レディ・プレイヤー1のレビュー・感想・評価
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どうしてこんなにつまらなくなったのか?
今回映画を観る前に原作小説を読んでみた。
一言で言えば、失敗した!
原作は本作に比べて100倍面白い。
原作の良さをすべて殺して誰にでもわかりやすい視覚的にベタなエンターテイメント作品に仕上げたというところだろうか?
ちなみに原作小説は日本では『ゲーム・ウォーズ』というおよそ面白くなさそうなベタなタイトルに改悪されている。
原作者のアーネスト・クラインは本作の脚本も担当しているが、インタビューを読む限り監督のスピルバーグの意見が大分ねじ込まれていると想像できる。
『マイノリティ・リポート』にも同じことを感じたが、スピルバーグは原作付きのSF作品を監督するセンスがないし、原作の良さも壊している。
本作に登場する3つの鍵、コインなどはもちろん原作にも登場するが、その獲得方法は相当複雑でクラインのゲーム・映画・アニメ・特撮などのポップカルチャーへの博識度をいやというほど味わわされる。
ところが本作では相当つまらない簡単な方法で獲得できるように変更されてしまっている。
また原作では、ゲームは日米半々、映画はアメリカ寄りだが、アニメ・特撮から引用したキャラクターは完全に日本寄りである。
本作にも登場したガンダムをはじめ、ライディーン、『カウボーイビバップ』の船などメカやロボットには日本由来のものが多く、パーシヴァルが3分間だけウルトラマンに変身してスペシウム光線で活躍までする。
そもそもガンダムに乗るのもエイチである。
原作ではデロリアンも『アキラ』のカネダバイクも登場しない。
また原作にはパーシヴァルが乗り込むロボットも存在しており、東映の特撮TV作品『スパイダーマン』(筆者は当時直接TVで観ていた)に登場したロボットのレオパルドンである。
空母型のマーベラーからレオパルドンへ変形する際の「チェンジ・レオパルドン」のかけ声まで作中で再現する愛情には胸熱である。
クラインはレオパルドンを本作でも使うつもりだったらしいが、知名度が低いという理由で却下されたようだ。
本作に登場するメカゴジラは原作にも登場するが、原作がマニアックなのはミレニアムゴジラに対抗するメカゴジラである「3式機龍」であることをわざわざ明示しているところである。
キャラクターの人物像もだいぶ薄っぺらくなっているように感じる。
ハリデーの盟友のオグデン・モローはもっと重要な役回りなのだが、本作では存在感が薄いし、原作では問題が解決するまでパーシヴァルとアルテミスは会わない。
またダイトウ(大刀)とコンビを組むのは本来はショウトウ(小刀)であり、「ショウ」という名の忍者を気取るチャイナボーイではない。
チャイナ市場を意識しての改変なのだろう。
原作のダイトウは英語を話せず、ショウトウがもっぱら通訳をしているが、英語が流暢に話せるという理由もあって日本育ちのミャンマー人の森崎ウィンが努めている。
森崎はたまたま観たバラエティー番組にゲスト出演していて、そこでは普通に日本語を話していたのに、本作では「おれはガンダムで行く!」という日本語の発音が相当下手な外人発音だったのはなぜなのか?
原作を読んでいると『ウォー・ゲーム』『レディホーク』『レジェンド』の3本の映画がたびたび登場するので調べたところ、Blu-rayで発売されていることがわかり購入したが、3本ともレイトショー1本の値段より安く手に入ることに衝撃を受けた。
クラインの新作『アルマダ』は早くも映画化が決定しており、日本でもハヤカワ文庫から先月翻訳刊行されたばかりである。
またまたゲームを中心にした作品のようである。
ゲームを使って異星艦隊と戦うという内容らしく、それだけ聞くと『エンダーのゲーム』とほぼ同じように思えるが、期待したいところである。
原作改悪度:10
どこまで飛べるのか?没入感の為に視聴
SF系の映画で3D・4D対応の物は必ず4DXか3Dで見ます。
こういう映画はストーリーや演技等はどうでも良くて、どれだけ没入感を与えてくれるかどうか。
序盤はうるさくて辛い(全編通してうるさいが)
序盤過ぎから中盤のシャイニングまでが没入タイムのピークです。
何も考えずに映像を見ていると、すっかりと
作品の世界に入り込んでました(笑)
現実世界では物理的にも技術的にも有り得ないような映像やギミックなのに、思考回路がすっかりVRの世界観を受け入れてしまっている…
魔法のようにデタラメな世界は
まるで誰かの夢の中に入り込んだような、
まるでその夢の中にいるような感覚と没入感を与えてくれました。
そのまま最後まで行ってくれれば良かったのですが、そこはやっぱり子供向けのアクション映画(笑)
目と気持ちが疲れてくるのと、
そこまで夢中になれるような内容ではないので中盤後からは現実に引き戻されてラストまで視聴。
多分、家で見ていたら30分も見れないくらい寒いですが
大画面の3Dで見るのならアリです
またひとつ大好きな映画ができた!
