日本で一番悪い奴らのレビュー・感想・評価
全241件中、181~200件目を表示
日本の警察ってこんななのかな~
綾野剛くんの演技が良かった…!!と言いたい映画。
剛くん演じるハチャメチャな諸星は新人のときもエースのときも見てて面白かったけど、
そこに付いてまとう女性達が地味すぎてお色気シーンもなんか微妙。
唯一シャブ中になった女性をひっぱたきながらセックスしてしまうところだけなぜか悲しくなった。
初めてシャブを打つ時の表情はさすが役者さん!!!って
感心したけど、
あれって演技指導ってどうやってされてるんだろうw
経験者いないとできないよね。
ヤング・ダイスと獅童さんはめっちゃハマってた。
ピエール瀧さんはもっといっぱい見たかったな~。
新宿スワンもそうだったけど、強いけどイケてない男の役をこなせる綾野剛ってすごいな~って思いつつ、
やっぱ鳳仙の漆原凌がいちばん好きw
1人で観るのを勧めます
最初の勢いは良かったのですが、後半はややペースダウンした感があります。
薬に手出したらあーなる(どん底)ってのがわかりました。
あと、過激なシーンが多すぎかな。
賛否は必至。行きすぎた正義感がたどり着いた、衝撃の現実。
【賛否両論チェック】
賛:真面目な刑事が、やがて粗暴に変わっていってしまう様子が、裏社会の壮絶な現実と共に、赤裸々に描かれていく様子が痛ましい。
否:ラブシーンやグロシーンの多さが気になる。展開も淡々としているので、興味がないと観るのは厳しいか。
当初は実直で真面目だった1人の刑事が、裏社会での摘発でのし上がっていく過程で、次第に初心を忘れて傲慢になり、悪事にも手を染めていくようになってしまう様子が淡々と描かれていきます。それは実話を基にしているからでもありますが、同時にとても不気味で恐ろしくもあります。
反面、人によっては好き嫌いが分かれるであろうラブシーンやグロシーンの多さも、かなり気になります。
社会派の作品でもありますので、刑事事件に関心のある方は、観ておいて損はないかと思います。
なんじゃこりゃ。
衝撃を受けました。
右も左も分からず社会に出て、出会った先輩を信じ抜いて、ただひたすらに背中を追いかける。
主人公の歩んだ道はわたしの歩んだ道に重なるところが多分にありました。
時代の変化、閉鎖的空間、組織の病。
自分自身で全く気付かず、道を逸れていきます。
目の前に暗黒の海の崖があることに、自分では気付けず、止まることも、カーブを曲がることも出来ないのです。
今、どこに立っているのか、道順を軌道修正しながら、出来れば同伴者と共に、ゆっくりゆっくり進むしかないのです。
自分を省みるに最適な素晴らしい作品でした。
綾野剛、大ファンになりました。
周りのキャストも素晴らしかった。
スタッフにも敬意を表します。
私の中で、今年ナンバーワン、この数年でもこんなにしっくりくる映画はありませんでした。
謎の感動
この映画は実在の事件をモデルにした、フィクション映画だが、フィクションを感じさせない、実録風に仕上げていた。
そのため、実際に起きた事件をたんたんと綴ってるので最初に期待したような、入るまえは正義感に溢れていた未来ある若者が組織にいるなかでどのように腐っていくかというながれはなかったものの、実際に起きた事件が面白いのでそれなりに楽しめた。なので星2,5にしようと思っていたのである。
しかし、最後すべてが明らかになり、諸星が捕まったあとに組織のせいにせずむしろ道警への感謝の念を述べているところを見て涙が出てきた。
この純粋さゆえに悪に染まってしまった男のあわれがよく出ていた。
この台詞、演技で星3・5に。
日本で一番悪い奴ら、でもない。
綾野剛の演技が気になった。正直上手くない様な… 気が弱いのに虚勢を張るが迫力に欠ける。柔道のタイトルホルダーに見えない、たまに凄く子供っぽい表情に見えるからか。
その反面、相手役の中村獅童の存在感は大きい。上手い!初めて事務所で綾野剛と対峙するシーンは迫力があり、YouTubeで見た本物の動画と似ていてワロタ!アウトレイジにも似た様なシーンあったな。
日本の警察官による犯罪としては最も衝撃的で驚くが、実際犯罪に手を染めていく警官が一番悪い奴らじゃなくて、北海道警が若しくは日本の警察組織自体が一番悪い奴らなのだ。
笑顔が本当にヤバい❗
警察の暴力団対策を大袈裟にコミカルに描いた作品である。
しかし、実話である以上はどこまでが真実でどこからが脚色なのか気になるところである。
でも、この作品は細かい事を考える以上に面白い。
なんと言っても綾野剛さんの演技が素晴らしい。
彼の演じる悪徳刑事は、品性の欠片もないゲス野郎でチャカを手にした時の笑顔が本当にヤバい。
R15指定なので濡れ場もなかなかの見所である。
それにしても実話だと表してここまで警察内部を描いていいのか心配になる面白さなので是非観て欲しい。
脚色が有るとしても、これが実話として表に出ている事に驚きました。 ...
