マグニフィセント・セブンのレビュー・感想・評価
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「七人の侍」・・・?
おもしろかったけど、「七人の侍」を本当にオマージュしていたのかというと、いまいち納得いかない。あとアジア人=刃物持って走り回るはなんかもう飽きた。そろそろハリウッドはアジアを正当に評価するべきだと思う。
熱さと哀しさが同居する、古き良きウェスタンの精神を継承した少年心をくすぐる一本!
非道な実業家に支配された村を取り戻すべく結集した、七人の用心棒の戦いを描くウェスタン映画。
監督/製作総指揮は『エンド・オブ・ホワイトハウス』『イコライザー』のアントワーン・フークア。
七人の用心棒のリーダー、サム・チザムを演じるのは『トレーニング デイ』『イコライザー』でもアントワン・フークワ監督とタッグを組んだ、レジェンド俳優デンゼル・ワシントン。
七人の用心棒の1人、ギャンブラーのジョシュ・ファラデーを演じるのは『ガーディンズ・オブ・ギャラクシー』『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラット。
七人の用心棒の1人、元南軍の兵隊である賞金稼ぎのグッドナイト・ロビショーを演じるのは『ビフォア』三部作や『ガタカ』のイーサン・ホーク。
七人の用心棒の1人、アジア系ガンマンのビリー・ロックスを演じるのは『G.I.ジョー』シリーズや『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のイ・ビョンホン。
悪党に支配された村の住人エマ・カレンを演じるのは、『イコライザー』『パパが遺した物語』のヘイリー・ベネット。
エマの夫マシュー・カレンを演じたのは『TIME/タイム』『ナイスガイズ!』のマット・ボマー。
黒澤明の『七人の侍』(1954)を西部劇としてリメイクした『荒野の七人』(1960)のリメイク作品。ややこしいですねー。
恥ずかしながら『七人の侍』をまともに観たことはないのですが、『荒野の七人』は鑑賞済です。
西部劇というジャンルが力を失って久しい昨今の映画界において、このようなエンタメに徹したウェスタン映画を作ってくれたことに感謝!
南北戦争後のアメリカという、政治的、宗教的、人種的に非常に揺らいでいた時代を舞台にしている映画は得てして重くなったり暗くなったりしがちですが、この作品はカラッとした作風かつ話のスジが単純明快でわかりやすい。
人種差別や陰鬱な暴力も描かれるが、それほど前面に押し出されているわけではないので、娯楽映画を観る時と同じくらい軽い気持ちをもって鑑賞することが出来ます。
冷徹な資本家から村を守る為に集められた七人のはぐれもの。
デンゼル・ワシントンを中心に、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン等の豪華スターが共演!
ユル・ブリンナーやスティーブ・マックイーンといったスター達に勝るとも劣らない名演を披露してくれます。
個人的にクリス・プラットのファンなので、彼の活躍を観ることができただけでも満足なのですが、一番カッコ良かったのはイ・ビョンホン!オリジナル版のジェームズ・コバーンが大好きだったので、今作でもナイフ使いが活躍してくれて嬉しいかぎり!
そしてデンゼル・ワシントンのヤバイ奴オーラが凄い😅かすり傷すら負わないというとんでもない強さを発揮します。
アクション面は文句なし、キャラクターもカッコ良い奴らが揃っていて満足なのですが、ドラマの描き込みはイマイチだった。
まず七人の仲間を集めるという前半が退屈。
そしてそれぞれのキャラクターが何故デンゼル・ワシントンの仲間に加わったのかがわかりづらい。
特に弓使いのインディアン、レッドが加入した理由なんて全くわからない、というか理由が無い…😅
チームとして結束していく過程ももっと描き込んでほしかった。
あまりチームとして仲が良いように見えなかったのはもったいないと感じてしまいました。
デンゼル・ワシントンは私怨のために村人に力を貸していた、というオリジナルからの変更点も個人的にはイマイチ。
オリジナル版でのユル・ブリンナーのような、個人の恨みとかそういう事を超越した仕事人としてのガンマンという方がスマートでカッコ良いと思うんだけどなー。
事程左様に、欠点もありますが基本的には難しいことを考えずにワクワクしながら観ることが出来る古き良きウェスタン映画という感じで大好きです。
クライマックスの敵の大軍との対決では、「みんな生き残ってくれ!」と願いながら鑑賞する程度には映画に没入して楽しんでしまいました!✨
白人系の役者で構成されていたオリジナル版とは違い、今作は白人(クリス・プラットは被差別民であるアイルランド人という役どころ)だけでなく、アフリカ系、アジア系、メキシコ人、ネイティブ・アメリカンといった人種混合チームとなっており、さらに村人には頼りになる女性キャラクターがいる。
今日の映画界の流れを反映しているかのようなチーム編成には現代的な政治的妥当性を感じます。
古き良きエンタメに現代的な改変を加えた、気持ちの良い活劇作品!
