LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
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タイトルの意味
付け方がおしゃれやなぁ。 これは実話だというのがすごい。 インドのコルカタ行きの電車に乗ったことあるので、 駅の感じや沿線の風景、コルカタの人混みも 懐かしく感じた。 同じように家族と離れて暮らす子ども達がたくさんいる中で 愛情持って育てられたサルー。 義母の覚悟 兄グドゥの優しさ 母の想い それぞれの想いが生んだ奇跡がジーンとくる。 静かに寄り添う音楽も好き。
こんな人生もあるんだなぁと
インドで生まれ、養子としてオーストラリアの白人夫婦に育てられた少年の人生の物語でした。
ルーニーが演じる主人公の彼女と主人公の関係性がサラッとしか描かれていなかったので、彼女がなんだかただの外国人(インド人)好きの女みたいな印象を受けました。
生まれ育った国にいても外国人扱いされる主人公の葛藤とかも、日本人にとってはわかりにくかったかな?と 思いました。
もうちょっと深みをだして欲しかった感じはありますが、ここ最近見た映画の中では一番好きです。
おにぃちゃぁぁぁーーーーん映画(T-T)
サルーの少年時代の愛くるしさったらないね!! 家族の支えになる為に背伸びして頑張り、兄とはぐれて知らない土地へ。 危機感を抱きながら毎日を生き延びてゆくサルーの姿がしっかりと描かれ、 里親に引き取られてからいかに彼が愛を受けて育ったのかも伝わってきてドラマティックな展開に掴みはバッチリ。 ニコール・キッドマンの笑顔を絶やさぬ里親役が美しくてとてもよかった。 成長してからふとしたきっかけから家族の事が頭を離れなくなり生活が荒れ(?)恋人とも上手くいかなくなるが この辺一気に展開される上、彼女が突然何かキモイ女に豹変してしまう意味が若干分からなくて一瞬ついていけない。 弟分の困った存在にやきもきしたり、育ててくれた両親に罪悪感から打ち明けられない事へのストレスは理解しても結局グダグダズルズル勝手な振る舞いの果てに元カノに「I miss you」とか言っちゃうサルーにはガッカリw 映画として見ると序盤の少年時代がかなりきちんと流れていたことに比べ、グーグルアースを使い始めて右往左往の果てに自分の故郷の手掛かりを見つける部分については凄く曖昧なストーリー展開に感じた。パソコンをカタカタ叩くシーンはちょこっとあるけど、あれをしてみてもダメ、これもダメで…という試行錯誤の探索を行うくだりが殆ど無い。 グーグルアースを用いての故郷探しなんて非常にセンセーショナルな手段なのに勿体なし。ノンフィクションならではの実際のHow toをもっと教えて欲しかった。 故郷の村が見つかるのも突然で、いつの間にか彼女とも元サヤになっているし、加速度がSUGEEEEEEEE!!!! ラストには勿論感動したしタイトルの意味にもじんわりきたけど、ストーリー構成の真ん中らへんの脚色があまりに不足していた為、いまいち感情を乗せられないまま観終わってしまった。
クドゥ、、、
お母さん、息子が一気に2人帰って来なくなったら、しんどいだろうな、、、
無事に再会出来てよかった。
子供が迷子になっても日本なら日本以外に行くことはないし、言葉も通じるだろうけど
海外だと、どこまでも遠くへ行ってしまうのか。と思った
何一つ不自由のない、ここの暮らし。吐き気がする。
映画「LION ライオン 25年目のただいま」(ガース・デイビス監督)から。
予告編が語りすぎていて、なんとなくストーリーが想像できてしまう、
それってどうなんだろう?と思いながらも、逆に安心して鑑賞できた。
優しい養父・養母に育てられ、素敵な彼女もいながらも、
小さい頃育ったのインドでの記憶がフラッシュバックして、
主人公の口からこんな台詞が飛び出した。
「何一つ不自由のない、ここの暮らし。吐き気がする」
今の私たちの生活は、インドのスラム街での生活に比べたら、
比較できないほど豊かであることは認めるが、
「吐き気がする」ほどのことではないだろう、とメモをした。
貧しい生活をしている人たちは、不自由ない生活に憧れ、
何一つ不自由のない暮らしをしている人たちは、
もっと貧しい人たちのことを知るべきだ、ということなのだろうか。
Google Earthで故郷を探し出せたことは、豊かな生活の成果、
そんなことを感じながらも、最後の再開シーンは涙腺が緩んだ。
実話に基づく作品とはいえ、エンドロールでの「実写」挿入は、
一気に、ドキュメンタリー映画にしてしまうので参ったな。
放題タイトルも原題どおり「Lion ライオン」でいいのに
「25年目のただいま」が加わることで、面白みを失ったなぁ。
映画「3月のライオン」(大友啓史監督)と公開時期が重なったことは
ちょっとハンデだったけれど・・。
故郷はガネストレイ
これまた「まる見え」か「仰天ニュース」か「アンビリバボー」で紹介されそうな“事実は小説より奇なり”。
幼い頃インドで迷子になった少年。
やがてオーストラリア人夫婦の養子になり、成長して自分の本当の家族を探し出す。
それに用いた方法は、グーグルアース!
