マグニフィセント・セブンのレビュー・感想・評価
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男が惚れる男七人!
七人のスカウトパートが駆け足すぎて盛り下がったし、伝説の名作二本を観ていなくても分かっちゃう「差」。どうせだったら凌駕してやる!ぐらいの野心は欲しかった。
だけどそういう「世評」とかを切り離したら悪くない。アツいパートはたっぷりあるし、マヌエル・ガルシア=ルルフォとクリス・プラットのブロマンスぶりwファラデーが最期に噛ます痛快なワイズクラック。自責の念を乗り越えてカムバックのグッドナイト、戦闘前日に野郎共が交わしてくれる宴など、男がとにかくグッとくること請け合いの場面豊富で、ここはさすがフークア監督、分かっているって思いました。
まあ不満を言い出したら、ポロポロ出てくる映画ですが、憂さ晴らしが欲しい人にはうってつけの映画ですよ。また観たくなりますし。
休日午後のまったりした時間に心地よい映画
クリス・プラットの魅力全開‼️
ジェニファー・ローレンス似のヘイリー・ベネットも何とも言えない良い雰囲気で、全体のバランス、猛々しさの中の可憐、という絶妙な存在感でした。
これはアガる。
初めに断っておくと、「七人の侍」も「荒野の7人」も観てません。
だからオマージュ的な要素を完全に理解できない私ですが、
まぁアガる映画でした。戦闘シーンなんかまさに「手に汗にぎる」状態。
きっと往年のファンには物足りないところもあるでしょう。
初見の私だって「?」になるところは多々あったし。
でも黒澤監督から始まる一連の作品群として捉えた場合、
ちょっと足りないとこがあっても良いんじゃないかと。
そんな風に思わせるくらいには面白い映画でした。
私はこの作品を観てオリジナル「七人の侍」も興味が出てきたし、
黒澤作品を色あせさせないためにも、現代的に翻案したオマージュ作品が出てくるのは良いことだと思います。
ダラダラと過去の栄光を引きずり、ぱっとしない続編ばかりの某作よりずっと意義深い1本だと思います。
マグニフィセント・セブン
監督
アントワーン・フークア
『七人の侍』リメイク
出演者
デンゼル・ワシントン
クリス・プラット
イーサン・ホーク
ヴィンセント・ドノフリオ
イ・ビョンホン
マヌエル・ガルシア=ルルフォ(英語版)
マーティン・センズメアー(英語版)
ヘイリー・ベネット
ピーター・サースガード
彼は、映画を作るために出演したのか?それとも、何かをコントロールす...
彼は、映画を作るために出演したのか?それとも、何かをコントロールするつもりだったのか?
残念ながら映画は、冗長でつまらない。脚本が悪いのか、監督が悪いのか、ぼくには分からない。映画を作ったことがないから。
だから、観客としてはっきり言う。
彼の映画じゃない。
おなじみ「七人の侍」「荒野の七人」のリメイク版。今回最後に残るのは??
ネットで視聴(英語字幕)
デンゼル・ワシントンの登場シーンが非常にカッコイイ!
最後の決戦の場面は、ちょっと大味。
その結果、尻すぼみとなった印象はあるが、それでも、まずまずの映画ということができる。
「荒野の7人」、「七人の侍」を知るこちらとしては、どうやって7名を集めるのか、それぞれのキャラが立っているのか、最後に生き残る3名は誰かというところに関心がいってしまうのだが、7名を集める場面は、チザム(デンゼル・ワシントン)がファラデー(クリス・プラット)を最初の仲間にするところは丁寧に描いてあるが、そのほかが比較にならないぐらいあっさりで、物足りない。
今回のキャラは、黒人、白人、インディアン、東洋人と多人種なのが特徴。なかでも、イーサン・ホークとイ・ビョンホンのコンビは存在感を放つ。
生き残るのは、まったく予想に反した3人なのだが、後々考えてみると、いろいろ配慮した結果なのだろうと思った。
ガンマンたちを雇いに出かける村人の中心は、夫を殺されたエマ(ヘイリー・ベネット)だが、胸元を露わにドレスが気になってしょうがない。冒頭のシーンは、村人が着飾って教会に集まる日だからわかるにしても、旅先でも同じような格好。最初は、食い詰めて娼婦になったのかと思ってしまった。あんなセクシーな恰好で旅行したら危ないんじゃないでしょうか。そもそも開拓農家の主婦があんなに色っぽいのがおかしい。観てる分は楽しいけど。
