母の残像

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母の残像

解説

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ニンフォマニアック」などを手がけたデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー監督を叔父に持つ、ノルウェーの新鋭ヨアキム・トリアー監督の長編第3作。戦争写真家の母イザベルが謎の死を遂げてから3年。母の回顧展の準備のため、長男のジョナが父と弟が暮らす実家に戻ってくる。事故か、自殺か、不可解な部分が多いイザベルの死。久しぶりに顔を合わせた父と息子たちが妻への、そして母へのそれぞれの思いを語り、イザベルの知られざる一面を戸惑いながらも共有していく。3人はそうすることでイザベルの死を受け入れ、家族としての絆を取り戻していくかに見えたが……。第68回カンヌ映画祭でコンペティション部門に出品され、ノルウェーのアカデミー賞と呼ばれるアマンダ賞では監督賞、脚本賞、撮影賞、編集賞を受賞。ジェシー・アイゼンバーグ、ガブリエル・バーン、イザベル・ユペール、デビッド・ストラザーンと、国を越えたキャストが顔を揃えた。

2015年製作/109分/ノルウェー・フランス・デンマーク・アメリカ合作
原題または英題:Louder Than Bombs
配給:ミッドシップ
劇場公開日:2016年11月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第68回 カンヌ国際映画祭(2015年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ヨアキム・トリアー
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映画レビュー

0.5言うまでもなくこの女教師は懲戒免職である。重大な利益供与!

2023年11月22日
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When I am 75♥️

3.0つかめない

2023年9月17日
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ティム2

3.5【ある家族の”高名なる戦場写真家”であった妻、母を突然失った悲しみと戸惑いを家族それぞれがどのような思いを抱くに至るかを詩的かつサスペンスフル、且つアーティスティックに描いた作品。】

2023年2月15日
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悲しい

知的

難しい

■交通事故で亡くなった高名なる戦争写真家の母・イザベル(イザベル・ユペール)の回顧展が行われることになり、長男のジョナ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、弟のコンラッドと父のジーン(ガブリエル・バーン)が暮らす実家へ戻った。  久しぶりに集まった3人はそれぞれイザベルへの思いを語りながら、死を受け入れようとする。 ◆感想 ・私事で恐縮であるが、ヨアキム・トリアー監督の「テルマ」と「私は最悪。」をとても面白く鑑賞した。で、この監督の前作を観たいと思っていたのだが、漸く実現できた。僥倖である。 ・今作は、高名なる戦争写真家の母・イザベルの、突然の交通事故死に戸惑う夫ジーンや名を成した長男ジョナや、いまだ母への思慕があるコンラッドの姿を描き出している。 ー 妻が存命中から浮気をしていたジーンや、その事実を知っていたからこそ、父への反発への気持ちが抑えきれないコンラッド。   そして、新たなる命を授かった社会的には成功した若き教授長男ジョナの姿が描かれる。(彼の子供の名前は亡き母の名を継いでいる。- <作品の世界観は、とても面白く鑑賞したのだが、今作は所謂、鑑賞側に解釈を委ねる映画なのであろう。  イザベルの死が事故死なのか、自死なのかは明らかにされないし(只、映像を観ると事故死であろう。)、それに対する家族の対応の描き方も微妙ではある。  だが、私にとっては今作は面白かった。  何故ならば、解釈を委ねられる映画は好きなので、自分で色々と解釈して観たからである。  更に言えば、若きジェシー・アイゼンバーグの姿と、全然変わらない(というか若返っている??)イザベル・ユペールの圧倒的な存在感が際立つ作品だからである。>

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NOBU

3.0母の真相

2022年4月16日
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興奮

難しい

物語が流れる時間軸の変動に何ら違和感もなく母親の死の真相がメインであるように話が進みながらも、家族それぞれの現在地を母親の生前を含めて描かれており、随所に映される監督の遊び心なのかセンスが垣間見れる映像にラース・フォン・トリアーの血筋を感じられたり。 そこまで冷め切ったようにも見えない残された家族が再生しようとする物語か、現実の生活に対応する努力と非現実にも取れる戦場での自分、二つの世界でバランスが保てないような母親と理解しながらの葛藤がある父親、残された三人が母親をどう遺そうとしていたのか、何を期待して何が裏切りのように捉えてしまうのか? 不幸には思えない家族にこれから幸せな道筋も想像はできない、普通に生活しながらも闇が薄らと見え隠れしている父、長男、特に次男!?

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万年 東一