ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
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実話というのがすごい
バードストライクにより、両エンジンが停止してしまった飛行機。墜落までの数分でハドソン川に着水するということを機長は選んだ。
実際に、「バードストライクにより・・」というアナウンスで飛行機が遅延するのをよく聞く。
バードストライクが起きないような対策は難しいのだろうか。
映画のように両エンジンがバードストライクしただけで停止してしまうのが怖い。
最初は、死者を一人として出さなかったことで機長をヒーローと世間は讃えたが、エンジンが停止してから空港に戻る時間があったのに、あえて危険な着水をしたという報告が上がり、一気に容疑者となってしまう。
実話というだけあって、まるでドキュメンタリーを見ているような気分だった。
誰も死ななかったんだからよかった。では、なく、なぜ、着水したのか?と事故の真相を徹底的に調べていく。
同じ状況を再現したシュミレーター実験では戻る時間は十分にあったため、機長の操縦ミスだという結果になった。
ただ、実際はエンジンの再起動をかける時間や、どうしたらいいか?を考える時間があったはずなのでその時間が加味されておらず、その時間をプラスすると、機長の考え通り、町中に墜落し、多くの死傷者を出してしまうという結果になった。
ヒーローか犯罪者か?の張り詰めた空気の裁判の中、副操縦士の最後のジョークで見ているこちら側も全員が和みました。
あの一言を言えるのがかっこいい。
そしてこれが本当の話というのがすごい。
経験に勝るものなし
航空機、自動車、電車・・・はたまた工作機械に至のまで、その操縦・運転・操作において、シミュレーションを介した訓練を行い技術の向上を求めることは現代では一般的だが、その昔はOJTと実践で技術が培われていた。
昔、コンピュータ制御装置の開発を担っていた時、「CPUは人を超えない。最後は人の判断に委ねる」と唱えたことを思い出す。
爽やかなエンディングに拍手。
パイロットという仕事
言葉を重ねるわけではないのに、機長の重責が痛いほど伝わってきた。
能力と経験と、冷静で迅速な判断が必要となる仕事であり、失敗の許されない仕事。高いレベルを求められ、それに応えようとし続けてきたからこそ、自分の人生の全てと思えるのだろうか。
この出来事は、人の善意と、生きるうえで大切なことを気付かせる。それを忘れないようにしたい。
アメリカの真実
死亡者ゼロの奇跡の不時着!
この映画には、お金が全てのアメリカ社会が浮き彫りに!
保険会社の損失回避の為なら何をしても良いのか?
この事件では、保険会社側か敗北したが、色々な訴訟で敗北して居る真実の人が多い、訴訟社会の寂しさが・・・!
安定のトム・ハンクス
英雄か?犯罪者か?
これほど大げさでなくとも、似たようなことは誰にでも起こり得る。
咄嗟の判断でそのTPOに応じてベストを尽くしても、
マイナス面をあげつらう輩はどこにでもいる。
また、表面だけをなぞって、大騒ぎするマスコミは国を問わないらしい。
一方、パフォーマンス重視で中身のない英雄もどきが幅を利かせているのも事実。
トム演じる機長がどうだったのか?真実はわからない。
だが、映画としてのオチはこれでいいのかなと感じた。
個人的には、窮地に立つ夫のことより、自身の安寧ばかりを危惧する妻が印象に残った。
巨匠、さすがです!
あと数日で終わってしまうので滑り込み鑑賞。間に合って良かった!
余計なものを削ぎ落としたシンプルかつコンパクトな作品だけにCイーストウッドの手腕が光る。機長の苦悩も乗客のパニックもミニマムで淡々としているのに引き込まれ手に汗握りぐっとくる。完成度かなり高く匠の技を見た。
奇跡的な救出劇のその後
記憶に残るハドソン川の救出劇にパイロット達にかけられた疑い、事故処理委員会でのシュミレーションのみで断罪されようとする英雄が犯罪者になりうるとは知らなかった。監督とトム・ハンクスのタッグは素晴らしかった。最後に人間の才知が長年の仕事の積み重ねが全員を救った。感動的でした。その後NHKの番組で他の人達の協力も一人も残さず救った事を知り、とても素晴らしかった。
短いけど無駄がない感じ。
「SULLY」という原題はトム・ハンクス演じるパイロットの名前。映画の中で「奇跡ではない」と言ってるし、内容的にも彼の行動や心情が中心なのでこの邦題は合ってない気がする。
離陸してすぐのバード・ストライクからハドソン川への着水までのシーンは臨場感あってドキドキしながら観た。
最後に副機長ジェフが言った「次は7月がいいね」はいいセリフ。
ニュースで知ってるなら
ニュース等で大雑把な部分だけ知っていて、結果どうなったのか分からないって人は結構多いと思います。
自分もその1人で、観る前に大体こんな結末かなって予想していたんですが、、、
映画の出来自体は、緊張感のある着陸シーン、機長たちが苦悩する姿、たまに挟まれるユーモア、どれも人間味溢れる演技で退屈することなく観れました。
特に副機長のアーロン・エッカートは個人的にハマり役だったと思います(特にラストシーンの言葉は上映中でもウケてました
手練れの作品
題材の選び方も、描き方もさすがイーストウッドという感じで、ドラマとして大変面白く描かれています。大げさな演出は一切なく、むしろ淡々と物語は進んで行きます。突然の事態に下した機長のプロとしての判断が、思わぬ批判を受けてしまいます。
果たして正しい判断だったかどうか、いやらしいくらいねちっこく調べられます。こうしたストレスと戦う機長の家族や仲間とのやり取りが、ドラマの見どころと思いました。
しかし本当に奇跡的な着水だったんだと改めて感じましたね〜。一歩間違えれば、大惨事になった可能性もあったんですね。見たあと元気になれる映画です。
トムハンクスの困り顔
が良かったです。さすがはイーストウッド。
家族のシーンはじぃんと来るものがありますし、皆さん書いておられるよう、聴講会は良かった…。
見て良かったと、何の違和感もなく純粋に思える映画でした!
良い作品でした
エンジントラブルから着水に至るまでのシーンを冒頭で一気に見せるのではなく、物語のあいだ、あいだに見せる手法が作品全体を分かりやすくしているのと、観ている側を飽きさせない演出がさすがと思わせる作品でした。
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