ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
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冬に見たらより感動だろう
ようやく見る機会を得て、オンデマンドで拝聴。
巨匠クリントイーストウッドがハリウッド映画の良心と底力を見せつけてくれた傑作だと思います。
バードストライクと呼ばれる、鳥の大群がエンジンに巻き込まれる航空機アクシデントを、最小限の被害にとどめたサリー機長の判断力と的確な行動。空から鉄の塊が落ちてきても、都市部への被害は全くなく、しかも乗客は全員無事だったという奇跡。
乗員乗客155人が生き残ったことの意味はとても映画の時間内では描ききれないが、老パイロットが、自らの判断力だけを信じて最良の結果に導いたことを検証しようとする映画。尺の短さが良かった。
ラスト間近の国家運輸安全委員会の公聴会において、コンピュータでのフライトシュミレーションは、位置的には付近の空港に着陸できたという結果を導きだした。付近の空港の滑走路までエンジン停止した状態でちゃんと飛べるはずだと。
しかし、あくまでもそれは管制塔とのやりとり時間や機体の微妙な高度や位置、重さ、その他の障害、パイロットの腕の確かさなどいくつもの計算不能な要素を排除した結果なのだ。それを簡易に主張するサリー。
非常に大人の映画なので、一見地味にも見える映画のつくりになっていた。映像的なクライマックスは何度か繰り返される水上着陸の瞬間であり、155名の無事の確認が機長にもたらされた瞬間だ。
ヒーローは一人ではない、機長の言う通り、終始落ち着いていた副操縦士や、生死を分かつ混乱の中とりみださなかった乗客全員、冬の川の中に素早く救助に駆けつけたニューヨーク市警など、英雄的に動いた全員なのだ。
一言で言えばお金のかかった再現ドラマ
実際に起こった飛行機事故のお話しを基に作った作品。
155名の乗員の命を救った機長の行為が一転、事故捜査委員会から疑惑をかけられるお話しがこの作品のテーマ。
査問会議内で行われるシュミレーション結果で事故回避が可能と判断されますがフライトレコーダーと照合させれば事故回避が不可能とわかるのがお粗末すぎる内容。
何事も初めて起きるまで「前例」はない。
映画「ハドソン川の奇跡」(クリント・イーストウッド監督)から。
乗客乗員155人を乗せた航空機が、
マンハッタンの上空850メートルでコントロールを失い、
機長の咄嗟の判断で、ハドソン川に不時着水した事故をもとに、
映画化された作品である。
私が、航空機事故に際していつも関心があるのは、
なぜ起きたのか?ではなく、機長がどう判断して行動したか、であり、
その興味関心とピツタリだったのが、この作品だった。
特に事故の原因を調査する「国家運輸安全委員会」のメンバーが、
事故に際して「墜落」という単語を何度も使うと、
その度に「不時着水」と言い換える、機長の強い意思を感じた。
「冬のハドソン川に不時着するなんて、前例がない」と言えば、
機長は「何事も初めて起きるまで『前例』はない」と言い返す。
機長に素質として大切なのは、マニュアルどおり操縦することではなく、
前例がない故障の時に、どう対応するか、だと教えてもらった。
前例がないことに挑戦する時、それが成功であれ、失敗であれ、
その後の大切な「前例」としてのデータになることを胆に命じたい。
そう言えば、私は「前例がない」という言葉を耳にすると、
無性に挑戦してみたくなる性格なのかもしれないなぁ。
155の重み
内省
よかった!
事故後を描く
サリーの心象に特化したストーリー展開がとても斬新に感じられた 国家...
邦題のセンスないが良作
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