今だからこそ観たかった映画
特殊効果やCG全盛の今だからこそ、火薬がズド~ン、派手な銃撃戦、そんなアナログに心くすぐられる人も多い。
そんな人を満足させるためだけに作られたのがこの映画だ。
そして何といっても、荒野の七人のリメイクという、往年の西部劇ファンにはたまらない要素をこれでもか、と詰め込んだこの作品。
何がすごいって、デンゼル・ワシントンの無双っぷり。
敵の攻撃が当たらない当たらない。
逆にこっちは、一撃で相手をバッタバッタとなぎ倒す。
もういい年だろうに、けっこうアクションもこなすのね、というかやっぱりスタントマンだろうけど。
そんな時代劇のような予定調和もありつつ、そこは現代的にリアル間も出しつつ、物語は進んでいく。
あとは仲間になる7人+町の女性エマの活躍っぷりにどっぷり浸ればよい。
ただ、7人の属性をこれほどバラバラにする必要はあったのだろうか、というのも疑問だが。
南北戦争の後が舞台だが、戦争終結が1865年で、この話はそれから10年後くらい経ってる雰囲気だから1870年代だろうか。
その時代に、黒人でいくつもの地域を管轄する保安管理官がいるのかな?とちょっと疑問。
しかも舞台設定は不明だが、サクラメントから3日くらいの距離ということで、カリフォルニアかアリゾナだろう。
その地域では、まだまだ黒人に対する偏見は根強かっただろうに…。
また、なんでこんなところに東洋人がってのもあるしw
ただこの時代はゴールドラッシュの労働力として、中国から大量の移民がカリフォルニアにわたっていたので、やはり中国人の設定っぽいな。
でも荒野の七人へのオマージュで、ここはやはり日本人を参戦させて欲しかったと思うのは私だけだろうが…。
でも実際に観始めたら、あんまり気にならなかった。
それぞれキャラがしっかり立っていたというのが大きい。
主人公の黒人賞金稼ぎ、チザム。
ギャンブラーのファラデー。
伝説のスナイパーだけど人が撃てなくなっているグッドナイト。
ナイフ使いの東洋人、ビリー。
巨漢で斧使いのジャック。
弓の名手でコマンチ族のレッドハーベスト。
賞金首のメキシカン、バスケス。
とまあしっかり個性が発揮されていた。
しいて言えば、ファラデーとバスケスが、画面で見たとき一瞬どっちだっけ?となってしまうシーンがあったが。
日本人にとって、アングロサクソンとメキシカンは、一瞬ではなかなか見分けられないんだよね~。
しかもどちらもイケメンキャラだし。
それに対する悪役のバーソロミュー・ホークに立ち向かうわけだが。
なんかワン●ースの敵役を合体させたような名前で、個人的にはヒットw
これがまあ、憎らしい役作りをしてくれている。
こういう勧善懲悪は、敵役のキャラが弱いと話にならない。
その点、ここでもしっかりキャラ立ちしてくれている。
実際の物語は、四分の一が最初の悪役によって町がいじめられるシーン。
そして四分の一がクライマックスの戦闘シーン。
で物語の約半分、つまり大半を占めるのが仲間集めシーン。
次々仲間が集まっていくシーンは、強引以外の何物でもない。
え?なんでこれで仲間になっちゃうの?
と疑問の余地を挟むことなく7人が集結。
力技で一気に集めてみました、といったところか。
で最後のカタルシスである大規模戦闘シーンに話が移るのだが。
この時点で残り30分。
時間こそ短いが、見ごたえがあったため、もっと長く感じた。
でもガトリングガンが強すぎでしょ。
さすがにあそこまで強くない。
と心の中でツッコミつつも、爆炎と硝煙の香りでごまかされてしまったw
実際、敵だけでなく仲間もバッタバッタと死んでいく。
もちろん主人公と仲間の7人はだいぶ補正が働くが。
大男のジャックなんて、走りもしない、隠れもしないのにぜんぜん弾が当たらない。
でも町の人はゴロゴロ死んでいく。
その辺が今なりのリアル感を出す演出なのかもね。
そして7人のうち、何人かも倒れるが、無事に町を救ってハッピーエンド。
これはお約束。
でもバーソロミュー・ホークは最後にもうちょっと粘ってもらいたかったな。
あまりにも主人公との差がありすぎ。
もっとも、エンディングの見せ場はここではなく、物語が終わってテロップがながれてからだろう。
ここで荒野の七人のテーマ曲が!!!