脚色が有るとしても、これが実話として表に出ている事に驚きました。
綾野剛の演技に重みが無く、全体的に軽い仕上がりだが、それなりに楽しめました。
もとの話が凄すぎる
事実をもとにしているとはいえ、どこまでが真実なのか怪しいところ。とはいえ、個人的には、脚色は大いにあるだろうけれども全部本当だろうなぁという気持ちで見ていた。仮にまるっきり嘘っぱちだというのであれば、北海道警がこの映画を訴えるべきだろう。そして道警がその裁判に勝つまで、この内容を全てを信じ続ける。
綾野剛の演技には魅せられたが、見るに耐えない演者や演技も数多く散見され、残念。
また、映像そのものに全く魅力やらコンセプトのようなものを見いだせなったのも、残念なところ。
そしてまた、映像と音楽が乖離している印象がしたのも残念…
題材がスゴイだけに、残念なところが多すぎて、もったいない。
所詮、日本国内だけでの映画でしかない、と偉そうにも思ってしまった。
期待が高すぎたか?
白石監督はパクチャヌクポンジュノに対抗出来る日本人監督だと凄く期待している。
今作もリアリティがあって、グロくて血生臭くて道警の闇をエグるような作品かと思っていたら、綾野剛の演技が必死過ぎてリアリティと言うよりかはエンタテイメントと言う印象が強かった。
大袈裟な動きや声色もそうだし、必死な演技は好感が持てたけど作り物と言う感じは否めなかった。
綾野剛じゃ若過ぎる気もした。見終わって諸星と言う男のイメージはソンガンホみたいな恰幅の良い親父の印象なのだけど、本物は綾野剛みたいな華奢な人なのだろうか?
諸星自体も道警と言うクソ溜めで必死に振舞って自分をデカく見せようとしたのだろうから、綾野剛の事をあまり好きじゃなかったけど、今作での必死な感じは諸星とリンクして凄く良かったと思う。
しかし、クソ溜まりで溜まるとみんながクソになって行く様は呆れを通りこして、もうドンドンやって、落ちるところまで落ちろ!と痛快さはあった。
もっとコンパクトに出来たのでは?と少しダルかったけど、白石監督の次回作も期待している。
リアリティのある日本社会の闇をエグる作品を観たい。
道警の次は日本のクソを見せて欲しい。
綾野剛の名演が光る
見終わった後、後味が悪いかと思えばそうでもなかったのは、この話を諸星さんが暴露した事が、多少なりとも悪い奴らに反撃して、映画にもなったことを感じられたかもしれません。
仕事に盲信的に尽くしてきて、こんなはずではなかったと思いながらも、こんなすごい人生歩めた事に憧れる面もあった映画でした。
かなり攻めてる
邦画では最近にしてはかなり攻めてる映画。
綾野剛がかなりぶっ飛んでる演技。セックス、ドラッグ、拳銃と切り込んだテーマだけど、中途半端にせずに思いっきり表現している。
欲を言えばもう少し笑いを入れても良かったかな。
とにかく拳銃
事件のことは、あらかじめネットで軽く調べて観に行きました。
前半は笑いありで、気楽に観れます。後半は登場人物たちが徐々に自分で自分の首をしめる感じで、追い込まれるので、ちょっと観る側もしんどくなります。
が、諸星が初めて覚せい剤打つシーンはちょっと衝撃でした。ドラマでは再現できないんじゃないですかね。
覚せい剤は本当に怖いって思いました。
デニスさんのパキスタン人もいいです!リアルにいてそうで〜笑
拳銃押収に取り憑かれて正気を失ったんですね...ノルマにするのはどうかな?と思いました。
綾野剛さんの熱演観たさに行きましたが、全体的に良かったです。
よかった
70~00年代を描いているので、時代考証につい厳しい目を向けてしまう。70年代には「違う」を「ちげえ」という言い方はなかったのではないだろうか。02年に日産キューブのZ11はなかった。そんなことが特に気になった。
70年代にシートベルトを締めるのはほよど用心深い人だけだった。中には締めている人もいただろうし、主人公の性格として描いたていたのかな。
ネット社会以前の警察で、ヤクザとどっぷりで仕事をしている生活はさぞ楽しかっただろうとロマンを感じた。80年代の悪徳警官は、80年代にアメリカ武者修行をしている日本人レスラーくらい楽しそうだ。
中村獅童がなんだかかわいらしかった。
柔道の猛者っぽい場面が見たかった。
信じるものから崩れてく
導入からするすると。さもありなん、な流れにドップリ入り込み、自分の正義を盲目に貫いた挙げ句に堕ちていく主人公。後半の綾野くんは圧巻でした。そして取り巻く世界の悲哀。
最後の最後にピエール先輩の「青年…。」って一言がフィードバックして、ビールを呑みたくなりました(笑)
悪い葉が枯れても悪い根は枯れない
実際に起こった警察の不祥事がベースという本作だが、
超強烈! 笑えるんだけど笑えないシーンやら
笑っちゃいけないけど笑ってしまうシーンやら、
ブラックユーモアと風刺だらけの怒濤の135分。
全編に渡って苦笑いが止まらない映画でした。
白石監督の前作『凶悪』と同じく、今時こんなに
アブない全国系邦画なんてなかなかお目にかかれない。
『汚い描写も痛い描写もエロい描写も差別発言も
タバコ吸うシーンも教育に悪いからNO!』 と
規制だらけのメディアが溢れる昨今において、
なんと言いますか逆に清々しいほどのこの“無殺菌”感。
レンタル店で7,80年代の映画でも探さなきゃ、
今日びこんな野放図な映画って観られないと思う。
.