エンディングでの、オリジナルのテーマ曲が流れるところでテンション無茶苦茶上がります!このテーマ曲はやっぱりサイコーだ!♪😆
【アントワーン・フークア監督とデンゼル・ワシントンの黄金タッグが”七人の侍””荒野の七人”を2017年バージョン西部劇で描く】
■2017年バージョンの七人の顔触れ
1.デンゼル・ワシントン:サム・チザム 頼りがいのある漢気ある男、保安官
2.クリス・プラット:ジュシュ・ファラデー 無鉄砲で恰好つけ男だが、頭は切れるギャンブラー
3.イーサン・ホーク:グッドナイト・ロビショー 凄腕スナイパー
4.イ・ビョンホン:ビリー・ロックス 早撃ち名手かつ短刀の手練れ
5.ヴィンセント・ドノフリオ:ジャック・ホーン マウンテンマンで
凄腕ハンター
6.マヌエル・ガルシア・ルルフォ:バスケス メキシコ人2丁拳銃の使い手
7.マーティン・センズメアー:レッド・ハーベスト 若きネイティブアッメリカン 弓矢の名手
の七人が、
ピーター・サースガード:悪徳資本家バーソロミュー・ポーグ
(実に素晴らしい悪役ぶりである。悪役が輝いていなければ、勧善懲悪作品は成り立たないのは万民が知るところである)
率いる大軍とアメリカ西部の小さな町ローズ・クリーク(金の採掘のため、ポーグから立ち退きを迫られている)を巡って壮絶な闘いを繰り広げる豪快なエンターテインメント西部劇。
実に面白い、2017年版”荒野の七人”。
<2017年1月26日 劇場にて鑑賞>
骨太な本物の西部劇!
映画館含めもう何回見ているだろうか。そして、何回見ても面白い!
まずは、デンゼル・ワシントン、クリス・プラット筆頭にメインの出演者たちのガンアクションや銃扱いの所作がいちいちカッコいい!ピストル、ライフル、ショットガン、全部カッコいい!ホルスターに手をかける所作、射撃、連射、弾抜き全部カッコいい!個人的にはバスケス役のマヌエル・ガルシアがいちばんカッコよかったです。メインの7人もそれぞれ個性的。性格やバックグラウンド、戦い方が違っていて、キャラクターが立っていましたね。
ストーリー展開も、復讐を決意し、仲間集めて村に戻り、駐在員を一掃し、ボーグの反撃に向けて戦闘準備とサクサクスピーディーに進んで行くのがいいですね。そんな中で、7人の中にも絆が生まれていくのもまた良かったです。
そして、クライマックスのローズ・クリーク村vsボーグ団の決戦。最初こそ7人の活躍で優勢に進めていたものの、人数で勝るボーグ団の攻勢、ガトリングガンの破壊力で徐々に追い詰められていく展開に手に汗握りました。そこからは感動のシーンの連続!トラウマを乗り越え颯爽と戻ってきて敵を一掃するロビショー、死に際してどこか満足げに息絶えたジャック、捨て身で悪魔の銃を潰す決意したファラデー、ロビショーとビリーが追い詰められながらも一緒に戦えるのを喜んでいるに戦姿、そして、ファラデーの道を開くために自ら犠牲にして援護するシーン、何度も何度も目頭が熱くなりました。
最後に、チザムが自分の恨みのためにボーグと戦っていたのことにちょっと複雑なきもちでしたが、西部劇をリアルに感じさせるセットや小道具、キャストの方々の動作、セリフなど、こだわり抜いた骨太な本物の西部劇でした!
