ナラタージュのレビュー・感想・評価
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モヤモヤしますが・・・
スッキリしないストーリーを監督の思い入れで乗りきった感じですね。
有村架純ちゃんの演技力、見事でした。
初回舞台挨拶生中継付きで観ました。
みんな一所懸命
有村架純が頑張っていた。
映像が素晴らしい。
さすが行定監督。
一生懸命生きている人ばかりで、
捻くれ者の自分はなかなか入り込めなかったが、丁寧な演出で美しいフィルムですね。
心に残ったのは、
瞼にシャッターをして
目ヂカラを抑えた松潤。
コーヒーカップを置くタイミング。
足のサイズを合わせるカットと、
買い物袋の持ち方だけで描ける恋心。
ベッドで持つりんご。
難しく、深い
客観的に見ると許されない恋なんだけど、穴を埋めてくれたのはお互いだったわけで、でもそれは幸せになる事ができない恋愛なわけで。
その恋愛の中でキャストそれぞれの気持ちがまた難しくて深かった。
切なくてモヤモヤっとするけど、すごく真っ直ぐな映画でした。
それと私は男だからか坂口健太郎が演じる小野くんにすごく共感した。憎くて酷いことするんだけど、その気持ちはわからないでもない。
一方通行の恋は、交わることがないもの。
「一生愛している…。」
「それがたとえ叶わないと分かっていても」
そんな心の声が聞こえてきそうな、恋愛映画でした。
報われなくても、相手を好きだから、一方的な想いばかりが続いてしまう現実…。
それでも、本気で人を愛せるだなんて、羨ましい限りです。
ですが、余りにも気持ちが強いと、ストーカーのようになってしまうのも事実。
家の前で待ち伏せしたり、彼女の手帳を見たり、夜中に電話をしたり、ここに出てくる3人ともストーカーにしかみえませんでした。
お互いの好きな相手は決まっているのに、分かり合えない不条理な関係。
必死になればなるほど、相手の気持ちが離れてしまうののが、切なく悲しいです。
そして、燃え上がる炎が激しいほど、その火力の衰えも素早勢いもの…。
あんなに、恋に熱くなっていたはずなのに、燃え尽きた瞬間あっさりと恋が終わってしまいます。
終焉を迎えた後に残るのは、涙に濡れた瞳と、痛いほど突き刺さる相手の優しかった笑顔…。
全てを捧げた恋だからこそ、胸をえぐられるような悲しみが押し寄せるのでしょう。
どうか、誰か一人でも幸せな人生を歩んで欲しいと願いたくなるラストでした。
松本潤さんの寡黙でしっとりとした演技と、有村架純さんの優しく悲しい瞳。
そして、坂口健太郎さんの真っ直ぐて脆い気持ち。
それぞれの芯に迫る演技に引き込まれました。
ですが、誰にも共感できず、観終わった後のとてつもない疲労感が全身を包みました。
恋とはこんなにエネルギーを費やすものなのでしょうか?
暫く、精神的に参りそうです。
余韻にひたれる映画です
試写会で拝見しました。
原作は未読です。
行定勲監督の作品、久しぶりに観ました。
余韻を残す映像の作り方、圧巻です。
どっぷり、世界観にハマってしまいました。
松本潤さん演じる葉山先生、有村架純ちゃん演じる泉、どちらも本当に素敵でした。
2人の空間が美しくて、雨に濡れるシーンも色っぽく、何度もウルウルしました。
ここまで1人の人を愛せる事、羨ましく思えました。
葉山先生の言動や行動1つ1つが、今にも消えそうで儚い。
そんな葉山先生の心の支えになっているのは、泉。
泉もまた、葉山先生が自分の全てだと思っている。
支え合い、愛し合うけれど、一緒にいることが幸せな事ではない。
幸せはまた、別の形でそれぞれあるのだと、深く考えさせられました。
坂口健太郎くん演じる小野君も中々良かったです。
良いスパイスでした!!!
公開が待ち遠しい
試写会で一足先に鑑賞することが出来ました。
とても静かでしっとりとした匂い湿度がまとわりつくような時間でした。
葉山先生と泉が1番お互いを必要としているタイミングで出逢うけれど、他の誰かでは成立しない運命の人との出会い。大人の狡さを強調しているのか、原作の葉山先生の気持ちが分かるシーンが削られて 観る人に委ねられている気がしました。何を考えているのか分からない葉山先生…松本潤さんの表情が良かったです。
坂口さん演じる小野くんも嫉妬に狂う役どころですが、何処か魅力的に感じました。
懐中時計に込められた思い、踏み出した泉の表情。
主題歌の歌詞と透明な歌声で泉の気持ちに触れながらのラストは泣けました。
ただ原作と終わり方の違い、着地点も変わってくるので…私は原作読まずに映画を観て欲しいと思います。
あの時葉山先生は何を考えていたかな…
未来の2人は…
自分の過去の恋愛…
帰ってからも余韻を残して離してくれません。
何度か観たいと思います。
試写会を見て
描かれてる風景が綺麗!
全く期待しないで観たせいか、僕は最初から引き込まれました。
泉(有村架純)の中に描く葉山先生(松本潤)の演技が物凄くよい!葉山先生の目の動き、表情ひとつひとつが繊細で凄く自然。演技してる感が全く感じられない。
あとは泉の大胆な女優としての演技!今までにない心の中の葛藤が丁寧に描かれてた。
嫉妬心剥き出しの小野くんの演技も必見!
映画は映画館で観るものだと実感させてくれた映画。公開されたら、もう一度じっくり観たい!最後の終わり方も主題歌とリンクしてていい。こういう恋を僕もして観たかったな(笑)
披露試写会を観て(ネタバレあり)
最初から最後まで有村架純さん演じる工藤泉さんが主体です。その回想の中に松本潤さん演じる葉山貴司先生、坂口健太郎さん演じる小野怜二が出てきます。
映画の印象は暗い、重い。
なので一見するとかなり面白くないように思うのですが、中盤から後半にかけて急に引き込まれていきます。(もちろん最初から引き込まれている方々もいらっしゃると思いますが)
泉の葉山先生との馴れ初めから始まりその後の発展、その間に小野くんとの恋人関係や手伝っていた演劇部での事件と割と物語の内容は濃く重いです。しかし重いだけで終わるのではなく、一人一人の感情が描かれており、それをセリフだけでなく情景で表現されている絶妙なカット。大胆な洋画とは違い邦画の繊細なセンスの良さが溢れている映画だと感じました。
松本潤さんが主演ということもあり観たいと思う年齢層が偏りそうですが、この作品はどの年代の人が観ても楽しめるものではないのかという印象をうけました。
映画を観た感想としてはもう一度じっくり観たい!改めて邦画の良さを感じた!です。
受け止め方はそれぞれなので実際に映画を観てみることをオススメします。
あと主題歌がとにかく良かったです。嵐の松本潤さんが主演なので、主題歌も嵐さんなのかと思いきや全く違う女性のアーティストさんでした。すでにニュースなどでも出ていますが女子高生の方なんですね。透明感のある美しい歌声がこの映画のイメージととても合っていました。
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