レディ・プレイヤー1のレビュー・感想・評価
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世代がドンピシャ過ぎて
もー、サイコー!!以外の単語が浮かばない二時間強でした。なので、だいぶ個人的フィルターがかかってるから、そうじゃない人がどう思うかは興味のあるとこ。
原作ものとしては、未読でもあるけれど、そもそも小説と漫画、アニメと実写等々、ネタを共有しているもので思うことは、全てターゲットが違うということ。だから、受け取る側も常に多角的な視点で楽しめば良いかなぁ、なんて思います。
これも、原作はよりコアなカルチャーを掘り下げて面白く濃いらしいですが、やはり世界基準の商業映画となれば、幅広いターゲットを照準に映像化しなきゃいけないわけで、やっぱりスピルバーグは凄いなぁ、と感じました。
ともかく、近所で一番のスクリーンと音響で堪能して欲しい作品ですね♪
エンタメの巨人スピルバーグの帰還
年取ってからのスピルバーグは皮肉や説教臭いものが増えて、年取るとこうなるのかとガッカリしていたのだが、そんなことはなかった!やはりスピルバーグはエンタメの巨人だった。
VRという最新の遊びを題材にしながらも、どの世代にも通じるネタの選び方から話の運びかたまで隙がない。材料選びから調理、客に出すまで丁寧な料理といった感じ。大味だが誰でも美味しくいただける。そんな映画だった。原作の完成度のよさもあるのだろう。
個人的な評価点になってしまうが、ガンダムとメカゴジラのシーンでメインテーマを流してくれたのは嬉しかった。そしてクレジットに伊福部の文字。ありがとう。ハリウッド版GODZILLAは残念ながら配給会社の影響で、恐らくは本編であの曲は流れることがないだろうから、アレンジが入っていても嬉しかった。ありがとう。
スピルバーグの心
期待しないで行ったので
スピルバーグからのメッセージ!!
序盤の激しいゲーム展開はとても目が疲れましたが、現実とリンクしていき楽しくなっていきました。日本だと幼女キャラばかり、中の人がオッサンばかりでVRで息切れしている状況を想像してしまい笑えました。往年のファンタジーの粗筋とVR表現を組み合わせた最先端の映画だ!!と思いました。しかし、あれだけ皆をけしかけて、スラムの解放どころか最終的に正社員になって彼女もできて満足です!!というショボいラストは有り得なくないですか。女は一位になれる奴に近づいてきただけかも知れないのに、主人公がすぐ惚れてしまうのも嫌でした。非正規雇用の若者たちよ、ゲームに入れて彼女ができて、正社員になれれば満足だろ?というスピルバーグからのメッセージを受け取りました。版権ものは取って付けたような感じでイマイチ燃えませんでした。ハリデーに関する謎解きもつまらないですが、ハリデーはスピルバーグに似てるのでスピルバーグ自身なのだと思います。
どうなってるの?
作品はスピルバーグ、個々の趣味は原作者
映画全体の構成はスピルバーグ、個々のオタク趣味は原作者の趣味が全開という印象です。
過度にリアル過ぎず、娯楽作品として現実とファンタジーのさじ加減が絶妙になっている点はスピルバーグの真骨頂。グーニーズを観たときのような印象が残ります。あ、なんだかんだ言って1941が一番近いかも。シャイニングの採用も、キューブリックリスペクトのスピルバーグ趣味かな。
パンフレットのインタビューを読むと、オタク要素はあくまで原作者の「アメリカのオタク」の趣向がさく裂してるようです。日本のオタクだったら、あのセリフは本編から引用するでしょうし、初代ガンダムにZZの決めポーズもさせないでしょうし、こぶしを突き出して飛ばすこともなかったでしょう。原作者はどうしてもウルトラマンを出したかったらしく、あの動きといい、変身にタイムリミットがある点といい、ウルトラマンだと思えば納得です。
それにしても、2週連続でハリウッド映画を観に行ったら、両方にガンダムが出ていたという今の状況、しかもその一つはスピルバーグが監督という事実を30年前の自分に教えてあげたい。BTTFのドクとマーティみたいになるだろうけど。
今回は地上の話だったので、レディプレイヤー2は満を持して宇宙編かな?
まぁ面白かった
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