…ところが、ひねくれ者の私は序盤、迷子になったのはこの少年・サルーの自分のせいじゃないか、と思ってしまった。
無理言って兄ちゃんの夜の仕事に付いて行って、案の定お眠。動くなと言われたのに回送列車に乗って、遠い地へ…。
サルーの境遇には同情するが、誰よりも心配したであろう兄ちゃんや実母を思うと胸が痛い。
迷子になってからはサルーの目線で。
こうなるとさすが実話ならではの魅力、話に吸い込まれる。あっという間に終わって、長さを全く感じなかった。
遠い地の駅のホームで幼い子供を邪険にする大人たち。
親切にしてくれたと思った女の人は実は…。
誰か一人、警察に連れてってくれる人は居ないのか。
…いや、それは、治安のいい日本だからの考え。
その国の迷子事情を突く。
やっと親切な人に助けられ、警察に連れてってくれて、やはりと言うか結局施設へ。
そこでオーストラリア人夫婦の養子になる。
何故このジョンとスーの夫妻が自分を養子に迎えてくれたのかは分からない。
きっと、何かの縁。不幸中の幸いとでも言うべき巡り合わせ。
この優しい夫妻の下で何不自由無く暮らす。
たっぷりの愛情注がれ、“ガネストレイ”で暮らしてたら絶対出来ないような贅沢、教養、そしてルーニー・マーラみたいな娘と付き合う。
サルーは引き取られた時、ヤだ!ヤだ!とか、本当のパパママじゃない!とか、本当のパパママに逢いたい!とか、泣き喚いたりしない。
幼いながらに、もう諦め、受け入れたのだろう。悲劇から始まった、この新しい人生を生きる、と。
きっかけは、揚げ菓子だった。
幼い頃の記憶が蘇る。
そしてその思いは日に日に強くなる。
昔に諦めた筈だった。
本当の家族に逢いたい。
逢って、今自分が無事だという事を伝えたい。
同時に、胸が苦しくなる。
育ててくれた両親を裏切る事になるかもしれない。
今、自分は幸せだ。が、本当の家族は今も自分を探しているかもしれない。
今の自分だけが恵まれた人生が何もかも嫌になる。
実話なので結末は分かる。
25年越しの再会。
エンディングのあの実録映像は卑怯だよ! 感動しない訳がないじゃないか!
その感動の再会を可能にしたグーグルアースがスゲェ…!
今や世界中何処でも探す事が出来る。
どんどん便利になっていく世の中。それが一人の人生の力になり、ハイテクも悪いもんじゃない。
確かにちょっと出来すぎかもしれない。パソコン上で、うろ覚えの記憶で探し出せるものか。
しかし時として、人の記憶力は常識じゃ計り知れない。
幼い頃目に焼き付け、肌で感じ、心に刻まれた記憶は、そう忘れるもんじゃない。
青年サルーのデヴ・パテルは本当に立派な青年に成長したもんだ。こうして見ると、なかなかのイケメンだし。
ニコール・キッドマンも育ての母で母性たっぷり。
幼いサルー役の男の子もキュート。
一向に触れられないタイトルの“ライオン”。ライオンなんて何処に出てたっけ? どういう意味?…最後の最後になって、なるほど、そういう事か!
