ナラタージュのレビュー・感想・評価
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もう一度観たくなりました。
つまらない。長い。
賛否両論、ハマればドハマりのカオスな恋愛
先生と元生徒の恋愛と、題材としては昨今よくありがちな爽やかでキラキラした青春恋愛映画とは対極の、
生々しく甘さや飾り気の一切ない、人間の弱さや脆さを痛いほど感じました。
しかし痛いからこそ面白い。
夢の中のような儚さと美しさを感じる、生身の体温の残る作品でした。
登場人物全てが何かしら欠落していて、支えているようで支えられている危うい関係はある種のホラーで、
賛否両論あるのは納得の内容です。
ですが、ハマればどハマり間違いなし。
キラキラした恋愛映画に飽きた方や、苦い恋愛をいくつも経験された大人におすすめの作品だと思います。
心に残る作品でした
結局はずるい男
先入観を捨てて見るべき
松本潤と有村架純の恋愛映画、と聞いて興味を持つ人もいるだろうけど、「よくあるキラキララブストーリー」を連想して敬遠してしまうであろう人にむしろ見てもらいたい作品だと思った。
それに前評判のようにエッチな映画じゃないし、何考えてるのかわからないとイライラもしない。何考えているのかは、手に取るようにわかった。
ダメだとわかっていても惹かれた相手に自分を見て欲しいと思うのも、それでもやっぱりダメだと自分にブレーキをかけるのも当然のことで、細やかな気持ちの揺れを、リアルに描いている作品だと思った。
細やかすぎて、ザ・エンターテインメントな映画が見たい人には退屈なんだろう。断片的で、えっなんでこうなった?とちょっと端折られた感が否めない部分があるけれど、回想録だからと思えばしっくりくるし、想像で補える。
ラストシーンがとても好きで、素直にヒロインのこれからの幸せを祈る気持ちになれた。きっと先生も同じ気持ち。そして、大切な人への気持ちを忘れる必要はない、持ち続けたままでいいんだと…
正直、鑑賞後はモヤモヤした気分になるのを覚悟して見たが、ラストシーンのおかげでむしろ清々しかった。
ハマったらどっぷり浸かる。何が悲しいとかではないのに、エンドロールでは自然に涙が溢れた。野田洋次郎の歌もとても良かった。
退屈な人は退屈かも
後からじわじわと来る作品
私は恋愛映画は苦手で全然観てなかったのですが、これを観てその深さに引き込まれました。
初めて観た時は、葉山先生はつかめない男だし、小野くんの気持ちも共感できなくて、頭に?が浮かぶ状態だったのですが、帰り道に反芻してて、しばらくずっと頭に残っていました。つまらないわけでもなく、かといって元気をもらえるわけでもなく、だけど心から離れない。じわじわと心に響いてくる作品だと思います。
私は泉の気持ちに共感していたらしく、最後の葉山先生の姿に涙が止まりませんでした。ただ、何故泣いたかは私も分からず、ただ苦しくて切なくて。
皆、複雑でリアルで、キラキラしていない恋愛。
まるでドキュメンタリーを観ているようで、息をするように話が進んで行きました。
大人の恋愛と言われていましたが、皆、それぞれ自分勝手で、でも一生懸命で、人間って恋ってこんな感じだよねと実感しました。
心理劇という雰囲気です。
明るい最後ではないけど、でも前に進んで行こうと思いました。
苦くて甘美な恋の記憶を紡いだ、美しい映画。余韻に浸って下さい。
ヒロインの若い女(泉)を欲し独占したい魅力的な若い男(小野)。しかし女は影のある年上の男(葉山)に惹かれる。年上男は気を持たせつつも女の気持ちに応えようとしない。
恋愛とは、相手の思いを探り、自分の気持ちをぶつけ、距離を図って進めていくゲームみたいなもの。時に苦しく時に甘美で。SEXはもちろん重要なファクター。
時系列前後しながら重層的に3人の恋模様が描かれていく。丁寧にゆっくりと。クライマックスの葉山と泉が過ごす最後の時間が最高に美しい。(濡れ場なんて言葉は似合わない)
行定勲監督が、量産されるキラキラスイーツ映画のアンチテーゼとして提示した、大人の男女向けの濃密なラブストーリー。
忘れられない作品
松潤が醸し出す心地よい気だるさに浸る
辛すぎた
つまらない140分の苦痛
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