ぼくは明日、昨日のきみとデートするのレビュー・感想・評価
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小松菜奈がよい!
運命的な一目惚れをした主人公が
やがて明かされる彼女の秘密を知り、
奇跡のような時間を過ごす
悲しくも美しいSFラブストーリー。
ふたりの時間は逆に流れていて、
5年ごとに30日くらいしか会えないので、
最大40年重なるのだが、次の機会は25歳と15歳、
その次は30歳と10歳、となるので、
恋愛にちょうどいいのはまさに
お互い20歳で出会えるこの瞬間しかないわけです。
しかし、その貴重な30日間も、
ふたりの時間の流れはまるで
上り電車と下り電車がすれちがうようです。
だんだん親しくなっていく過程も
彼女にとってはだんだん他人に近づく過程。
二度とない歓びと、それが永遠に失われる哀しみと。
彼女は静かに涙します。
そんな繊細で不思議な役柄に、
小松菜奈がドンピシャでした!
福士蒼汰も、なかなかよかったですが、
なんといっても小松菜奈。
彼女をみているだけでも、この映画は
最後までたのしめる。
こないだみた「溺れるナイフ」でも
そうだったけど、ほんと画面に
惹き付けられます。
若い女の子特有の硬さ、透明感がありながら、
ドキッとするほど妖艶な表情もあり、
魅力的な女優さんです!!
「渇き。」で日本アカデミーの新人賞を
取ったのですが…
これだけ映画映えする女優が
その後いくつかいい作品もあったのに
ノミネートもされていないみたいで。
日本アカデミーって……?
ジンときました。
SF設定に乗れるかどうか
ずるいくらい泣けるストーリー、人生って何かを考えさせられる
この映画はもうあらすじ聞いただけで泣けるストーリーで、とってもずるいなぁ。
人生って、幸せって何だろうと考えさせられる。二人の男女が共有したのがその一瞬でも、いやその一瞬だからこそ凝縮された輝く人生があるんだろう。
主演の二人も良かった。
※余談だが中学生の愛美役の清原果耶さんは、小松奈菜奈さんに雰囲気からそっくりにしてて、二度見してしまった。
初めての感覚
私は原作を読んだことの無いまま映画を見ました。冴えない南山くんがこれから愛美ちゃんと素敵な恋をスタートさせると思わせる始まり。そして秘密を知り、どうしようも出来ない苦しみに葛藤する中盤。その苦しみを乗り越えて迎える終盤。物語の最後にストーリーの鍵となるものが分かるものが多いですがこの作品はそのポイントを中盤に持って来ていることで、進んでいくストーリーを見ながらも今までのストーリーを思い出して涙するという初めての感覚を体験しました。またずっと南山くん視点で展開していきますが、最後に愛美ちゃん視点のストーリーも見れる所が更に揺さぶるものがあり良いなと思いました。
私は鑑賞中というより鑑賞後に一気に来るものがありました(笑) 現実では有り得ないことですが、それでも今を1分1秒を大切にしていこうと思いました。
観終わった後、すぐにまた観たくなった映画はこれが初めてかもしれない...
南山くん❗
この映画のすばらしさは、言わずもがな。何日もずっと引きずって、頭から離れません。高寿目線と愛美目線。視点を変えての表現にもやられました。
この物語の中での言葉や会話が印象的。
「南山くん❗」
初デートのときの愛美の呼びかけ。あんな笑顔であんな声で言われたら、初デートで不安な男は、とってもうれしい。ホッとする。「ここにいていいんだ。この子から受け入れられているんだ。」と。小松菜奈さんが最高に可愛いと思った瞬間です。
でも、実は、愛美がこの1ヶ月、高寿と過ごしてきた心がこもった言葉だから、あんな魅力的な呼びかけなんだろう、と。小松菜奈さんの演技は凄い。
「抱き締め、たい。」「抱き締めたらいいんじゃないかな。」部屋の中での二人の会話。二人のドキドキ感と心の受容がこんなにも伝わってくる。脚本家と監督に感謝です。
他にもあるのですが、最後にbacknumberの
主題歌の歌詞について。歌詞は、愛美の気持ちに通じるものがあると思います。「大丈夫、大丈夫~」の言葉が、切ない。「大丈夫じゃないだろう❗」と言ってしまいそうになります。「願いにかわって、最後はうそになって」の表現も素敵。
またこの映画を見たときの気持ちになってみたい、と思ったとき、これから何回もブルーレイに手を伸ばすことと思います。
永遠に家族になれない彼女
切ない・・・
ぼくときみの時間の流れが逆行していて、ぼくの明日は、きみの昨日。
冷静に考えてみると、頭がこんがらがってしまいそうで、且つ、じゃぁ会っている間の時間の流れはどうなんだ!と突っ込みたくもなりますが、結ばれない恋って、結局泣けます。加えて、主人公の二人が、美男美女というのも良いです。
びっくりポイント1。東出昌大が、福士蒼汰の親友役で出ていて、恋の指南をするわけですが、その後の彼の人生を顧みると、なんかめっちゃ皮肉。なんだかなぁと思います。
びっくりぽいんと2。小松菜奈の少女時代の役で、清原果那が出てきます。6年前なので、中学生くらいの年の筈なんですが、もともと彼女はめっちゃ大人っぽいですが、この作品でもその片鱗が垣間見れます。
しかしな、時間の流れが逆行しているって、冷静に考えるとSF想定なんだけど、ちゃんと恋愛映画になってますね。ジーンときました。back numberの『ハッピーエンド』も、切なさを盛り上げます。
真っ直ぐな恋心が美しい
“また明日”
後半から涙が止まらなくなる、、
おもしろくはある
泣ける恋愛映画と調べて、出てきたので見てみた。最後のえみが涙を流すところを改めて振り返るシーンにはウルっときたが、意外にも泣かなかった。
おそらく設定が難解(単に俺がバカだからかもしれないが)で素直に感情移入が出来なかったからだろう。
タイトルの意味は何なのだろう。彼女にとっての明日は、たかとしの時間軸の視点から見たらどうなるのだろう。などとずっと考えながら鑑賞してしまっていた。
中盤で種明かしされるが、終盤にかけてさらにわかりやすい種明かしがあるので純粋に受け流して、楽しめば良かったと後悔している。
あとこの映画の方が先だけど、TENETと似てるなて思った。
儚くて切なくて良質な作品でした
とても良質な作品でした。泣きました。
高寿にとってはラスト間際が愛美との別れであり一番切なく辛い瞬間だけど、愛美にとってはもう物語の始まりのあの時が一番辛い瞬間だったんですよね。
二人にとって一番幸せ絶頂である瞬間は、お互いについて漸く分かり始めた中間地点の時間だったと私は思います。back numberさんの楽曲も素敵でした。
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