ルームのレビュー・感想・評価
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未来を信じて生きて
この手の犯罪の残酷さに怒りがふつふつと沸く。過去を脱け出しても、その先には恐らくいくつもの至難が待ち受け、その度に振り返りたくない過去を思うことになる。それでも、未来には良いこともたくさんあるはず、乗り越えて幸せになってほしいと心から願わずにいられない、そんな映画だ。小説をずいぶん前に読んだが、あちらは脱出後の話がもっとあったような気もするが、よく覚えていない。
5歳の息子
私にはちょうど5歳の息子がいる。
先日も、しょうもない事で怒鳴りつけてしまった。
この映画をみると、その怒鳴った事が、彼を傷つけていること、そしてその経験を含め彼の個性や世界を構築する一部になってしまうのだ、と考えてしまう。
非常にいたたまれない気持ちになった。
息子にもっと優しく接していきたいと思う。
この映画を今の時期に観れた事は、掛け替えのない経験です。
ジーナ・ローランズww
金メダル!
なんも言えね~・・・。
劣悪な環境?親?正義?神?はー?でもこの子には、ちゃんとハローグッバイを言わせる。
と38スペシャルを撃ちまくるジーナ•ローランズを思い出した。
80年代の売りは[自分の子供ではないのに命を懸ける女]の男前振り。
2016年は[父親も私、と命を懸ける母親]の女前振り。
幸せになって欲しい
前半、どうにか逃げ延びて欲しい、と願うように思いながら
ついに母と対面したシーンは涙なしでは見られない。
しかし、それでハッピーエンドとはならない。
7年も監禁された娘が心に深い傷を負わないはずはなく、
偏った環境で育った子どもは将来数々の困難に直面するだろう。
優しかった父は娘の敵の血を引く孫を受け入れられない。
娘も、孫さえもその血を呪う時がくるかもしれない。
最後、希望を感じさせるシーンで終わるが
捻じ曲げられた数年分を修復するのは容易ではない。
不幸な境遇すぎる。幸せになって欲しい。
3.4
監禁された親子が何とか脱出して、幸せになるはずが。。
「部屋」から出られないなんてかわいそう、なんてのはとんだ勘違いだってこと。
うまく言えないけど、もしあのままジャックが「部屋」の中で死んでも、それしか知らないジャックは不幸では無いということ。
同じようなテーマの本や映画はたくさんあるし、わかりやすかった。
でも、感動させようとしてる感じがやだ。
あとジャックの吹き替えの声が高すぎてやだ。途中から字幕で観たけど結局同じような声だった。
重い話だけど最後は前向きに
かなりヘビーなお話で見てる途中バッドエンドにならないかドキドキしましたが、ラストは後味悪くはならなかったので良かったです。
こういう事件は時々ニュースで目にしますが本当に恐ろしいことです・・・。
子役の子がとても可愛く、ピュアな子供の視点に救われます。
最高です。
世界は広い。私が知らないことがまだまだたくさんあるって教えられた。
こうだって思ってる自分の中の常識を、柔軟によく考えれば、世界は広がるんだな。
時折ハラハラしたけど、最後はすっきりして終わった!!ジャックは、部屋から出た後なんか大人びたように見えた。周りの大人がいい人たちで本当によかった。
見終わったら心にぐっときた作品でした。私の中では名作になりました。
よかったです
2016アカデミー作品賞ノミネート
アカデミー主演子役賞を俺が勝手に贈る。
シチュエーションは、「白い沈黙」ばりの忌むべきものだが、それだけに純真なる子供が際立つ。特に、時折はさみ込まれる独白が静かに広がっていく。
もう一度、部屋へ行こうよ。
閉めたいの? ううん、いやだ。
さよなら、椅子1号…
ママもさよならして。
すごい。凄すぎるよ。見ればわかる。この会話がどれだけ旅立ちであり、救済であり、生まれ育ててくれた場所への愛情か。そう、部屋はけっして悪くない。
感涙!
