ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーのレビュー・感想・評価
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潔いレジスタンス
SWには、くわしくないが、かえりみてローグワンはたしかに傑作だった。と思う。
外伝だったこともあるのだろうが、話がとても簡潔だった。
デススターの設計図を奪取する──ただそれだけのために、よろこんで命を投げ出すレジスタンスたちだった。目的を果たしてかれらは全滅をするのだ。
明快な理念、明快な善悪、明快な崇高さ。
物語が混濁してくる近作とくらべて、とてもSWらしかった。
ところでローグワンで、もっとも、心躍ったのはドニーイェンの登場シーンではなかっただろうか。
白濁した目は見えず、感覚は音と気配だけ。武器は棍棒だけである。ストームトルーパーたちがブラスターで撃ってくるのに、俊敏にかわし、立ちまわり、ほんろうする。ものすごいかっこよさ。
かれはジェダイではなく、あるのは鍛練した心身とフォースの加護だけだった。
相棒は、対照的にがっつり武装している姜文。
「ジェダイはもういないぜ、こんなファンタジーな野郎くらいさ」
華流スターどうしのコンビが、いじりあいながらも、相手を思い遣っていた。
ローグワンがどうしようもなく傑出してしまったのは、いっしょに戦ってきた同志との悲痛が介入するからでもあった。
ジンアーソとキャシアン。
チアルートとベイズ。
銃撃のなか、われはフォースとともにありと唱えながらシールドゲイトを解除し息絶える。対価に命をともなうのがローグワンの崇高さだった。
ラストシークエンスなんか文字通りの手渡し。
ベイダー卿がみずから迫ってくるところを、かんぜんにバケツリレーをやって、めでたくレイアに届くまで、興奮のるつぼだった。
厖大な犠牲をはらって、たしかに届けられたのは希望だと感じられた。
思えば、ローグワンは、それがSWであるなしにかかわらず、狂おしいほどエピックな映画的高揚に充ちていた。
どこが面白いのかわからない
主人公に思い入れをする要素がない。映画には見てるものが主人公に思い入れする要素が必要。この映画は見てるものが主人公に同情する要素は挿入されているけどもそれだけじゃ映画はもたない。主人公のそれをしようという強い熱意が伝わってこないと。 この主人公は何かしようという熱意が感じられない。その状態で話が30分以上も続いたんじゃん見てるほうは退屈でしょうがない。主人公が途中から目的を発見し熱意を感じて行動し出すという話にするのなら、それなりの工夫が必要だ。例えば別な人間の熱意を見せておいてその人間の魅力で客を引き付けるとか。なぜこんなにもポテンシャルの高い主人公がこんな大事な事に気が付かないと観客に感じさせるとか。主人公が何かつまらないこだわりがあって安藤のやること拒絶しているとか。そういうものがあれば客は映画にのめり込んで行ける。しかし、ここに登場する安藤という人物はただの登場人物でしかなく彼の動機の説明もなければ熱意も感じられない。脚本家は自分がストーリーをよくわかっているので当然客にも事の重大さが伝わると思い込んでしまっている。加えて、一つ一つのエピソードに面白みがない。いやエピソードがそこに存在するようすら感じられない。ただ話がこうなってこうなってこうなりますというように淡々と進んでいるだけのように見える。こういうストーリーを「話が年表」と私は呼んでいる。盲目の人物をかっこよく見せようとしているが、 ストーリーが盛り上がっていない時点でいくら派手なアクションをしても意味がない。私には彼が空振りしまくっているようにしか見えなかった。
もう1つの「ワン・チーム」物語。
帝国軍からのデス・スターの設計図奪取を巡る、エピソード4へのジョイント・ストーリー。
目的を達成する為には様々な困難が待ち受ける、しかし、仲間と共に、心をひとつに、どんな形でも、例え、泥まみれになろと、希望に繋げる。
そんな、想いを感じた作品でした。
名もなき戦士たちの戦いはもちろん、Xウィングの空中戦やダース・ベイ...
