翁のものと思わせながらきっちりとそこにはヴィルヌーヴ監督のものになってます。
継承しつつ、世代交代をきちんとやってのけて、さらに斜め上を行ってます。
ブレードランナーの続編として最高に納得のできる作品になってました。
個人的には今年1番の作品です。
今年は、年初めに「メッセージ」でガツンとやられて「ブレードランナー」で〆られたので、まさにヴィルヌーヴ監督の1年でした。
これだけの作品を作ってくれたスタッフの皆さんにありがとう!って言いたいです。
是非!!最後のエンドロールまでこの音楽にも浸ってほしいです。
観てよかった
エイリアンコヴェナントが最低の出来だったので、
本作を観るかどうかは迷ったが
監督が「メッセージ」の人だったのでそれを信じた。
結果は当たりだった。
素晴らしいSF体験をさせてもらった。
ただ、ハリソンフォードが正真正銘のおじいさんになってたのが
ショックだったな。
私もすぐに老人になるんだろうなあ。
これを観なくて何を観る
IMAX3D字幕にて公開初日に観賞。
観賞直後です。
長い感想を書こうと思ったのですが、書ける気がしません。完全に映画に圧倒されました...
少しだけ。
正直、「面白い映画か?」と問われるとちょっと困ります。
でも間違いなく「最高にクールな映画」だったのは間違いありません。
最近、技術の進歩で、良くも悪くもSF映画で驚くことが難しくなってきましたが、本作は圧倒的です。
「あぁ、こういうのが観たくてSFを見てるんだよな...」と思い出させてくれる作品。
SF映画ファンなら、いや、映画ファンなら、絶対に観賞すべき、それもIMAXで観賞すべき1本。
長いので、IMAX3Dメガネのせいで、段々耳が痛くなってきますが、それを差し引いても、この世界の中にずっと浸っていたかったです...
ストーリーもブレードランナーらしくて良し。
おすすめです。
(翌日の追記)
ちょっと落ち着いたので追記。
少しネタバレ気味な箇所あり。
ストーリーについて。
全体的にかなりシリアスかつミステリアスな話ですが、ちゃんと過不足なく(ダメな映画みたいに説明的なセリフは使いすぎずに)描いているので、混乱する心配はなし。
ただ、Kが何者なのか問題は、中盤以降、若干わかりにくかったかな・・・(「自分だと思ってた?」の件で、「え?むしろ今までそう思ってたのか?じゃあなんでさっきあんなに激高してたんだ??」ってなっちゃいましたね)
キャストというかキャラクターについて。
ジョイちゃんは可愛すぎ、ラブさんは怖すぎ。
前作でも各々キャラは立ってましたが、今回もそれは健在でしたね。
特にラブさんの無双ぶりには思わず笑ってしまう。ターミネーター3を思い出しました。逆に襲撃シーンであれだけ圧倒的な強さを見せつけてたので、反撃するシーンで意外とあっさり勝負がつく(いや、もちろん苦戦するんですが)のがちょっと消化不良かも知れません(時間的に結構直後なのが理由なのかも・・・でもこれ以上尺を長くするわけにはいかないでしょうし、ないものねだりかな・・・)。
まず前作を見てる人の観点からだと有り余る敬意と共に全ての要素があら...
まず前作を見てる人の観点からだと有り余る敬意と共に全ての要素があらゆる変化球で濃密かつスマートに詰め込まれてるのに感動するであろう
加えてその前作からの発展形かつ過去のドゥニヴィルヌーヴ映画からの追求であるテーマがよりブレードランナーの世界観をよりディープに仕上げている
今作はある1人の孤独な男が悲劇的な局面に陥りながらも自分への存在意義を見出していく物語である
そこ孤独な男の闘いを間を贅沢に使い、数々の芸術的かつ情緒的な映像美、重厚な音響使いによって味わい深い世界観へ誘って魅せていっている
もはや現時点での今年ベストは疑う余地はないだろう
*ブレードランナーの正統続編としてはもちろん、SF映画としてもこの上なく素晴らしい大傑作であるがだがこれが果たして昨今の娯楽大作のようにカップルや家族と見に行ける映画かといえばその答えはNOと言わざるを得ない(理由は元々雰囲気映画の側面あるので好き好み別れる、まず長い上映時間、そして映画マニア以外への知名度)
とりあえず製作陣はまず自分達が近年でもトップクラスの大傑作を生み出した事を胸を張って誇ればいい。配給元であるワーナー、ソニピについても同様である
長いから不安だったけど、退屈しない展開に深みが出て長かったから面白...
長いから不安だったけど、退屈しない展開に深みが出て長かったから面白かったと思う♪SFだけどヒューマンドラマだったからかな?セット感ゼロの映像美も観る価値あります!
