ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちのレビュー・感想・評価
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色づかいや雰囲気はまさにティムバートン
タイトルの通り、色づかいや雰囲気に、ティムバートンらしさが詰まっている。
登場人物の特殊能力の特徴などに目新しさなどはない。
純粋に特殊能力を持つ人物が勧善懲悪(こういうと稚拙な表現に聞こえやすいが)すると考えると、主題はそこなの?ほかに主題はないの?と、世界観以外に伝えたい内容の有無がわかりにくいと感じた。
ティムバートンの独特な黒さ、ホラーな美しさが光る女性像、男性像であったり、設定のゴジックさであったり、好きな人にはたまらないアートの世界観は至高だと思う。
少し不思議な青春ストーリー
これぞティムバートンの映画と言える作品。
不思議な世界に誘われます。
エイブ・ポートマンは孫のジェイクに、子供の頃はモンスターと戦い第二次世界大戦中は、ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちがいる屋敷で過ごしていたことを、何年間も話し続けていた。
ある日エイブから連絡を受けたジェイクは彼のもとへ向かう。
そこで両目を失ったエイブを発見し、「ケインホルム島へ行き、1943年9月3日のループへ行け。そうすれば鳥が全てを教えてくれる」と告げ亡くなってしまう。
鳥類学者の父と共に島へ向かうが、屋敷は1943年9月3日に空襲を受け破壊されていたことを知る。
しかし翌日、再び屋敷へ向かうとそこには奇妙なこどもたちがおり
ジェイクは迎え入れられることになる…
ちょっとヘタレなところもあるジェイクですが、いざと言う時には勇気を振り絞ることのできる少年で魅力的ですね。
この映画はミス・ペレグリンが冠に付いていますが、完全にジェイクの成長物語だと思います。
1943年9月3日のループ(そこでは永遠に1943年9月3日が繰り返されている、故にこどもたちは歳を取らない)で
エイブのかつての想い人、エマに出会いやがて恋に落ちるという設定は何ともロマンチックですね。
実はいろんなジャンルが組み合わさっているような作品で、エイブの両目をくり抜いた、ホローガストと呼ばれる悪の異能者たちとの戦いが繰り広げられるという、バトル要素も組み込まれています。
サミュエル・L・ジャクソンが嬉々として悪のボスを演じているのが、なんだか微笑ましかったですね。笑
星2つ減の要因は、少し間延び感があったように思ったところがあったのと
あまり活躍できていないこどももいたように感じたのが大きいですね。
しかしながら、普通に楽しめるのでおすすめです。
雰囲気は非常に良いのだが
物語、題材、演者、雰囲気は非常に良いのだが内容の割に時間も長いしいまいちという感じ
もうチャーリーとチョコレート工場を超える作品を見る事は出来ないのだろうか
ファンタジー作品が苦手な自分もティムバートンが作るダークで奇妙なファンタジーが大好きで見に行ったのだが他の方の高評価レビューを見るとやはりティムが好きな方が多いのでファンムービーと言う感じでしょうか
しかしながら日本好きの彼ならではのシーンが随所に散りばめられているのは日本人としてとても嬉しく思いますね
あんなもの食べちゃいかん
「アダムスファミリー」の様な楽しくも不気味なお話なのかと思っていたのですが予想と違って正義と悪の対決を描いた作品で驚きました。
主人公もタイトルからミス・ペレグリンと子供たちが主体なのかと思っていたのですが主人公はジェイクという少年。
ファンタジー要素や恋のお話もあるんですがストーリーの軸になっているのは、この少年とお爺ちゃんとの絆で、それが見ていて微笑ましかったですね。
印象に残っているのは若き日のお爺ちゃんと電話をするシーンかな。
お祖父ちゃんは電話の相手が誰かわかっていないんだけど、ジェイクはお爺ちゃんからだとわかってる。
自分の為に死んでしまったお爺ちゃんに悪と対峙する決意をし、僕、頑張るから的な事を言うわけですが、あそこは短いシーンながらもグッとくるものがありました。
キャラクターは皆、個性的で能力はどこかで見たことあるかなっていう能力でしたけど、それぞれの力を協力し合って悪と戦うシーンは良かったですね。
中でも骸骨とホローが遊園地で対決してるシーンはBGMも相まって楽しかったです。
子供向きな所も沢山あるんですけど、、、ちょっと目玉を食べるっていうのがグロテスク過ぎましたね。
ホローから元にも戻る別なアイデアは幾らでもありそうな気がするんですが原作がそうなのかな?
あれは子供には見せられない(笑)
中学生ぐらいの子かな?隣の席で観てたんですがあまりの気持ち悪さにか目をそらしていましたね。
キャラクターで一番好きだったのはミス・ペレグリンですね。
主人公はジェイクなので、そんなに前に出てこないんですが日本でいうと天海祐希さんみたいな感じで堂々としてる女性で素敵でした。
あとこの物語の肝がループの概念ですね。
私も理解し切れてないのですがタイムトンネルが、これがちょっとしたタイムパラドックスを生んでいて物語にアクセントを加えていたと思います。
ティム・バートンが好きな人はもちろん、おとぎ話が好きな人にオススメな作品だと思います。
タイトルなし(ネタバレ)
前半、イントロダクションは興味をそそるしおもしろかった。ワクワクした。
しかし、敵と戦いはじめてから、余計なシーンや滑稽なシーンが多い。期待を下回る子どもたちの活躍。残念。
あのティムバートンの作品にわざわざ「奇妙」とつけるということで期待したが、チャリチョコの方が設定としては何倍も奇妙だ。
冒険活劇
創造
主人公の能力
アイディアがすごく面白いなぁと思いました。ワクワクする感じ。
でもなかなかややこしい話で、矛盾を感じてしまうとそこからずっとついていけなかった。(ループの決まりごととか)私の理解力のせいだろうけど。
主人公の特殊能力が他の人には見えない者が見えるってことだったけど、後半の戦いでみんながペンキ?をかけたら化け物が容易く見えちゃっててビックリ。みんな常にペンキ持ってたらいいよ!って思っちゃいました、、
はじめ世界観に入るのに戸惑ったけど、見ている内に理解出来たら面白か...
眼差しが温かい。
監督がT・バートンなのは分かっていたが、最初から最後まで
エ?これが?と思ったくらい今回は見事に纏まっていて驚いた。
原作を読んでいないので、どこが改編されたのか知らないまま
観ていた自分には非常に観やすくて共感できる箇所も多かった。
他者との違いや生き辛さを主題にしているとはいえ、登場する
子供達に向ける眼差しの温かいこと!Mペレグリンはもとより
観客も取り込んで子供達を応援したくなる魔法が、要所要所に
散りばめられている。主人公のエイサくんもこの役にピッタリ。
同じ一日をループする背景には悲しい戦争が描かれているため
単に奇妙でおかしな世界というよりは、弾から家族を守るため
に戦っていることが必至で寸分のミスが生死に影響するという
何ともいえない緊張が増幅する。初恋や祖父との絆が感動を呼
ぶ最中にあって、この人が登場するだけで画面が様変わりする
のが悪役サミュエル。どこかネジの外れた佇まいといい、彼は
面白い悪役の筆頭格になってきたなぁと今作でつくづく思った。
(過去作に捧げた映像表現もいっぱい。あ~懐かしい~なんて)
昔見た夢や願いの詰まった世界
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