作品指定の割引デーで映画館で鑑賞。
どうせパチモンのツギハギCG映画なんだろ?
とタカを括っていたが、映像に、ストーリーに、不細工なオタクに引き込まれ最後は涙。
俺もああだったなぁ、と。
ママに怒られるパターンの直前の姿勢ね。
まさかテレビゲームがこんなにも愛される時代が来るなんてね。
スピルバーグよありがとう!
お前も結構好きもんってことだな。
話の展開とか、細かいところでアラが見えたりしたが、そんな細けぇことはいいんだよ。
面白いから、あと何回か見に行こ。
最後、涙が流れた(弱ってるのかな?)
細かいキャラクターに囚われなかったので、すごく楽しく見ることができました。終わったあとは、スーッしたさわやかな気持ちになりました。主人公が追っていくゲーム作者の謎からゲーム作者の孤独感と後悔、そして最後の和解。これほどの映像技術を駆使して伝えるメッセージではないけど、逆にこの映像に年老いても変わらない友情が隠されていると思うと、素晴らしい映画だったと思います。年齢的に、おそらく主人公たちではなく、ゲーム作者に近いからかな? すっと感動で涙が出てきました。
温故知新
2045年というそんなに遠くない未来が、こんな世界だったら嫌だなぁ、と思って観ていたのですが、どうやら映画の主題は、VR (仮想現実)の世界ではないような気がしてきました。
随所に登場するアニメや映画のキャラクター。そして、70s 80sを中心としたサントラ。
音楽は決して映画のシーンに合っていたとは言い難いですが、敢えてこういった選曲にしたのは、70s 80sへのオマージュを感じる、と言ったら深読みし過ぎでしょうか。
隠れキャラ探しもマニアの楽しみかもしれませんが、これを機会に、過去の名作•名曲を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。
乗れなかった。
大作らしく、一定のクオリティーは感じるし、見応えもあるけど、今これ?と思ってしまう。スピルバーグならでは、という部分と、スピルバーグ故に、という部分で、自分の中で後者が若干勝ってしまった感じ。
オタク・ゲーマーにはたまらんのだろうが、、、
2Dだったけど、序盤で酔った(笑) オタクやゲーマーのために作られた映画だった。どっちでもないから、多少の認知は出来ても世界観には入り込めない。ストーリーも普通で魅力は一切ない。ただ映像は素晴らしい(酔わなければ、、、)
徴収センターでは死人を出し、アパートを爆破するようなテロ事件にまで発展しかねないサービスをそのまま存在させるとは考えにくい、と最後に思った。
箍(たが)の外れた仮想現実
仮想現実はなんでもありの世界だ。過去作品で何度もみてきた。しかし、これまでの仮想現実というのは、現実界に対置された仮想現実であって、両の世界には主題が君臨していた。ストーリーの法により仮想界は思いのほか自由を奪われていたのではなかろうか。
主題をなきに等しいほど稀薄にし、ストーリーの法を無力化させたらどうなるか。仮想現実は自由奔放の野放しになり製作陣のやりたい放題に。仮想現実の仮想現実っぷり炸裂、である。
『レディ・プレイヤーワン』はこの極みを狙った作品だといえる。主題とストーリーを犠牲にして仮想現実の箍を外した。さらにはゲームゆずりのダイナミックな仮想界を描いてパンチを利かせて。
ということで、思いのままにできる映像造りの観賞である。世界の巨匠が真白なキャンバスに何を描くか。
で、アベンジャーズの比ではないチャンポン世界で、パロディ・オマージュの百裂拳を浴びるのだが、正直いうと後半はちょっと食傷気味であった。トレードオフだから仕方ないと弁えつつも、主題やストーリーの軽さについていけなくなった。ただこれは私の年齢によるものだろう。映像の冴えより主題と共鳴する感動を求めてしまう老人の域に入ってしまったようだ。
多分に上っ面(映像)のみを楽しむ作品だったと思うが、観賞を終えて総合的なところで、ひとつの深い思索にとらわれた。
そもそも映画を観ることは、ひとつの仮想現実にジャンプインしている。そのなかで仮想現実が描かれて、さらに映画の『シャイニング』が出てきた。それはリアルの記憶と結びつきつつも仮想に撓んだ異常な『シャイニング』となった。合わせ鏡の中に拡がった無限の仮想現実に、私の現実までもが混入し、地に足着かなくなった感があった(前の席を蹴ったのではない)。
映画が仮想現実を主題として扱ったなら、空恐ろしい表現の可能性があるなと思った。その点でエポックメイキングな作品だ。
クリエイターなら誰もがきっと感じることをメッセージに込めた感じ 映...
