ヘイトフル・エイト

ALLTIME BEST

劇場公開日:

ヘイトフル・エイト

解説

「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ 繋がれざる者」のクエンティン・タランティーノ監督の長編第8作で、大雪のため閉ざされたロッジで繰り広げられる密室ミステリーを描いた西部劇。タランティーノ作品常連のサミュエル・L・ジャクソンを筆頭に、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーンが出演。全員が嘘をついているワケありの男女8人が雪嵐のため山小屋に閉じ込められ、そこで起こる殺人事件をきっかけに、意外な真相が明らかになっていく。音楽をタランティーノが敬愛する巨匠エンニオ・モリコーネが担当し、第88回アカデミー賞で作曲賞を受賞。モリコーネにとっては、名誉賞を除いては初のアカデミー賞受賞となった。70ミリのフィルムで撮影され、画面は2.76:1というワイドスクリーンで描かれる。

2015年製作/168分/R18+/アメリカ
原題または英題:The Hateful Eight
配給:ギャガ
劇場公開日:2016年2月27日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

詳細情報を表示

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11

(C)Copyright MMXV Visiona Romantica, Inc. All rights reserved.

映画レビュー

0.5憎しみ満載の(忌むべき)8作目

2016年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
しんざん

2.5西部の正義

2024年11月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

死刑執行人役が話す文明社会の正義と西部の正義の下り。正しさより満足感、今の世の中を上手く表現してるなと、妙に納得してしまった。それにしても、裁判を受けてないのに賞金首にされた時点で生死を問わないというのは、気付いてみるととても恐ろしい。

色々と面白いところもあったのだが、全体としては長く感じてしまい集中力が持たなかった。また、人の良いミニーのお店の人達のシーンは辛かった。どうなるか分かりきっているだけに、登場してしまった時点で気が滅入った。

もっと気分を上げる音楽の助けが欲しかった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
komasa

4.0タランティーノ節

2024年8月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ゆい

3.5【アホっぽく、スカして、カッコ良い?】

2024年7月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

難しい

結論から言えば、中身を感じなかったです。
長尺でダラダラと物語が進んでいき、キャラクターが伸び伸びと会話劇を繰り広げるのは、今作だけではなくタランティーノ監督作品の特徴と言うべきものであります。

が、今作は他のタランティーノ監督作品と比べ、会話にも物語にも大した深みなど無く、残酷的な描写に加え、登場人物達の醜さを何となく表現した様な作品でありました。

とにかく説明調の台詞が多い事多い事。小説を読んでいるんじゃないんだから、もう少し映像で鑑賞者の理解を得ても良かったのではないかと、素人ながらに思ってしまいました。章ごとに物語を区切り、一旦落ち着ける場面を作ったのは良いですが、そのせいで今作は無駄に間延びしたような構成になっているのでは無いかと思いもします。

肝心の推理シーンは、言う程決定的なミステリーもありませんでしたし、犯人は誰だ?と考察しがいのある内容でも無かったように思えます。全員が全員微妙に怪しいようなキャラクター性だったので、特別こいつが怪しいと思考を巡らせるような場面展開はありませんでした。
しかし、ドメルグ姉弟率いる犯罪集団がロッジを襲撃した際に落ちた飴等の伏線は、真相がわかった後に見ると気持ち良いですね。

タランティーノ監督はキャラクター達の人格や動向を細かく描きたかったのでしょうが、元々薄味のスルメを噛み続けても永遠と味の深みは滲んできません。
キャラクター自体が普遍的で、特段個性のある人物達では無いので、細かく説明した所で奥行なんて出ないでしょう。ただダラダラとした会話劇が繰り広げられ、タランティーノ監督作品の特徴が悪い方向に転じてしまったのでは無いでしょうか。
ただ、タランティーノ監督作品お決まりのラストの残虐なシーンは、不思議とスカッとするものがあり、一種の“馬鹿馬鹿しさ”を憶える良い出来だったと思います。

『レザボア・ドッグス』『パルプ・フィクション』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は好きですが、今作は『チャーリー・ブラウン』の様に面白さの走りが悪く、怪我を患ったマラソン選手のようでした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
芥