SONY
前作が2019年、ブレードランナーのデッカード(ハリソン・フォード)はレプリカントのレイチェル(ショーン・ヤング)と逃げるところで終わっていた。
今作は2049年、新ブレードランナーK(ライアン・ゴズリング)が登場、タイレル社に代わってウォレス社が新たにレプリカントを製造していた。
あとはすべてネタバレになりそうで観てのお楽しみ。
新たに三人の女性が登場、ボディガードのラブ(シルビア・ホークス)、Kの上司ジョシ(ロビン・ライト)、バーチャル恋人ジョイ(アナ・デ・アルマス)、いずれも強烈な印象を残す。
斬新な映像は昼間が増えて大満足、2時間43分があっという間に過ぎる。
デストピア極まる
2019年のロスアンゼルスは陰鬱さとクールさを持っていた。多くのクリエイターが影響を受けたのはブレードランナーのリアリティのある世界観をあの時代においては格好良く感じたからだ。しかし今作は圧倒的に絶望的な未来。スピナーのデザインもシド・ミードのフューチャリスティックな物からクラシカルで退廃的な趣きのある物となっている。人、レプリカント双方共に人類であらんとしようとするあまりに人間性を失っている圧倒的なデストピアの世界をゆっくりと丁寧に見せていく。大変重苦しい2時間43分。それ故にラストの切なさが心に染みる。しかしハリソン・フォードだけが世界観を共有できていないように感じてしまった。そこがたいへん残念だ。
糞ニー くソニー そして
コロンビアピクチャーズを買収したのはいつだったか。作品内に広告宣伝をねじ込むのは昔からだけど、上映前にシラケさせる無神経。
続編を名乗るのもおこがましい。表面をなぞっただけの愚にもつかないストーリー。AIとレプリカントで革命?猿の惑星やターミネーターで散々やったでしょうよ。スピナーは活力の失せたLAを飛び回るだけ。折り紙の代わりに出てくる木彫りの犬?馬?旧作キャストの無理矢理な登場。子供に会いたいデッカードって、、ハンソロかよ!デイブ バティスタ以外は魅力皆無の登場人物。スモーキーマウンテンには弱っちいモーガン。記号化されたアナ デ アルマス 、ジョーKのちぐはぐな人物造形は何?ドライブのライアン ゴズリングのイメージかもしれないが何も伝わってこない。レプリカントだからかね。人間とレプリカントで子供が生まれるわけ無いから。そしてレイチェルをわざわざ出してアッサリ射殺!更に、ブツ切りのプレスリー、モンロー、シナトラを大枚叩いて出してきてベガス感演出とか、、、才人集めてこの体たらく。もっかいやり直し!エイリアン コヴェナントに通じる禅問答まがいや陰鬱としたトーンはリドリー スコットの老成した作風なのか?ならばさっさと引退をオススメします。なるべく見る人が減るようにネタバレとこきおろしを敢えて。期待と時間と金、返してくれ。
あの影が浮かびあがった時、声出そうだった
上映後町山トーク付き。町山さんの解説でわかった点が多数あり。その上での感想。
長く(2時間44分)暗く、重い。前作もそうだったがそれ以上に。これは監督やらずに任しちゃったリドリーと監督やったヴィルヌーヴのせいであるであろう。
いわゆるブレラン的な雨降る都市の夜の景色はわずかで、別の風景を敢えて作ってもってきた。そして芸術映画か!とばかりにどっしり演出。期待値マックス状態でこのテイストで撮るっていう。嫌いじゃない、嫌いじゃないが、やはり長くないですかねえ。
後半、オオッという展開あってやはりそこは見応えあり待ってた甲斐があると感じましたけども。
撮影監督ロジャー・ディーキンスの話や聖書からの引用、小説家ナボコフとの関連など町山さんの話は実に面白かった。この話が聞けてなかったら感想はどうなっていたかわからない。
一作目は興行はコケ酷評されたが長い年月でカルト化したわけでこの続編も長いスパンでの評価がいる、のかもしれない。
何を考えてるのかわからない顔のゴズリング、おじいちゃんハリソン、エロいアナ・デ・アルマス、ジャレッド・レトの貫禄、怖いシルビア・フークス、と役者は皆良かったです。
ラブストーリー
まるで日本のアニメーションその中でも押井守の作品を見ているようでありその為少し眠くなる。日本を非常にリスペクトしてくれており最近のハリウッド映画のようにチャイナ化していなくてよかった。前作逃亡したデッカードとレプリカントとの間に出来た子供探しの物語だが、レプリカントとの愛の他に今回はAi(ホログラム)との愛まで描かれており、愛の形がさらに増えたようで、このシリーズは基本的にはラブストーリーのようだ。前半からすでに観客をミスリードして行き最後はなあんだという形で終わってしまい観客の期待からは外れた結末となる。物語はレプリカントと人類との戦いが予告されており、更に続編ということになるのかな。
全609件中、561~580件目を表示