この映画を観る感性を持っていないようだ…
有名作品のオマージュ?現代版のリメイクかと思いますが、この世界観に入れずあまり得意ではない映画だった。たぶん元映画やウエスタン物に馴染みがなさすぎて観る感性を持っていないと思う…。
7人の侍と荒野の七人をまずちゃんと見てから再鑑賞したら違うのかもしれない。
おもろいけどアメリカ風
演出がとても良かった、派手だし迫力あるしめちゃ良かった。キャストも豪華だしね。ただストーリーが単純、意外と薄い。あんまり感動できなかった。悪徳会社との死闘、まあこれだけでも十分みる価値あるほどおもろいけどね。
正統派西部劇
個人評価:3.8
名作中の名作を原案に作られた本作。現代風なアレンジになると思っていたが、誇張や奇抜さもなく、格式ある西部劇のテイストで作られており、それが本作のどっしりとした雰囲気を醸し出している。
7人の侍の島田勘兵衛のポジションをデンゼル・ワシントンが演じ、6人のガンマンを集め束ねる役柄として、うってつけなキャスティング。またイ・ビョンホンなど韓国俳優も上手く使い、それぞれのキャラをカッコよく演出している。
正統派の西部劇として評価できる作品である。
永久欠番のオリジナル
21世紀の荒野の七人!これぞウェスタン!
個性爆発、クリプラはじめカッコよい!さいごは二人の遺恨は無くて初見の方が良かったかなあ、エルマーバーンスタインのテーマで感涙した、続編は要らない今度こそ永久欠番にして、、
ビョンさま〜〜
ビョンさまかっこよかった……………
アクションがとても派手でかっこいい。馬もかっこいい。
荒野を馬で駆けていく画、光と広い空が美しい。
インディアンの青年と初めて出会うシーン、お互い緊迫した状況のなか、彼は仕留めた獣の内臓を主人公に差し出し、主人公がまずそれを一口食べ、そしてインディアンの青年が一口食べる。
生と死を内包する食文化の受容が、異なる文化の人間同士が心を許しあう契機になることを示したこのシーンが良かった。
エスキモーの村で生活したことのある星野道夫さんが記したエッセイに書かれている、エスキモーの彼らにとって非常に重要なシールオイル(アザラシの油。とても臭いらしい)を星野さんが自然に口にできるようになったとき、やっと認めてもらえた気がしたというエピソードを思い出した。
グッディとビリー最高
冒頭のマットボマーを忘れちゃうほど見どころ沢山。先ずビョンホン演じる戦闘能力の高いビリーがカッコいい。ナイフさばきとかジャンプしながら振り向いて撃つとか。イーサン演じるグッディとの仲良しコンビがたまらん。お茶目なクリプラも大活躍。一服の後にやってくれましたね。馬も言う事を聞くDW演じるチザムは落ち着いた安定の強さ。それぞれの戦闘シーンがカッコよく、何度も繰り返し再生したくなる作品です。
7人の侍・魂
「7人の侍」「荒野の7人」「マグニフィセント・セブン」…、三船敏郎、ユルブリンナー、デンゼルワシントンと題名や役者は変われど、黒澤明の魂は脈々と受け継がれ、悪をやっつける復讐劇と男臭さは、いつの時代も楽しめるテーマです。
デンゼルワシントンはもう還暦を過ぎているのに、いつまでも若々しく、どんな役柄も観るものを引きつける演技で、さすがにオスカー俳優ですね。
しかし、この映画を観るとアメリカの銃社会は建国以来、受け継がれたものがあり変える事はできないのかな…。
それから、今のアメリカのトップに立つ金に物言わせた赤鬼のようなあの男を、映画のように倒してくれる7人が現れないかと思います(笑)
男たち。
男とは。
それぞれの戦う理由の掘り下げがもっと不十分に感じたが、おもしろかった。
仲間がだんだん集まって行く感じっていいよね。無駄に言葉を交わさない感じ。それを撮らない感じ。かっこいい男っていのは、お互いに認め合うと、いちいち語らない。最低限の言葉で世界と、人と、関係を構築できる。
かっこいい死に様、そうではない死に方。たくさんある。男なら一度は誰かを救って死にたいと、ヒーローになって死にたいと憧れる時がある。
銃で撃たれて終わり。銃で撃たれると、人生が終わる。当たり前のことだが、その人が何十年、何千人の人と関わってきた人生が終わる。
