ハドソン川の奇跡のレビュー・感想・評価
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安定のトム・ハンクス
英雄か?犯罪者か?
これほど大げさでなくとも、似たようなことは誰にでも起こり得る。
咄嗟の判断でそのTPOに応じてベストを尽くしても、
マイナス面をあげつらう輩はどこにでもいる。
また、表面だけをなぞって、大騒ぎするマスコミは国を問わないらしい。
一方、パフォーマンス重視で中身のない英雄もどきが幅を利かせているのも事実。
トム演じる機長がどうだったのか?真実はわからない。
だが、映画としてのオチはこれでいいのかなと感じた。
個人的には、窮地に立つ夫のことより、自身の安寧ばかりを危惧する妻が印象に残った。
巨匠、さすがです!
奇跡的な救出劇のその後
短いけど無駄がない感じ。
「SULLY」という原題はトム・ハンクス演じるパイロットの名前。映画の中で「奇跡ではない」と言ってるし、内容的にも彼の行動や心情が中心なのでこの邦題は合ってない気がする。
離陸してすぐのバード・ストライクからハドソン川への着水までのシーンは臨場感あってドキドキしながら観た。
最後に副機長ジェフが言った「次は7月がいいね」はいいセリフ。
ニュースで知ってるなら
手練れの作品
良い作品でした
映画化できたことが奇跡かも
ベタなアメリカ映画だけど感涙
感動しました!
アメリカのヒーロー像が変わった
すごく面白かったが、初めの方はちょっと寝てしまった。
アメリカ人がこういうストーリーの映画を撮る、というのが、時代が変わったんかなー、って思った。
主人公がヒーローとしてたたえられるところがスタートラインで、いや、そうじゃないんだよ、ということを地道に解いていくのがこの話のキモ。
主人公は自分がヒーローではないと知っているし、ヒーローとして讃えられるのは違うと思っている。
奇跡の活躍をするのがすごいんじゃなくて、普段から不測の事態に備えることが大事なんだし、
たった1人が英雄的な行動をするのがすごいんじゃなくて、様々な立場の大勢の人が団結して協力できるということがすごいんだってこと。
どんな状況でも決して思い上がったり、パニックになったりせず、常に「内省的」に、「慎重」に、「臆病」に、「強い責任感をもって」対応する主人公には考えさせられる。
飛行機から全員脱出したか、人数は合っているか、神経質なほどにこだわる主人公の誠実さには胸打つものがある。
こうした石橋を叩いて渡る的な性質は、これまでのヒャッハー、的なアメリカのヒーロー像とは違う。日本人が元来持っている美徳でもある。
多様性の社会になってきたからこそ、むしろ個人より組織全体を考えられる人間性が求められてきたのかな、と思う。
終盤の、「みんなを集めて下さい。見せたいものがあります」的な、推理小説の王道的な大どんでん返しは、あまりにドラマチックで、どこまで演出なんだろ?って思わないでもなかったが、映画のストーリーとして手に汗握る面白いクライマックスだった。
生きることで伝わること
俳優時代のイーストウッドを思い出すと
勧善懲悪の作品、犠牲ありきのヒーロー、マカロニウェスタンなどに出ていた若かりしイーストウッドを思うと、この作品の「全員で協力して全員で生還した」という趣旨の機長の言葉が沁みた。
イーストウッド監督作品はあまり見てこなかったので、今迄勿体無かったです(笑)つくりかたなど秀逸。音楽も素敵。そしてトム・ハンクスはやはり名優。来日中のキュートな様子とのギャップがすごい(笑)アーロン・エッカートもサブメインで良い演技をしていました。かっこよかった。
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