名もなき戦士たちの戦いはもちろん、Xウィングの空中戦やダース・ベイダーの無双など、最高にアツいシーンが盛りだくさんだった。
フォースは我と共にあり、我はフォースと共にある。
久しぶりに見たけど相変わらず感動の結末だった。父と娘の親子愛。しかしなんと言っても ドニー・イェン がかっこよかった。フォースは我と共にあり、我はフォースと共にある。
「歴史」の重さを感じました。
エピソード4のオープニングロール、たった数行で語られたデス・スターの設計図奪還の感涙のストーリー。本筋では全く語られなかった名もなき者たちの覚悟や生き様に、心震え、涙しました。ふと考えると、僕たちが学んだ「歴史」も同じなんですよね。「○○年、AとBが戦って、Aが勝利し、Bを滅ぼした。」記録にしてしまうとたった一行ですが、そこには名もなき人たちの何千、何万もの個々の物語がある。それは、一つひとつがこの映画のように濃い物語で、全てを後世の人間が受け止めるにはあまりに大きく、あまりに重い・・。この作品を通して、「歴史」というのは、とても重いものなんだと改めて感じることができました。
前半は、短めのストーリーが五月雨式に展開し、いろんな惑星の名前が出てきたりして、なんとなく分かりづらかった。。登場人物、それぞれの目的や考えがはっきりしないので、どことなくまとまりを欠いていたような印象でした。しかし、後半、ゲイレン・アーソの死以降、みんなの気持ちがデス・スター破壊のために、その設計図を入手することで一致して、悲劇的な結末まで突き進むストーリーにはイッキに引き込まれて、感動させてもらいました。共に戦ってきた仲間たちが次々と倒れていく展開は胸が締め付けられます・・。K-2、ボーディー、チアルート、ベイズ。そして、キャシアン、ジン。特に、ボーディーの「やったよ、ゲイレン。」から手榴弾投下での爆死のシーンはヤバかった。そこから、涙が止まらなくなった。
エピソード3でも感じましたが、改めてエピソード4をもう一度見たいと思えるような作品でした。
そういえば、個人的には、ドニーさんを初めて見た作品でした。出ている時間はそんなに長くなかったですが、存在感のあるアクション!やっぱりいいですね。ドニー・イェンにハマりのきっかけを作ってくれた作品と言う意味でも感謝したいですね。
趣味の問題だけど、懐かしさ以上の思い入れはないから、僕的にはイマイ...
趣味の問題だけど、懐かしさ以上の思い入れはないから、僕的にはイマイチ。心にも残らない。
こっちで新3部作を作れば良かったのでは?
エピソード4の前日譚なのでフォースやライトセイバーは鳴りを潜めているのだが、きちんとスターウォーズの世界観を感じながら、洗練された濃密なSFストーリーを楽しむことができる。
これぞスターウォーズブランドと感じさせる見応えのある作品に仕上がっていた。
エピソード7~9がどうしようもない失敗作なだけに、
こっちを膨らませて続編作った方が良かったんじゃないのかと思ってしまう。
最高傑作
お子様も一緒にどうぞ、という本線と違ってサブストーリーなので書けた映画だね しかし、遂に、昔からの夢である、明るい、太陽のさんさんと輝く光の中で、バトル出来るようになったか。SFXの進化が一目瞭然だ。南の島で軽いプライベートライアン、若しくは南総里見八犬伝をやってるってのはまあ美しい。派手さはないけどもこれは最高傑作ではないかな 表に対して陰の話だが、サブとして完璧だ
面白いっちゃ面白いけど、恥ずかしながら二回観ないと話の展開について...
面白いっちゃ面白いけど、恥ずかしながら二回観ないと話の展開についてけなかった。。それでもラストは制作者の心意気が感じられて良かった。
SWは万人受けの映画ではない事、再認識
半分は自分の覚え書きのためにレビューします。
ネタバレは無しで。
とにかく観るタイミングを逸してしまっていた今作。
スピンオフなのに、何がそんなに面白いのか?と思っていたが…
素晴らしかった。
スターウォーズの「らしさ」が詰まった映画。
中でも、焦点が当たっているのが「戦争」という部分。
ヒューマンドラマとして観てしまうと、中身はかなり薄い。
しかし、帝国の最強の兵器の裏で繰り広げられる攻防。
帝国の大義を果たさんとする者、はたまたそれに抗う為に闘う者、歯車、駒、そして企ての真中にいるもの、様々な思惑が絡み合い、スターウォーズ・サーガのまさに始まりに位置する戦いを描いた名作だと思います。
そりゃ、粗探しすれば色んなものが見つかるでしょう。エンタメとして入れとかなければいけない部分だってあるし、お涙頂戴を盛り込まなければいけないところもある。
でも、それを差し置いて、おれの中では最高に楽しめる一本となりました。
なんて言えばいいのか…
トリロジー作品がオフィシャルだとしたら、
めっちゃくちゃ金かけた同人映画、みたいな…。
でも、それでいいと思うんです。
だって、SWには観る人ひとりひとりの想い入れが詰まってるんだし、評価だって千差万別でいい。
それは、作り手側にも言える事。
あの物語が始まる前、こんな事があったんだよ!
ってのを壮大にやらかしてくれた事に感謝です。
スターウォーズ、見たことが無いって方、
とりあえず、エピソード4、5、6と鑑賞しましょう。
そして、これを観ると…
グッときます。
間違いないです。
それでハマったら、あとはどっぷりと、浸かってください!SWはたーっぷり、ありますから!
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