一人の少年の軌跡であり、親子の物語であり、兄弟愛の話でもある。
幼い頃、常に兄ちゃんの後を付いていた。優しかった兄ちゃん。
引き取られて一年後、もう一人養子の男の子が。血は繋がっていないが、弟。
しかし、この弟とは確執が。
が、自分の実の兄ちゃんだったらどんな時も弟の味方。
今は自分が兄ちゃんとして弟を守る。
サルーは幸運にも本当の家族と再会出来た。
サルーと同じようにインドで迷子になった子は多いとか。
再会も出来ず、そのままのたれ死んだ子も少なくないだろう。
本当にこれは、数少ない奇跡の物語。
評判通りの感動良作。
しかし、プロデューサーの名を見ると、ガッカリする。
だって、今ハリウッドで大問題渦中のアノ人…。
最後に…
最後に本物持ってくるのは、反則です!涙してしまった… ニコールよせすぎやし、お母さんも… オチもついて、感動しました。 インド系って、多少抵抗あったけど、ミリオネアとかも、すごく好きだったな〰 おすすめです👍
感動を押し付けられないところが、心地よい映画
レビューの特典がそこそこ高かったのでレンタル。 (◯) ・配役がマッチしていた(子供・大人のサルー、オーストラリアの母)。 ・映像が美しい(特に主人公をアップにした時の、背景をぼかして対象的に画を映しているところ) ・前半のインドの暗部を短く印象的に映し出していた点 (△) ・恋愛描写は最後どうなったの?(実話だから必要なとこだけピックアップ?) 実話の感動話に比べ、ややあっさりした映画になっていた印象的に。その分万人にとって程よい見やすさの映画だと感じました。
グドゥの死
兄のグドゥは事故ではなく、サルーを見失った責任を感じて、
自ら命を絶ったのかなと思っています。
その伏線として、以前にサルーが頭にケガをした時に、
母親から、兄として弟の面倒を見る責任を追及されてますよね。
でないと、あの叱られる場面が意味をなさないと思います。
どうでしょうか?
実話にびっくり
インドでの子供の行方不明人数の多さにびっくり。サルーが兄とはぐれて人や施設を渡り歩いていく姿に涙・・・。 子供を引き取る夫婦の苦悩と努力にも涙。過去を背負っている子供を引き取る事で起こる苦悩も覚悟していて、絶対に家族として支える見守る覚悟をしている姿に涙。 主人公が過去を思い出すシーン、幼い自分や兄との思い出や、自分を探し続けている兄が時折出てくるシーンなど、現実と幻想を上手に映像にしている。 個人的には、この作品にアカデミー賞受賞してほしかった。
久々に映画館で泣いた。 インドのスラムで暮らす兄弟。生活のために道...
久々に映画館で泣いた。
インドのスラムで暮らす兄弟。生活のために道に落ちているものを拾いながら生活しているが、その「仕事」中にはぐれて、弟は回送列車に乗って1000キロ離れたカルカッタにたどり着く。
そこで身売りに遭いそうになるが、間一髪逃げ出し、孤児院にたどり着く。そこでオーストラリアへの養子の話が持ち上がり渡豪する。
大人になり、何不自由なくすごすが、養子になったことやインドで自分を探しているのではないか、生い立ちなどを振り返ると、後ろめたい思いになる。
その葛藤の中、グーグルアースで自分の育った場所を突き止め、インドに25年ぶりに尋ねて母親・妹と劇的な再会をする。
これが実話で、最後に本物の再会シーンがある。
兄は生き別れになった直後にすでに亡くなっていた、自分の名前の由来をちゃんと25年後に知る。それだけでも鳥肌モノ。
グーグルで探すあたりから涙が止まらなかった。ホントいい作品に巡り合った。くちづけ以来の印象に残る涙系作品だった。
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