ルームのレビュー・感想・評価
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あの世界が開けた場面
泣いたね
凄い作品
語ればきりがない
久々のアカデミー賞納得の作品
出たらハッピーエンドで無い所も凄い
邦画でも出来そうな話だけど
出来ないんだろうな
お父さんの態度、酷いんだけど何かわかる
始めの監禁は特に印象に残ってない。
脱出してからの方が、素晴らしいと感じた。
極限状態を経験したのは母と子だけではなく、
その両親もまた苦しんでいたということ。
何も無ければ分からないが、家族も微妙なバランスで
成立しているのかも
実の父親は、あまり良い役では無いが
あんな態度を取ることに、何となくわかるって感じた。
帰る際には、清々しい気分になった映画でした。
実話だったらよかった
前半「部屋」から抜け出すまでヒヤヒヤした。あの狭い部屋で生き方を模索し、7年間生き抜いた彼女は只者ではない。
脱出後彼女の友達は「普通」に人生を過ごしていたのだろう。彼女はそれに負い目を感じて病んでしまったのかもしれない。
しかし7年間の差などあっという間に縮まる。部屋から出てこの世界の素晴らしさに気が付いた彼女は今後いろいろなことを経験し7年間のハンデを埋めようと頑張るだろう。
これだけ世界は広いのに休日にボォと何もしない人は本当に何なんだろうか。学校へ行っているのに勉強しない人は何なんだろうか。人生何もしなくていいのか。
演出は僕好みだし(「ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい」っぽい)、演技に迫力があった。ただ結局フィクションであるというところで大幅に説得力を落としている。そこが非常に残念。
後半、物足りなかった。
子どもが外の世界に出てからの部分が一番興味あったので、案外あっさりしていて残念、ってドキュメンタリーじゃないから仕方ないんだけれども。
後半、時間に追われた感があった。前半が長かったからかなぁ。
物足りなく思えた。
世界とは一体…
監禁されている少年にとって、世界とは「部屋」の中だけであった 。しかし5歳になったある日、少年は本当の外の世界を知ることになる。
彼の勇気と母の想いが「部屋」からの脱出を実現させる。彼らが負った傷は果たして癒えることのできるものなのだろうか。まさに涙なしには観ることの出来ない物語であり、また、今の自分の幸福さ、生きることの素晴らしさを教えてくれる作品である。
期待以上でした。
予告では脱出した後がわからなかったけど、そっちの方がウェイト大きいかも。部屋の中でも規則正しい生活や教育を心がけてたママ、素晴らしい。脱出したって、そりゃあ、かんたんにはいかないよね。
生きているその環境が人生になる
客観的に見て異常な環境であっても、その環境に身を置く当事者、ましてやその環境しか知らないということであれば、それが全てでありそれが人生そのものになる。
選択肢があるということの幸せ、世界の広さを感じることのできる幸せを感じました。
完全なる飼育かとおもったのだが
そっち方面期待やパニックルームのようなサスペンスだと思ったら その後を描いたドラマがメインのお話だったのですね!
しかし犯人逮捕の瞬間や何を供述してるのか一体7年間に何があったのかその辺もワンカット入れて欲しかったが!
世界
少年にとって“部屋”こそが世界の全てであり、本物の“世界”に飛び出した後も母親とずっと一緒に過ごした場所として心にこびりついていて、それが周囲の人の苛立ちに繋がる様は本当に心苦しくなった。
でも、子どもの考えはプラスチックの様に柔軟で、彼自信の大きな成長によって“世界”の住人になった様に涙がこぼれた。
髪の毛との決別、そして“部屋”との別れの挨拶、特に唯一外の世界を覗けていた天窓への別れという一種の儀式は行われたが、部屋を狭く感じていた彼の心は既に次の世界へと踏み出していた。
この題材を重すぎず軽すぎず、事件に焦点を当てすぎず、良い塩梅でまとめた良作。
ショートタームの時も思ったけど、ブリー・ラーソンの病んだ女子の演技は上手すぎる。
本当に病んでるんじゃないのか。
53
映画の良心、的作品。
「シンプルな力強さと複雑な余韻。」
2016.6.5シネマeraにて再見。
一度目は「初めて感動」を想い起されただただ涙するばかりだったが、二度目の鑑賞で「子供は二人いるのだ」と、改めて作品の深さが味わえた一本。
ジャックという新たな要素はあれど。
「7年間時間の止まっていた」人物がこの物語の裏の主役なんだよな。
その止まった7年間がすべての登場人物の幼さ・未熟さ・幼稚さを暴いていく…ある意味恐怖映画かもしれない。
幸せなラストの、映画には描かれることのないその先を考え、背筋がゾッとした作品。
全てに人間に「大人になるってなに?」と問いかけるのが裏テーマか。
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まさに「未知との遭遇」、センチメンタルの初めて体験を思い出させてくれた一本。
監禁事件などの味付けはあれど、本質は「子どもの眼」だと思う。
あの日あの時の感動のリバイバル、親に成れてもなれなくても忘れていたあの日あの時あの場所のあの感覚。
白紙に新たな発見を書き込む高揚感と、知らないところに来た戸惑い。
主演の男の子が本当に素晴らしく、懐かしさと新しさとの感慨が胸に渦巻き、涙が止まらなかった。
取り敢えず2016年、これは外さずに観て感じて考えていただきたい作品。
脱出するだけでは終わらない
ルームから逃げ出すところでは終わらない所が個人的には良かった。結末が予想できないし、ドキドキワクワクする話。
あの小さな部屋から抜け出し、家族と再会しても、中々日常に溶け込めない母親の葛藤とか人の姿をリアルに描いてる作品だと思う
それと子供の視点で、一人称視点で映されてる場面が本当に好きだった。丸で自分の事かのように感情移入してしまった。
閉所恐怖症なので、考えただけでぞっとします。子供との絆、親との絆。...