これはたまらん。
という人が多いだろう。
とまあ好き嫌いは分かれるが、西部劇が好きな人、好きだった人、などは十分楽しめる作品でした。
男気あふれる
しのごの、しのごの言っている場合じゃない!
めちゃくちゃかっこいい、この7人に理屈、屁理屈抜きにかっこいい!
何のために闘うか?
美人でかっこいい女のため、かわいい子どもたちのために闘うのです。
ほんとはいろんな理由があるのかもしれないけど、かっこよく死ぬためだっていいんだと思います!
あっぱれ!!
やっぱり原作が持ってる根っこが良いから脚色が変わっても楽しめる。「...
やっぱり原作が持ってる根っこが良いから脚色が変わっても楽しめる。「七人の侍」「荒野の七人」もこれ作品も7人のバラバラな一体感がある共通項が魅了してる。
黒人、東洋人、インディアン、メキシコ人、白人の混合チームにしちゃう発想やメチャクチャ死人出しちゃうのは現代っぽいかなぁ。
「荒野の七人」は仲間を集めていく過程が面白かったけど、こっちはそこらへんがあやふやで、見せ場はドンパチ始まってからの迫力と戦闘中の絆かな。
他の人も書いてるけど、エンディングのテーマ曲演出は往年のファンには堪らない素敵でした。
エンディングが最高にアガる!
荒野の七人を観たことがなくても、アノ名曲には何とも言えない高揚感がある!曲の力だけじゃなく、やっぱ本編が面白かったからこそ、ウェーイ!ってなるんだけど。でも最後はとても切なさが残る作品で、あぁやっぱり七人の侍が元になっているんだなぁ…と実感させられる。そりゃ「イコライザー」の監督アントワン・フークアがデンゼル・ワシントン主演させれば格好よくならない訳がない!片脚だけ馬にかけて、銃を撃ちながら駆けていくシーンは、テンションあがりまくりでした!!クリス・プラットも最高にハマり役だったし、イーサン・ハントとイ・ビョンホンのいちゃいちゃもずっと観てたかったし、他のキャラもみんな良かったなぁ〜。良質で楽しめる作品でした!!オススメです!!!
何故、今西部劇なのか
邦画の『関ヶ原』の予告を見る度に、何故、今、この時代劇を見せたいんだろう……
何を伝えたくて作ったんだろう……と首を捻るのだけど、
(私は時代劇も時代小説も好きでこの原作も読んでいるんだけど)
この作品は、フークア監督に、
「今、こういうの見たいでしょ?」
って聞かれて
『うん、見たい‼ だって、最近超人達がCGやVFXを使って戦い合ったり、メカ対メカの戦い
の映画ばかりだから」
って言いたくなる。CGなしの人間らしさと骨太さと荒々しさ満載のアクション映画を見せて
くれるだけで十分だ。
キャラクターも個性的なのに西部劇に合ってる。
この渋さでこのままいったら、モーガン・フリーマンみたいになりそうなD・ワシントン。
かわいい顔とは相反するがっちりした逞しい身体がガンマン役にぴったりのC・プラットや
毛皮を着た熊という形容詞がぴったりのビンセント・ドノフリオ(外見に似合わず敬虔なクリスチャンというのもスパイスきいてて魅力的)などなど。
特撮なしの壮大なウエスタン活劇が楽しめればいい、という人が見ればいいと思う。
で、逆に日本で黒澤監督の『7人の侍』を、それに恥じないように、人間描写も濃く描いた
リメイクの時代劇を作った方がずっと今の時代に受けいられるのでは……と思う。
だって、『関ヶ原』が伝えたい事より、「侍は何も生み出すことはできない。真に強いのは物を作る農民だ」っていう名セリフから受けるメッセージの方がずっと心に刺さりませんか?
?、?、?、はて?お前達は何故命を賭けて戦っているんだ? 『七人の...
?、?、?、はて?お前達は何故命を賭けて戦っているんだ?
『七人の侍』には、侍としてどうしても戦う理由が有った。
『荒野の七人』でも、ブロンソンやコバーンには戦いたくなる理由付けがしっかりと有った。
だがお前達には、D・ワシントンのとって付けた理由以外には何も無いぞ!
ただ、久しぶりの西部劇。
その昔、テレビでは毎日の様に西部劇が放送されていたから、やはり懐かしい。
クライマックスでのガンアクションはやはり燃える。
スタントシーンの素晴らしさだけは記しておきたい。
(2017年2月9日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン9)
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