ヨーヨー

劇場公開日:

解説

ジャック・タチ作品のポスターを手がけたイラストレーターで、映画監督や俳優としても活躍したフランスのマルチアーティスト、ピエール・エテックスが監督・脚本・主演を務めた長編第2作。

世界恐慌で破産した大富豪は、元恋人であるサーカスの曲馬師と再会し、その存在を知らなかった幼い息子と3人で地方巡業の旅に出る。やがて成長した息子はヨーヨーという人気クラウンになり、第2次世界大戦が終わると、かつて父が暮らしていた城を再建するべく奔走する。空中ブランコ乗りのイゾリーナに恋したヨーヨーは、興行プロデューサーとして成功するが……。

世界恐慌までを字幕付きのサイレントで、その後をトーキーで描く。エテックスの盟友で後に「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」などを手がける名脚本家ジャン=クロード・カリエールが共同脚本を担当。日本では「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」(2022年12月24日~2023年1月20日、東京・シアター・イメージフォーラム)で劇場初公開。

1965年製作/98分/フランス
原題または英題:Yoyo
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2022年12月24日

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(C)1965 - CAPAC

映画レビュー

3.5【”そして、男は少年時代に憧れた億万長者の父の大邸宅を再び取り戻した。”ピエール・エテックスがサイレントからトーキーへの移行も盛り込んだ夢と希望の物語。】

2024年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

幸せ

■世界恐慌で破産した大富豪(ピエール・エテックス)は、サーカス団の女性曲馬師エルと彼女との間にかつてもうけた幼い息子と共に、地方巡業で暮らしを立てることになる。
 やがて、ヨーヨーという人気クラウンとして成功を収めた息子は、父が所有していた城を取り戻そうと躍起になる。

◆感想

・この、一カ月、それまで全く知らなかったピエール・エテックスの短編、長編を愉しんできた。

・彼の作品は、特に短編が好きであるが、この長編第二作は出色の出来であった。

・彼の作品には、常に初期チャップリンとバスター・キートンのサイレント喜劇に対する敬愛に基づいたコメディセンス溢れる諸要素が伺える。
 勿論、この作品もである。>

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NOBU

4.0ピエール・エテックス監督。フランスの喜劇。 前半は無声映画。 富豪...

2024年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

ピエール・エテックス監督。フランスの喜劇。

前半は無声映画。
富豪さんの暮らし模様、お城で数十人の召使いを従えて。
偶然出会ったサーカスの一団に、元カノと息子がいたと。

世界恐慌で皆が無一文になって、富豪の家も召使も無くなり。

以降、会話ありの映画。
サーカスの一団として巡業生活をする様子。
息子ヨーヨーは、父が手放した城を取り戻したく、巡業で稼いで成功して。

それにしても、各場面ごとに、いちいちクスリと笑える要素が詰まっていて。
チャップリンを見てるような感覚に近いかな…。
静かなのにじわっとくる、あっという間に話が進んで行く映画でした。

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woodstock

5.0見世物がテレビによってやって来る。

2024年7月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5良かった。

2023年3月18日
iPhoneアプリから投稿

マジカルな映画だった
チャップリンとかバスターキートンの影響が感じられた

なんとなく「バビロン」思い出してしまった

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JYARI