銃で撃たれるって、本当にそれだけのことで人生が終わるってことがこわい。何人もの人が死ぬが、当たり前のように死んでいく。
男なら誇り高く、気高く生きていたいものだ。人に敬意を払い、敬い、尊びながら、生きていたいものだ。そう感じたのは、あの7人が自分のために戦っていたからだろう。
7人個々の設定は良かったが
ストーリーはスカッとして、キャラ設定も個性あって良い!悪役もいい感じで悪!ただキャラ立ちさせるには時間が足りなさすぎる印象。どんな経緯があって銃が打てないの?なんか仲間になるのが早すぎないか?そこまで貸し借りないのに3日くらい共に過ごしただけで命懸けになれるのか?色々雑かな。むしろストーリー、キャラは良かったから2、3部とあってじっくり仲間になる段階付けや経緯を見たかった 。
割と良かったですよ。
始め、そっくりさんかと思っていたら本物だった。やはり存在感が違う。
全体にフィルム撮影の美しさが満ちていて、やっぱりフィルムで映画を撮り続けて欲しいなぁと思った。フィルムで撮ったところもそうだが全体にジャンゴにちょっと似てるね。
ストーリーは細かい人間ドラマなどは端折っちゃってるが、原作が二つもあるので全く気にならずに楽しめる。まぁ一杯やりながら見るのにちょうどいいですね。
さらっと見れる点も良い
楽しんで見れる内容。コンパクトにまとめているので、さらっと見れる点も良い。
評価については「七人の侍」を☆5とするので、☆3あれば良作と考えて良いのでは。もともと、超えようという意識で作っていないはずですし、妥当かなと。オリジナリティの評価ができない映画ではあるので。
ただこの長さだと7人それぞれのキャラを見ている側にすり込むのは難しいのかも。
雰囲気は楽しいけれども、作りが雑過ぎるような気がしました。
超傑作『七人の侍』をリメイクしようなどと考える人はたぶん日本人にはいないと思うから、ハリウッドで『荒野の七人』をリメイクしてくれるのは嬉しい。
荒野の七人は単なる銃の撃ちあいみたいな感じだったけど、この映画は多少『七人の侍』に近づけて戦争というか市街戦に近いような感じになってました。
いろいろ作戦を立てたり、罠を仕掛けたりしていた。
でもどういう作戦なのか、どういう罠なのか、説明がないのでわからなかった。
当たり前だけれど、『七人の侍』の重厚で精密な作りには遠く及ばないし、『荒野の七人』のキャラクター設定の素晴らしさにも及んでいない。
雰囲気だけ似せているような映画でした。
なんとなく雰囲気は元の2作品に近いけれど、内容はよく考えるとおかしいことだらけ。
まず大前提として、何でボーグがこの町の人を追い出そうとしているのかよくわらない。
金鉱は手に入れていたみたいなので、別に追い出す必要ないのでは?
逆にいてくれた方がいろいろ都合がいいような気がする。
反対する人を殺しているくせに、立ち退き料を払うと言ったり、準備に3週間待つと言ったりするのは辻褄が合わない。
それに短時間でキャラクター設定して説明するのは難しいから、とりあえず見た目重視、属性重視で、人種で分けているのも変。
メキシコ人はいいとしても、黒人のガンマンで賞金稼ぎというのも変だし、インディアンが参加してくるのも変、一番変なのはイ・ビョンホンの韓国人ガンマン。
いたかもしれないけどかなりおかしな感じがした。
これだったら日本人の侍の方がまだまし。
戦法や作戦や戦い方もよくわからない。
『荒野の七人』よりも『七人の侍』に近づけたという感じで、いろいろ『七人の侍』を意識したようなシーンが入っているのだけれども、なんでそういうことやっているのか説明がないのでよくわからない。
そんなことやっても意味ないだろう、というものばかりで理由が不明。
ボーグ一味の方もただ単に突っ込んでくるばかりでやられっぱなしというのもおかしい。
最後に秘密兵器が出てくるけれども、使い方も変だし、防ぎ方も変。
全体的に作りが雑すぎるような気がした。
リメイクする元の映画が名作過ぎるので、作り込んでも意味がないから雰囲気だけ楽しんでくださいということかもしれない。
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