閉所恐怖症なので、考えただけでぞっとします。子供との絆、親との絆。複雑で微妙な心理描写が俳優陣の好演で描かれていました。このような事が現実として世界のどこかであるのではないかと思ってしまいました。
やっとの思いで部屋から出れたのに、 そこから段々と母と子の均衡が崩...
やっとの思いで部屋から出れたのに、
そこから段々と母と子の均衡が崩れていく様が良かった。
人生ってのは、傷付きながらも、生きていかねばならぬものだけど、辛いことばかりじゃない。お母さんが見せたかった世界ってのは、美しい世界だったんだもんな。。
鑑賞後、ジャックがどのように育っていくかをみんな想像すると思うんだけど、
むしろお母さんの方が気になる。
ジャックは可能性に満ちてるから良いけど、お母さんは、17歳から7年間監禁されて今まだ24歳。彼女は青春時代を奪われ、恐らく恋に溺れたこともまだ無い。社会経験も無い。ある意味17歳でとまっている。そんな状況で母をやるなんて、キツすぎる。
彼女がこれから仕事を始めたり、恋をしたりして、壁にぶつかるたびに、崩れ落ちてしまうのではないかと、想像してしまう。
なので、お母さんよりも、子供の方が、世界に早く順応ところなんかは、とても納得がいった。
考えされられた!
映画紹介を観た時は、単に現状打破のスリリングな過程の描写であると思っていたが、実際に見終えると現状打破後の人間描写に焦点が当てられ、とても感慨深いストーリーであった。主人公である母親の苦難、世の中を知らない純真無垢な子供の姿、現状を打破しようとする母親の勇気は観ていて思わず感情移入してしまい、ハラハラものであった。また、現状打破後の主人公の母親と子供に対する両親の対応、インタビュアーの心無い質問は、とてもリアリティがあった。特に、両親の対応、曰くつきの孫を見る父親と母親の対照的な姿は男性と女性の性に対する考え方の違いが浮き彫りになっていた。また、子供が悍ましい生まれ育った家に戻りたくなる姿も、人間の本能がそのまま行動に表れたものと感じた。
この映画に出てくる人々の行動や会話の一つ一つが意味のあるものであり、それを考えながらこの映画を観ることの楽しさが感じられた内容の濃い映画である。
大きくて小さい成長譚
鑑賞後、劇場から出て、無意識的に空を仰いでいました。ああ真っ青だなあ、的な。太陽があって、雲があって、風が吹いているなあ……みたいな。何でしょうね。日常生活が当たり前に送れていることへの感謝?リアルな感覚をリアルなまま感じさせてくれたというか。感情への再ログインを促された、的な?なんか上手いこと言えませんけども。
この映画が取り扱ってるものはドス黒い欲望が渦巻き、その渦巻いた結果の悲劇があって、でもそこに重きは置いておらず、その悲劇から生まれた「不遇な境遇の母子」が、本物の“世界”と対峙し、向き合っていく、というお話です(そのドス黒い欲望ってのは、変態男が17才少女を拉致監禁、長い年月の監禁生活を強いていて、性的虐待は当たり前、て部分です)。
この小さな“部屋”で母子生きていく。こここそが自分たちの“世界”。少年からしたら、100%疑いようもなく、この“部屋”という空間が当然の“世界”であり、普通であり、普遍(これまた“部屋”で産まれてるんですよね)。母親はそれを半分は受け入れ、半分は受け入れていない。
この二人がある切っ掛けで、本物の“世界”に飛び出してからが、物語は本スタートを切る訳です。
“部屋”に挨拶をしてきた少年が、本当の意味でその扉を開き、広大な“世界”を認める迄の、“部屋”へ別れを告げて“世界”に挨拶をする迄の、壮大で小さな成長譚。
少年は無限に続く空の青さを知り、パンケーキの味を知り、人の波を知り、バァバとジィジを知り、他人を知り、コミュニケーションを知り、ここで生きることを誓う。母親もまたそれに寄り添う。母親も強くあろうと誓う。ダメなママだけど、この子のママで居続けようと誓う。
ラストを迎え、エンドロールが終わり、場内に明かりが灯ると「世界だ」と、俺もなりましたからね。実感しましたから。
今日は空が青くて良かったなあ。
前半はルームの中にいる親子が可哀想で見るのが辛い。ルームを出た時の...
前半はルームの中にいる親子が可哀想で見るのが辛い。ルームを出た時のジャック演じるジェイコブ・トレンブレイ君の演技が凄い。出た後も辛い。でも、良い映画でした。
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