LION ライオン 25年目のただいまのレビュー・感想・評価
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Google Earthがもたらす視点
長距離電車に偶然乗り込んでしまい、家から遠く離れたカルカッタで孤児として保護され、オーストラリアに養子として渡った子どもの数奇な運命を描いている。インドは複数言語が存在するために小さな子どもでは意思疎通が測れないこともある。ストリートキッドと間違われて孤児院に預けられるとオーストラリアに養子として南半球にまで行ってしまう。
とても良い夫婦にもらわれた彼は幸せに暮らし、立派に成長したが今もインドのどこかで帰りを待つ母がいある。そんな母を探し出すために、おぼろげな記憶とGoogle Earthで故郷を探し出す。
物語も感動的で良いが、テクノロジーと視点について考えさせられた。Google Earthというのは改めて、世界を狭くしたというか、繋げたというか、とにかく人に超俯瞰的な視点を与えたのだなと思う。視点という点から考えると革命的なサービスだったのだなと改めて思わされた。映画は視点の置き方が非常に重要な媒体だが、Google Earthのこの超俯瞰的視点をここまで重要な要素とした扱った映画はこれまでなかったかもしれない。
ルーニー・マーラの存在をもっと生かせたはず
学生になった主人公が出会う恋人を、「ドラゴン・タトゥーの女」のパンキッシュな天才ハッカーから「キャロル」の同性愛に目覚めるデパート店員まで幅広い役をこなすルーニー・マーラが演じているのだが、正直物足りない。二人が出会ってから付き合うようになるまでの過程や、サルーが故郷探しに没頭して不仲になるくだりが、割に淡々と語られる。本来ハードルが高い異人種間恋愛だから、障害を乗り越えるだけの何かが二人にあったはずだし、それをサルーの生い立ちから形成された人間性と結びつけて描くこともできたのではないか。実話ベースのドラマとはいえ、そうした脚色があれば、全体のテーマに恋愛エピソードもうまく絡んだと思う。
オーストラリアの白人夫婦がなぜインド人孤児を二人も養子に?という疑問の答えが、ニコール・キッドマンが演じる養母の夢の話で明らかになるのだけど、ここのスピリチュアルな感じが印象的だった。
兄の気持ちを思うと
技術の進歩が幸運に作用した。
あんなに幼い子であれば明確に村の名前や母の名前を覚えてなくとも仕方ないのだが、何より同じ国内で言葉があまり通じないというのは、こういうことなのかと初めて実感を持って感じた。日本に住んでるとこの感覚はないのでカルチャーショック。
不幸中の幸いで彼は無事成人して大学にまでいけた。しかしそこまでの間に出会った、子供達を襲う容赦ない現実に心底ゾッとした。こんなにも世界の子ども達は危険の前に晒されているのか。
ずっと弟と離れてしまった兄は、自責の念と心配に胸が押し潰される思いであろうと気になっていたが、ああ…。どうりで再会の場面が、あれ?と思ったわ…。
天上天下唯我独尊♥ 花の日に心に花を
東洋哲学は捕食者が神。西洋の宗教とは違う。カムイ!!!
60歳になって最初に見た映画は「ムーライト」だ。
八千代中央駅近の東宝系の映画館。さて、当該映画は「ラ・ラ・ランド」の次になるから、3番目(?だと思う)に鑑賞した。金曜日の仕事が終わった後に行くのが常だった。
STREETCHILDの現実は深刻で、言うまでもなく、当該主人公は幸運だった。養子になれる数は大変に低い。さて、この映画の設定は1980年代の後半となっているが、現在のカルカッタや南インドがロケになっている。つまり、現在のインドてある。僕が昨年行ったのはデリーを中心に北インドだが、状況は変わっているわけではない。殿様旅行なので、合う人達はハイソサエティーな方々ばかりだったが、目を横に向けると、ガンジーの様な老人が道路に横たわっていた。それを眺めながら、旅の途中、インドが世界一人口の多い国になったと聞く。理解できたが、デリーからタジ・マハールに向かう高速道路から見える風景は一面の畑だった。不勉強でなんの作物か分からなかったが、一面同じ作物だったので、悪名高きプランテーションであると想い、ゾッとした。
石炭を積んだジーゼルエンジンの機動車が電化されていない線路の上を走る。およそ、EV車などにお目にかかれない。また、映画館なんか影も形もない。インドは広い。G◯◯gleがないと歩けない。
この事実はフィクションを越えている
幼少期の記憶もおぼろげで誰かに確認することもできない焦燥感と苦悩は本人の捉え方次第か。とはいえ、微かな記憶の積み重ねは、自己のアイデンティティーの源に違いない。そういうのは歳を重ねるとひときわ蘇ってくる。主人公の願いが分かる気がする。
GoogleEarth が可能性を現実にして、主人公の根性と帰りを信じて住まいを変えなかった母親の三位一体が奇跡を呼んだのか?
