ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
全493件中、281~300件目を表示
ゲームじゃない。
ドラマチックな映画ではなかったですが、いい映画でした。
空港を飛び出した旅客機がバードストライク(鳥が飛行機に衝突する事故)
により、ハドソン川に着陸するという、実際にあった話を元に作られた映画です。
「208秒の奇跡」と呼ばれ、この時間はスリル満点でした。
飛行機の事故に関して悲しい経験を持つニューヨーク市民にとって、機長は英雄になります。
しかし、乗員乗客全員を助けましたが、危険に晒したということで、委員会の厳しい追及を受ける事になります。空港に戻れたのではないかと。その根拠もまたすごい。すごいこと言うなと思いましたが、これも仕事なのでしょう。
機長もその選択が良かったのか悪かったのか悩んでいるようでした。確かに着水は生存確率少ないみたいです。
しかし訴えます「人的過失を問うなら人的要因を考慮すべき。」そのとおりゲームじゃ無いんだから。
デンゼル・ワシントンの「フライト」のように、機長には闇があるのかなと思っていましたが、サイドビジネスがうまくいかないこと以外には、これといって、問題はありませんでした。これが淡々とすすむ原因なのかもしれません。「フライト」のデンゼル・ワシントン演じる機長は、弱い人でした。
淡々と避難させる機長と落ち着いて救援するニューヨークウェイの職員さんCAが声を出衝撃に備えよと何回も叫ぶシーンや乗客が勝手に川に飛び込むなど、なんかリアルでした。
ラストの委員会のシーンはアメリカっぽい。
賞賛の裏側に!
実に冷静に当時の【世界中の賞賛】の裏側を描いている映画だと思う。
何十億もする飛行機一隻を川底へ沈めてしまったんだから、その金を回収するためになんとか保険料工作をする現実とただただ155人の命の重みを背負って瞬時の自分の判断を信じきって対応する様を丁寧に冷静に描いている映画だなぁと思う。流石、クリントイーストウッド!!!!
世間を騒がす事件には必ず表裏があることを感じさせてくれるいい映画です。
さすがの
ネタ落ちな所はあるが
2Dでも4DXなみの迫力
墜落(緊急着陸)のシーンがリアルで音の振動だけでも4DXなみ?
最後に、主人公の行動の正当性が証明されて感動❗
しばらく飛行機に乗りたくなくなるえいがでもあります。
エンドクレジットでリアル主人公たちが出演します。
みなさん最後まで見ましょう!
引き込まれる
長生きしてください
あの日のことも思い出します。
圧巻。
「IMAXでなくてもいい」
もとになっているエピソードは説明するまでもないだろう。
でもハドソン川に不時着水して乗客乗員すべて助かったというニュースは知っていても、その後にこんな事があったってのは私は全く知らんかった。
まぁ結末はわかっているので、安心して観ていられたけども。
それまで小出しにしていたあの208秒を、最後にあのシーンでまとめて出すあたりがニクい。
でも、決定的となった35秒については、それまで誰も気付かないというか、問題にならなかったというのは、いささか疑問ではあったけども、まぁ実話なので事実なんでしょう。
ラストの映像もいいね。
IMAXだったけど、その必要性はないかな。
後味の悪い映画を観たくない人にはおすすめの映画である。
イーストウッド監督はやはり
期待を裏切らないなぁ。なかなか2時間近く引っ張るには難しいストーリーだったと思うけど引き込まれた。機長の苦悩を終始丁寧に描いていて本当に気の毒になるくらいだった。これほどのことではないけど自分は会社に事実をねじ曲げられたことがあったので、時として真実追求とは別の力が働いてこういう苦しい立場に立たされることがあるなぁと辛さと怒りを感じたが、機長は見事にタイミングとポイントを突いて、鮮やかに正統性を証明して見せたのは痛快だった。人間、苦しみ悩みながらも、答を見つけられるもので、諦めずに頑張ることが大切だと学んだ。
誠実に作られた作品
奇跡じゃなくて人と向き合った映画
せっかく素晴らしい作品だったのに、「ハドソン川の奇跡」という邦題がどうしてもしっくりこない。
劇中でも、トム・ハンクスが演じたサリー機長が、苦渋の判断で乗客の命を助け国民から英雄のような扱いをされる一方で、上からは過失責任を問われ、犯罪者のように責められていた。
英雄のように扱う人々も犯罪者のように扱う人々も決して、乗客ともども命の危機に晒された彼を人としてみていないかのようだった。
この映画の中でイーストウッドが描いているのは奇跡なんかじゃない。
窮地に立たされミスや迷いがあったとしても、人がどれだけ命と向き合い自分のなすべきことができるのか、どこまでも人間の心に向かい合った作品だった。
じんわりくる
全493件中、281~300件目を表示