.
.
立役者は主人公・諸星の24年間を演じ切った綾野剛!
まさかここまでブッ飛んだ演技を見せる方とは思わなんだ。
真面目で志の高そうな感じの好青年だった彼が、
最初の30分で「昔はあんなにいい子だったのに……」
と嘆きたくなるほどの激ワルお巡りさんに変貌。
てか、ギラギラのシャツを着て風を切って歩く姿は
全然お巡りさんに見えませんよ。どこの組の方でしょうか。
ナメられたら終わりとばかりに虚勢を張りまくり、
立場が悪くなると開き直って逆ギレ全開。
「みんなは悪いコトしたことないんですかッッ」
の名ゼリフには声を上げて笑いそうになった。
コワモテなピエール瀧や中村獅童も良かったが、
意外なキャストが驚きの活躍を見せたのが印象的。
YOUNG DAISという方はミュージシャンだそうだが、
彼が演じたタローは、最初と最後の印象がまるきり
異なる。少しヌケてるが純粋に諸星を慕う彼の目が、
だんだんと落ち着き暗く沈んでいく様は哀しかった。
登場人物の中で一番悲惨だった男は彼だが、女優陣で
一番悲惨な役を体当たりでこなした矢吹春菜も偉い。
ダメな男を好きになったばっかりに、可哀想にね。
お笑い芸人の植野行雄演じるラシードも、ユーモラス
なのにキレると怖い、一触即発な空気が凄かった。
.
.
.
銃器取り締まりで手柄をあげようとするあまり、
裏金でヤクザから銃を買うわ麻薬に目をつぶるわ、
果ては麻薬売買にまで手を染めていく諸星たち。
そりゃ銃器の取り締まりは大事だけど、
日本じゃ銃なんて誰でも振り回せる訳じゃなし、
「公共の安全を守る」という意味ではクスリの方が
被害も広範囲だし根強いしでよっぽどタチが悪い気も。
だが諸星は、手柄をあげる事=正義という思考を
配属当初から刷り込まれてしまっているし、なにより
名誉も女も手に入る“職務”の旨味に気を良くして、
職権と私利私欲の区別がまるでついてない。
「大きな善事を為すための小さな悪事」と
いつも言い訳するが、何度もやってるうちに
感覚が麻痺して、いつの間にやら悪事の方が
善事より膨れ上がっている事に気付かないのである。
いや、それとも目先の利益ばかりに目が眩んで、
気付かない振りをしていただけだったのだろうか。
.
.
.
所詮は脆い金メッキに過ぎないのに、諸星の一時ばかりの
輝きを信じたばかりに、身を滅ぼしてゆく周囲の人々。
諸星自身もゾッとするほどの高さからの急降下。
クスリで身も心もボロボロになり、信頼する“弟”に
さえ相手にされなくなった彼の憐れさと言ったら。
みんなみんな自業自得なんだけど、それでも人並みに
仲間や家族や恋人を想う彼らを見ていると、なんだか
やりきれない気持ちがこみ上げてくる。
最後、自分を切り捨てた道警をそれでもかばう諸星。
とんでもなく間違った正義ではあったけど、
彼は自分の行為が世の中の為になってると
やっぱり信じたがってたんだと思う。一方で、
若い刑事の青臭い言葉にふっと黙り込んだ時、
「自分は道を踏み誤ってしまったのでは」とも
心のどこかで感じていたのではと思う。
鑑賞中はニセウルトラセブンばりの大暴れを見せる
諸星に呆気に取られるものの、けっきょく彼以外の
警察メンバーは殆どおとがめ無しというオチには唖然。
それまでの彼の犯罪行為を黙認しておきながら、
全ての罪を彼や彼の仲間におっかぶせた連中こそが
一番汚くて一番悪い奴らに思えてならない。
悪い奴ほどよく眠る。夢から覚めた悪い奴の分まで
眠りを貪る奴らが、まだどこかにいる。
<2016.06.25鑑賞>
全241件中、181~200件目を表示