クリエイターなら誰もがきっと感じることをメッセージに込めた感じ
映画を題材にするとスポンサーとかを敵に回すのでゲームを題材に選んだのかなと
歳をとってきた自分が今まで生涯をかけて作り出してきた作品を
単純に愛してくれる後継者に託したいっていうスピルバーグ自身の願いが込められた作品だと思う
ルーカスはすでに大会社に自分の大切な宝物の権利を売ってしまい、
すでに逝ってしまったアニメ、ゲーム、漫画などを作り出してきた尊敬する作者たち
そして
これからの世の中に対する悲観的な面と希望を含めてつくった
ステキな作品だと思う
これを見た莫大な金をはびこらせてる映画会社なんかが考えを改めて、作品を尊敬して愛していってほしいな
内容は単純明快
ゲームのPVを見てる感じ
やっぱり、スピルバーグは最高!
スピルバーグは裏切らない!初めてジュラシックパークを観たとき以上の衝撃があった。
ゲームには全く興味がないが、スクリーンから目が離せず、血が騒ぐというか、くぎ付けになる素晴らしい作品。あっという間に時間がたち、鑑賞後は、すぐに誰かに話したい衝動にかられてしまった。
少々絶賛しすぎと思われるかもしれませんが、スピルバーグ作品好きなら、ぜひ鑑賞してください!!!お勧めです。
オアシスは、インターネットで実現可能
人類は、思い浮かんだ夢が実現するVRワールド「オアシス」の中で、
アバターという現実世界とは異なる姿になって生活しています。
人類は、思い浮かんだ夢を実現するために「インターネット」の中で、
ハンドル名という現実世界とは異なる名前で活動しています。
インターネットの中では、能力があれあば、なりたい人のように
振る舞うことができます。
シャア・アズナブルになりきることができれば、相手の意思を察知する
こともできれば、唯一の解決策を示すことで人をファンネルのように
操ることもできます。
シスの暗黒卿になりきることができれば、将来を予測し、人を操り、
世界を支配することもできます。
現在は、既に、夢が実現するVRワールドは与えられるものではなく、
自らインターネット上で構築できる時代だと思います。
ぜひ、難攻不落のように思えるゲームではなく、難攻不落に思える
現実に挑戦して欲しいです。
夢の世界
圧倒的な画面の密度に恐れおののく。
そしてヒーロー大集合的な設定も楽しい。
メカゴジラとかガンダムとかバットマンとかニンジャタートルとか…波動拳とか。
その手の世界にどっぷり浸かってる人間たちにはたまらないんじゃなかろうか。
自分の好きなキャラになれて、自分の好きなロボットなりマシーンなりを乗り回す。
戦闘もレースも改造も思うがままだ。
ただ…そんな人参を冒頭から思くそぶら下げといて、最後は「リアルが大事」なんてメッセージがあったりする。
…いや、うん、まぁ、そうだけど!
物語的にはオーソドックスだと思う。
感動とか巻き起こるようなもんじゃない。
ハッピーエンドと3D.4Dを楽しむような作品なのかな。
目前に広がるバーチャルな構図は大迫力。
オリジナルでの鑑賞だったけど、吹替版の方が映像の細部を楽しめそう。
そして…サブカルチャーといえば聞こえはいいが、オタク世界を支えてるのは日本とアメリカなのだと驚く。
俺が知らないだけなのだと思うのだが、ロシア産とかイギリス産とか、中国産とか…そおいう産地のキャラはいたのだろうか?
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