無関心••3••好
並••3••凄 別世界
無••••5涙/無1••••固ゆで
無••3••社会派/大衆•2•••狂信
満喫/紹介
俺の満足度 80点
作品賞可能性 80%(とらなかった)
何度も泣けた
前半はずっといやな気持を抱えたまま「観なきゃ良かった」と後悔。だが後半に行くに連れ、名シーン、名セリフがどんどん出てきて引き込まれる。登場人物それぞれの思いが痛いほど伝わってきて何度も泣けた。
終わりと始まり
素晴らしい。
おっぱいを吸って、おっぱいが出なくなるように。
ジャックの世界がはじまって、幕が下りた。
部屋にいる時より、外の世界の方が、2人は疲れちゃう。
世界は外であり、自分たちは部屋にいた。
それでも、これから味わう2人の苦悩はきっとパンケーキよりも甘くて美味しい。
本当にあった話かと思うほどストーリーはリアルに思った。母子の演技が...
本当にあった話かと思うほどストーリーはリアルに思った。母子の演技が二人共素晴らしい。本当にお互いの愛を感じるほどだった。
ルームにいる時は、母は苛立つ時も我慢して気丈でいたのに、外に出たあとは逆に情緒不安定になってしまうところが印象的だった。怒りを表に出して、子供にも当たってしまうくらい。
逆に子どもは柔軟であり、純粋で救われた。最初は適応できるか心配だったけど、家族と話せるようになり友達も出来て良かった。母親とは子どもの成長姿を見て救われたり、共に成長できるのだと思う。
ルームの中の狭いながらの狭いなりの撮り方がいいなと思った。クローゼットから覗くところは、隙間から外が見えるのがドキドキしていいと思う。
あとからルームに最後に訪れた時の画は、ルームにいた頃よりも狭くちっぽけに見えて、その画で子どもが見えてた世界の違いを感じれた。ルームが全てだった頃と世界を知ってからとの違いを。
男性陣に腹が立った。事件とも疑わず話を聞こうともせずに施設に入れようとする男性警察官。娘の子なのに犯罪者の子でもあることから、顔もれ見てくれない父親など、ガッカリする。
部屋、という空気と少年の表現の力。
閉鎖的空間を舞台にする映画はよくありますが、また捉え方が変わるんだな、と。
とにかく主人公の男の子。
外に出た時のあの顔が目に焼き付いてしまった。表現としてキラキラと光って見えました。
もうこれが感想で十分だと思うw
ラストシーンの美しさ…
事件の被害者とその家族の苦悩を描いた、実は苦々しいテーマの映画。主人公のジョイが、やっと戻れた本当の部屋と家と社会と…その現実に苛まれていく様子は観ていて辛かった…。(ブリー・ラーソン、アカデミー賞主演女優賞獲りましたね。)
大変な思いをして脱出した部屋に「帰りたい…」というジャックの言葉は本当に切なかった。そんなジャックの心の成長を演じ切ったジェイコブ・トレンブレイくんは天才だと思う。セカイへの好奇心、不安、葛藤、そしてママへの愛情。まるで実在する人物のドキュメンタリーを見ているかのように観客を信じこませてくれました。
そして、ラストシーンの美しいこと。
本当の意味で、あの「ルーム」から解き放たれた親子が、手を繋いで「セカイ」へと歩み出す。そこをグーっとカメラが引きで撮っていくシーンは、本当に美しくて感動しました。
お勧めです。
演技で泣ける
子役の演技が凄すぎる!それだけで泣ける
トラックの荷台から初めて世界を観た表情が忘れられない!何あの表情の演技は!?
脱出するまでハラハラさせられるシーンもあり
見応えもあります
お父さんの気持ちは複雑で結局最後和解はしてないんだけど
気持ちは分からなくもなく切なかった
脱出してから色々と切ないんだけど
それでもラストは前向きな感じで素直に良い映画だと思った
監禁室に戻って
部屋小さくなった?
って台詞にやられました
ブリー・ラーソンにお手上げ
ブリー・ラーソンいいわー。
『ショート・ターム』を観てちょっと経った後にこの映画を観たので、もうブリー・ラーソンに釘付け。
あの素朴な女を演じさせたら最高にどこにでもいそうな女になる女優No.1です(私の中で)。
物語は拉致され監禁されている部分は短く、逃げた後の描写がメイン。
今までは監禁されてる部分の描写の映画は多かった分、この犯罪に巻き込まれた人の「その後」がメイン。
きれいごとだけではいかない「その後」はとても興味深いものだし、接し方やメディアの在り方等考えさせられるシーンは多々あった。
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