それもこれも終始、聖母のように温かく主人公たちを育てる義母あってこそ。良い作品だった。
キャストがよかったな。ニコール・キッドマンは名優だねえ。
5歳の記憶すごいな
2024年3月9日
映画 #LION/#ライオン ~ #25年目のただいま ~ (2016年)鑑賞
5歳の時に迷子になり、オーストラリア人夫婦の養子として育てられたインドの少年が、大人となりGoogle Earthを駆使して生家を見つけ出し、25年の時を経て実の家族との再会を果たした奇跡の実話
GoogleEarthすげぇな
やはり端折り過ぎよな
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インドの貧しい兄弟が、町へ出稼ぎに来たがはぐれる。
小さな弟は回送列車に乗ってしまい、数日後に遠くの町へ。
住んでる町も親の名も知らず孤児になり、豪州に養子に出る。
そこで成人したが、ある時から母や兄への思いが強くなった。
でGoogleアースで故郷を発見、行って母と再会。
育ての両親は立派な人達で、それも応援してくれた。
兄は同じ日に電車にひかれて死亡してた。
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史実ベースの話。
結構評価いいけど、おれ的には今ひとつ期待外れやったかなあ。
何より、端折り過ぎの感が否めない。
豪州に養子に出てから5分10分で大人になる。
あと不出来な弟もやって来るが、物語上全くいらんと思う。
Googleアースで故郷を見つけるのもあっという間やし、
苦労に苦労を重ねて故郷を割り出した感もない。
急に故郷への思いが高ぶって彼女に勝手に別れを告げるし、
故郷が見つかった瞬間、急に彼女に会いに行ってヨリを戻す。
お前、身勝手過ぎ。そう思って一気に感情移入が解けてもたわ。
唯一感動したのは、里親となった夫婦の立派さやな。
子供ができない体じゃないのに、貧しい国の孤児を救う目的で、
最初から子を作らず養子をとることで意気投合して結婚したらしい。
そして主人公にも、不出来な弟にも、しっかり愛情をかけて育てた。
裕福で心にゆとりがあるからこそやなって思ったわ。
❇️悪い事起きないでと願う親心❗️幼少時代可愛すぎる❤️
LION
1986年🇮🇳インドのカンドア〜西ベンガルのカルカッタ(カンドアから1600キロ)
1987、2010年🇦🇺オーストラリアのタスマニア州ホバート
2008年🇦🇺メルボルン2012年カンドア
5歳の弟思いの兄貴と仕事を見つけに遠出した先で迷子になってしまう弟。
危険な目に遭いながら施設に入り、養子として不自由なく大人になった。
しかし今も探していると思われる兄や母親の事を考えるとでGoogleアースで長年探す事に没頭していく!
25年の歳月が流れていく!
記憶を頼りに故郷や母親を見つける事はできるのか?
◉80D点。
❇️兄と揚げたお菓子を食べるシーンが観たかったなあ〜
★彡とにかく子役の子可愛かったです。
🟡見所5!
1️⃣子役の子が可愛くて心配すぎるて親心がMAXに!
2️⃣悪い事起きないでとひたすら願う🤲
★彡逃げろ!逃げろ!ってなっ😢
3️⃣素晴らしい恋人とすら別れ故郷探しに没頭していく!
4️⃣素晴らしい里親との出会いと苦悩
5️⃣エンドロールでの実際の映像に癒される。
😨🫣👦🏽👩🦳👱♂️🧕🏽👨🏽💻🚃🛤️
実話をインドとタスマニアの景色が盛り立てる
実話ということで、ある程度想像通りの展開ではあったが、次から次へと立ちはだかるハードルにより最後までハラハラドキドキで飽きずに観れた。
舞台の景色の良さと里親の温かさがとくに印象的だった。また80年代ってまだこんな時代背景だったっけ、というのも意外な発見。
観ていてずっと気になっていた題名の由来だが、ラストに明らかになったのはなかなかオツな演出といったところか。
ところで、兄弟のチャリ2人乗りシーンは、往年の名作のオマージュ?
