映画レビュー
駄作とまでは言わずとも、
よくわかんないというか、どうも「ヘタなかんじ」の映画だった。
冒頭の入りがまどろっこしいかんじ。
男女のうんぬんとか、そのあとはいつの間にか戦地へ向かう船のなかで、そんなにつながりのない男女のことよりは、船に乗り込む、いよいよアメリカから戦地へ向かうという経緯のシーンを入れた方がよかったと思った。
こういう戦争映画にありがちな、隊のなかでのウダウダの会話やらやりとりがあったり、戦友との絆?つながり?の描写もありながら、とにかく薄っぺらいかんじもした。
中盤からようやく戦場のシーンに移るも、戦場の描写というか表現の仕方がヘタな印象、ドキドキハラハラというのもそこまでなくて、そういうので見てて冷めたとこはある。
なんかなー、もうちょっとうまく構成なり撮り方なりストーリーの展開なりがなかったかなあ、と。
もう一度見ることはないかなー。
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一人称の小説
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主人公のスミスは、1943年に19歳で徴兵され、ドイツへ送られる。戦争が終わるまでの間の、彼の目線から見た第二次世界大戦。
あんまり大規模な戦闘シーンはない。現実は、極寒の中の見張りだったり、退屈な待機だったり。行き先もよくわからずに船やトラックに押し込められ、ただ、ナチと戦えと言われる。ひとりの青年から見た戦争ってこういうものなんだろうなっていう。さすが実話だけあってリアル。
そのぶん、彼の周りの人の死は、とても丁寧に描かれている。派手な戦闘シーンがある映画では、バッタバッタ人が死んだりするけど、本作は違う。その人たちの人生も、受け止めようとした彼の優しさ。なんとも人間らしさを感じる。