嘘みたいな本当の話
素敵な話でしたね。
ながめのアンビリバボーの話を見てるみたいな感じ。オチがわかってる分驚きはないんやけど、よかったねえ、ってはなる。
タイトルで全部読めちゃうのはあれだなあ。このタイトルじゃない方が良かったんじゃない。
ストーリー 85点
配役 70点
音楽・映像 70点
全体 78点
数奇な運命!!インドの少年が兄と線路の上を歩いたおぼろげな記憶
を辿って、5歳のときに生き別れた実の親に
再会、会うことができた幸せな気持ちになれる秀作でした。
サルーと自分の名前を名乗っていた少年。
25年もの月日が経ってやっと会えた奇跡!
母親が子どもに対して海のような深い愛情がありました。
オーストラリアで育ててくれた親御さんも
少年に初めて会った眼差しが喜びに満ち溢れていました。
コアラのぬいぐるみ♥
可愛かったです。
生みの親が子どもに名前を託したように見えた、強くたくましい青年に成長していました。
せつなくもよかった、
親といること、いつもメシが食べられること、が当たり前ではない。
当たり前でないことが当たり前にすごせる日々に感謝しないといけない。
インドは、人口が世界一となった今、それでもまだつらい思いをしてる子供たちが多いとのこと。
やるせない。
子供の頃の可愛さがすごい
お母さんと会えて本当によかった。過去を消してしまわなければいけない運命だとわかっていながら、過去がふと蘇ってきて苦しむ姿にはすごく辛くて涙が出ました。
その苦しみのせいで周りの人とも壁を作って孤立して、仕事も失って、育ての親をも苦しませて、どんどん追い詰められていくのが辛かった。
お母さんに会えて本当によかった。
あの直球(?)な友達の助言が案外役にたってよかった。
だけど、お兄さんとは会えなかった。お兄さんがどんなに苦しんだだろうって思いながら観ていた。迷子になった時に近くの電車ではねられて亡くなったのはサルーを探して慌ててたから?それともたまたま?
お母さんは同時に二人を失ってしまったんだ。それから石積みをしながらサルーの妹たちを育て25年苦しみ続けてきたんだ。
人の心の傷は、癒されることはあるのだろうか?
サルーはお兄さんのことをこれからもずっと思い出すたびに辛くなると思うし、マントッシュはそのままずっと苦しみ続けるのかなと思うと観終わってからも胸が締め付けられる。
サルーはスーの覚悟をみくびっていた
二人の母親の、耐えて待つ姿勢の愛情に感涙。養母スーの悲しみはサルーが隠れて実母を捜していたことによるものではなくて、自分がそれを明かされたら怒るだろうと見くびられていたことに対してだと思う。サルーは罪悪感に一人悩んでいないで、さっさと養母に打ち明ければよかったのだ。
移動距離が長いと、まるで外国に来たように言葉が伝わらなくなるインドの広さ、また孤児を取り巻く環境の悪さに驚く。サルーの兄のエピソードが衝撃的で悲しい。せっかくのキャスト、ルーニー・マーラが生かされておらず、ちと惜しい。
映画で初めて泣きました
とても面白いと思いました。
テンポ良く物語が進み、この後どうなるんだろう‼︎ってハラハラもしていたので、深く見入ってしまいました。
世界で起こってる悲しいことを改めて実感しました。
あまり重要ではありませんが、題名にある「ライオン」の秘密も思っていたのとは違ったので驚きました。
見るかどうか迷ってる方は物は試しと思って一回見てみることを強くお勧めします。
邦題はなんとかならないものか・・・
「キャッチコピーは「迷った距離1万キロ、探した時間25年、道案内はGoogle Earth」とのことだが、主人公サルーが唐突に故郷のことを思い、ルーツを探し出すのはなんか違和感があった。それまでの20年は何も考えなかったのか?とか。
サルーはさらわれかけたものの、運よく里親に引き取りされたが、その養子縁組制度とて、裏では多額のお金が動いているのが現実で、美談だけでは世の中成り立っていないと思う。
Google Earthで故郷や実家を探すのは面白いけれど、第三者が悪用できるツールでもあり、こわ感じもした。
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